ぐるり一周秋田県への旅（２）

2020/08/03 - 2020/08/06

東北地方には何度か行きましたが、秋田県をゆっくり回ることが今までできませんでした。今回は、妻と二人で三泊四日の温泉旅行に出かけました。以前訪れた場所もありましたが、何年かたっていると新しい目で見ることができました。ただ２度目の八幡平アスピーテラインは今回もほとんど見えず、頂上付近ではガスでまったく見えず怖い思いをしました。秋田県は新型コロナにかかる人が少なく、万一こちらが持ってはいることを防ぐため、マスクや手指消毒液、体温計はもちろん極力三密をさけて行動しました。秋田県は温泉はもとより美しい景色に美味しい食べ物も多く、楽しい旅を満喫しました。
二日目は秋田犬、曲げわっぱの見学に行きました。思った以上に大きい犬にびっくり。飼い主さんがおられたので触れさせてもいただきました。硬い毛並みです。その後小坂方面へ。明治期以来、日本の産業を支えた鉱山の栄枯盛衰を見ました。宿は秘湯といわれる乳頭温泉郷です。

エリア 秋田

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

秋田犬の里前にあるハチ公像。ハチは大館生まれです。大館は秋田犬の古里のようになっています。

大館市観光交流施設 秋田犬の里 名所・史跡

秋田犬の里入り口。近くには秋田犬会館もありますが、地元の人はこちらの方がいいと教えてもらったのでここにしました。最近できた施設で館内も広くスタッフの親切でした。大きな駐車場もあります。入館無料でした。

大館市観光交流施設 秋田犬の里 名所・史跡

とにかく秋田犬だらけの施設です。これはチェーンソーアートの秋田犬。

１６０体以上のぬいぐるみでできた秋田犬ツリー。

秋田犬を連れて時々来られる地元の方。シロという名で触れさせてもらえました。

とてもおとなしいですが大型で迫力満点でした。

展示室にいた勝大という秋田犬。

別子・足尾とならぶ鉱山の町小坂。その繁栄ぶりがこの建物でわかります。１階にはレンタル衣装もありますが、コロナの影響で停止中です。

国重要文化財「小坂鉱山事務所」 美術館・博物館

玄関ホール中央にある３階まで突き抜けるらせん階段は見事でした。

小坂鉱山事務所の全景。国の重要文化財にも指定され、ヨーロッパのルネッサンス風の見事な建築物です。

小坂鉱山の厚生施設として生まれたのがこの康楽館です。和洋折衷のモダンな芝居小屋です。現在も大衆演劇が行われています。事務所と併せて３館共通でチケットを買うとお得です。

２階の向う桟敷から撮った２本の花道と大きな廻り舞台。係の人が３０分程度館内の案内をしてくれます。なかなか値打ちものでした。

国重要文化財「明治の芝居小屋 康楽館」 名所・史跡

廻り舞台奥の楽屋。そうそうたるメンバーの落書きがありました。

舞台からみた桟敷と大向う。２階正面の客席を向う桟敷、一番奥を大向うと言うそうです。小坂は今では小さな町ですが鉱山隆盛の頃は秋田で２番の人口を誇っていました。小坂の観光は見応えがあり、秋田へ行ったら外せないスポットです。

道の駅かづのあんとらあのレストランで食べたきりたんぽ鍋。夏なのでどうしようかとも思いましたが思いで作りに食べました。正解でした。

道の駅 かづの 道の駅

道の駅内にある｢花輪ばやし」というユネスコ無形文化遺産にも登録されている祭りの屋台です。毎年８月１９，２０日に祭りが開催されます。豪華絢爛、荘厳たる十台の屋台が市街を練り歩くそうです。

屋台はすべて道の駅で見ることができます。値打ちものです。

鹿角から八幡平アスピーテラインに入る所にある大沼です。湿原を何人かの人が歩いていました。この後アスピーテラインに向かうのですが、あっという間にガスが発生し、ほとんど見えなくなりました。妻にカーナビを見て、次のカーブの方向を聞きつつやっとの思いで麓にたどり着きました。

大沼湿原 自然・景勝地

本日の宿は乳頭温泉郷妙乃湯です。以前鶴の湯に泊まり、乳頭温泉はその名の通り乳白色と思っていましたが宿ごとに違っていて、ここは赤っぽい金の湯と透明な銀の湯の二種類になっていました。

妙乃湯温泉（乳頭温泉郷） 温泉

玄関付近の暖簾。

夕食は当地の名産ジュンサイがでます。スタッフはとても親切でちょっとリッチになれる宿でした。