2013/02/28 - 2013/03/05
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みよりさん
旅行に行けない現状、昔の旅行の写真でも見て気を紛らわせるしかない…!
2013年の春先、妹とロンドンを旅行したときの回顧録です。
それまでは、なんとなく敬遠していたイギリス。
だって、周りから聞く評判は、
「道でぶつかると舌打ちされる」とか、
「英語の発音が悪いと無視される」とか、
「食事が不味い」とか「食事が不味い」とか「とにかく食事が不味い」とか…
ネガティブなものばかりだったから。
しかししかし!
話に聞くのと自分の目で見るのでは大違い。
イギリス人みんな紳士淑女だったし、すごく楽しい旅行でした。
食事は、やっぱり不味かったけど。
そんな6日間のロンドン旅行記です。
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今回もフィンエアーを利用。
機内食って、そば出がちなのなんでだろ。 -
今回申し込んだ航空券とホテルのパックには、
ヒースローからの地下鉄乗車券もついていました。
しかし、旅行会社から届いたチケットは、どうやら市内中心部の一日乗車券で。
これってヒースローはエリア外じゃ…?
この旅行会社は、価格設定が安い代わりに仕事は雑。
ネット上での評判も悪いし、信用ならない。
そんな旅行会社に事情を説明するより、現地で確認したほうが早いだろう。
持ってきたチケットを地下鉄の窓口で提示したら、
案の定、市内中心部しか使えないと言われてしまいました。
ま、次の日使えばいっか。
オイスターカードというICカードを購入して、
「チューブ」の愛称をもつ地下鉄に乗り込みます。 -
小一時間ほどかけてホテルの最寄り駅、ラッセルスクエア駅に到着。
大英博物館近くのロイヤルナショナルというホテルに四連泊します。
駅から近いし、駅前にはコンビニもカフェもあるし、超便利!
口コミはイマイチだったけど、普通に快適。
外国人向けの宿らしく、時節柄、卒業旅行っぽい日本人大学生も結構いました。 -
荷物を置いてさっそく晩ご飯!
とりあえず、フィッシュ&チップスでしょう。
ガイドブックに載ってたお店に行ってみると、なんともがっつりしたやつがでてきました。
完食は厳しい… -
翌朝。
まずは、昨日使えなかった地下鉄の一日乗車券を引き替えるべく、最寄り駅へ。
窓口の紳士が言うには、「ここでは引き換えできないから、主要駅に行け」とのこと。
主要駅ってどこだよって思ってたら、
「こっからだとキングスクロスなら歩いて10分」と、行き方まで案内してくれた。
わあ、紳士!
今まで、イギリス人て冷たそうって勝手に思っててごめん!
優しいのね!
朝方の街並みを楽しみつつ向かったキングスクロス駅。
いやー、イギリスっぽい!!
頭の中では、ハリーポッターのテーマがエンドレスリピート。 -
9と3/4番線を探しちゃうよね。
一日乗車券も無事にゲット。 -
まずはエリザベスタワー。
いや~、でかい!!! -
続いてウェストミンスター寺院へ。
ステンドグラスが綺麗でした。
寺院内を日本語ガイドで一周したけど、とにかく説明がくどい。
あと、血なまぐさい話が多い。
高校時代の世界史の原口先生(ダンディーな声で、物語を語るかのような授業が文科系女子に人気)が、ブラッディーメアリーについて切々と語っていたのを思い出すわ…。 -
セントジェームズパークを通ってバッキンガム宮殿に向かいます。
首相官邸の向こうにロンドン・アイ。
政治の中枢なのに、なにこのテーマパーク感。 -
バッキンガム宮殿での衛兵交代を見ようと思っていたのに、着いた頃にはもう終盤。
衛兵交代式を観るのは諦めて、宮殿の雰囲気だけ味わおう。 -
ブラブラしてると交通整理が始まり、交代を終えた衛兵たちの行進が!
わーい、ラッキー。 -
それにしても、なんでこんな帽子なのかな~。
絶対、前見えてないよね。
調べてみたら、敵を威嚇するため、という説が。
いや、むしろ和むんですが。 -
バッキンガム宮殿から向かったのは、ヴィクトリア&アルバート美術館。
ジュエリーの展示やウィリアムス・モリスのデザインの展示があって、女子好きのするミュージアムです。 -
まずは、美術館内にある、ブュッフェ形式のカフェでランチをしよう。
ホットシチューパイと温野菜サラダをチョイス。
昨晩のフィッシュ&チップスが重すぎたので、ただブロッコリーと人参をゆでただけの、味付けもなんもない温野菜がしみるほど美味しく感じました。
なんなら、ロンドンで一番美味しかった。 -
トイレさえこのオシャレさ。
-
ウィリアム・モリスのデザインの展示。
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オシャレなホームセンター的空間。
何故鉄格子が美術館に…。 -
続いてはナショナルギャラリーへ。
ゴッホやミレーの名作がそろってる…
はずなんだけど、一切記憶がない。
キャパオーバーだったんですな、きっと。ああ残念。 -
ナショナルギャラリーが面しているトラファルガー広場。
ちょっと高台にあるらしく、夕暮れの街並みがステキでした。
遠くにエリザベスタワーも見えて、なんだかちょっとピーターパンぽい眺めです。 -
美術館を満喫したあとは、買い物&観劇です。
海外旅行ってほんとに一日が長いっ!
