ぐるり浜名湖＆鉄分低め天浜線の旅

2020/09/20 - 2020/09/21

浜松でお彼岸のお墓参りついでに、浜名湖に行ってきました。ついでに天浜線でぶらり途中下車の旅っぽいことやってみました。

ルートは
9/20
品川→浜松（東海道新幹線）
浜松→弁天島（東海道線）
弁天島→新所原（東海道線）
新所原→都筑（天浜線）
東急ハーヴェスト浜名湖 泊

9/21
東都筑→天竜二俣→遠州森→いこいの広場　桜木→掛川（天浜線）
掛川→品川（東海道新幹線）

エリア 浜名湖(静岡)

9/20
午前中にお墓参りを済ませ、浜松駅に向かう途中で見つけた、やたら雰囲気のある建物。「増田アパート」って書いてあった。中も見てみたい。

浜松から東海道線で弁天島にやってきました。
駅を降りたとたん、営業してるのかなんだかわからないホテルがいっぱいで
終わってる感が漂ってる。。。。

弁天島駅から徒歩10分ちょっと。
ランチタイムが終わりそうだったので、急いでこちらのお店「魚あら」に向かうと。。。。
あたりは閑散としてるのに、ここだけ人がいっぱい～～～！

連休なのとテレビで紹介されたのとが重なっての混雑だったのか。
まあ、ウチもテレビ見てきたんだけど。(^^;

せっかく来たので覚悟を決めて待つものの、一列に並んで待っているわけじゃないので、どれくらい進んでいるのか見当もつかない。
順番待ちの記入用紙は、いつまでたっても束のまま。。。

まだまだ待ちそうなので、裏の漁港を見にいくことに。
漁港といってもただ建物があるだけなんだけど。

漁港の先にあった長～いフォトジェニックな橋。
サンフランシコみたい。

静かな海って、見てるだけで癒される。

けっきょく2時間半待ちましたーー。

バナナマンの日村さんが食べていた
いちばん人気の活天丼（2200円）。

天ぷらがふわっとしていて、油っぽさはまったくなく美味しかったーー。
タレはやや甘め。エビも魚もふわっと優しい天丼でした。

お刺身付きの定食もあったんだけど、
夕飯でお刺身食べるであろう、と天丼だけにしました。
けっきょく後で、お刺身食べておけばよかったーって
ずーっと後悔することになるんだけど。
この時は、そんなこと知る由もなく。。。

ここまで混んでるのは珍しいのか、帰りに、お待たせして申し訳ありませんでした
と、手作りっぽいフリカケをくれました。
お店のせいじゃないのに。気持ちが嬉しい。

裏は漁港に面していて、席からは弁天島と湖の景色が楽しめる。
お店の人も感じがよかったし、なにより美味しかったのですべて良しって感じでした。
美味しいってなにより大事。

弁天島から新所原にやってきました。
ここで天浜線に乗り換えます。
次の日、途中駅から終点の掛川まで行くので、
2日間で天浜線ほぼ全線乗車となります～。

新所原駅には鰻屋さんが併設されていて、駅付近は鰻を焼くタレの匂いで溢れかえっている。
お腹すいたーー

宿泊するホテルにいちばん近い駅、都筑に到着。
近いっていっても徒歩30分くらい。

この駅で降りたのは私たち二人だけ。
しかも無人駅。
ジブリの世界に行ったような気分。

駅のホームには、ハンバーガーが美味しいと評判の駅のパン屋さん「メイポップ」があった。
駅を検索してた時に見つけたんだけど、ほんとにホームの中にあってちょっとびっくり。

想像していたよりおしゃれで可愛い。
そして、電気はついていたけど無人であった。

ホテルに問い合わせたら、タクシーは配車を頼んでも来るまで30分くらいかかるとのことだったので、歩くつもりで駅の外に出ると
なななんと、客待ちしているタクシーがいた！
食事に出たお客さんを乗せて、たぶん帰りも呼ばれるだろうな、と
駅で待機していたところだったそう。
この駅でタクシー拾えるなんて、奇跡だーー。

宿泊先は、東急ハーヴェストクラブ浜名湖。
会社の福利厚生で1泊4000円ほどで泊まれるのだけど、休日前はいつも空室がなく、利用するのは今回が初めて。
会員制のハイグレードなホテルかと思ったら、ちょっと、かなり、想像と違いました。。。

