2019/05/30 - 2019/06/01
149位(同エリア243件中)
まさとしさん
今回は北京と南アフリカ共和国を経由して中央アフリカ諸国(コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、アンゴラ、サントメ・プリンシペ)を回る旅になる。世界で最も旅行のしにくいエリアの一つで旅行者は少なく不安だらけだったのですが、無事帰国の途につきます。
サントメからルアンダ経由でヨハネスブルグに向かい、翌日中国国際航空で帰国しました。
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サントメからアンゴラ航空で乗り継ぎ地のルアンダまでは2時間のフライトだ。
ガラガラの機内で機内食はホットミールはなし。ルアンダには1時間早く到着した。 -
このままヨハネスブルグへ乗り継ぐことになるのだが間違えて入国審査の方に並びイエローカードのチェックを受けることになった。そこでイエローカード接種日の日付けが古いので無効だとか言われた。イエローカードは永久に有効になったのをアンゴラでは周知されてないの。結局トランジットの場合は必要なかった。本来なら飛行機を降りる時点でチェックされ、ない人はそのまま飛行機から降りられないような国もあるのだがいい加減だ。
乗り継ぎ客の保安検査を受けて搭乗口の待合室に向かった。すでに何人か寝ている。
ベンチは多く待ち時間も苦にならない。睡眠不足なので少し横になろう。 出発前に余っているアンゴラの通貨クワンザを使ってカフェラテを飲むことにした。空港では公定レート(1ドル=300クワンザ)で計算されていてなんとなくと得した気になる。ちなみにカフェラテは1000クワンザだったので3.3ドルだが、闇で交換している僕は2.2ドルだ。 -
7時50分に搭乗口に向かった。到着時にもめたイエローカードだが搭乗前のチェックでは何の問題なかった。しかしヨハネスブルグから先の航空券を見せろとかうるさい。アンゴラはいろいろ細かくチェックしてくるので面倒だ。そもそも日本人がアンゴラを自由に旅行できるビザを取得できるようになったのはここ最近の話だ。まだまだ珍しい存在なのでいろいろと警戒されているのは仕方ないのかもしれない。真面目に仕事をしていると考えて我慢するべきだろう。
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9時20分発ヨハネスブルグ行き。機材はやはりB777でワイドボディだった。しかもかなりのボロだ。そしてやはり座席はど真ん中。最悪だ。3時間ほどとそんなに長くないので我慢するしかない。
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機内食はベーコンエッグ。
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ヨハネスブルグにはだいぶ早く着いた。アンゴラ航空ではいつものことだ。ヨハネスブルグでの滞在時間は限られいるのでありがたい。
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到着予定時刻の13時50分には市内とを結ぶ空港鉄道のハウトレインの空港駅に着いていた。
パークステーションまでICカード(60ランド)込みで230ランド(1840円)とけっこう高い。このICカードは払い戻しできなかったので事実上運賃の一部みたいな感じだ。 -
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14時前に空港駅を出発する列車に乗り込んだ。
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列車は高速鉄道的な走りっぷりだが最高速度は160キロ程度だ。でもヨハネスブルグ中心部はで20分くらいで行くので速い。列車は直線区間を走っているにも関わらずかなり揺れがひどい。酔いそうだ。
サントン駅に到着。空港発の列車はサントン駅止まりなのでパークステーションに行くにはプレトリアからの列車に乗り換えなくてはならない。サントン駅は9年前にも来たことがある。前回はこの駅までしか開通しておらず、ここからパークステーションまでミニバスでヒヤヒヤしながら向かった記憶がある。 -
サントン駅は地下にあり空港行き専用ホームとプレトリアからの列車の路線が別の階にある構造になっている。エスカレーターで行き来できるので便利でわかりやすい。
サントンで後続のプレトリア方面から来た列車に乗り換えた。ほとんど待ち時間はない。プレトリアからの列車は8両編成で運行されているものが多い(空港サントン間は4両編成)。
https://www.youtube.com/watch?v=P-t8gVru6SE -
パークステーションに到着した。9年ぶりにこの駅に来たが駅構内がずいぶん清潔になった印象だ。ファーストフード店などおしゃれな店も入っている。
しかし駅で物乞いの付きまといは相変わらずだ。 -
