2020/10/01 - 2020/10/01
158位(同エリア276件中)
タブラオさん
大人の特権、「おと休」を使い、有給休暇を取って、一人、川原毛大湯滝・泥湯温泉&大湯温泉に行ってきました。従来、この時期は「おと休」の時期ではありませんが、今年はコロナの影響で例年の梅雨時のキャンペーンが流れてしまったため、この時期になりました。JRの割引チケットというとこれ以外に「トクだ値」がありますが、「トクだ値」が半額であるのに対し、「おと休」は4日間どれだけ乗っても約15,000円。遠くに行けば行くほどお得ということで、「おと休」を使って前から興味のあった川原毛大湯滝と泥湯温泉に行ってきました。
で、どうだったかというと、天気予報も雨だったため、行くことすら止めようかと思っていた川原毛大湯滝ですが、なぜか滝壺に入浴してきてしまいました。それなりに労力を掛け、リスクも取って入ったため、入った後の達成感・満足感は格別なものでした。それと前から気になっていた泥湯温泉にも入れたし、大湯温泉ではゆっくりできたし、トータルでも大満足の日帰り旅行となりました。
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7時16分発の「はやぶさ101号」で一ノ関に向かいました。通常「はやぶさ号」は一ノ関には止まりませんが、この便は一ノ関に止まる便です。「おと休」の季節ですので少しは混んでいるかと思ったら、ガラガラでした。
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いつものノートe-power君。黒だと精悍で意外と似合ってました。9時45分頃に一ノ関駅前を出発しました。
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道が走りやすいためスイスイと進み、10時45分には須川高原温泉&栗駒山荘に着きました。写真は須川高原温泉です。夕方撮ったものですが、この辺りだけ少し紅葉していました。
ちなみに約2週間後にここに泊まる予定なんですが、ホテルの方に聞いたところ、紅葉には少し遅いかもと言われました。何とか紅葉が残っていることを祈るばかりです。 -
栗駒山荘です。須川高原温泉のすぐそばにあります。山を見下ろす露天風呂は有名です。紅葉の時期はなかなか予約が取れないそうです(抽選のようです)。
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最初のお目当ては川原毛大湯滝でしたが、雨予報であったため、行こうかどうかギリギリまで悩みました。2週間後にまた相方と一緒に来るため、今日天気が良くないなら2週間後に行こうか。待てよ相方は歩くのを嫌がるからやっぱ無理してでも今日行っておいた方がいいのか。そんなことを考えながら、取り敢えず川原毛地獄を目指しました。
写真は素通りした小安峡温泉です。 -
泥湯温泉もそのまま素通りし、11時30分に川原毛地獄の駐車場に着きました。バックモニターを見ながら駐車しましたが、外に出て見てみたら、後輪が溝に落ちる一歩手前でした。
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空を見るといかにも雨が降り出しそうではありましたが、取り敢えず、川原毛地獄まで行ってみることにしました。写真は駐車場から歩き出してすぐに見えてくる青い池(温泉かも)。
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川原毛地獄の入口まで来て、さあどうしよう。
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どなたかのブログを読んだら、川原毛大湯滝まで徒歩で15分から20分と書いてあったような気がするし、地図を見てもパッと見、そんなに遠くには見えないなと思い、取り敢えず地獄の方に歩いてみることにしました。
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地獄の辺りまで取り敢えず来てみましたが、やはり雲行きが怪しい。
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泥湯温泉付近で硫化水素ガスによる死亡事故が過去に発生しています。この手の注意書きは絶対に従わないとダメです。
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「大湯滝1.5km」。徒歩で20分程度だから、そんなに遠くないはずなのになあと思いながら、もうちょっと進んでみることにしました。ところが引き返すきっかけをなかなか見つけられずに、更にどんどん進んでしまうことに。
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ずっと下りが続いたのも、どんどん進んでしまった原因だと思います。前に進むのは楽だけど、引き返すのはキツそうだし。
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振り返って地獄を撮ったものです。ちょっと分かりづらいですが、あちこちで硫化水素ガスが吹き出ていました。あの高さまで戻るのかと思ったらゾッとしましたが、徒歩20分の距離だし、ここまで来たからそのまま大湯滝まで行ってしまうことにしました。今にも雨が降りそうでしたが、こういう時はいつも楽観的なんです。
