憧れの奈良ホテルへ。　②　2日目

2020/08/05 - 2020/08/06

憧れの奈良ホテルに宿泊しました。

静かで、とてもくつろぐことができました。

朝食・夕食とも、おいしく、スタッフの方々も丁寧で、それでいて

フレンドリーな接客が好ましかったです。

今日は、小学校以来見ていない大仏様を拝みに行きます。

エリア 奈良市(奈良)

おはようございます！

客室まで新聞の配達がありました。
ドアノブにかけられています。

奈良ホテル 宿・ホテル

朝食もメインダイニングルーム三笠でいただきます。

メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン

案内された窓際の席からは興福寺の五重塔が、見えました。

茶粥定食をいただきます。

メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン

茶粥、月ヶ瀬の梅干し、奈良漬けなど、奈良らしいですね、。湯葉の生姜餡や、自家製ゴマ豆腐など、おかずもいろとりどりでした。

朝からおいしい食事でテンションがあがります。

メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン

昨夜訪れた桜の間。

明るいとちょっと雰囲気も違います。

奈良ホテル 宿・ホテル

ホール時計は意外と新しくて、平成になってからのものでした。

奈良ホテル 宿・ホテル

窓のデザインもステキです。

奈良ホテル 宿・ホテル

荒池の見えるティーラウンジに行ってみました。

奈良ホテル ティーラウンジ グルメ・レストラン

宿泊プランについていたドリンク券でアイスコーヒーを。

それにケーキを頼みました。ホテルのラウンジにしては、リーズナブルなお値段です。
奈良ホテルはティーラウンジやランチ利用でも、おすすめです。

奈良ホテル ティーラウンジ グルメ・レストラン

お庭も散策しました。裏側から見る奈良ホテルの建物。

奈良ホテル 宿・ホテル

乃木将軍お手植えの松というのがありました。

奈良ホテル 宿・ホテル

名残惜しいですが、奈良ホテルを後にして、東大寺・大仏様にお参りに行きます。

奈良ホテル 宿・ホテル

荒池を通り、

荒池 自然・景勝地

春日大社の一之鳥居を右に見て、

春日大社 寺・神社・教会

奈良公園へと進みます。

奈良公園 公園・植物園

まず、氷室神社を参拝しました。

氷室神社 寺・神社・教会

氷室＝氷の神様で、元々は豊作祈願のためだったようです。

現在では製氷業者や冷凍冷蔵業者の信仰が篤い神社となっています。

現在、奈良といえばかき氷が有名ですが、こんな歴史があってのことなんですね。

氷室神社 寺・神社・教会

暑いからか、鹿が氷室神社境内の鏡池に入っていました。

この暑さ、動物にとってもたいへんです。

氷室神社 寺・神社・教会

鹿が溝の中に座っているのがあちこちで見られました。

奈良の鹿 自然・景勝地

冷たくて、涼しいんでしょうね。

奈良の鹿 自然・景勝地

東大寺の南大門までやってきました。

東大寺 寺・神社・教会

南大門の金剛力士像。大迫力です。

東大寺 寺・神社・教会

いつもは大勢の観光客でにぎわう南大門付近も、観光客はさすがに

少なかったです。

東大寺 寺・神社・教会

鏡池のところから、山の方に向かいます。

東大寺 寺・神社・教会

山に向かって坂を上っていくと見えてくるのが手向山八幡神社です。
東大寺建立の時に守護神として勧請されたのが、明治の神仏分離で独立したものですが、東大寺の二月堂や三月堂はすぐ隣。東大寺と一緒だった時期のほうがずっと長かったわけです。

白無垢の花嫁さんと紋付き袴の新郎新婦さんが社殿で写真を撮っていました。
前撮りでしょうか。

手向山八幡宮 寺・神社・教会

手向山八幡神社から右手に歩いて行くと、若草山が見えてきます。
鹿が集団でいました。

若草山 自然・景勝地

お目当てはこちら。
若草山の麓にある三條小鍛冶宗近は元々は、興福寺や東大寺などの僧兵に刀を供給するために京都から奈良へ移り住んだ刀鍛冶で、明治以降より現在まで、家庭用の包丁やハサミを製造販売しています。
刀剣乱舞のコラボ商品もたくさん売っていました。
刀剣乱舞好きな人には聖地みたいなとこなんでしょうね。
私はそっちのほうはチンプンカンプン。
はさみを買いました。

もどって、三月堂。

東大寺 寺・神社・教会

二月堂と閼伽井屋。

東大寺 寺・神社・教会

今回見たかったのは二月堂の閼伽井屋です。以前お水取りを見に来た時は人が多くてよく見れなかった所です。
もっとも、建物の外観を見るだけです。中を見ることはできません。建物の前は枯れていましたが、榊などで結界が張られていました。
仏教というよりは神道のようですね。

