2020/10/28 - 2020/10/28
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Go To キャンペーンよりも前に申し込んでいた、熊野古道を巡る旅。海外に行けないので、日本国内のパワースポットを重点的に訪問しようと思っています。
3日目は新宮周辺の散策。
・石段をよじのぼって高倉神社へ、ゴトビキ岩とパワースポット
・熊野速玉大社
・昼食はイル・ド・フランスで
・徐福公園から阿須賀神社
・熊野古道、高野坂を歩く
・パンダ列車に遭遇
表紙写真は、高倉神社のゴトビキ岩。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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国道42号線の裁判所南交差点。
ここを折れて、神倉神社に向かいます。 -
家々の屋根の上、神倉山の山上に大きな岩が見えています。
あそこが神倉神社。 -
道を進むと神橋が見えてきます。
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橋の上から、世界遺産の石碑が見えました。
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正面に見える社殿は、神倉神社ではなく、猿田彦神社&神倉三宝荒神社。
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神倉神社の説明板。
御祭神は神倉下命と天照大神。熊野速玉大社の飛地境内摂社。 -
神武天皇紀の記述が彫られた石碑。
「熊野の神邑(みわのむら)に到り、且(すなわ)ち天磐盾(あまのいわだて)に登る」
天磐盾は、先程屋根の上に見えた、巨岩が載っている崖のこととのこと。 -
さて、私達も天磐盾に上りましょう。
赤い鳥居をくぐります。両部鳥居と言われる鳥居です。金胎両部(金剛・胎蔵)を指し、神仏習合の神社によく見られるとのこと。 -
イチオシ
見上げるような石段。一つ一つの石の高さもあるし、高さがバラバラなのも上りにくさにつながります。
上まで538段。鎌倉時代のものとのこと。 -
途中まで上って、振り返ってみました。
下の方、転がり落ちそうです。 -
途中にある、中ノ地蔵堂。ここまで200段。
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中ノ地蔵堂をすぎると、石段がかなり緩やかになります。
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石段の脇に咲いている、アサマリンドウの花を愛でる余裕も出てきました。
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そうは言っても、足元を確かめながら歩かないと。
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途中で、木の幹がねじれた二本の杉。
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石段は山の斜面に置くだけでなく、石垣状に積み重ねられたところもありました。
随分大変な工事だったことでしょう。 -
赤い瑞垣が見えてきました。
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ここにも鳥居。
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鳥居をくぐると巨岩が目に飛び込んできます。
その向こうに小さなお社。 -
イチオシ
右側のゴトビキ岩に押しつぶされそうですね。
神倉神社 寺・神社・教会
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お社の前からみた、新宮の町と熊野灘。
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遠くに見える緑の丘は新宮城跡かな。
その向こうに熊野川がかすかに見えています。 -
イチオシ
神倉神社とゴトビキ岩。
上の岩が少しずれていて、ゴトビキ(ヒキガエル)に似ていることからそう名付けられたとのこと。 -
先程の鳥居のところまで戻ると、巨大な岩盤(袈裟石)にななめの筋がついています。
ちょうど地元の方がいらっしゃって、それが本来の参道だったのだと。
上ってみましょう。 -
イチオシ
なんと、ゴトビキ岩の左側に、白い石が敷き詰められた場所が。
実はここがもっとも強いパワースポットなのだそう。
神倉神社はもともとこうした巨岩をご神体としていたのでしょう。 -
石の道をもどります。
途中の丸い石は、流紋岩の玉ねぎ状風化の様子とのこと。 -
この石段、下りの方が圧倒的に怖いです。
毎年2月6日の夜には、松明をもった白装束の男たちが急勾配の石段を一気に駆け下りる「お燈祭」が行われるそうです。新宮の男性の通過儀礼ですね。 -
石段の下に、権現山(神倉山)の説明と、お燈まつりの写真がありました。
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最初に渡った橋の右手にある社務所で、スタンプを押すことができます。
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神倉小学校の木造の体育館。宮崎駿さんが「この建物を大切に」という手紙を送ってこられたそうです。
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バスで熊野速玉大社へ。
大きな鳥居と、その手前に太鼓橋があります。
ここも両部鳥居です。 -
世界遺産と、熊野速玉大社についての説明板。
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境内に入ると、八咫烏神社と鑰(かぎ)の宮 手力男神社。
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その先に熊野詣 奉八度の記念碑。
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神門が見えてきました。
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参道に速玉大社参詣曼荼羅の説明板。
左上は神倉神社のお燈まつりの様子ですね。右側は熊野川。
速玉大社は神倉神社から遷されたことから、「新宮」と呼ばれるようになったとのこと。 -
その横には、御神木の梛の大木。推定樹齢1000年とのこと。
熊野速玉大社 寺・神社・教会
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梛の葉っぱ。横にして引っ張っても破れないので、夫婦の仲が切れないように、とお守りにしたそうです。
いい匂いがします。 -
梛の木の下には、後白河法皇が編纂した梁塵秘抄に収められた歌。
熊野へ参るには 紀路と伊勢路のどれ近し どれ遠し
広大慈悲の道なれば 紀路も伊勢路も遠からず -
神門の近くには、メスの梛の木があり、実をつけていました。
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神門。
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神門のしめ縄。
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入った正面が上三殿。左手が拝殿です。その奥に、第一社と第二社の屋根が見えています。
上三殿には高倉下命も祀られています。熊野速玉大社 寺・神社・教会
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令和2年に太平洋から発見された「さざれ石」も。
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熊野にいらした上皇さまの名を記した、熊野御幸。
後白河法皇の三十三回! -
拝殿。
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イチオシ
御祭神は、第一本社「結宮」の熊野夫須美大神と、第二本社「速玉宮」の熊野速玉大神です。
夫須美大神はイザナミノミコト。那智の主神でしたね。速玉大神はイザナギノミコト。速玉大神の本地仏は薬師如来。過去世の守護神です。
中央に、「日本第一大霊験所 根本熊野権現拝殿」と掲げられています。 -
熊野三山では、カラス文字で描かれた熊野牛王宝印が拝受されます。
三山それぞれ異なる図柄で、そのお社でしか入手できません。
スタンプは宝印を拝受している社務所に申し出ると、出してくださいました。 -
熊野十二所権現+神倉山の13社が一列に並んでいます。
清々しい気持ちで、速玉大社を後にしました。 -
さて昼食です。
新宮では老舗のフレンチ、イル・ド・フランスです。 -
新宮城跡のすぐ下にあるお店。
お店の中には、店主手作りの、新宮城再現ジオラマが飾られていました。 -
手の込んだ前菜。
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熊野牛のサーロインステーキ。おいしい!
