道東・廃線跡をゆく、１　旧広尾線へ

2020/10/04 - 2020/10/04

かつて、その地には４,０００ｋｍもの鉄路がはり巡らされていた。

西は松前、函館から東の根室まで。南は様似から北の最果ての地、稚内まで。
文字通り野を超え山を抜けて深い谷を渡る。

最盛期には、石炭や海産物の輸送で賑わう。
国鉄最後の頃『ディスカバー・ジャパン』と銘打って、バックパッカーの若者たちやアンノン族が、こぞって日本各地を旅をしていた。



時は流れ、令和の時代に。
道北や道東の人口が減り、ますます鉄道経営は圧迫される。

ＪＲは「単独では維持が困難な線区」を発表した。
もし全線廃止になれば、道内の営業路線は僅か１,０００ｋｍ強。
根室も網走も稚内も、富良野さえ鉄道では、たどり着けない。
（鉄ファンには、とっても悲しい現実が、もうそこまで来ている・・・）


在りし日の雄姿の跡を見たくて、道東に足を向けた。

最初は、帯広から十勝平野を南下する「広尾線」へ。
路線の運行キロ数は８４.０ｋｍ、１７の駅を有していた。
１９２９年に営業を開始し、８７年２月に廃線となる。

エリア 糠平湖・然別湖周辺(北海道)

• 交通手段: レンタカー AIR DO

早朝に家を出て

向かったのは

羽田空港

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

ちょっと、お腹がすいたので・・・

離陸を見ながら、お食事を。

目的地は、帯広

北海道の翼、エアドゥ

無事に「とかち帯広」空港に到着

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

荷物を受け取りに

ターンテーブルへ


「ん・・・？」

よく見ると、動物の足跡

工夫があり、なかなか飽きさせませんね。

空港内もカボチャ色

お昼を遅らせて、

ココで遅い昼食の丼も良かったかな．．．

現在の気温は１６℃

さて、空港から

観光案内板もありますが、

今回は、レンタカー会社へ直行

店内には

こんな貼り紙も！

やっぱり、野生動物との接触も多いのかな。

地図を確認して

最初に行ったのは

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

「幸福駅」

駅舎の外観は、ご覧の通り！

駅の構内

駅の構内

ホームと列車

ディーゼル列車が

保存されています。

よく見れば、風雨にさらされてボロボロになりかけている。

かつての線路

切断された“鉄”を見ると、悲しい・・・

隣に売店もあり

記念切符など購入できます。

硬券ですね。

自分で“ハサミ”を入れることもできます。

制服と制帽

「幸福駅」の由来

「恋人の聖地」だって

さらに車を北へ走らせ、

「愛国駅」へ

愛国駅(愛国交通記念館) 名所・史跡

大きな看板と切符

料金（２２０円）は、当時のまま

機関車も保存

９６００型「でかぐろ」

お尻から

機関車は、大正７年の製造

駅構内

駅構内

駅構内

当時は『愛の国から、たいそう幸福へ』（愛国駅→大正駅→幸福駅）

こんなキャッチフレーズもあった。

現在に駅前は、ひっそりと。

広尾線のあゆみ

広尾線の跡を楽しみました。

今回の相棒で、さらに北へ。

向かったのは糠平温泉。

糠平舘観光ホテル 宿・ホテル

１００年の歴史があるという

ここは、源泉かけ流しらしい。

温泉の後は、

楽しい夕食の時間(#^.^#)

美味です♪

揚げ物は、

自分でお好みに

こんがり、茶色に！

炊き込みご飯も美味しくいただきました　(^^)




　　

　　　　　　　　―つづく―