海里 ＫＡＩＲＩで行く新潟・山形庄内②【鶴岡・酒田歴史的建築と酒蔵巡り♪】　

2020/10/02 - 2020/10/03

初めての観光列車”ＫＡＩＲＩ”が目的の旅！
実は鶴岡って知らなくて新潟県だと思っていました(;^_^A
観光地だと思っていなかったのですが、意外に見学したいところがたくさんあり、もっと鶴岡で時間を取るべきだったと反省です。
鶴岡では致道博物館と大宝殿を見学、その後レンタカーで酒田に移動です。
酒田は、おしんの舞台になったところだと知っていたので是非山居倉庫は行きたいと思っていました。
全てが素敵だったけど翌朝、急遽立ち寄った”出羽の雪酒造”　が一番楽しかった？！ここのお酒は美味しいヽ(^。^)ノ

今度はもっとゆっくり行きたいです。
＊解説などは各ＨＰを参考にさせていただいております。

エリア 鶴岡(山形)

＜致道博物館＞
建物好きなのでこの致道博物館を知ったときはキュンとしました。
元々は庄内藩主酒井家の御用屋敷だったものを博物館として公開したという事で見どころも凝縮されていて見ごたえがありました。

入場料が800円ですが******キャンペーンのため２人で1000円以下でした。
このキャンペ－ン結局何なのか理解できずに終わり、もっと宣伝すればいいのに～

致道博物館 美術館・博物館

＜旧西田川郡役所＞
国指定重要文化財の旧西田川郡役所です。
重要文化財【創建：1881（明治14）年　移築：1972（昭和47）年】
中央玄関に突出したバルコニーと中央に塔屋・時計台がついた、高さ20メートルを有する擬洋風建築です。

今日は天気がいいので、何を見てもテンション上がっています♪

玄関ポーチの柱脚台や釣り階段など、要所にルネッサンス様式で旨キュンです♪

建物内は、庄内出土の考古学資料や幕末の戊辰戦争から明治文明開化期の資料などが展示されています。

小学校のころ、堤防でこんなのがあったな～と旦那と話しながら進みます。

＜赤門＞
旧酒井家江戸屋敷の門です。
金具なども味のあるものが使用されていました。

＜旧鶴岡警察署庁舎＞
修復前は白だったそうですが、元の水色に塗り替えられたそうです。
今年の旅行は各所で修復工事が行われていましたが、歴史的建造物を守るためには仕方ないことです。こちらは修復後の姿を見れてよかったです。

重要文化財【創建：1884（明治17）年　移築：1957（昭和32）年】
外部窓廻りなどにルネッサンス様式を模しています。

初代県令三島通庸が明治新政府の威容をあらわすべく建築したといわれ、入母屋造りの堂々たる外観を示しています。

日本的な松と西洋建築が似合います

玄関も素敵です。このクニュクニュがたまらない。

こちらの窓もいい感じですね。

全国の木造建築の警察署庁舎の写真がありました。
どれも気になります。

＜署長室＞
立派な机があります。

＜応接室＞
昔の応接セットですね。
太陽にほえろとかに出てきそう。

撮影ＯＫのところはこのような案内版があります。気を付けて写真を撮っているつもりですが見落として撮影してるかも？

＜取り調べ室＞
ここは撮影ＯＫです

嫌がる旦那を取り調べています(笑)
「このカードの明細は何だ？はくんだ～」

警察署の２Ｆから見る旧西田川郡役場は青空とマッチして素敵です

少し修復工事が行われているのでしょうか？

＜旧庄内藩主　御隠殿＞
11代庄内藩主酒井忠発が建てた隠居所。
江戸の中屋敷を解体して、その一部を鶴ヶ岡城三の丸の御用屋敷地に移築しました。木材や瓦などは、江戸から西廻り航路で酒田へ、さらに川船を利用して鶴岡へ運ばれたという事で、大変だったんですね。

中も広々。
古いものを守るのはお金も時間もかかるけど、新しいものばかりだと味気ないです。

御隠殿から見る庭が素敵

＜酒井氏庭園＞
国指定名勝に指定されている庭園ですが、ゆっくり歩く時間がなかった・・・
書院庭園です。

＜美術展覧会場＞
主に掛け軸や書などがありました。

＜旧渋谷住宅　多層民家＞
重要文化財【創建：1822（文政5）年　移築：1965（昭和40）年】
出羽三山のひとつ湯殿山麓の山村、鶴岡市（旧朝日村）田麦俣より移築保存した民家です。 田麦俣は県内でも有数の豪雪地帯でした。この民家は多層民家と呼ばれ、深い雪と山峡の険しい土地に建っていたため、生活に適応して3層4層に空間を求めたつくりとなっています。

