東北３DAYS vol.3 角館→湯川温泉

2020/11/28 - 2020/11/30

東北旅2日目の後半。花巻から東北自動車道盛岡IC→国道46号線で奥羽山脈を越えて秋田県角館へ。横手からもう一度岩手県に戻って湯川温泉で宿泊、という旅程。
路面にはまだ雪はなく雪景色の山を見ながら県境越えのドライブ。角館では街歩きときりたんぽ鍋、比内地鶏の親子丼、稲庭うどんのお昼ご飯。日暮れにたどり着いた渓流沿いの温泉宿で旅の疲れが吹き飛んだ。

エリア 角館(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

東北自動車道を北へ。途中最高120km/hの試験区間もあり。とても快適な高速道路でした。目の前には岩手山が見えます。半分雲に隠れているけれど、雄大です。

盛岡ICで下りて、国道46号へ。山に向かって走ります。道路脇にも雪が見えるようになりました。

岩手秋田県境の仙岩峠には仙岩トンネルが通っていますが、そこまではどんどん山道(といっても整備された走りやすい国道ですが)になっていきます。雪化粧した木々が水墨画みたいに美しい。

秋田県に入ると下り。奥深い山襞の連なりを遠望すると、みちのくが実感されました。

里に下りてくる、という感じがぴったりな角館。観光駐車場に車を停めて散策します。重伝建。

幅の広い街路、高い屋敷森、黒い板塀。独特です。

冬に備えて板囲いがされていました。本来の姿が隠されていて少し残念ではありましたが、厳しい冬から文化財を守る努力に頭が下がります。

岩橋家 名所・史跡

どのお屋敷の庭にも背の高い木がたくさん。中でも岩橋家の柏の木は威風堂々という言葉がぴったり。

岩橋家 名所・史跡

小田野家の門と名残りの紅葉。

小田野家 名所・史跡

コロナ対策で外からだけ見学可、それでも十分見ごたえあります。

小田野家 名所・史跡

散策の途中でお昼ご飯。秋田といえば、のきりたんぽ、比内地鶏の親子丼、稲庭うどん、それを全部いただけるお店をリサーチして月の栞さんへ。
きりたんぽ鍋一人前からあります。もはや確信となった、優しく滋味に満ちた東北のお出汁がここでも味わえました。鶏とお野菜の味わい深いお出汁がきりたんぽにじっくり染み込んでいます。最高。

月の栞 グルメ・レストラン

親子丼も優しい優しい味わいでした。

月の栞 グルメ・レストラン

つやつやと光沢を放つ透き通った稲庭うどん。しっかり腰はあるのにこれも優しくのどを通り過ぎます。
２人でシェアして食べたいメニューをコンプリートできました。大満足です。

月の栞 グルメ・レストラン

落ち着きといつまでも居たいような居心地の良さがマッチしたあったかいお店でした。

月の栞 グルメ・レストラン

腹ごなしにもう少し歩きます。南側の武家屋敷、敷地内に母屋と５つの蔵を有する西宮家へ。

西宮家 名所・史跡

それぞれの蔵はレストランや所蔵庫、コミュニティスペースなどに活用されています。レストランの北蔵。

西宮家 名所・史跡

米蔵と横の路地。

西宮家 名所・史跡

西宮家の近くの薬局の蔵。レンガ造りも面白い。

これは別の(元？)薬局。

味のある看板。

このあと雨が降ってきました。駐車場まで歩くとそこそこ時間がかかりますが、雨の止む気配はなく。写真を撮る余裕のないまま急ぎ足で駐車場へ戻って、角館を後にしました。
もう少し時間をとって、もう少しじっくりと街歩きを味わいたいところでした。

今夜の宿に向かいます。湯田温泉峡にある湯川温泉へ。できれば明るいうちに到着したかったのですが、日が暮れてしまいました。

四季彩の宿ふる里、渓流沿いの静かなお宿です。ちょっと贅沢して露天風呂付のお部屋に。源泉かけ流しの温泉を部屋のベランダで堪能。寛ぎ過ぎて、画像一枚も無しはどうなんだ(笑)？なんにせよ、角館で雨に濡れながら歩いた疲れはきれいに吹っ飛びました。

夕食は個室のお食事処にて。
コロナ対策として頻繁な接触を避ける目的でしょうか。お料理は小出しではなくあらかじめ配膳されていました。とはいっても、鍋は火を入れてから熱々の状態で食べれますし、ご飯とお吸い物は後から出して下さいます。自分のペースで好きなようにいただけるという意味ではこの方が気楽かも？とも思えます。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

それに全部並んでいれば、写真撮り忘れもないですしね(笑)
食前酒に梅酒。先付はイクラと春菊とうじ和え・くるみ豆腐の赤玉味噌・海老菊花寿司・秋刀魚の燻製・いが栗。目にも鮮やか。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

地ビール。西和賀町のデザインプロジェクト「ユキノチカラ」のオリジナルビールでした。一口お味見。華やかですっきりな感じ、美味しかったです。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

お造りは鯛、鮪、帆立レモン締め。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

主菜は黒毛和牛のすき焼き。美味しいお肉が思った以上に量あって。そして付け合わせの茸類がお肉の出汁を吸って味わい深いことと言ったら。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

蓋物の蓮根饅頭。唯一、ちょっと冷めてて残念だなと思ったのはこれ。薄味のお出汁の餡がとっても良いお味だっただけに。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

焼き物です。岩手サーモンけんちん包み。添えてあるきゃら蕗がとてもよく合って。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

これは強肴の柔らか豚ローストヴィネグレットソース。和のお献立の中にちょっと洋風、美味でした。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

お食事は、泣く子も黙る岩手県産あきたこまち。自家製糠漬け美味しかった。
留椀は蟹真薯の澄まし汁。ここでもまた優しい優しいお出汁でした。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル

デザートはカボチャのムースと果物。
いろんなお味を楽しみ、量もちょうど良いボリュームでよかったです。
御馳走様でした。

しっかり食べて元気も回復、さあお部屋に帰ってまだまだ温泉を堪能するぞ～。
優しい東北、最高です。

湯川温泉 四季彩の宿 ふる里 宿・ホテル