2020/03/18 - 2020/03/18
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walkingmanさん
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春の陽気にさそわれて、ハイキングをしに京都にやってきました。今日から京都一周トレイルを歩きます。
京都一周トレイルは京都市の東に位置する伏見から西に位置する嵐山まで、京都盆地の東北西三方を取り囲む山をハイキングコースとして整備した道です。大きくは4つのパートに分かれていて、深草、東山、北山、西山の各コースがあります。便宜上、コースを分けていますが、実際は一本のコースとしてつながっています。一日では歩ける距離ではないので、これを4,5回にわけて歩く計画でした。ところがいつもの寄り道癖がでて、結局は7行程になりました。
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トレイル1日目は伏見から蹴上まで歩きます。スタートは京阪伏見桃山駅。
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改札口から階段をあがると、さっそく一つ目の標識がありました。Fというのはこれから歩く伏見深草ルートを示します。その1番目の道標です。
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少し歩くと御香宮神社。ここの境内には名水百選にも選ばれた清水があります。伏見は酒所、いい水がわきます。おっちゃんがペットボトルを20本以上持ち込んで水を汲んでいました。飲食店の人かな。
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その御香宮神社ですが、入り口の石段と灯籠が、歩道を占拠しています。おそらく、道幅を広げたのでこうなったのでしょう。行政も、一般の建物には奥に引っ込んでくれと言えても、歴史ある神社に対してはどいてくれとは言えなかったんだろうなあ。灯篭だけでも壁側に移動してくれたら歩道のスペースができるのに。
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御香宮神社から10分程歩くと乃木神社。日露戦争の英雄乃木希典を神として祀る神社です。
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さらに進むと明治天皇陵。
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陵墓を背に振り替えると幅広の大階段があって、その先に樹木越しに市街地が広がっていました。なかなかにいい眺め。
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さらに少し歩くと桓武天皇陵。とても静か。
こう寄り道ばかりでは先に進めません。 -
スタートして1時間半、目の前に現れたのが伏見城。もともとは遊園地のアトラクションとして建てられてものだそうで、鉄筋コンクリート製。閉園後も伏見のシンボルとして残されたが、耐震基準を満たしていないとかで中には入れない。
ちなみに、実際に伏見城が建っていたのは先ほどたずねた明治天皇陵があった場所だそう。なるほど、あの場所なら高台にあり城が建てられるにふさわしい場所だと思いました。 -
距離は短いけれど竹林の道がでてきて、道も上りになりました。ここまでは神社や募陵を保存する自然公園のような感じの場所をずっと歩いていて、トレイルという感じがしなかったのです。やっとトレイルらしくなってきた。
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歩きはじめて2時間(といっても、かなりの時間は観光に費やしていたのですが)、京都の町が見渡せる高台にでました。大岩山展望所で小休止。
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展望台から下りになり、木々が深くなってきました。大岩神社の中を通ります。お堂の前を通って境内を抜けたところに建つのが堂本印象が奉納したという大鳥居。僕は境内の裏側から入って、正面に出たというわけ。
堂本印象。僕は美術に詳しくないので堂本印象といっても名前を聞いたことがある程度の知識しかなく思い入れはありません。けれども植物や猿、さらには人物が彫られた鳥居はユニークで、じっくり見てしまいました。 -
神社の先は住宅街、舗装路を進みます。
少し歩くと変わった建物がありました。パゴダのような気もするが、学校?の前に建っていて用途が不可解。家に帰ってから調べると、谷口古墳(旧桓武天皇陵)とあった。建物の奥の小山が古墳らしい。一日にふたつの桓武天皇陵と出会ったことになる。" -
谷口古墳のすぐ先に、また生垣に囲われた小さな空き地。仁明天皇深草陵とある。正直、どのような天皇なのかまったく知らない。とにかく、このあたりは天皇の陵墓だらけ。
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さらに5分程歩くと日本最初の歓喜天との看板がありました。歓喜天がどういう仏様か知らないが、日本最初とあるので、お詣りしたらご利益がありそうな気がした。狭いアスファルトの道を進むと奥に境内。お堂には深草聖天という提灯がかかっていました。
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お滝場を通過。たくさんの鳥居と小さいながらも滝があり、水音がして心身が洗い清められる雰囲気。
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トレイルコースは伏見稲荷神社の境内に入ります。実は京都トレイルの元々の出発点は伏見桃山ではなく伏見稲荷だったそう。これまで歩いてきた深草コースはあとからつけたされたもので、京都一周トレイルの元々である東山コースの起点は伏見稲荷駅付近。そこに東山コース1番の道標があり、駅から伏見稲荷の境内を大鳥居、本殿から奥の院のほうへと坂をあがっていくと、ちょうどこの地点で今まで僕が歩いてきた深草コースと合流するのです。
せっかくなので本殿にお参りしたいところですが、そのためには坂道を往復せねばなりません。伏見稲荷大社には前に参詣したことがあるので、今回はあきらめて、そのままトレイルコースを進むことにしました。既に道草が過ぎて時間を使ったので、ここは我慢。" -
でもその前に目の前にあるひざ松にお参り。膝痛にご利益があるというのだから、ここは素通りできません。無事に最後まで京都トレイルを歩き切ることができるようにお願いしておかねば。
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千本鳥居を奥へ。
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伏見山の山頂には向かわず、御幸奉拝所へ。このあたりは千本鳥居付近と違って参拝者が少なくて静か。休憩するのにも都合がいい。ここで昼食をとりました。
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御幸奉拝所からは下りです。どんどん下っていくと目の前に泉涌寺の大きな門。またもやビッグネームの寺院が現れた。けど、ここも立ち寄らず我慢。時刻は13時を過ぎており、予定時刻を遅れていたのです。
その後は住宅街の中を抜けていきます。このあたりはちょっと道がわかりにくい。道標を見落としがち。住宅街では目立たないのです。京都一周トレイルの道標は多くが分岐点にたっていて進むべき方向を示してくれるのですが、次の道標までの距離が書いてないので、ひとつ見落とすとどんどんはずれたまま歩いてしまうのです。 -
京女鳥部の森。京女とは京都女子大学の略。「きょうおんな」だと思った。
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国有林とあるので勝手に期待してしまったが、町中に取り残された雑木の小山という風情。特に楽しい道ではありませんでした。
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鳥部の森を通り抜け、国道1号線の下をトンネルでくぐると再び山道がでてきました。高台寺山国有林とある。鳥部の森よりは山歩きをしているという感じがしました。地図には等高線がいっぱいひかれていて険しそうに思えたけど、実際は大したことない。
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国道を越えてから20分も歩くと清水山頂への分岐点が現れました。疲れてはいるがせっかくなので寄り道するかと気合を入れて歩きだしたところ、ものの1分もしない間に山頂の標識があって拍子抜けです。標高242m。木々に囲まれているので視界はひらけない。山頂に立ったというプチ喜び。
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さらに15分ほどで東山山頂公園。ここからは京都市街が一望できる。夜景がきれいだろうなあと思う。
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山頂公園からは下り。土道をトントンと下っていくと小さなお寺がありました。尊勝院という寺だそうで、おみくじの元祖とある。ちょっとうらぶれた雰囲気で寂しく、おみくじをひいてみたいとは思わない。
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尊勝院から少しくだれば粟田神社。本日のゴールです。伏見桃山駅を出発してから7時間半かかりました。
距離は22㎞、標高差のぼり890m、くだり870m。つまり、出発点の伏見桃山と到着点の粟田神社の標高差はあまりないということですね。
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