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初秋の花、秋海棠を見に宇都宮西郊外の多気山不動尊(たげさんふどうそん)を訪れてきた。宇都宮に在住して十数年になるが、初めての場所である。この寺の本尊は不動明王だが、水子供養の寺としても知られているようだ。本堂に通じる階段の参道の中ほどに、水子堂があり、夥しい水子地蔵が安置されている。水子堂を囲む崖に満開の秋海棠が咲き乱れている。有名観光寺ではないので、訪れる人は少ない。<br />水子供養は、母親の胎内に宿った命が流産や中絶により、この世に生まれ生を全うできなかった胎児を悼み供養する日本の仏教独特の信仰である。秋海棠の名所は栃木県内にも数か所あるが、それらとは違い、場所柄、静寂と物悲しい雰囲気に満ちていて、厳粛な気持ちにさせられる花撮影のひとときだった。

秋海棠に囲まれて生を全うできなかった命を悼む

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2020/09/14 - 2020/09/14

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旅行記グループ 宇都宮周辺地域

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玄白

玄白さん

初秋の花、秋海棠を見に宇都宮西郊外の多気山不動尊(たげさんふどうそん)を訪れてきた。宇都宮に在住して十数年になるが、初めての場所である。この寺の本尊は不動明王だが、水子供養の寺としても知られているようだ。本堂に通じる階段の参道の中ほどに、水子堂があり、夥しい水子地蔵が安置されている。水子堂を囲む崖に満開の秋海棠が咲き乱れている。有名観光寺ではないので、訪れる人は少ない。
水子供養は、母親の胎内に宿った命が流産や中絶により、この世に生まれ生を全うできなかった胎児を悼み供養する日本の仏教独特の信仰である。秋海棠の名所は栃木県内にも数か所あるが、それらとは違い、場所柄、静寂と物悲しい雰囲気に満ちていて、厳粛な気持ちにさせられる花撮影のひとときだった。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
  • 宇都宮中心部から北西10kmにある多気山不動尊の山門。<br />多気山という標高376mの低山の中腹に位置する。寺の宗派は真言宗智山派である。

    宇都宮中心部から北西10kmにある多気山不動尊の山門。
    多気山という標高376mの低山の中腹に位置する。寺の宗派は真言宗智山派である。

  • 寺は日光を開山した勝道上人の弟子尊鎮法師により822年に創建されたと伝えられている。山門をくぐると左側に真言密教の開祖、弘法大師空海の銅像が建っている。

    寺は日光を開山した勝道上人の弟子尊鎮法師により822年に創建されたと伝えられている。山門をくぐると左側に真言密教の開祖、弘法大師空海の銅像が建っている。

  • ここから、本堂までの参道は長い階段になっている。そこそこ急な階段である。

    ここから、本堂までの参道は長い階段になっている。そこそこ急な階段である。

  • 階段の中間付近に水子堂があり、その境内にたくさんの水子地蔵が並んでいる。背後の崖は秋海棠が密生していて、ちょうど満開を迎えている。

    階段の中間付近に水子堂があり、その境内にたくさんの水子地蔵が並んでいる。背後の崖は秋海棠が密生していて、ちょうど満開を迎えている。

  • 水子堂<br />午後3時過ぎに訪れたので、境内には誰もいない。しばらく撮影していると、若い女性がやってきて、水子堂の中に入り、長い間祈っていた。ここで水子供養した方であろうか?<br />

    水子堂
    午後3時過ぎに訪れたので、境内には誰もいない。しばらく撮影していると、若い女性がやってきて、水子堂の中に入り、長い間祈っていた。ここで水子供養した方であろうか?

  • 水子供養地蔵尊。<br />2人の幼子がすがりついている様がほほえましい。この地蔵尊の周りに夥しい水子地蔵が取り囲んでいる。

    水子供養地蔵尊。
    2人の幼子がすがりついている様がほほえましい。この地蔵尊の周りに夥しい水子地蔵が取り囲んでいる。

  • 供えられた花がまだ新鮮だ。ごく最近、お参りにきた女性がいたようだ。

    供えられた花がまだ新鮮だ。ごく最近、お参りにきた女性がいたようだ。

  • 別のところにも花が添えられている。

    別のところにも花が添えられている。

  • 2種類の水子地蔵

    2種類の水子地蔵

  • 秋海棠を背景にして

    イチオシ

    秋海棠を背景にして

  • アップで横顔をパチリ

    アップで横顔をパチリ

  • 崖の上に「南無大聖不動明王」と書かれた幟が並んでいる。本堂にお参りした後、下山するルートになっている。

    崖の上に「南無大聖不動明王」と書かれた幟が並んでいる。本堂にお参りした後、下山するルートになっている。

  • 下り参道の途中から多気山頂上に至るハイキングルートがあり、年配の夫婦が、これから頂上に昇るようだ。多気山は、全山が南北朝時代から戦国時代まで続いた多気山城という山城だったそうだ。

    下り参道の途中から多気山頂上に至るハイキングルートがあり、年配の夫婦が、これから頂上に昇るようだ。多気山は、全山が南北朝時代から戦国時代まで続いた多気山城という山城だったそうだ。

  • 近くで見ると可愛らしい表情をしている。

    イチオシ

    近くで見ると可愛らしい表情をしている。

  • 片隅には水子地蔵より一回り小さい金色の地蔵

    片隅には水子地蔵より一回り小さい金色の地蔵

  • 真横から水子供養地蔵尊と水子地蔵たち

    真横から水子供養地蔵尊と水子地蔵たち

  • ちょっと離れたところにも、少し大きい別の水子地蔵

    ちょっと離れたところにも、少し大きい別の水子地蔵

  • すぐ上に、小さな渓流が流れている

    すぐ上に、小さな渓流が流れている

  • もっとも秋海棠が密生している付近をパチリ

    もっとも秋海棠が密生している付近をパチリ

  • 接写でも一枚

    接写でも一枚

  • 水子堂の横の崖の中腹にも仏像がある。これも地蔵菩薩像?