ひとまず、19時からのミュージカルのチケットを引き替えるべく、ウエストエンドへ。
ネオンが灯り始めていい雰囲気。 -
さて、無事にチケットも引き換えできたし、お買い物にいこう!
カラフルでかわいい王室御用達のチョコレート屋さん、プレスタ。
ドアマンが、「Good evening, Ladeis.」と言いながらドアを開けてくれる老舗デパート、フォートナム&メイソン。
満足したあとは、ピカデリーサーカスをブラブラ。 -
旅行計画中に悩んだのは、ブロードウェイと並ぶミュージカルのメッカで何を観るか。
レミゼ?オペラ座?どっちも暗いし苦手…。
他に何かあるかしら…。
え、去年(2012年)始まった「singing in the rain」が好評?
よく知らないけど、「雨に唄えば」の曲はキャッチーよね。
ストーリー的にも英語聞き取れなくても大丈夫そうだな~。
ということで決めたのですが、これが大正解。
外観からして楽しいやん!!
「雨に唄えば」をはじめ、明るい歌が多くてご機嫌だし、タップがお見事。
舞台上で実際に雨が降る演出なども、エンタメ感満載で楽しめました。
こうして、ロンドンを満喫した一日は終了です。 -
3日目。
今日も朝から元気に行きましょう。
何気ないアパート街もオシャレ。
ホテルから歩いて10分ほどのショッピングストリートで、高級スーパーや文具店を物色してから、大英博物館へ。 -
開館まもなくでも、なかなかの人出。
-
展示室に入るとまずお目にかかるのは、目玉であるロゼッタ・ストーン。
前述のロマンあふれる世界史教師・原口先生が熱く語っていた記憶が蘇ります。
「ね、ロゼッタストーン!こんな石がね、古代文明の謎を解いたんだね…ロマンだね…」
と、まあそんなことを言ってたかどうかは定かでない。 -
それにしても原口先生!
人、多いです!!
とくに真ん前を長時間陣取って、一生懸命写真におさめようとしているアジア人たち。
それ、ガラス反射するから写真無理ネ!
あとでじっくり見たいなら図録でも買えばいいネ!
…ああ原口先生、悠久の歴史の前で、わたしはなんて小さい人間なのでしょうか…自分だって写真撮ったくせに…。 -
エジプトの死者の書。
世界観が面白くて見入ってしまう。 -
アッシリアの人面有翼獣。
なんかかわいい。 -
パルテノン神殿の彫像。
美しい。 -
ミイラの集合体。
なんていうか、大英博物館は、
興味深かったけど、確かに大英略奪博物館だった。 -
大英博物館をあとにして、やってきたのは、コヴェントガーデン。
ロンドンの楽しみのひとつでもあるマーケットがあります。
マーケットごとに、骨董品がメインだったり、食べ物の屋台が多かったり、いろいろカラーがあるみたいですが、コヴェントガーデンは、クリエイターズマーケットというか、手作りのものがメインでした。 -
ミートパイのお店でお昼ご飯。
マッシュポテトにかけられたグレイビーソースがめちゃめちゃおいしくて。
このおいしさに感動した我々は、スーパーでお徳用サイズを買って帰ってきたのですが、残念ながら日本では使い道がほとんどなかった…。 -
早々にコヴェントガーデンをあとにして、次の目的地に向かいます。
ロンドン橋から見たタワーブリッジ。 -
道中に出会した、不思議な会合。
サンバイザーをつけ、ペダルを漕いで移動しながらシャンパンを飲む人々。 -
ここから、アフタヌーンティークルーズに出発します。
-
港を出た船はロンドンブリッジをくぐり、まずはエリザベスタワーに向かいます。
川から見上げるロンドンアイの大きさにびっくり。
その後、船はさっきの港へ逆戻り。
え?まさかこれで終了!?