画像は次の日の朝に撮りました。

宿泊したツインの洋室。
広々していてスタイリッシュ。
湖に面していて、窓からの景色が気持ちいい。

外が夕焼けで真っ赤になっていた！
写真を撮ろうと慌てて外にでてみたけど。。。

。。。間に合わなかった。
でも、赤くなくてもきれい。

ホテルの作りが低層で横に長いところとか、エントランスに水があるところとか
どことなくスリランカのバワのホテルに似ている。

湖に面したホテルのレストラン。
スタイリッシュ～。

しかし、この雰囲気の中、奇声をあげて走り回っている放し飼いのお子様たちがあちこちに。
ハイグレードな会員制ホテルのはずが、客層が、、、けっこう庶民的。
シルバーウィークでGO TOで、それでファミリーが多くてこうなったのか。。。
ウチは超庶民だから、それほど気にならなかったけど、イメージがかなり違った。

そして、忘れられない夕食となったのがこのレストラン。
まわりにお店がないので、ホテルのディナービュッフェを頼んだのですが、
あと10年は話題にできる、ありえないようなシロモノでした。

これが、この日に食べたビュッフェのほぼ全て。
けっして少食ではないのに、食べたいものが何もなかった。
ふだんのビュッフェなら、この2倍3倍は食べます。

メインのすき焼きは、鍋の底に溶けかかった5センチ角の極薄肉が4枚。
HPの写真とあまりに違う。
お刺身は甘エビのみ。サラダはキャベツとプチトマトのみ。
天ぷらは冷たく、味付けはなぜかカレー塩のみ。
汁物は卵スープのみ。

お料理見落としてる？と、再度見にいっても、並んでいるのは
焼きそば、シュウマイ、餃子、カレー、ピザ、、、、、
旬の物や地の物がほとんどない。。。。
これが会員制リゾートホテルのディナービュッフェ？？？
居酒屋のランチビュッフェみたい。。。。
しかも、お料理すべて冷たい作り置き。。。もしかして冷食？
食べたいものがなくて、仕方なく取った手羽先やシュウマイも冷たい。。

デザートも、種類が少ないだけじゃなくて食べたいものが見当たらない。。。
小分けされたスプーン1杯分のみかんゼリー、、、
一口サイズの薄切りロールケーキ、、、
缶詰っぽいマンゴー、、、、

お待たせしましたーーと、出されたばかりのトレーの
ジャムののった3㎝ほどの小さなスコーンを一つ取ってみると
クッキーみたいにガリガリ。。美味しくない。。。。

安い食材でも作り置きでも、美味しいものはたくさんあるのに。
ここのお料理にはプロの工夫が何一つ感じられなかった。。。

ディナービュッフェ5280円。
ウチではしばらくこのビュッフェの話しで盛り上がっていました。

9/21
朝食は、もともとあまり食べないので、
お部屋で浜松駅で買ったパンを食べましたー。

窓からの景色はとてもきれい。

スタッフもみなさん感じよかったし食事以外は大満足。
車だったら食事は外でっていう選択肢はあるかもしれないけれど
ウチは電車旅なので二度目はないかなぁ。

前日頼んでおいたタクシーで東都筑の駅にやってきました。
予想通りの無人駅。まわりには何もない。

ホテルのHPでは、アクセスのところに「東都筑からタクシー」って書いてあったけど
昨日乗ったタクシーの運転手さんによると、以前、東都筑に詰所があったからでは、とのことでした。
今は何もないので、東都筑駅でタクシーを拾える可能性はほぼないそうです。

駅前にある、新しそうなオレンジの建物。
これ、トイレでした。
唐突さがいいですね。
車で来て写真だけ撮って帰っていった人がいた。

あ！待合室になぜか「お手洗い」のプレート！

あちこち草だらけのホーム。

やってきたのはラッピング列車だったー。
いろいろ工夫して頑張ってるね。

ワンマンバスならぬワンマン電車。

システムは田舎のバスと同じで、
前の掲示板に整理券の番号と料金が表示され、無人駅では車掌さんに乗車賃を渡し、有人駅では改札で精算するようになっていました。

知らないと乗り方が難しい。
無人駅で降りてしまった人を呼び止めたり、
車掌さんは仕事が多くて大変そう。

途中で見かけた、マリメッコ駅！
中はカフェになってたみたい。

どの駅も個性的でかわいい。
もうちょっと本数があれば、ちょこちょこ降りたいところなんだけど
だいだい1時間に1本なのが残念。

扇型転車台を見学するため
天竜二俣駅で下車。

たくさん人が降りて、流れて駅舎に行くと
中に入れないくらいの大混雑！ぎゅうぎゅうに人が詰まってる！！
駅前に駐車場があり、車で来てるっぽい人も多い。
列車に乗って洗車体験ができるイベントもあって、それに参加する人も駅舎に集合してたから、大混乱でカオスと化してた。