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昼食後は、歩いて新宮城跡へ。
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さっき、さんざん石段を上ったのに、ここでもまた!
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新宮城跡は、石垣マニアにはたまらない場所なのだそう。
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枡形。
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よく見ると、△の記号の入った石。
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本丸からみた熊野川。
対岸は三重県です。新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園
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反対側からは、高倉山が見えました。
右の千穂ヶ峯から左になだらかに下った尾根のすぐ下に、ゴトビキ岩と崖が見えています。 -
本丸には、与謝野寛の歌碑も。
「高く立ち、秋の熊野の海を見て、誰そ涙すや、城のゆふべに」 -
本丸の下を紀勢本線が走っています。ちょうど特急が。
かすかに後ろ姿をとらえることができました。 -
その後、バスに乗って新宮駅近くの徐福公園へ。
徐福公園 公園・植物園
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徐福の像。
徐福は秦の始皇帝に命じられ、不老長寿の薬を求めて日本にやってきたという伝説があります。 -
アスファルトに熊野古道の標識。
これから向かうのは阿須賀神社。 -
あら、にゃんこが。
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もう一匹、車の下にもいました。
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阿須賀神社です。
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鳥居をくぐると正面に蓬莱山。
もとは、蓬莱山を御神体とする自然崇拝のお社だったと思われます。
山の裏手はすぐ熊野川の河口。阿須賀の「すか」は、砂がたまるところを意味する古語とのこと。阿須賀神社 寺・神社・教会
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世界遺産の碑。
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阿須賀神社の案内板。徐福のことも書かれています。
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拝殿。
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その右側に、阿須賀稲荷神社。
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さらに右に徐福之宮。
徐福が阿須賀に上陸し、この地に住み着いたと言い伝えられています。 -
徐福公園にもどって。
徐福の墓があります。 -
瓦には「徐」の文字。
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今日は盛りだくさんの一日。
最後がメインイベントの、熊野古道です。
県道231号線に「高野坂」の標識。 -
地鶏が広場を走り回っています。
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熊野参詣道(高野坂)の説明板。
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熊野古道高野坂の石碑。
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とてもとても小さい川、逆川にかかる鉄橋。線路のすぐ向こうは熊野灘(太平洋)です。
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段々の下にも石碑。
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段をのぼると、木の間に海が見えます。
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御手洗の念仏碑。
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このあたりからは、王子ヶ浜がよく見渡せます。
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木の根が這う道を進みます。
このあたりは雑木林。杉や檜が植林される前、かつての熊野はどこもこんな風情だったのでしょう。 -
時々、太い根っこが道を占拠しているので、足元は要注意です。
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湧き水も。
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イチオシ
高野坂は、それほど歩く人が多くないので、今も苔が残っています。
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孫八地蔵。江戸時代初期に建てられたものとのこと。
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なんの花かな。
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石積みも苔むしています。
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金光稲荷神社の鳥居。ちょっと覗いてみます。
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小さな鳥居のむこうにお社。
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その横に立っているのが、鯨を仕留める役割だった、羽指中建立の石祠。
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さらにいくと、鯨山見跡。明治時代まで使われていた、捕鯨の見番所。
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鯨山見跡の説明板。
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イチオシ
熊野灘が見えました。
ここから鯨を見つけていたのですね。 -
神武東征の際に滅ぼされた、熊野の土豪「丹敷戸畔」の文字が見えます。
ここに首塚があるのでしょうか。 -
イヌタデがひっそりと咲いていました。
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民家が見え始めました。柿の木。
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高野坂の最後の部分は石畳。
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途中から石畳の様子がかわります。
もうゴールは間近。 -
あ、サワガニ!
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小さな不動明王も。
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熊野古道高野坂と書かれた石碑。
ここがゴールですね。 -
案内板もありました。高野坂は全長1.5Kmくらいで、あまり高低差もなく、歩きやすい道。
なんといっても、雑木林や苔むした石畳など、往時を偲ばせる風情がいい感じでした。 -
案内板の横には道標。
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JR三輪崎駅に、ちょうどパンダ列車(アドベンチャーワールド号)が停まっていました。ラッキー。
三輪崎駅 駅
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