2012/03/22 - 2012/03/26
2920位(同エリア6451件中)
みよりさん
gotoとか言われても旅行いけないし、昔の旅行の写真でも見て気を紛らわせるしかない…!
2012年の春先、芸術とカフェの都・ウィーンへ、妹と旅行したときの回顧録です。
5日間しか日程がないけれど、ヨーロッパに行きたい!
でも、時差や移動を考えると、実質丸2日ほどしか滞在できない…
という中で我々が選んだのは、オーストリア。
中心街の観光スポットやカフェを満喫し、
美術や音楽にも触れて、
ツアーで郊外の丘陵地帯にも足を伸ばすなど、
短い日程で楽しむには、ウィーンは最適でした。
-
今回の旅行は、飛行機とホテルの格安パックをネットで手配しました。
ウィーン行きの航空券とともに送られてきたのは、コアラが表紙のお土産パンフレット。
「旅行代理店がオーストラリアとオーストリアを間違うかね…」と驚愕しつつも、無事に出立できました。
フィンエアーを利用し、ヘルシンキ空港で小型機に乗り換えてウィーンに到着です。 -
電車の3日間乗り放題券を購入し、ウィーン国際空港とウィーン中央駅を16分で結ぶ快速電車、シティーエアポートラインで市街まで移動します。
電車は二階建てだったので、大荷物にもかかわらず、上階をチョイス。
ウィーン郊外の夜の街並みを楽しんでいるうちに、中央駅に到着しました。
そこからUバーン(地下鉄)に乗り換えて、ホテル最寄りのシュテファン・プラッツ駅へ。 -
そしていよいよ、ウィーンの街に降り立つときが…。
地下から地上に出ていきなり目の前に飛び込んできたのは、ライトアップされたシュテファン寺院。
もう、いっきにいろんなメーター振り切れます。
でも、照明の色がなんか気持ち悪い。 -
三連泊するホテルロイヤルは、寺院の目の前!
ドイツ語でチェックインしようと意気込んでいたのに、向こうから英語で切り出されたことで、発揮できずに終わってしまってちょっと落ち込みました。 -
なぜか、ポーターさん曰く「very big room」をあてがわれました。
ラッキー!
バスタブもある!最高!
ヨーロピアンな内装でテンション上がるよね。 -
荷物を置いたら、夜のお散歩に出かけよう。
時刻は9時過ぎ。
閉まっているお店も多いけど、
観光客向けのお土産もの屋さんなんかは開けてるところもあり、
人通りも多くてにぎやかです。
小腹が空いたので、
スタンドでブラートブルスト(焼きソーセージ)をいただきます。
うまい~!!! -
スワロフスキー本店。
キラッキラ。
特に好きなわけではないけど記念に、と買って帰ったものの、8年間で一回か二回しか使ってない。
もったいない。 -
歩行者天国の終点・オペラ座。
テーマパークかと思うほどのライトアップ。 -
オペラ座近くのホテルザッハーに併設されている、カフェザッハーが、この夜のお散歩の目的地。
ザッハトルテを生んだお店です。
トルテとは独語でケーキのことなので、ザッハトルテとは、まさしくザッハーのケーキ、の意味。
到着早々、ウィーン名物を本家でいただく、いや~、贅沢!
昼間は混雑しているみたいだけど、21時過ぎは並ばずに入店できました。
カフェなのにクロークでコートを預けなきゃいけなかったりしてとまどいつつも、格調高い雰囲気に高揚します。
オーダーは、ザッハトルテ一択でしょう。
メランジェ(カフェラテのウィーン版)も注文。 -
もはや美しい!
ザッハーのザッハトルテ(ややこしい)は、甘さが特徴。
アプリコットジャムが効いてて、「いかにも海外の味」っていう感じはするのだけど、実においしかった。
横に添えられたらクリームは、見た目を裏切って甘くないので、激甘のザッハトルテと一緒に食べるとちょうど良いのです。 -
翌日は、朝イチでシェーンブルン宮殿へ。
でかい…。
シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家の夏の離宮です。
17世紀末に建設が始まったものの一時中断し、完成したのは、18世紀後半のマリア・テレジア時代。
ハプスブルク家の人々は、宮殿の内装などにもいろいろ指図をしたそうで、この宮殿の外装の色は、マリア・テレジア・イエローと呼ばれているとか。
宮殿内を音声ガイドでまわったものの、広すぎてあまり印象がない…。 -
そして庭園へ。
宮殿内部も広かったけど、庭園、はんぱなく広い!!