これはイベント組が去ってだいぶ落ち着いた頃。
それでも、当日の見学チケット買うのに長い列ができてた。
見学チケットは、天浜線できた人は250円でした。

係の人についてぞろぞろと見学スタート。
群衆に遅れないようにしないと。

文化財の高架貯水槽。
内容量70トン！大きい！

転車が始まっちゃうから急いでーーと急かされつつ
古い建物の間を抜けていきます。

これは社屋なのかなぁ。
タイムスリップしたような世界。
建物はどこもすごくきれいで、この状態を保つのって大変そう。

お風呂場のような部屋に飾られた、電車の前についてる古いプレート。
かわいい～。

転車見学は、、、、
群衆に阻まれほとんど見えず。。。。

転車の後は小さな資料館に移動、、、ですが、
狭いので2回に分かれて見学。

第一陣の群衆が移動していきます。
私たちは第二陣。

群衆が半分になって、転車台の全貌が見えた。
こうなって線路とつながって車庫に入っていくのかぁ。

扇形車庫。
今でも現役ってすごい。

第二陣の番になりました。
車庫の横にある、物置を改装して作ったような歴史館。
手作りっぽさがいい。

中は昔のプレートや道具類などがいっぱい展示されていました。
古い建物も雰囲気があっていい。

ここの駅も建物も展示物も、古いけれどすべてが状態が良くとてもきれい。
大事にされている感じがして心地よかったです。

駅に戻ってウロウロしていたら、、「ホームラン軒」みつけた。
駅にくっついたお店だったんだぁ。
ここでお昼ご飯もアリかなって思っていたんだけど、
残念ながらこの日は定休日。

地図を見て
大きそうな駅まで行ってみることにしました。

比較的大きい駅「遠州森」。。。

う～～ん、イメージと違った。

見渡す限り、生物の消えた世界。。。
天浜線の駅は、どこもリアルな異世界だねー。

ここの駅には、なんとタクシー乗り場があった！
タクシーはもちろん、人もいないけど。

食べログで検索して「四季彩食 榊ばら 」という和食のお店でお昼ご飯にしました。
中は意外と広く少し高級感もあって、待っているお客さんもいました。
外は生物が消えた世界なのに。

昨日お刺身を食べそこねたので
日替わり海鮮丼定食1200円にしました。

これ、超アタリ！
職場が築地なのでよくこういうの食べるんだけど、築地レベルの上をいってる。
しかも、このボリューム！築地では1200円じゃ食べられない。

具材は、マグロ、イカ、タコなど。
分厚いのに柔らかく筋もなく、すーっごく美味しかった！
実はマグロもイカもあまり好きじゃないんだけど
初めて美味しいと思った！

大大大満足でしたーーー！

駅に戻りました。

次は、かわいい文房具カフェがある
ということで「いこいの広場」で降りてみました。

電車が去ると、、、、ここもジブリだーー。

千と千尋の駅みたい。

駅のすぐ近く。
ステーショナリーカフェ コノヒに行ってみると。。。
・・・・・
定休日・・・・がーーーん！

ちゃんと確認しないからーー＞＜

わりと大きくて、こんなところに！っていう感じのオシャレ感。
素敵な一軒家カフェっぽかったです。
残念。。。。

次の電車は1時間後。。。
連れが、待っているより歩きたい、というので、次の駅まで歩くことに。

徒歩20分ちょっとで次の駅「桜木」へ。

途中はほんとに何もなかった。
ホームセンターはあったくらいかなぁ。

天浜線は有形文化財に登録されている駅が多いんだけど、この駅もその一つ。
昔の小学校みたいでかわいい。映画のセットみたい。

中に入ると。。。
正面で迎えてくれたのは、丸い顔の足長さん、、、

そして、その奥にいたのは。。。。辛口トークの女の子！

超ーつぼにハマった！！

足長さんの後ろ姿もシュールだわ～。

ホームも手作りでやりたい放題。
ほのぼのしてていいね。

最後にいいものがみれてよかった～。

そして終点掛川へ。
2日間で天浜線ほぼぜんぶ乗車しました～！

無計画にただ電車に乗るだけってどうなんだろー
と、行く前はあまり乗り気じゃなかったんだけど
行ってみたらわりと面白かった。

くるくる変わる車窓の景色はテーマパークみたいだったし
人のいない世界に非日常を感じた。
そして、一生懸命工夫して盛り上げようとしている、
姿の見えない駅の人に感動しました～。