2015/01/20 - 2015/01/22
7018位(同エリア10122件中)
まさとしさん
ソウル経由でロンドンに来た。サウジアラビアのトランジットビザがとれるという情報を頼りに来てみたが結果として失敗。
予定は全く違うものになってしまった。急遽イスタンブール経由でイラク北部(クルディスタン)へ向かうことにした。
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ロンドン16時10分発のトルコ航空イスタンブール行きは比較的新しいA330型が使用されていた。
機内食はケバブで食後のチャイなど雰囲気はトルコだ。トルコ時間の22時にイスタンブールに到着した。ロンドンからの所要時間は3時間ほどとそれほど遠くない。
イスタンブールのアタチュルク空港に到着。この空港は新ターミナルビルになって2回目の利用だ。
今夜は空港ターミナル内で夜明かしすることになる。イスタンブールは24時間空港で深夜もかなりの出発便があり、ベンチはたくさんの人に占拠されている。またイスタンブールの空港はいまでも発展途上国的なシステムで航空券がないと建物に入れない。なので建物内での比較的治安な感じだ。とはいえこればかりは安心はできない。なのでバックは常に体に接触させるようにして仮眠しなくてはならない。
【1月21日(水)】
シリア国境に近いマルディンへは7時15分のフライトということで早朝5時前に国内線ターミナルへ歩いて向かった。国内線と国際線は歩く歩道でつながっている。
国際線ターミナルはかつてのアタチュルク空港国際線ターミナルの建物が使用されている。ターミナル内は出発するたくさんの人で賑わっている。
搭乗券はすでに発券済みなのでチェックインカウンターでは荷物を預けるだけだ。ここまで来ると欧米スタイルのマナーは守られず、割り込まれたり列を乱したりやりたい放題だ。航空会社のスタッフもいちいち問題にせずほったらかしだ。まじめに並んでいる方が馬鹿に見えるのは中国と同じということか。トルコ人の民度の低さを思い知らされた。この国がEUに加盟など夢のまた夢。それはあり得ない話だと痛感する。でも物価は安くなっているはずなので目をつぶることにしよう。
セキュリティーチェックを受けたあと航空会社ラウンジを探したがどうやらセキュリティーチェック前にあるらしくもう戻れないので行くのは断念することになった。 -
夜明け前のイスタンブールを出発。
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離陸後、ボスボラス海峡の上空を通過。アジアとヨーロッパの架け橋であるイスタンブールの地形が浮かび上がる。
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マルディンはまでは2時間のフライトだ。国内線なので軽めの機内食が出た。
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南東部アナトリア山地はうっすら雪がかぶっている。
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2時間でマルディンに到着。完成したばかりの立派なターミナルビルだが無機質で無駄なスペースが多い中国を思わせる建物だ。
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空港前の通りからドルムシュ(乗り合いタクシー)でマルディンの新市街に出てそこから市バスで岩山にへばりつくような旧市街のバザールに到着することができた。このままイラクに直接向かってもよかったが、マルディンの町はなかなか雰囲気がいいので通り過ぎるのはもったいないと思い、1泊だけ滞在することにした。
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宿はバザールの近くにあるホテルバシャックに泊まることにした。値段は35トルコリラ(1700円)。
マルディンの標高は1000メートル。空港がある平原からかなり坂を上った場所にある。この宿はおそらく暖房は期待できないので夜は冷え込みがつらいかもしれない。でもシャワーはお湯がいつでも使えるようなのでありがたい。またこんな僻地の安宿でもWi-Fiが完備されているのはありがたい。 -
ホテルの屋上からの眺め。
マルディンの町は岩山にへばりつくように建設された歴史都市で石造りの町並みは雰囲気のいい。南側はシリアの大平原が広がっていて宿の屋上からの眺めはすばらしく開放感がある。ここを素通りしなくてよかった。 -
ちなみに大平原のすぐ近くにシリアとの国境線が引かれていてその先は反政府武装勢力のイスラム国の支配地域になっている。でもこの町にいるとそんな緊迫した場所が目と鼻の先にあることを忘れさせてくれる。ここ何日か日本人の人質が身代金を払わないと殺害すると警告を受けていてこんな時期のこのような場所を旅行しているのは不謹慎きわまりないのは承知だ。しかしイラクには入国しておきたい。今後はわからないが現時点ではクルド人自治区は安定している。行けるときに行っておいた方がいい。
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マルディンの町並み。
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マルディンの長距離バス会社に出向いて明日のイラク国境の町「シロピ」へ行くバスの時間の確認に向かった。
本数は結構あるようで8時のバスを予約することにした。道はいいので目的地までそれほど時間はかからないだろう。
イギリスではひもじい思いをしていたがトルコでは安値で肉料理をふんだんに食べることができる。安食堂で品を指さし皿に盛ってもらう。野菜とパンは無料でついてくるのでボリュームは半端ない。
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見晴らしのいいチャイハネでシリア方面の大平原を眺めながらのお茶。イギリスから来ると暖かく感じるので居心地はとてもいい。
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岩山にマッチした建物。
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バザールに行ってみた。
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魚が豊富に売られていたのは意外だった。
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天然石けん。この町の名物らしいくよく見かける。
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マルディンの夕暮れ。
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夕食はケバブを食べることにした。少し高めの店だったが盛りつけがこっていてかなり満足度が高い。
5時を過ぎるとほとんどの店が閉まってしまう。
トルコ東部の町は夜が長い。昨夜はイスタンブール空港で夜明かししているので早く寝た方が良さそうだ。 -
【1月22日(木)】
マルディンの旧市街から坂を下ったバス乗り場に向かった。バス乗り場から見たマルディンの岩山。 -
マルディンを8時に出発するはずが、1時間近く遅れてバスが到着した。トルコのバスは始発以外は時間は当てにならない。
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アナトリア山地の山が迫るシズレという町で他の場所からやってくるバスを待つことになった。シズレのバスターミナルでケバブを食べることに。
到着したバスはどこから来たバスかわからないが、そのバスの乗客を乗せ国境の町シルポに向かった。
シルポは案外大きな町だ。 -
たくさんいた乗客の中でイラクに向かうのは僕を含め3人だけだった。トルコとイラクの人の流れはそれほど多くないのだろうか。
シルポからから乗り合いタクシーでイラクへ向かう。イラク側のゲートを通過したところまで乗せてもらって値段は20トルコリラ(1000円)になる。トルコの出国審査までやってきた。 -
緩衝地帯の橋を渡りイラク側に入った。
イラクとクルディスタンの国旗がはためく。
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