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パークステーションの駅構内を通り抜け南口に出た。そして宿泊先のビジネスバーグホテルに歩いて向かった。
ヨハネスブルグは世界一危険な街と言われている。かつてはそうだった時代もあるだろう。しかし今はせいぜい置き引きやスリに注意すればいい程度で路上強盗などは人通りのある場所ではまずないだろう。過去のイメージを引きずっていて誰もこの街に来ないので情報が更新されない。
ヨハネスブルグは確実にアフリカで最も発展した街といえるだろう。
宿泊先のビジネスバーグホテルまで荷物を背負って歩いて向かったが特に危険を感じることもない。ホテルは駅から近いと思っていたがけっこう遠かった。 -
ビジネスバーグホテルはヨハネスブルグの中心部で予約サイトから予約できる数少ないホテルだ。一泊3000円程で簡素な作りだが清潔で快適なホテルだ。ただ同じ値段を出すなら周辺にもっと安いホテルはあるので今後はこのホテルに泊まることはないだろう。
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ホテルの部屋からの眺め。周辺は近距離ミニバスターミナルになっていて少し騒がしい。
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ヨハネスブルグに着いたがあまりゆっくりしていられない。
ポンテシティに歩いて向かった。ヒルブロー地区にそびえる円筒状の高層ビルだ。ボーダフォンの看板で有名な建物だ。今回このビルに入ろうと思っていた。早くしないと日が沈んでしまう。まだ3時台だが急速に陽が西に傾き始めた。ヒルブローを急いで歩きポンテシティの入り口までやってきた。 -
建物の敷地に入ることはできた。しかし上に行くのに金を取られるらしく、しかも今日はもう終わってしまったらしい。明日の朝11時にくるようにと言われた。
明日の朝、この街を離れることになるので事実上今回は諦めることになる。それにしても上がるのに280ランド(2200円)は結構高い。吹き抜けや基礎部分の岩場などもお金を払わないと見られないようだ。値段設定はカールトンセンター展望台を意識しているのだろうか。カールトンセンターよりは眺めは絶対こちらのほうが良いはずなので今後観光化が進む可能性がある。 -
高台にあるポンテシティ付近からの眺め。
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そのままヒルブローの繁華街に向かった。マクドナルドやケンタッキーに加えて地元のフーストフード店も点在しているので食べることに苦労はしない。こちらの方が夜も賑やかなので宿はこちらに取るのもありかもしれない。
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ヨハネスブルグで最も賑やかなヒルブロー地区。
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BRTがヨハネスブルグの中心部でも見られるが、まだ稼働していないようだ。
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フィッシュ&チップスの店に入ってみた。
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コーラを付けて38ランド(300円)と安くとてもうまかった。
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ヨハネスブルグパークステーションの方へ戻ることにした。
ヨハネスブルグ・パークステーション周辺のホテルを調べてみることにした。駅に近いホテルでだいたい2000〜3000円で快適に泊まることができる。どこもオンライン予約はできないが、定価が決まっていて安く泊まれる。設備も悪くなさそうだ。ヨハネスブルグに来る旅行者は近郊の白人経営のホステルに電話して送迎を頼むことが一般化している。しかし待ち時間が長かかったり出発時の送迎に追加料金を取られたり場所が不便だったりとあまりメリットを感じられない。やはりヨハネスブルグではダウンタウンに泊まるのが効率的だろう。 -
駅に一番近いのは「CITY HOTEL」
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値段はこんな感じ。(1R=8円)
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駅前のミニバス乗り場を挟んだ向かいにある「PARK STATION HOTEL」。
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値段はこんな感じ。ここは唯一朝食付きの料金設定だ。
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ダウンタウンの繁華街にある「RAND INN HOTEL」。
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夕暮れのヨハネスブルグの街並み。
