東北３DAYS vol.1 仙台空港→平泉→遠野

2020/11/28 - 2020/11/29

「東北行ってみたい」と夫と意見が一致し、GOTOで行けるうちに。行きたいところを全部回ると日にちがいくらあっても足らないので、初めてのみちのく旅は一番行きたい中尊寺をメインに2泊3日で行けるプランを組んでみた。
初日の旅程は、伊丹空港→仙台空港→「夢乃風」で昼食→毛越寺→観自在王院跡→無量光院跡→高館義経堂→中尊寺→とおの物語の館→あえりあ遠野泊　

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

リニューアルされた伊丹空港で搭乗前に朝食。
今井のきつねうどんが空港でもいただけました。
道頓堀今井　伊丹ゲート店
https://www.anafesta.com/restaurant/itami_imai/

仙台空港からレンタカーで平泉へ。東北自動車道一関ICを下りて平泉方面に15分ほどのところにある「夢乃風」でまずはお昼ご飯。

夢乃風 グルメ・レストラン

一関周辺の餅文化、そして郷土料理の代表格わんこそばにはっと汁。まとめて味わえるお店と聞いて、迷わずお昼はここに。優しく味わい深いお料理がホッと寛げるお店の雰囲気とあいまって、一気に東北旅の気分が高まりました。

夢乃風 グルメ・レストラン

平泉の世界遺産巡り、最初は毛越寺。

毛越寺 寺・神社・教会

本堂は新しい建造物。七五三参りをされていました。

毛越寺 寺・神社・教会

浄土庭園は平安末期の遺構。平安時代の伽藍形式を残す価値の高いものだそうです。

毛越寺 寺・神社・教会

毛越寺のすぐ目の前の観自在王院跡へ。

観自在王院跡 名所・史跡

無量光院跡に立ち寄るつもりが、どこに駐車しよう？と思ってるうちに通り過ぎてしまい(笑)、そのまま高館義経堂へ。
雨がぱらぱらしてきました。
芭蕉の句碑。有名な句だけでなく、その前後の地の文も彫られています。

高館(義経堂) 名所・史跡

芭蕉はどんな面持ちでこの場所に立ったのだろう。川の流れも山の姿も当時と変わらずそこにある風景を見ていると、とても感慨深いものがありました。

高館(義経堂) 名所・史跡

中尊寺へ。駐車場に入ろうとしたところで、夫が「坂の上駐車場」の案内段を見つけ、とりあえず行けるところまで上ってみようと車を進めると、上にも駐車場がありました。
月見坂を歩いて上り、参道を通って参拝…が本来なのでしょうが、足腰弱い者にとってはすごく有り難かった。

中尊寺 寺・神社・教会

本坊表門。

中尊寺 寺・神社・教会

表門を入ると立派な松。そして本堂。

中尊寺 寺・神社・教会

本堂の向かいにある観音堂。こじんまりとした佇まい。お隣の薬師堂は改修工事中。

金色堂です。
金色堂と経蔵、旧覆堂、そして宝物殿である讃衡蔵の拝観には参拝料金が必要です。金色堂というとこのアングルの画像がよく出てきますが、これは保護するための覆堂で国宝はこの中にありもちろん撮影禁止。
金箔に覆いつくされた迫力にまず圧倒されますが、細部にまで施された美術工芸技術の見事さ荘厳さは筆舌に尽くしがたいほどでした。

中尊寺 寺・神社・教会

白山神社へ。紅葉の名残り。

白山神社神楽殿 名所・史跡

本格的な規模の能楽堂。重文です。

白山神社神楽殿 名所・史跡

能面をつけたシテが今にも橋掛りに現れそうな。

白山神社神楽殿 名所・史跡

平泉を後にして、遠野へ向かいました。ホテルにチェックインする前に、とおの物語の館を見学したい。釜石道遠野ICを下りて遠野市街へ。

明るいうちに着くことができました。閉館まで1時間以上あります。
昔話の世界を、ハイテクを使って視覚・聴覚で楽しめる素敵な展示館「昔話蔵」と、柳田國男の定宿だった旧高善旅館の建物、世田谷区成城から移築した柳田の旧宅の「柳田國男展示館」。他に、劇場空間「遠野座」やおみやげ処、お食事処など。

とおの物語の館 美術館・博物館

時間的にも見学者が少なくて、ゆっくりじっくり楽しめました。
日が暮れて、旧高善旅館のしんと冷えてきた感じの屋内にいると、灯りや囲炉裏の火が恋しくなるのが実感されました。
柳田の旧宅を暗くなった庭から。モダンで趣味の良い造り。

とおの物語の館 美術館・博物館

1日目の宿泊先はあえりあ遠野。
18時からホテル内のホールで語り部さんの昔話を拝聴できます。この日の語り部さんは男性の方。「むがーし、あったずもな」で始まり「どんどはれ」で終わるお話を3話、聞かせてくださいました。地元の言葉で語られるお話、言葉の意味が分からないところがところどころあっても、前後の文脈でお話の筋は理解でき、なんともいえず心地よい歌うような抑揚と、緩急自在のリズムに引き込まれて、聞き入ってしまいました。

語り部の聴ける宿 あえりあ遠野 宿・ホテル

あえりあ遠野の夕食。霜月の御献立全十品、秋の食材満載の美味しい晩ご飯でした。留椀はひっつみ汁。お昼に平泉でいただいたはっと汁もそうでしたが、きのこや根菜の効いた優しいお出汁に身も心も温まります。

お風呂は、温泉ではありませんが、遠野産の天然石「角閃石」を使った大浴場。肌触りがよい石で、湯あたりしない気持ち良いお風呂でした。

2日目は、午前中遠野を回って花巻へ、そのあと角館へ移動して街歩きと遅いお昼の後、湯川温泉に宿泊します。

語り部の聴ける宿 あえりあ遠野 宿・ホテル