残念ながら、ちょうど冬→春の移行期で、庭園にはお花が一つもなかったけれど、ハイシーズンはすごくきれいなんだろうな…。 -
庭園の整備中。
-
庭園を挟んで、シェーンブルン宮殿の反対側には、ビュースポットであるグロリエッテという回廊があります。
ガイドブックによると、宮殿前から片道20分。
時間もないし体力もないし…。
でも気候がいいことに後押しされて、歩いてみることに。 -
宮殿とグロリエッテの中間にある、ポセイドンの泉。
庭園内には、ほかにも、古代ローマの遺跡を模したオブジェだとか、シェーンブルン(美しい泉、の意味)の語源となった泉(実際はちっとも美しくない)とか、なぜかハトをいっぱい飼育している小屋とか、見どころがいっぱいです。
動物園もあるらしい。
庭園は出入り自由だから、散歩している人とかジョギングしている人もたくさんいました。
こんないい場所が身近にある生活。うらやましい。 -
ようやく、グロリエッテに近づいてきました。
途中から普通に斜面で思った以上にしんどかった。
そうだよな、ビュースポットっていうからには、高台に位置してるよな。 -
でも、予想以上の絶景!!
宮殿とともに、一帯の街並みを見わたせます。
歩いてきてよかった。 -
グロリエッテの内部はカフェになっているようでした。
っつーか、イチイチでかい。 -
庭園の外れでは、イースターの準備中。
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海外風味たっぷりのポスター。
3Dぽくなってる蝶々の気味の悪さよ…。 -
シェーンブルン宮殿をあとにし、次の目的地へ向かいます
歩行者用押しボタン信号。
WARTEN(ヴァルテン=待て)という言葉が、いかにもドイツ語ぽい響きで好き。 -
シェーンブルン宮殿から地下鉄で4駅。
ユーゲントシュティール(アールヌーボー)の建築群。 -
ナッシュマルクトという市場に来てみました。
綺麗なお花を売っているのに、なぜ店員さんは、憂いを帯びた表情なのか…。 -
ランチは、ドイツ語圏でお馴染みのトルコ発祥フード、ドゥナー。
ドゥナーは、美味しいだけでなく、ファストフードでありながらたっぷりの生野菜が摂取できるという点でも重宝します。
でも、量が多すぎる。それだけが難点。 -
さて、中心部に戻り、ブラブラ歩いてやってきたのは、マリア・テレジア広場。
広場に面して、双子みたいな美術史美術館と自然史博物館が対峙しています。 -
美術史美術館に行きます。
-
美術史博物館は、ハプスブルク家が集めたコレクションを展示していて、ルーベンスやブリューゲルのコレクションで有名。
ほかにも、デューラーやフェルメール、レンブラント、ベラスケスなど、メジャーどころが一堂に介していて、見応えがあります。 -
ブリューゲルの「農民の踊り」。
ブリューゲルの描く農民の能天気さと、裏腹になんか気味悪い感じが好き。 -
しかし、広すぎるよ、美術史美術館。
ヨーロッパ絵画をざっと見るだけで2時間。
オリエント美術のフロアもあるんだけど、そこまでは足は伸ばせませんでした。
また、2012年は、ユーゲントシュティールを代表するクリムトの生誕150年ということで、ウィーンのさまざまな美術館でクリムト展が開かれていました。
美術史美術館でも数点の展示があったのでちらっと拝見。
「接吻」もありました。
本物は別の美術館に所蔵されているはずなので、レプリカかしら。
官能的っていうか耽美的っていうか、でも、あーなんかこの気持ちわかるわぁっていうか。
2時間中世的な絵を眺め続けたあとに見るには、刺激的ではある。 -
美術館の裏手は現代アートのワークショップが集まっているスポットみたいで、広場もなんだかそれっぽくなっていました。