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標高1753mの高地にあるヨハネスブルグは夜になると寒い。
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21時になるとダウンタウンの店は流石に全滅する。ゴミが散乱した街中を歩いている人は少ない。マクドナルドだけは24時間やっているので歩いて食べに向かった。ビッグマックセットが200円台と南アのマックは安い。一番高いマックロイヤルのセットでも64ランド(500円)だ。
【5月31日(金)】
今回の宿はダウンタウンの中心部で夜は何もないくせに朝からうるさく、周辺がミニバス乗り場になっていてあまり環境は良くない。今回はオンライン予約でこの宿しか予約できなかったので仕方ない。次からは予約なしでもう少し駅の近くか夜でも賑やかなヒルブローに泊まったほうがいいかもしれない。 -
7時過ぎに宿を出発した。7時半のハウトレインに乗るため、ヨハネスブルグパークステーションへ向かった。
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パークステーションからプレトリア行きの列車に乗り、途中のサントンでオリバータンボ空港行きに乗り換えた。
空港には出発2時間前に到着した。ICカードのデポジットは戻ってこなかった。 -
中国国際航空北京行きのチェックインカウンターはけっこう行列ができている。結構混雑している。北京までの座席は後方の通路側を指定している。混んでいると窮屈だ。
中国国際航空はヨハネスブルグ発の北京行きだが往路同様深圳を経由することになる。
深圳まではにたような機内食が二回出た。 -
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【6月1日(土)】
深圳には4時半に着陸した。時間が早いのかスポットへ移動するまでしばらく待たされた。深圳到着予定時刻は5時20分だったようだ。
ターミナルに降り立つと一旦入国審査を受け、専用の乗り継ぎレーンを通って出発ゲートに向かった。
出発まで1時間半あるので深圳航空のラウンジに入ることにした。 -
中国国際航空の機内食が毎回単調で飽きてきているのでラウンジの揚げパンや豆乳、海老の点心などがうまい。中国茶も飲むとホッとする。
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深圳から再び同じ飛行機に乗ることになる。北京までは3時間。ヨハネスブルグからの大半の客は中国各地の便に乗り継いだようで機内はガラガラになった。なので横3列を独占でき北京まで3時間だか横になることができた。目を覚ますとCAが機内食を食べるか聞いてきた。ちゃんと声を掛けてくれるのは気がきく。でもせっかくだが食べる気はない。
北京には10時半に到着。深圳からとヨハネスブルグからの客でバスを分けられた。連れていかれたのは国際線の荷物受け取り場所だ。ヨハネスブルグからの客は預けた荷物を税関に通す必要があるのだ。国内線の深圳からの客とは荷物受け取り場所が異なるのだ。うまくできている。
しかし僕は東京まで荷物を預けているのであまり関係ない。
出国審査を済ませてエアチャイナのラウンジへ向かった。一年近く前にラウンジの改修工事を行なっていた。でもリニューアルされたラウンジ設備は以前と大差なかった。大きく違うのはシャワーが別の場所に移転したことだろうか。故障だらけだったトイレ横の狭いシャワーがエレベーターで降りた一階に新たに新設された。広いスペースを有し、アメニティーも以前よりは充実している。今まで北京ではシャワーは故障続きで諦めていた。でもこれは今後ありがたい存在になる。
搭乗口へ向かった。バスはエコノミーと上級会員及びビジネスクラスに分かれているので満員の車内に詰め込まれることはない。しかし一台なので出発が最後になり乗り込むのも最後になるので荷物置き場のスペースを確保したいなら満員のバスで早めに向かわなくてはならない。
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北京発17時10分。所要3時間。羽田空港には21時30分に到着した。預け入れ荷物を受け取ろうとしたが出てこないままベルトが停まってしまった。北京で積み忘れられたようだ。
近くにいた案内の人に荷物がないことを伝えると荷物の状態を調べてもらい、結局現時点でどこにあるのか把握できないようだ。たぶんバーコードタグは外れてしまったのだろう。しかしあれだけ頑丈に付けてあるタグがどうやったら外れるのかが不思議で仕方ない。
今回のアフリカ中部の旅行だが、蚊に刺されて傷だらけになったこと以外トラブルはなかった。充実した旅行だったように思う。しかし最後の最後でこのような目にあるとは思わなかった。いつもの事ながら無くなるのが出発の時でなくてよかったと思う。
結局荷物は2日後自宅に届いた。
【 お わ り 】
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