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途中まで降りてきたら観音様が見えてきました。
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さらに降りて行くと、また別の駐車場が見えてきました。15分から20分って、もしかしてこの駐車場から? この時、時刻は11時57分。ゆっくり、ところどころ立ち止まりながらですが、既に25分歩いていました。
ちなみに私が駐車した川原毛地獄の駐車場からこの写真の駐車場まで大回りにはなりますが、車で14km、35分の距離ですので、わざわざ歩かず、車でこの駐車場まで行った方が正解だったようです。(次に泥湯温泉に行く場合は大回りになりますが…) -
大湯滝入口。この時点でちょうど12時00分でした。
「現在、大湯滝は水の量が多く、温度が低いため入浴には適していません。」だって。まあ、別に入るわけではないし… -
更に下って行くと小さな橋がありました。
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「この付近熱湯につきご注意下さい」
こんなに流れがあるのに熱湯? ついつい確かめたくなって… -
ゆっくりゆっくり川辺まで下りて行って、川に手を突っ込んでみましたが、熱湯ではなく正に適温でした!
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こんな清流の温泉に入れたら気持ち良さそうです。
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更に小道を下っていきました。駐車場から大湯滝までずっと下り坂でした。
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下り坂の途中でいよいよ滝が見えてきました。想像していたよりも大きく迫力もありました。
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滝の全貌が見えてきたところでパシャリ。時間は12時10分過ぎでした。寄り道しながらゆっくり来たというのはありますが、駐車場から40分も掛かってしまいました。
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先着の方が1人いらっしゃいましたが、この方はすぐに行ってしまい、またまた一人状態に。獣が出てきたらどうしようかと思いながらも…
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取り敢えず、足だけ入ってみることにしました。
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滝は左右の2つあって、写真は向かって左側の方です。水は直接滝壺に落ちるのではなく、2段階で落ちます。
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そのため滝壺に落ちる時には、勢いは弱まっています。
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一方、右側の滝はこのまま一直線に滝壺まで落ちます。
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そのため修行にはいいかも知れませんが、おじさんが入浴するには向いていません。
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比較的穏やかな左側の滝壺を眺めていたら、良からぬことを思い付いてしまいました。お湯はぬるいと言っても入れないほどでもないし(たぶん36度とかその位)、他に誰もいないし、40分も掛けて苦労して来たことだし、次にまた来れるとも限らないしと思っている内に…
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結局、ここに衣類を脱ぎ捨て、思い切って入ってみることにしました。
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入ったのは左側の滝壺です。深いところはかなり深そうですが、石段のようになっていて、そこに足を下ろしてしゃがめば、ちょうど全身が浸かる位でした。決して危ないとかそういう風には感じませんでした。
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入浴目線。お湯はぬるめ(多分36度とかそれ位)でしたが、冷たいと感じる程ではありませんでした。気温も10度台の後半でしたので、お湯から出てもブルブル震えるほどでもありませんでした。片手にタオルで片手にスマホですからかなり不安定な格好でしたが、とにかくスマホを水没させないように神経を使いました。
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上を見上げると、この通り2ヶ所から大量の水(お湯)が。それにしてもこれだけの水量であるにも拘わらず、これだけ温かいって、源泉の水量はどれだけなんだろう?