明治以降、養蚕を生業としたため、2階3階、屋根裏部屋までも養蚕などの作業場・収納場として有効活用していました。これに伴い、通風や採光を目的とした高ハッポウとよばれる高窓が取り付けられ、その結果、カブト造りといわれる均整のとれた美しい茅葺き屋根となりました。

中は当時の様子を展示
ここでお鍋を食べたら美味しいだろうな～

二階口
養蚕時に桑の葉を上げたり用具を出し入れする口という事で、この辺りとっても感動。機能的と思いませんか？

２階部分には展示がされています。

＝ちし＝
ちしとは、この地方で３階の事をいうそうです。
囲炉裏の煙が隙間から上がり、防虫や乾燥をするため最適だったとか、昔の知恵ですね。

＜重要有形民俗文化財収集庫＞
庄内地方の民具などが展示されていました。

＜民具の蔵＞
旧藩主酒井家伝来の武具や調度品が収納されていた場所です。

見ごたえたっぷりの致道博物館でした。
こちらに来る途中に気になったところがあるので移動しましょう。

鶴ケ岡城跡公園の周りを散策。お掘の雰囲気大好きです。

大宝館が見えてきました。

＜大宝館＞
来る途中で初めて知ったのですが赤い屋根がキュートで戻りました。歩いて5分くらいです

大宝館 美術館・博物館

大寶館は、大正天皇の即位を記念して創建され、大正4年（1915）10月に完成、11月10日即位の日に開館したもので、大正初期の洋風建築で、赤い尖塔と白亜の殿堂として大正建築の優美さが、内部を含めて原形をとどめているという事です。
中は郷土ゆかりの人物資料館になっています。
中田喜直の「雪の降るまちを」譜面がありました。鶴岡と深い縁があったんですね。

本当は、庄内藩校致道館も行きたかったけど時間の関係で酒田に移動します。
日和山公園の駐車場に車を止めて散策します。
旧白崎医院に向かいます。

鳥居の向こうに旧白崎医院が見えます。

大正8年（1919年）に建てられた、酒田市唯一の木造洋風建築で、酒田市大火後、市に寄贈され、保存するために昭和55年3月に現在地へ移転されたという事です。

東北は移築して文化を守るものが多いように思います。

旧白崎医院
小説に出てきそうな雰囲気です

旧白崎医院 名所・史跡

旧白崎医院
三浦綾子の氷点に出てきそうです・・

手術室が妙にリアル

和室で休憩室だったのかな？

医術の書などを見て病院を時間します。

池田貞三文庫
こちら無料ですが、入り口に案内の方がいて入室の時はスリッパを出してくださいました。

＜日和山公園＞
今回駐車場はこちらを利用しています。
地方は駐車場が無料でありがたい。

日和山公園 名所・史跡

＜みなと町酒田　日和山公園から見る日本海の眺望＞
木造灯台と海が見えます。ここの夕日はとても素晴らしいという事ですが残念ながら今日はお宿に向かうので見れませんね。

日本海に沈む夕陽と灯台はきっと素敵だったと思います。

このような夕日が見たいですね。

日本最古級の木造六角灯台です。近くで見ると確かに木造

往時活躍した千石船（1/2で再現）
手前の橋から近づけますがショボい

とりあえず撮りましょう。きっと偉い人？

＜山居倉庫＞
酒田で一番行きたかった場所です。

山居倉庫 名所・史跡

紅葉の時期は樹齢１５０年以上のケヤキ３５本の連なるケヤキ並木が綺麗でしょうね。

米どころ庄内のシンボル山居倉庫。明治26年（1893）に建てられた米保管倉庫です。

白壁、土蔵づくり9棟からなる倉庫の米の収容能力は10,800トン（18万俵）。夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配しています。

＜山居稲荷神社＞
倉庫が作られてからここにできたそうです。
・ぽんぽん・

二重屋根
土蔵と屋根の間に空間を作り風通しを良くし、土蔵内の温度を上げないようにした構造

山居橋を渡ってみましょう。

屋形船が見えます。コロナでなければ・・・

庄内米歴史資料館が対岸から見えます。

庄内米歴史資料館 美術館・博物館

低温倉庫として、現在も現役の農業倉庫の雰囲気があります。

中にはしっかり閉まる扉もありました。

小鵜飼船の展示がありました。
昔はこのような船で物資を輸送していたんですね。

酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」
Ｇｏ　ｔｏのクーポンをここで使うことにしましょう。

酒田夢の倶楽 お土産屋・直売所・特産品

組木細工があります。ＫＡＩＲＩのお弁当の上にあり欲しいですが値段が(~_~;)

