災害からの復活おめでとうお泊り　その3

2020/06/06 - 2020/06/07

大好きなプチホテルが昨年、台風による大規模な洪水被害を受け、休館を余儀なくされた。
スタッフの皆さんが本当に頑張ってリニューアルオープンするとなった時、コロナの影響でリニューアルオープンが延期に。
今度こそ！とオープンになったので、ホテルのファンの一人としてお祝いの気持ちで宿泊してきた。

その3は、小さなホテルセラヴィの復活した露天風呂やお食事の紹介。

エリア 長瀞(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

小さなホテルセラヴィには貸し切りで使える露天風呂がある。
昨年の台風による洪水で、この露天風呂も流されたとのことだったが、見事復活。
少しずつ変化も加えながらの復活となった。

貸し切り露天風呂の入り口を入ると、すぐ脱衣所になっている。

貸し切り露天風呂。
リピータープランでは無料。
上のお休み処から撮った全体風景。

小さなホテル セラヴィ 宿・ホテル

シャンプー、コンディショナーとボディーソープはカランのところに並んでいる。

カエルさんのライト？

露天風呂を楽しんだら、お休み処で一息つく。
ここも貸し切り露天風呂の一部。

お休み処の風景。

囲炉裏風な大きなテーブル。

囲炉裏の中に火はなく、こんなオブジェが。

本物の枝が生けられていた。
すごく素敵。
こういうセンス、真似したい。

お休み処にある小さな冷蔵庫には飲み物が。
これもサービス。

以前はミニサイズのビールなども入っていたのだが、お部屋の冷蔵庫の中身もサービスになった為か、今回こちらにはアルコールはなかった。

さて、お待ちかねの夕食。
食事はセラヴィ一階のレストランで。

テーブルに着く前に、セラヴィではまず、お箸を選ぶ。
見本を持ってみながら自分が一番使いやすいと思うものを確認して、これにします！というと、ちゃんと箸入れに入ったお箸を渡してくれる。

テーブルの上のナプキン入れが面白いお魚だったので、思わずパチリと撮影。

さて、お料理が運ばれてきた。

本日の献立。
お料理の名前より達筆に目を奪われる。笑

これ、献立を見ても何だったのか思い出せない。
食前酒だったのかな。

じゅんさいとおかわかめ、空豆が、カエルさんになってて、びっくり。
以前、泊まった福島県須賀川市のおとぎの宿米屋で食べたおとぎ会席風だなぁと思った一品。
可愛いけど、しっかり食べた。

青梅の水晶煮、柔らかく甘酸っぱく煮てあって、上品で美味しい。これ、瓶詰めで欲しいなぁ。
黒大根とカラスミもお酒にぴったり。

金時草って何？　多分初めて食べた野菜。
わらびの胡麻和え、わらびは食べるけど胡麻和えにするって発想はなかなかなかった。
ビーツの麹漬け、ぱりぱり食感。

こちらはオーダーしたお酒。
秩父錦の甕口酒。
無濾過生原酒で美味しいよ、と聞いていたので
今回飲んでみた。

椀もの。
いろいろな野菜が優しく上品にまとまってる。
なんか芸術的な一品だった。

旬菜のお皿。
たくさんの野菜が盛られていて、手前の小皿のドレッシング？をつけて食べる。
野菜自体はかなり美味しかったけど、この黒豆ドレッシングの味や食感が私には強すぎたかも。

ドレッシングをフードプロセッサー等ですり潰して普通のドレッシング状にしたらまだ調和して美味しく感じたかもしれない。

焼き物。
鮎の塩焼き。他いろいろ。

凌ぎ。
二色茄子寿司。
古代米が美味しかった。茄子の使い方も面白いし、食感も良かった。

ここでお茶を出してもらった。
セラヴィでは本物のアンティークの器をよく使っている。

温物。
豆腐団子。いろいろ野菜も入っているけど、巻き干瓢が美味しかった。

口替わり。
キクラゲとか海苔とかの酢の物。

強肴
和牛ヒレ。
うん、美味しいよ。もっと食べたかったかな。

食事
そば切り。
私はそば通でもなんでもないし、特にお蕎麦が好きなわけではないので、この板長お手製のお蕎麦が美味しいのかどうかが正直よくわからなかった。

それより私は今までのセラヴィの、季節によって違うご飯がすごく好きだったので、それがなくなったのがめちゃくちゃ残念だった。
時にはお夜食としておにぎりにして届けてくれたり、そんなサービスも好きだったので。

蕎麦湯もきた。

デザートはガトーショコラと二種類のジェラート。
ガトーショコラは、ビーガンのガトーショコラだそうだが、なぜビーガンにする必要があったんだろう？
これ、美味しいかな？
私の口には合わなくて、普通のガトーショコラが食べたかった。

セラヴィのレストランにあるアンティーク。

今回のセラヴィのお夕食は正直私には合わなかった。
いつもセラヴィのお食事はとても美味しくて、私の中ではお料理が美味しい宿No.1とかNo.2とか、勝手ながら思っていたのだが、今回はランキングから外れてしまった。

大好きなプチホテルの大好きなお食事だった筈なのになんでだろう？
よくよく考えてみる。

うーん。
私たち夫婦の好みは、地の物の素材の美味しさを味わうこと。今までのセラヴィのお食事も、手のかけ方がそうだったんだけどな。
今回は、手をかけすぎてたり、上品過ぎていたり、なんか普通の物を普通に美味しく食べられればそれが一番美味しい！と思う私たちと、違うお料理だったのだと思う。

ちょっとそういう意味では残念なお食事だった。
ただセラヴィの名誉のためにいうと、それはあくまで私たち夫婦、それも一般庶民の私たちの好みであって、普通に毎月のようにセラヴィに泊まることのできるような方々からしたら、とても美味しいお食事だったのかもしれない。

静かに夜が更けていく。

朝のレストラン。
爽やかな光が入る。

コロナの影響で、いつもの朝ごはんではない。
私たちはレストランを選んだけれど、お部屋に持ってきてもらうこともできた。

蓋を開けると、こんな感じ。
いつもの朝ごはんメニューをお弁当につめた感じ。

お味噌汁、あったかくて美味しい。

ごはんはお櫃で登場。

美味しい白米。

小さなホテルセラヴィは我が家にはそう簡単に泊まりに来られるホテルではないので、次はいつこられるかわからないけれど、これからもずっと続いていってほしいと思う。

小さなホテルセラヴィをチェックアウトして、帰宅する前に、すまんじゅうで有名な袋屋さんに寄った。

ふくろや グルメ・レストラン

大きなすまんじゅうと、普通のおまんじゅうを買って家路に着いた。