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右側の滝壺です。こちらは滝壺までダイレクトに水が落っこちるため、まずは水しぶきが凄い。そのため眼鏡は見えなくなるはスマホは水しぶきを浴びてしまうはで、結局足を入れたぐらいで諦めました。
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2つの滝壺から少し下流に行ったところに浅くて流れの安定した場所があったため、移動してそこに暫くいました。お湯はかなり薄まっていますが、それでも硫黄の香りが周囲に漂っていて、普通に温泉に入っているようでした。
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入っていたところからの入浴目線です。
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入っていたところから上の方を撮ったものです。
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スマホを水没させたらどうしようとか、雨が降ってきたらどうしようとか、人が(特に女の人が)来たらどうしようとか、獣が出てきたらどうしようとか色々考えるとなかなかゆっくりと入っていられるような気分ではありませんでしたが、開放感は抜群でした。
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入っていたのはほんの10分程度ですが、色んな労力とリスクを取った分、達成感と充実感は格別なものがありました。諦めずにここまで来て良かった。
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大湯滝を出たのは12時45分。大湯滝には結局30分位いました。その後は駐車場までひたすら上り坂でした。
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上っている最中に10人位の方とスレ違いましたが、半分は女性でした。大湯滝で鉢合わせにならずに良かった。
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途中、雨がぱらつくこともありましたが、結局、傘が必要となるほどではありませんでした。
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駐車場に戻ってきたのは13時20分過ぎ。結局、帰りは35分掛かってしまいました。
お昼は前日に買っておいたパンを車の中で食べました。いつもと少しパターンを変えて、焼きそばパンを食べました。 -
次に向かったのが泥湯温泉。13時40分に着きました。建物は新しいですが、ここも一応「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。元々ここをメインにする予定でしたが、川原毛大湯滝に時間を割いてしまったため、ほとんど時間がなくなってしまいました。
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日帰りの入浴券を左下の小屋で購入しました。温泉たまごが50円でしたので、1つ買いましたが、黄身を食べたところで白身を落としてしまいました。
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露天風呂の更衣室が入っている建物。この建物の裏側が露天風呂です。内風呂もありましたが、時間がなかったため、入ったのは露天風呂だけでした。それにしても、奥山旅館に宿泊している方は、露天風呂に行くのにわざわざ道を横切らなくてはいけませんので、不便です。
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泥湯温泉奥山旅館の露天風呂です。幸い誰も入っていなかったため、激写しました。泥湯温泉と言いながらも、泥が沈殿しているわけではなく下は砂利でした。濃い硫黄泉で私好みの極上湯でしたが、いかんせん、川原毛大湯滝に入った後でしたので、感激疲れのせいか、印象はイマイチでした。
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14時30分に必ず出て下さいと言われていたため、時間を気にしながらの入浴でした。余りゆっくりすることはできなかったのも、印象がイマイチだった原因だと思います。
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泥湯温泉の旅館街です。旅館街と言ってもホントにこれだけですが…。
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泥湯温泉を14時25分に出て、次の目的地の大湯温泉阿部旅館に向かいました。写真は途中通りがかった小安峡温泉。この日は通り過ぎただけでした。2週間後にまたこの辺りに来ますが、今度は大噴湯を見て、名物のババヘラアイスを食べたいと思います。
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「大湯温泉 阿部旅館」
14時45分に着きました。事前に電話したら、日帰り入浴は15時00分までに受付して下さいと言われましたが、ギリギリになってしまいました。 -
菅総理の出身地の雄勝郡も近くのようです。
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ここも「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。人里離れたところではありませんが、それなりに秘湯感のある温泉でした。
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内湯です。無色透明ですがほんのり硫黄の香りがしていました。どこかのお湯と似た匂いだなと思っていましたが、乳頭温泉郷の蟹場温泉でした。それと若干ヌルヌルしていました。露天風呂がすべてぬるめであったため、温まりたい時だけこちらに移動しました。
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内湯から出てすぐの露天風呂。足を入れただけです。
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「かじかの湯」。メインの露天風呂です。内湯を薄めたようなお湯でしたが、微かに硫黄の香りがしていました。すぐ横に川が流れていて、なかなかいい雰囲気でした。
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露天風呂からすぐに川原に出ることができました。
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夏場には川で野湯を楽しめることが売りのようですが、受付のお姉さんに聞いたら、この時期はぬるくて入れないとのことでした。それでもめげずに入ってみましたが、浸かれるような温度ではありませんでした(たぶん30度以下)。それより、赤く塗ってある石の辺りは湯気が立っていて、少しは温かいのかと思って裸足で歩いたら熱湯でした。
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この日はずっと曇りでしたが、この時間になり晴れ間が出始めました。夕陽の当たって緑がとても綺麗でした。
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いい景色なのに、「危険! 立入禁止」の看板がもったいない。
特にインパクトのあるお湯ではありませんでしたが、他に人もいないし、露天風呂からの景色も綺麗だし、山歩きで疲れた足をマッサージしつつ、1時間以上ゆっくりしていました。 -
大湯温泉阿部旅館を16時20分に出て、一ノ関駅に向かいました。写真は、栗駒山荘の峠を越えた辺りですが、雲海が綺麗でした。
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余裕を持って出たため、一ノ関駅には18時00分前に着きました。この日の総走行距離は159.6km。7.36L入れましたので、21.7km/Lでした。山道では容赦なくアクセルを踏んだ割にはまあまあの燃費でした。
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夕食は駅で弁当を買って、新幹線の中で食べました。1,300円のウニ・イクラ丼ですが、美味しかったです!