と思いきや、おそらく乗り遅れたのだと思われる乗客たちを乗せ、今度は郊外に向かって進みます。 -
タワーブリッジ、でか~。
-
ビジネス街や倉庫群を眺めながらしばしのんびり船旅。
残念ながら、テムズ川って結構汚いんだね…。
小一時間ほどたったころ、待ちに待ったティータイム!!
ときめく~☆
サンドイッチやエクレアも美味しいけど、
何よりスコーン!
本場のスコーンやばすぎ!!
サクサクしつつもふんわりしたスコーンに、超濃厚なクロテッドクリームがやみつきになります。
もちろん紅茶も最高。
紅茶コーヒーはおかわり自由でした。 -
ひととおりアフタヌーンティーを楽しんだので、甲板に出てみた。
誰もいない。
気持ちいいのになぁ。
はしゃぎまくる我々。 -
期待を上回ってステキだったアフタヌーンティークルーズ。
気づけば、街はすっかり夕焼け。
余韻を引きずりながら、ダブルデッカーで中心部に戻ります。 -
ダブルデッカー、見た目も可愛いけど、
二階からの眺めも楽しい。
車窓から、セントポール大聖堂。 -
すっかり日が暮れた頃、本日最後の目的地、ハロッズに到着。
老舗の百貨店なのに、もはやテーマパークなド派手さ。
ハロッズグッズなどお土産を購入。
ホテルに帰る途中でカフェに立ち寄ったら、
「miso soup」があったのでテイクアウトしてみました。
どんなもんかしらね~。
…薄くて飲めるかー!!!
結局、日本から持ち込んでたインスタントみそ汁を、そこに溶かして飲みました。
妹は、「インスタントみそ汁、あのカフェの店員さんにあげようかな…みそ汁が何か知ってほしい」と真剣に呟いてた。 -
最終日は、バススアーで郊外のコッツウォルズ観光。
コッツウォルズは、のんびりした丘陵地帯で、美しい街が点在しています。
どこの街も、蜂蜜色のおうちが立ち並んでいて可愛かった~。
バーフォードという街から出発。 -
いい感じの街並み。
…もさることながら、この坂道で縦列駐車できるのすげえなって。 -
かわゆい~。
-
次の街は、ウィリアム・モリスが愛したというバイブリー。
とっても静かな場所。 -
春夏なら、さぞお庭が綺麗だろう。
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続いては、ボートンオンザウォーター。
比較的大きめの街。 -
ランチはここでいただきました。
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野菜スープでとりあえず空腹を満たし、スコーンを!!
昨日とちがって、しっとりタイプ。
こっちも好き~! -
最後の街、ブロードウェー。
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同じコッツウォルズ地方でも、採れる石の色が場所によって変わるらしく、この街のレンガはかなり黄色かった。
-
郊外トリップから戻り、地下鉄でホテルまで帰ろうとしたら、
事故かストかで止まってる。
動く気配がなかったので、バスで帰ることに。
キングスクロス行きのバスに乗り込んだものの、
もうずいぶん長い時間乗ってるし、
ほんとにこれであってたかな…?
わたしが不安に駆られていると、妹が突然、
「ねえちゃん、ここで降りよう」と停車ボタンを押しました。
「え?ここ、どこ?キングスクロスまで行ったがよくない?」
「ここからホテルは近いよ」
言われるがままバスを降り、導かれるがまま通りを歩くと、
「あ、昨日の朝来たスーパーだ」
「ね、結構近いでしょ」
海外旅行でも、ほとんど日本語で貫き通す我が妹の生命力を改めて感じたできごとでした。
そんなこんなで、ようやくホテルにたどり着き、
ロンドン最後の夜は、ホテル横のパブでビールを。
旅行客ばかりなので気軽に入れました。 -
種類いっぱい。
-
とりあえずは、ギネスで!
-
パブ飯。
ビールに合うわぁ。
こうして、ロンドンの旅は幕を閉じたのでした。
おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- TOKOMASさん 2020/09/04 14:53:51
- イギリスの旅
- 初めまして!
TOKOMASと申します。
イギリスには30数年前に行きました。
旅行記懐かしく拝見いたしました。
とあるレストランでは、前菜に生牡蠣と鰯の缶詰が同じ価格でした。
メインの舌平目は味付けがなく、テーブルには調味料が塩だけでした。
飛行機の中で出た食事についてた金魚の醤油で何とか美味しく舌平目を食べました。
当時の成田→ロンドンは直行便はなく、アンカレッジ経由で16時間ほどかかりました。
これからもよろしくお願いいたします。
- みよりさん からの返信 2020/09/04 17:14:33
- Re: イギリスの旅
- コメントありがとうございます。
30年前は、それこそ、イギリスに食を求めてはいけない、といった感じだったのでしょうね…。
食事はいまひとつでしたが、アフタヌーンティーは最高でした!
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
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