米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台になったという事で展示がありました。

世界各国で上映されています。こちらはタイ語バーションです。

このシーン記憶にあります。

行商人が愛する、各地の調味料もあります。

そして、クーポンを使うべく、仕方なく(笑)　酒田利き酒７本セットを購入しました。
この日は10/2クーポン使えるところが少ない(-_-;)

＜遊水亭　いさごや＞
酒田から30分くらいで本日のお宿に到着です。
17：00くらいに到着したのですが、チェックインが密になるという事で車内でお待ちくださいとの事。

湯野浜温泉　游水亭　いさごや 宿・ホテル

旦那を車に残して夕日の撮影のため向かいの海に向かいます。

お天気の関係で夕日はそれほど期待できないけど波がとてもきれいです。

すぐにチェックインできました。
ウエルカムドリンクのお茶と葛を使った干菓子です。

お部屋に案内されました。海が正面に見える和室です。

そして沈む夕日、ギリギリ部屋から見ることができました。
久しぶりの旅館、仲居さんが案内してくれるのですが、何度も同じことを繰り返すし、その間に夕日は沈む、そして、仲居さんは姑に似てる(~_~;)
最後まで給仕してくださいましたが微妙な感じでした。
ホテルの方が気が楽かもしれません。

私達は、まず風呂⇒食事派なので急いで風呂に向かいます。
男女でお湯が毎日交代するパターンですが、格差風呂です。
本日女湯はハズレ、明日の朝が楽しみ～

夕食会場はお部屋を強く希望してました。前の別の部屋での食事になりました。
贅沢ヽ(^。^)ノ

このお宿を選んだのは「夕食時部屋で可能」とあったので選んだ宿です。チェックインの時の状況という事でしたが無事部屋食です。

刺身にイシナギというあまり聞かない魚がありました。
とても美味しかったヽ(^o^)丿

豚しゃぶが苦手な私は海鮮にチェンジしてくれて

芋煮は、醤油と味噌、牛と豚と２種類の地方色が味わえました。

最後デザートをいただき、ご馳走様でした。
部屋食は落ち着きますね。

部屋食も特に別の部屋ならゆったりできますね。
だって、部屋に帰れば（向かいの部屋だけど）布団がひかれているもんね(^_-)-☆

夕食後はサロンタイムでハーブティをいただきます♪

ライトアップされた庭を見ながらまったり過ごしましょう。

朝食は　「茶路　月岡」にていただきます

日本の美味しい朝食でした。
お鍋はみそ汁が入っていて、ＶＩＰ待遇の味噌汁(;^_^A

出発までは海を見ながらまったりのはずが！

旦那がこんなのを見つけました。
お酒は飲めないのに、ウンチクや酒蔵が大好きなんです。
ε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉで行っちゃいましょう～（9：23の列車に乗り遅れないかなドキドキ）

＜出羽ノ雪酒造資料館＞
電車の時間まで少しの時間なのに来ちゃいました。8：43着

出羽ノ雪酒造資料館 美術館・博物館

＜出羽ノ雪酒造＞
思ったより立派

大きな杉玉もあり、観光バスも立ち寄るところのようです。

有名人も来てるみたいだし。意外にいいかも♪

見学料100円を払って見学開始です。

テープの案内ですが見所多しが！時間がない(~_~;)
お店の方に時間がない旨お詫びして、お酒の試飲にいたしましょう！
もちろん一気飲み！朝　8：50ですが、何か？！

多くのお酒を製造されているんですね。
試飲して２本お買い上げ！お支払いの時に
「*****//////キャンペーンで半額になります。」致道博物館割引も含め最後まで何のキャンペーンかわからずでした。
もっと宣伝したらいいのに。ここは時間があれば10本くらい買いたいくらい私好みの日本酒でした。今回の酒で一番好きです。

＜鶴岡駅＞
ダッシュでレンタカーを返却、3分前に駅に到着しました。
ガソリン代は499円位、お店の人も(*_*;です。

鶴岡駅 駅

＜いなほ号6号　9：32＞
これを逃すと2時間くらいないような(;´･ω･)
名前がいいですよね。稲穂って

途中から人が乗ってきましたが空いてました。
乗り換えのご案内がありましたが待ち時間が90分くらいあったような(@_@)
日々5分で乗り換えができる環境に感謝しないとね！

これから新潟市に向かいます。
もちろん、目的は建造物と酒蔵見学です('◇')ゞ

この旅行記へのコメント （7）

• nomo1215さん 2020/12/17 21:14:30

  素敵な洋館・・

  クサポンさん　こんばんは・・
  旅行記大変感動いたしました・・
  山形・・こんな洋館巡り是非してみたくなりました・・
  レンタカーで旅行先を回るクサポンさんの旅・・共感します・・
  