ブロックに寝転んでいる人が多かったので、それに倣ってみた。 -
美術史美術館をあとにして、おしゃれ雑貨などが集まるマリアキルファー通りを散歩します。
雑貨はオシャレだけど物価高すぎ…。
写真は、カフェや雑貨屋が立ち並ぶライムラント・パッサージュ。 -
再び中心部に戻ってきて、市街をぐるりと一周できるリングトラムに乗ってみよう。
-
別に目的はなかったので、市庁舎前ですぐに下車。
いちいち壮大なのでもはや呆れてくるよね。 -
街中には、観光馬車がたくさん走っています。
乗ってみたいけど恥ずかしい。 -
ウィーンには、多くのストリートミュージシャンがいたけど、一際目立っていた人がこちら。
ビンに入れる水の量で音階を変えて、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークを演奏していました。 -
ブラブラ歩いてやってきたのは、デメル。
こちらもザッハトルテの名店です。
1930年代にザッハトルテ本家のザッハーが経営難に陥り、デメルに援助を要請したことから、ザッハトルテのレシピと販売権が譲渡されたそうです。
その後に起こった商権をめぐる争いを、「甘い戦争」というとか…。
名前の付け方まで優雅だな。
味は、ザッハーのものと比べると、デメルの方があっさりしていて日本人好みかも。
デメルは、日本のデパートにもあったりするものね。
でもわたしとしては、パンチのあるザッハーに軍配。 -
エリザベートがお気に入りだったというスミレの砂糖漬けが、このお店の名物のようで。
乙女心を刺激する佇まいではあるものの、美味しいかどうかよく分からんし高いので買うのは断念。 -
おやつのあとも、歩行者天国をブラブラ散策。
とにかくよく歩いたな…。
夕食は、ホテルからも近い、カジュアルな雰囲気の「チャッタノガ」というレストランにて。
ビールとワイン、ヴィナーシュニッテルとニュルンベルガーヴルストを注文。 -
ニュルンベルガーヴルストを頼んだら、芋の迫力がすごい。
ビール×ソーセージ×ザワークラウト×ポテト!
最高の組み合わせ。
あー、ビール飲みてぇ…!
授乳終わってコロナ落ち着いたら、密な居酒屋で飛沫なんか気にせずに飲みたい。 -
ヴィナーシュニッテル。
お皿から悠々はみ出す、驚きのデカさ。
ヴィナーシュニッテルとは、仔牛肉をたたいて薄くしたカツレツのこと。
肉が薄めなのと衣もサクッと軽めなので、見た目よりペロリといけます。 -
歩行者天国に置き去りにされてた絵画。
なんというか、さすが芸術の都。 -
3日目朝。
ホテルからすぐのシュテファン寺院へ。
12世紀につくられ、14世紀にゴシック様式となったこの教会、都会のど真ん中にあってとにかく大きい。 -
内部は厳かな雰囲気です。
-
シュテファン寺院から、グラーベン、コールマルクトという歩行者天国の通りを歩いて、たどりついたのは、ハプスブルク家の王宮・ホーフブルク。
いちいちデカいんだってば。
内部は博物館になっていて、銀食器コレクション、シシィ博物館、皇帝の居室を音声ガイドで見学できます。
博物館は、日本語の音声ガイドを使って回れますが日本語がつたない上に説明が長い…。
途中でガイドをオフにしていたところ、
妹が「音声ガイドの人が皇帝になりきってて面白かった」というので、ちゃんと聞けばよかったと後悔。 -
王宮博物館の中でも力が入っているのはシシィ博物館。
美貌と悲劇のヒロイン「エリザベート」をテーマにしています(シシィはエリザベートの愛称)。
エリザベートの肖像画や美しいドレスに惚れぼれします。
一方で、宮廷生活を嫌って旅ばかりしていた女王にちょっとした憤りも感じました。
わがままか!!