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18時37分発の「やまびこ64号」で帰京しました。自由席の最後部の座席がゲットできたため、ずっと座っていました。乗車率は60%位でした。いつもに比べると混雑していましたが、幸い近くでおしゃべりする方もいなくて、危険を感じることもありませんでした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ちーちゃんさん 2020/10/04 14:21:55
- ドキドキ温泉(^_−)−☆
- かなりのアドベンチャーな温泉旅でしたね!
山の中は、ちょっと熊などの事を
考えてしまいますよね。
最近は色々な場所で、出没しているみたいですし。
無事に帰られて何よりです♪
ところで、
いつもご飯にしているパン、
メロンパンがお好きですね(^o^)
毎回今回は何かなあ?
なんて考えながら見させて頂いてまーす。
- タブラオさん からの返信 2020/10/04 19:48:26
- Re: ドキドキ温泉(^_−)−☆
- ちーちゃんさん、こんばんは。
熊、気になりますよね。熊退治用スプレーを買って、YouTubeで使用法を確認して、すぐに使えるよう練習もしたことありますが、実際に携帯したことは一度もありません。そういうところには行かないのが一番なんですが…。ちーちゃんさんは、熊に遭遇したことありますか? 私は一度もないです。
メロンパンと小倉マーガリンばっかですね。でも昨日は地元のコンビニでおにぎりを買いましたけど、めちゃ美味しかったです(^_^)
紅葉シーズンですね! コロナに気を付けてたくさん旅行しましょうね(^_^)
- ちーちゃんさん からの返信 2020/10/04 20:46:00
- Re: ドキドキ温泉(^_−)−☆
- 早速返信ありがとうございます!
幸いにまだ熊には、
遭遇した事はありません。
ただ、塩原温泉に行った時には、
道端でニホンカモシカに遭遇しました!
ホント街中の畑で何か食べてた様です。
そーっとその場から離れました。
その後、細ーい路地に1人の男の人が、隠れる様に立っていて、
その方が驚きましたー。
動物よりも、1番怖いのは人間かも(^_^;)
これから紅葉本番ですね。
温泉の季節です!
楽しみましょう*\(^o^)/*
- タブラオさん からの返信 2020/10/04 22:47:14
- Re: ドキドキ温泉(^_−)−☆
- 最近は鹿も狸も頻繁に遭遇するようになりましたよね。以前はこんなじゃなかったんですが…。夜間に山道を走っていると毎回のように鹿に遭遇しますので、最近はなるべく夜に山道は運転しないようにしています。
確かに人の方が怖いかも! 実は先日の川原毛大湯滝の時には、事前に泥湯温泉の幽霊の記事を読んでいたせいで、一人で歩いている時に見てはいけないものを見てしまうのではとそればかりビクビクしながら歩いていました。
昨年の1月に友人と、マニアには有名な福島の老沢温泉に行ったときの話です。友人と一緒に泊まったんですが、朝方、襖の向こうの隣の部屋からガサゴソとバッグの中を探すような音が聞こえたため、半分寝ながらも、友人が何かを探しているのだろうと思っていたのですが、ふと気になって後になって友人に聞いてみたら、そんなことはしてないとのことで、二人してゾッとしたのを覚えています。その時のことを旅行記にも書こうと思いましたが、流石に止めました。まあ、それぐらいですが…
ということで、おやすみなさい(^_^)v
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