2020/02/15 - 2020/02/17
8位(同エリア15件中)
まさとしさん
今回は西アフリカの未訪問国を回ろうと思う。ニジェール、ナイジェリア、リベリア、シエラレオネが訪問できておらず、これらの国を回ることができれば西アフリカ諸国と呼ばれる国々はすべて訪問したことになる。日本からはフランクフルトとチュニスを経由してニジェールの首都ニアメに入ることにした。
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チュニスからチュニスエアでニジェールの首都ニアメに向かうことになる。
フランクフルトでもらったニアメへの搭乗券は無効のようでチェックインをし直すことになった。チェックインカウンターは空いている。ニアメへ向かう大半の客はヨーロッパからの乗り継ぎ客でチュニジアからの客はほとんどいないのだろう。
20時40分発のニアメ行き。ニアメ行きの便も全員が乗り込むのに時間がかかり1時間遅れて出発。 -
ニアメまでは4時間だ。機内食が出た。
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【2月16日】
日付が変わった深夜1時にニアメ空港に着陸した。空港ターミナルは最近完成したモダンな建物だ。トルコの支援で建設されたようだ。
ニジェールは国連加盟183カ国目の訪問国だ。ISO3166-1を基準にするとちょうど200カ国目の区切りとなる。
東京にあるニジェール大使館が昨年末に閉鎖されてしまった。ビザの受付は10月いっぱいと言うことで駆け込みでビザの申請を済ませたので特例で3ヶ月以上前だったにもかかわらず申請することができた。とにかくギリギリで受領したビザだ。もう日本には大使館がないので今回ニジェールに行くことができなかったら面倒なことになる。チャドや赤道ギニア、南スーダンのように外国の大使館で取得することになり、時間に余裕がないと取得が面倒になった。なので今回ニジェールだけには絶対に行っておきたい。ニジェールは183カ国目の国連加盟の訪問国。モダンなボーディングブリッジに接続された。入国審査や空港にいる職員も洗練された雰囲気で第一印象は良好だ。
先進国に来たかのような到着ロビーには驚いた。この雰囲気なら空港で朝まで過ごすことも十分可能だった。深夜の発着便もある。でも宿は予約してあるので向かわなくてはならない。この時間だと宿まではタクシーを使うしかない。
結果として深夜の到着はやはりリスクが高いと感じさせられた。今回の判断は全てが間違いだったとしかいえない。Airbnbで予約した民泊の場所が分かりづらかったこともある。宿には到着したが悪路を行ったり来たりさせ、タクシー運転手が文句を言い出して10ユーロで交渉していたのが結局言い値の20ユーロに戻ってしまった。確かに相当走って道に迷った。あまりにもしつこいし宿の人にも迷惑はかけたくない。金で解決するならそれでいいと思いあきらめた。
朝まで空港で過ごし乗合タクシーで街の中心に出て適当に宿を探すのが最善だった。
ニアメの宿はホテル予約サイトではどこも割高だった。でもAirbnbだと2000円からとかなりリーズナブルだった。予約したのは民家というよりはゲストハウスという感じだ。ただ直前まで正確な場所は分からず、予想以上に街の中心部から離れていたのは誤算だった。いや離れているだけなら大丈夫なのだが、幹線道路からかなり離れていたのが失敗だ。もちろん事前にホストに問い合わせれば済む話だが、初めての利用で気が回らなかった。これは今後Airbnbを使う際のリスクとして考えておきたい。やはり短期滞在の場合場所は重要になってくる。でも値段はリーズナブルで安宿の少ないニアメでは重宝する。宿はシャワー付きで少し蚊がいるが快適だ。
場所の不便さに関してニアメでは活発に動き回ることもないだろう。とりあえず今夜は休もう。 -
ニアメの宿。庭は広い。
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部屋は離れの小屋になる。
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宿の前は未舗装の道路になっている。
それにしても西アフリカ統一通貨CAF圏は両替しづらい。貧困国にもかかわらず通貨だけは安定しているのでみんな外貨を必要としていないのだ。空港で両替したが全てタクシー運転手に渡すことになったのは誤算だった。宿の周辺は不便すぎで身動きが取れない。露天のフランスパンくらいしか食べるところがない。結局ガソリンスタンドで両替できたがかなりレートは悪かった。でも現地通貨がないと何もできない。こんなことなら空港でもっと替えておくべきだった。 -
ニアメの中心部に乗り合いタクシーでむかった。
ニアメは高層ビルが集まるダウンタウン的な繁華街はない。なのでどこが中心部なのかよくわからない。街が広すぎて全体像が掴めない。
交差点には記念碑が多い。 -
モスク。
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鶏を売る男性。
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とりあえずニジェール川を見に行くことにした。ケネディ橋というのが川を眺めるのに景色がいいとされる場所だ。ケネディ橋はひっきりなしに荷物と車が行き交い活気のある橋だ。その下をニジェール川がゆったりと流れている。ニアメに来てこの景色を見れれば満足だ。
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支流では護岸工事が施されている。
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朝から何も食べてないので露天で羊のレバーの串焼きとフライドポテトを食べることにした。腹が満たされ生き返った気分だ。