こちとら社畜、美貌もお金もなけりゃ、年に一回弾丸日程で海外旅行するのが精一杯じゃ。
そして、最終的にアナーキストに暗殺されるエリザベートだけど、そのときの娘の日記が切ないのです。
「ようやく、ママの願っていた通り、ママに安らかな死が訪れました」
…娘にこんなことを言わせるなんて辛い… -
王宮を満喫した後は、宮殿の南に広がる王宮庭園へ。
王宮庭園というより、芝生広場。
ほんとは、庭園にあるパンメルハウスというカフェに行きたかったのだけど大混雑していたので、近所のパン屋さんで買ってきたサンドイッチを屋外で食べました。
天気が良くて気持ちいい。 -
王宮庭園にある、モーツァルト像。
足元の天使がやんちゃすぎる。 -
お昼の時間をのんびり過ごした後は、ガイドツアーにて、ウィーンの森と呼ばれる、郊外の丘陵地帯をめぐる旅へ。
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リヒテンシュタイン城。
ヨーロッパの小国、リヒテンシュタイン公国を治めるリヒテンシュタイン家は、もともとオーストリアの貴族だったそうで。
それにしても、日当たりの悪そうな城ですな。 -
続いては、ヨーロッパ最大の地底湖、ゼーグロッテへ。
もとは石灰を掘る鉱山で、20世紀初めに水脈にあたって水没してしまったとのこと。
第二次世界大戦中にはナチスドイツにも利用されたとか。 -
ボートに乗って、10分くらいの地底湖の冒険へ。
坑道の奥なんかは真っ暗で、何かいそうで怖かった…。 -
田舎道を走り、シューベルトが『菩提樹』を作曲したという宿を見学。
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続いては、12世紀に建てられた、ハイリゲンクロイツ修道院にやってきました。
中央にそびえているのは、ペストを克服した際の記念にたてられた三位一体像。
ペスト禍のヨーロッパでは魔女狩りが行われ、コロナ禍の日本では自粛警察が幅を利かせる…。
まわる回るよ時代は回る。 -
修道院の中庭のカフェでティータイムです。
ハイリゲンクロイツ修道院名物の木苺のケーキ。 -
ザッハトルテ三種目。
素朴な味わい。
これはこれで美味しい。 -
ハイリゲンクロイツ修道院から、さらに丘陵地帯を走り、マイヤーリンク教会へ。
エリザベートの息子でオーストリア皇太子のルドルフが、男爵夫人と不倫の末心中を図った場所として、「うたかたの恋」という映画の舞台にもなっているとか。
教会は小ぢんまりとしていて、ステンドグラスがきれいでした。 -
これにて、ウィーンの森ツアーは終了。
4時間ほどだったけど充実だったな~。
帰路は、ヘレーネンタール渓谷の美しい風景を見ながら、クラシックの流れる車内で心地よい眠りにいざなわれました。
そうそう、このツアーに参加したことで、救われたことが一つ。
それはガイドさんの何気ない一言、「明日からサマータイムですので」。
すっかり忘れてた。
危うく明朝の飛行機に間に合わないところだった。 -
ガイドツアーからウィーン市街へもどってきたのは夕方だったけど、まだまだ陽が長いので、またしても街歩き。
ヨハン・シュトラウスの像がある市立公園は、手入れの行き届いた素敵な場所です。 -
ヨハン・シュトラウスの像。
あまりにきらびやか。
周囲の裸婦たちのたわむれも面白い。 -
ベートーベン像は、街中にひっそり佇んでいます。
シュトラウスとの雰囲気のちがいよ…。 -
夕食は、オーストリア料理の「ミュラーバイスル」にて。
落ち着いた雰囲気。 -
牛肉の煮込み、グラーシュ。
タコさんウインナーが雑すぎる件。 -
マスフライのサラダ。
おいしかった。 -
ウィーン最後の夜は、サロンコンサートで音楽の都を味わおう。
市立公園にあるクアハウスで開かれる、観光客向けのコンサートへ向かいます。 -
演目はモーツァルトとシュトラウスの有名どころが多くて、クラシックに詳しくなくても楽しめました。
オペラやバレエもあって、エンタメ要素も満載。
観光客向けとはいっても、本場でクラシック!
素晴らしかったわ~。
とはいえ、時差ぼけでほとんど寝てなかったわたしは、後半寝落ちしてたけどね…。
ついつい眠っちゃうのも、クラシックの醍醐味のうち、ってことで。
翌朝は、朝食を食べてすぐに空港へ。
疲れのせいか、どうも体調が優れない。
フラフラになりながらも帰国したけど、ほんとにしんどかった…。
そんなわけで、普段まったく健康体のわたしが帰国後39度の熱で寝込むくらい、このウィーン旅行は超過密で超濃密な旅であったのでした。
おしまい。
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