  かつて、仕事で酒蔵を嫌というほど訪問致しました・・
  仕事ではなく・・足を運んでみると違うものが見えるかも・・
  
  素敵な旅行記ありがとうございましたm(__)m
  
  nomo1215
  
  

  クサポンさん からの返信 2020/12/18 05:37:28

  Re: 素敵な洋館・・

  mono1215さん
  クサポンです
  
  東北の洋館は共通した趣きがあります。そして、色が鮮やか♪ 雪にも映えそうですね。
  
  と、言っても雪道の運転は無理なので冬は厳しいなー　のんびり雪見酒もしたいけどね。
  
  酒蔵を回るお仕事ですか。私なら誘惑と戦う日々になります（笑）
  たくさん買った日本酒はとっくにございません(⌒-⌒; )
  特に山形の酒は美味しかったです♪

• kummingさん 2020/11/14 17:38:34

  クサポン全開？！

  国内でも存分に発揮される、クサポンさんの食いしん坊＆飲みっぷり、いえ、酒豪&グルメぶり^o^
  相方がバッカス君なので、ご主人のお気持ちがちと分かる、私！？
  必然的に我が家のドライブ、行きは相方、帰りは私(-｡-;
  不審な明細の取り調べ、見習いま～す。
  観光鉄道KAIRIの旅も、東北の酒蔵、洋館巡りも、クサポンさんのブログで一緒に満喫させてもらってます♪
  余談ですが、おふ会つながりで、クサポンさんのお友達の輪、へ続く道？め～っけ（笑）
  わたしんちへのご訪問＆ぽち、時々足跡(コメント)、ありがとうございます^ ^

  クサポンさん からの返信 2020/11/14 17:57:45

  Re: クサポン全開？！

  kummingさん
  クサポンです。
  
  日本酒 着々と消費しております('◇')ゞ　山形のお酒は私好みですべて美味しいヽ(^。^)ノ （←どの酒も美味しいけど）
  不明な明細、裏はとってるのサ！まあ、大人の対応でお咎め無にしましょう。
  
  kummigさんは福岡なのですね。びっくりしました。私も福岡に住んでいて、薬院のお散歩、大濠公園の花火、魚も美味しく、老後は福岡でもいいなと思うくらい、人生で一番楽しかった♪
  今年のＧＷも復路は福岡経由だったので友人と空港で会う約束をしてました。
  あーーー、傷口に塩 (;^ω^)

  kummingさん からの返信 2020/11/14 19:30:28

  笑笑

  我ら傷口に塩を擦り込む、いえ、傷を癒やし合う、美しい絆で結ばれた？
  世界的感染、再拡大の中、いつか羽ばたけるその日まで、頭と足腰鍛えつつ～毎週末のクサポンミニトラベルシリーズ、応援してま～♪

• たらよろさん 2020/11/04 20:18:09

  眼を見張る洋館の数々

  こんばんは、クサポンさん♪
  
  いやぁ～、素晴らしい洋館の数々ですねー
  やっぱり、洋館といえば、神戸や横浜が超有名だけれど、
  一方で、青森や秋田もたくさん、洋館が残っているし、
  ここ山形もそうなんですねー
  青空に映える壁の色の美しさ☆
  最高です。
  
  そして、そういえば最近部屋食ってしてないなぁ～。
  大体のところがお部屋じゃなくて個室の場所で食べるようになっている感じだし。
  久しぶりにお部屋でまったり食べたくなりました。
  
  たらよろ

  クサポンさん からの返信 2020/11/04 21:57:26

  Re: 眼を見張る洋館の数々

  たらよろさん
  クサポンです
  
  マイブームは東北です。特に洋館と酒蔵巡りにハマってます。
  
  今まで東北地方をあまり行ってなかったのもあり、残ってる洋館は神戸とは違う味わいがあります。
  先日、青森、秋田の洋館も見てきましたが、東北バージョンの共通するものがあったように思います(^^)
  
  今回の宿はコロナの気持ちも癒えない時に決めたので、部屋食が出来ると言うので選びました。部屋で食べれて良かったよ～出来なかったらとても残念だもんね。
  
  でも、仲居さんシステムには落ち着かない(^◇^;) ホテル形式の方が気楽かも知れません。
  
  我が家は旦那様が飲めないので、車移動でも心置きなく飲めるのが嬉しい(o^^o)
  あの大量のお酒？　ほとんど飲んじゃいました(^_^*)