2020/03/15 - 2020/03/15
32位(同エリア382件中)
玄白さん
冬が逆戻りして霙混じりの寒い日の翌日は、快晴。こんな日の朝は栃木県東部では、よく霧が発生する。周囲では、梅の花期はすでに終わりを迎えているが、芳賀郡市貝町の観音山梅園の梅は、遅咲きのため、まだ見頃が続いている。朝霧が舞う梅林のフォトジェニックなシーンを期待して日の出前から撮影に出掛けた。
このところ、コロナ肺炎騒ぎで、屋外とは言え人が集まるところには旅行や撮影に出掛けにくいが、ここは無名の田舎の梅園、かつ早朝なので、先客はただ一人! コロナウィルス感染は全く心配なく、心置きなく久しぶりの花の撮影を楽しんできた。、
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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早朝6時前に起き出し、宇都宮の東側に位置する芳賀郡市貝町に向かう。鬼怒大通りを走っているとき、真正面に陽が昇って来た。日曜日早朝とあって、普段は車の往来が多いところだが、閑散としている。ちょうど、赤信号に変わったので、車の中から日の出写真を一枚パチリ。
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市貝町の市塙集落に観音山という低山があり、3000本ほどの梅林がある。毎年3月中旬から下旬にかけて梅の花が見頃となり、週末には、梅の加工品販売や歌謡ショーなどイベントも行われる「観音山梅まつり」が開催される。
ただし、今年はコロナウィルス騒ぎで、大々的な露店販売やイベントはすべて中止となってしまった。 -
駐車場に到着すると、良い感じに朝霧が梅林を覆っている。
広い駐車場には先客の車が一台停まっているのみ。こんな早朝に来ているのは、同好の士に違いない。
看板に村上城跡とある。1378年、南北朝の時代、この付近は益子氏という豪族が支配していた。余談だが、益子焼きで有名な益子という町名は、この豪族の姓に由来している。益子正宗の二男、村上新助良藤がこの観音山に山城を築き、その子則光、光義と三代約50年間にわたり居城したという。 -
さっそく、梅林の散策開始。
村上城跡があるこの一帯は、かつては荒れ放題だったらしいが、1990年に、この集落の有志40軒で、村おこしのため梅園の整備を始め、今では3000本の主に白梅が植えられた見事な梅林になっている。 -
ここの白梅は、普通に見かける白梅より10日ほど開花時期が遅い。だが、今年は暖冬のせいか、他の花と同様例年より開花が早く、花期のピークは過ぎつつあった。だが、まだまだ鑑賞できる。
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数は少ないが、紅梅もある。紅梅の開花はこれからである。
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観音山の裾野の田んぼには朝日が照り始めたが、梅林にはまだ陽がさしていない。
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園内を一周している間に陽が射してきた。
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イチオシ
東の空には薄雲がかかっていて、陽の光は柔らかい。花の撮影にはこれぐらいがちょうどよいが、光芒にはならないのが残念。
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枯れ枝に付いた霜が逆光で輝いている。
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西の空高くには、下弦の月が見えている。
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月と梅をもう一枚。
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霧の水滴に映り込んだ梅林の風景。接写レンズを持ってくるのを忘れた!
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イチオシ
花びらに付いた霜が日に当たり水滴に変わると、瑞々しさを増して良い感じだ。
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イチオシ
梅林を包む霧に射しこむ陽光が、少しだけ光芒らしくなった。
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イチオシ
白梅は、だいぶ散り始めている。遊歩道は今朝散った花びらで埋め尽くされている。
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さながら白い絨毯のよう。
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この辺りにはまだ陽が射しこんでいない。
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陽が射す前に何枚か、花のアップ撮影。
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花のアップを撮るのは久しぶりだ。
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小枝にはミニ氷柱が付いている。
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紅梅は、まだ蕾の方が多い。
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逆光ぎみで。
花びらの縁には溶けた霜の小さな水滴がびっしり付いている。 -
もう一枚、紅梅をアップで。
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西側遠望。霧は薄れてきたが、遠方には雲のように低く垂れ込めている。
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縦位置でも一枚。
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一旦、晴れかかった霧がふたたび漂ってきた。
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地面が傾いているのは村上城の土塁の跡である。
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紅梅と白梅
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右側から霧が流れてくる。
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紅梅を蕾を前ボケに入れて。
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もう少し年月が経つと幹にも古木の風格が備わってくるだろうが、まだ若い。
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朝霧の中の白梅
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背後の林も霧に包まれる
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地面すれすれに漂う霧
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地面すれすれにカメラを構え、手前に幹のシルエットを入れると、鬱蒼としたジャングルのような雰囲気が醸し出される。
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土塁の斜面から溶けた霜が霧となって立ちのぼってきた。
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盛大に沸き上がる霧。
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イチオシ
立ち昇った霧が梅の木にまとわる。
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霧の動きが早くなってきた
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梅の木から立ち昇るような霧
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土塁の霧と梅林をアングルを変えて。
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しつこくもう一枚
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西の空には霧はなく、真っ青な青空が広がっている。
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しばらくすると、霧は消滅してしまった。
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いささか気が早いが、梅林の中の鯉のぼりが、陽が昇るにつれて吹き始めた風に泳いでいる。
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駐車場に戻って来た。
イベントは控えめにということで、ただ一つのテントで梅の加工品を売る村の人たちが集まって来た。隣りの建屋はトイレ。宝くじの収益を扱う財団法人(?)からの寄付で作ったらしい。
時刻は9時。のんびり散策と撮影を楽しんでいる間にあっという間に時間が経ってしまった。いざ、撤収!
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