東大寺 寺・神社・教会

清水寺みたいな舞台づくりで有名二月堂の建物の前にも、小さい神社があります。

神仏分離が行われてから１５０年あまり、神様と仏様が混然としていた時期のほうがずっと長かったのですから、強制的に神仏分離をしても、長い歴史には抗えないというか、そんな気がしました。

東大寺 寺・神社・教会

四月堂があるのを初めて知りました。

東大寺 寺・神社・教会

今日もかき氷を食べます。

ミルク味とフルーツが入っているのは「しろくま」アイスと同じで、かたちは鹿なので「しろしか」です。

二月堂・三月堂があるところの階段下にある「あぜくらや」で食べられます。

あぜくらや グルメ・レストラン

大仏殿と東大寺ミュージアムのセット券を購入しました。別々に行くよりはお得になります。
ミュージアムは国宝・重要文化財の宝庫ですが、撮影は禁止なので写真はありません。
仏像などにすごく興味があるわけではないですが、年月を経た本物はすごいです。

東大寺ミュージアム 美術館・博物館

建物外には大仏様の手のレプリカが置いてあります。

東大寺ミュージアム 美術館・博物館

さて、最後にいよいよ大仏殿へ。

東大寺 寺・神社・教会

大仏殿の前にある東大寺金銅八角灯籠です。細かい彫刻が施された大きな灯籠です。
大仏殿を前にして大仏の方に気がいってしまいますが、この灯篭が、なんと修理を重ねつつも、奈良時代からずっと存在する国宝なんです。
ある意味こちらのほうが貴重かも？

ちなみに羽目板の一枚は東大寺ミュージアムに展示されていました。
（盗難による破損のため）

東大寺 寺・神社・教会

大仏様のご尊顔を拝するのは小学校以来です。

東大寺 寺・神社・教会

大仏様の大きさは昔見た記憶のイメージどおりでした。

東大寺 寺・神社・教会

でも、大仏殿の中はもっと広かったようなイメージが記憶の中にあります。

自分が小さかったから、広く思えたのかなあ。

東大寺 寺・神社・教会

時間的にも遅かったので、参拝者は少なく、ゆっくり見て回れました。

東大寺 寺・神社・教会

蓮台にはいろんな紋様が刻まれています。

東大寺 寺・神社・教会

写真ではわかりにくいかもしれませんが、仏像や建物などの紋様が刻まれて、それが金彩でかたどられています。
紋様のひとつひとつがなんだかかわいらしいんです。

東大寺 寺・神社・教会

大仏様の後ろ側です。光背はかなり補強がしてあります。

東大寺 寺・神社・教会

廬舎那仏の右側にいらっしゃる虚空菩薩像ですが、こちらもかなりの大きさです。

東大寺 寺・神社・教会

廬舎那仏の左側には如意輪観音像が鎮座。大仏様の横なので、大仏様よりは小さいですが、これ単体だったらかなりの大きさの仏像ですね。

東大寺 寺・神社・教会

奥にある像は四方を守る四天王のうち、広目天像です。

手前の階段は屋根裏に上がる階段ですが、「ブラタモリ」でタモリさんがあがっていました。鉄骨で構造を補強している様子が映し出されていました。

東大寺 寺・神社・教会

この階段、見た目はほとんど直角で、よくこんなところ上ったなと驚きです。

東大寺 寺・神社・教会

四天王の一人多聞天像。

大仏殿の中には大仏様にもいろいろな像があるんですね。
大仏様と柱くぐりの穴しか、記憶にはありませんでした。

東大寺 寺・神社・教会

四天王の内、持国天と、増長天はなぜか頭部しかありません。

東大寺 寺・神社・教会

胴体より下は元々作られなかったのでしょうか？

東大寺 寺・神社・教会

柱くぐりの穴は感染防止のために封鎖されていました。

東大寺 寺・神社・教会

大仏殿の模型がありました。
江戸時代に再建された大仏殿ですが、現在の大仏殿がこれですね。

東大寺 寺・神社・教会

それ以前の大仏殿（南都焼き討ち後再建されたもの）はこちらで、現在のものよりも大きかったといいます。

現在の大仏殿でも瓦の重さに屋根がゆがんで補強を入れているそうですが、この
昔の建物はどうだったのでしょうね。

東大寺 寺・神社・教会

さらに、こちらが創建当時の大仏殿や七重塔の模型です。向かって右側の七重塔があった場所には現在金色の相輪だけが置かれています。

東大寺 寺・神社・教会

その七重塔の金色相輪レプリカは大仏殿からも見えます。

東大寺 寺・神社・教会