    イチオシ

    水子堂の横の崖の中腹にも仏像がある。これも地蔵菩薩像?

  • 別アングルで。顔立ちはどこか現代風だ。

    別アングルで。顔立ちはどこか現代風だ。

  • 水子堂から水子地蔵群を見下ろす

    水子堂から水子地蔵群を見下ろす

  • 崖を覆う秋海棠

    崖を覆う秋海棠

  • 近づいてパチリ

    近づいてパチリ

  • もう一枚

    もう一枚

  • 境内の至るところに○○童子という仏像が置かれている。不動明王は、八大童子と呼ばれる眷属を従えていることが多いという。

    境内の至るところに○○童子という仏像が置かれている。不動明王は、八大童子と呼ばれる眷属を従えていることが多いという。

  • 童子は8人、もしくは36人もいるそうだ。<br />

    童子は8人、もしくは36人もいるそうだ。

  • 一旦、秋海棠の撮影を終えて、本堂に行ってみる。<br />途中、きれいに苔むした岩の傍にも秋海棠が咲いている。

    イチオシ

    一旦、秋海棠の撮影を終えて、本堂に行ってみる。
    途中、きれいに苔むした岩の傍にも秋海棠が咲いている。

  • 苔むした岩の上にも石仏が置かれている。

    苔むした岩の上にも石仏が置かれている。

  • 本堂。本尊の不動明王は秘仏で、普段は拝観できないが、特定の日だけ公開されるようだ。

    本堂。本尊の不動明王は秘仏で、普段は拝観できないが、特定の日だけ公開されるようだ。

  • 本堂の境内の脇からは宇都宮郊外の田園風景が眺められる。

    本堂の境内の脇からは宇都宮郊外の田園風景が眺められる。

  • 下りの参道を降りて、水子堂の上に来た。

    下りの参道を降りて、水子堂の上に来た。

  • 上から見下ろした水子地蔵群と秋海棠。

    上から見下ろした水子地蔵群と秋海棠。

  • ズームアップしてもう一枚<br /><br />せっかく授かった命が生まれることができないのは、どんな理由にせよ、特に母親にとっては悲しいことである。きれいな秋海棠ではあるが、境内には物悲しい空気が満ちているように感じながら、帰路についた。

    ズームアップしてもう一枚

    せっかく授かった命が生まれることができないのは、どんな理由にせよ、特に母親にとっては悲しいことである。きれいな秋海棠ではあるが、境内には物悲しい空気が満ちているように感じながら、帰路についた。

  • 以下はオマケの写真。<br />多気山不動尊に出掛けた10日前に、地元新聞で紹介されていた那珂川町富山の秋海棠の撮影に出掛けたときの写真である。<br />これだけでは旅行記にはならないだろうと投稿をためらっていたが、多気山不動尊の秋海棠と併せて投稿することにした次第。

    以下はオマケの写真。
    多気山不動尊に出掛けた10日前に、地元新聞で紹介されていた那珂川町富山の秋海棠の撮影に出掛けたときの写真である。
    これだけでは旅行記にはならないだろうと投稿をためらっていたが、多気山不動尊の秋海棠と併せて投稿することにした次第。

  • ダート道2kmに渡って道端に秋海棠が咲いている。

    ダート道2kmに渡って道端に秋海棠が咲いている。

  • ここは春のイワウチワの群生地として知られているが、この土地のオーナーが地元のイワウチワ保存会と共同で5年かけて秋海棠の群生を作ってきて、今年初めて公開したそうだ。

    ここは春のイワウチワの群生地として知られているが、この土地のオーナーが地元のイワウチワ保存会と共同で5年かけて秋海棠の群生を作ってきて、今年初めて公開したそうだ。

  • 公開といっても、入場料を徴収されるわけではなく、秋海棠群生地にしていることを知っていれば昨年でも見られたのだろう。

    公開といっても、入場料を徴収されるわけではなく、秋海棠群生地にしていることを知っていれば昨年でも見られたのだろう。

  • 杉林の中で大群落になっている。

    杉林の中で大群落になっている。

  • イワウチワ群生地入り口の手前付近が、一番の群生地になっている。

    イワウチワ群生地入り口の手前付近が、一番の群生地になっている。

  • 杉の木の前の小さな花はフジカンゾウのようだ

    杉の木の前の小さな花はフジカンゾウのようだ

  • 斜面の横から撮影

    斜面の横から撮影

  • 接写にて。<br />秋海棠は花が小さく、群生してもそんなに華やかな感じはしないが、アップで見ると、とてもきれいな花である

    接写にて。
    秋海棠は花が小さく、群生してもそんなに華やかな感じはしないが、アップで見ると、とてもきれいな花である

  • ソフトフィルターを使って柔らかに仕上げてみた。<br /><br />秋海棠の花期が終わると、次の花はヒガンバナかな。<br /><br />ー完ー

    イチオシ

    ソフトフィルターを使って柔らかに仕上げてみた。

    秋海棠の花期が終わると、次の花はヒガンバナかな。

    ー完ー

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