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再びニアメ中心部。
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中心部の外れにカテドラルがあり、行ってみた。ニジェールはイスラム教徒が大半なのでカトリック教会があったのには驚きだ。建物はこの地域独特の土壁風で雰囲気もいい。日曜日でミサが行われていて賑わっている。
2月は一年で一番涼しい時期だが昼間になると案外暑くなってくる。昼前までに街の中心部はなんとなく歩き回ったので宿へ戻ることにした。しかし乗り合いタクシーで帰る場合、宿の正確な場所を説明しづらい。結局歩いて宿まで戻ってきた。日中なら歩けない距離ではない。喉が乾いたらガソリンスタンドで冷えたドリンクを買うのがいい。
写真は宿に戻る途中にあった記念碑。 -
夕方再び街は出ることにした。近くのインド料理屋に行ってみたら昼の部は終わっていた。Wi-Fiは使えるのかわからない。幹線道路沿いの「La Cabana」というの外国人向けのカフェも行ってみた。しかしこの店はWi-Fiはなかった。
その後乗合タクシーでグランマルシェへでた。日曜ということで賑わいはそれほどでもない。 -
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おばさんたちがパンケーキみたいなのを焼いている露店があったので買ってみた。ニジェールの国民食なのかあちこちで見かける。ガレットといいクレープのような食感だ。朝から大したものを食べてないので腹の足しにはなった。
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ガレットを買いに来ていた女の子。
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町の中心部を山羊の群れが横断する。
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その後レバノンレストランでお茶でも飲むことにした。Wi-Fiの電波が飛んでいてオーナーらしきレバノン人にパスワードを聞いたら教えてくれたが繋がらなかった。
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紅茶は好きな銘柄を選ばせてくれた。
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宿に戻ったらなぜか夕方から部屋でWi-Fiが使えるようになった。庭にいる誰かがテザリングしているようだ。かなり遅いがメールのチェックができるのは助かる。奇跡が起こったみたいだ。でもすぐに使えなくなってしまった。
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【2月17日】
せっかく週が明けだが、街に出る気分ではない。昨日ニアメの中心部を一通り歩きまわったので行くべき場所もない。宿の中庭でゆったりできるので寛ぐ事にした。写真は宿の近所のモスク。
宿でナイジェリア人のフェミーと知り合った。昨日到着したらしい。ニアメには2週間滞在するようだ。陸路でナイジェリアとの国境はどうか聞いたら開いているが状況は良くないらしい。テロリストが蔓延っているからナイジェリア人でも詳しいことはわからないだろ。でも開いているなら陸路移動したかった気もするが、この情報が正しいとは限らない。ラゴスの人間が北の外れのことなど知らないだろ。それにしても日本で大型客船が上陸できない話やコロナウィルスでパニック状態になっている話など彼はよく知っていた。NHKワールド放送を見ているらしい。 -
12時過ぎにチェックアウトして歩いて幹線道路沿いのインド料理屋に向かった。空港に行くまでに食事を済ませたい。向かったのはインド料理レストラン「ムンバイ」。結局ここが両替レートも良く、Wi-Fiも使えて料理もお腹いっぱい美味しく食べられた。
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空港までは店の前で乗合タクシーを拾い値段は2500CAFであらかじめ調べていた宿からの値段の半額で済んだ。
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近代的なニアメ空港。トルコの支援で作られたようだ。ダカール新空港のターミナルも同じトルコの会社によって建設されたらしい。
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空港内は制限があるものの無料Wi-Fiも飛んでいてスピードは速い。
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2時間前にチェックインが始まった。これからコートジボワール航空でアビジャンを経由してラゴスに向かう事になる。
ニアメ空港の発着便はかなり限られている。アフリカ内の移動でもアビジャンやアジスアベバを経由しなくてはならず値段は高い。マグレブ諸国にフライトが多いように感じる。 -
ターミナルの搭乗口付近は免税店も充実しているが出発便が少ないので閑散としている。
ニアメからナイジェリアまでは陸路で行く予定だった。しかし年末に国境が閉鎖されているという情報があり、行けたとしても治安にリスクがある。宿にいたナイジェリア人の話はさておき空路でラゴスに入るのが最善だと判断した。 -
16時30分発のアビシャン行きコートジボワール航空。機材はDHC8-Q400というプロペラ機だ。アビジャンまで2時間半と距離の割に時間がかかるのはそのためか。
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