2020年年明け　ボスニア・ヘルツェゴビナ　モンテネグロ　アルバニア訪問　その3

2019/12/28 - 2020/01/05

前回の続き、その3です。今回はサラエボからスターリモストで有名なモスタルへ列車で移動。そしてモスタルの街中をぶらりします。長くなったのでスターリモストはまた次回となります。

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

あさ7時の列車に乗るため早起きしてチェックアウトを済ませます。ホテルのロビーもまだ暗い。

人も車もほとんどなく、しんと静まり返る中、駅へ向かってキャリーケースを引きながら歩きます。

中央駅到着。人も少なくがらんとしています。

サラエボ中央駅 駅

中央駅正面と、先日行ったアヴァズツイストタワー。ようやく空が白みがかり始めていました。天気は晴れで一番寒い時間帯、手袋を外してカメラを握るのが結構ツラい。

駅の内部。やっぱりがらんとしています。正面に見えるのが切符売り場のカウンター。自分は予約済なので今回は並びません。

チケットオフィス。

チケットオフィス側から駅のホール。隅に喫茶店があり、出発待ちの人がお茶を飲んでいました。

張り出されていた時刻表。
左が到着、右が出発です。首都の中央駅ですがサラエボ発の列車は1日わずか11本。モスタル行きは朝と夕方の2本のみです。旧ユーゴの時代に鉄道網が整備されていますが、あまり利用されていません。
ちなみにバスは駅前のターミナルからモスタル行きが1日10本程度出ているようです。

今回乗車する列車は7時15分発。2番ホーム。モスタルは終着駅ではないので、乗り過ごさないように注意が必要です。

ロビーの隅、喫茶店の前あたりにホームへと続く廊下があります。特に改札はなく階段を昇ってホームまで上がれます。

2番ホーム入り口。落書きがひどい。

駅のホーム。日本と違い広告などもなくどこか殺風景です。駅の北東側は先が行き止まりになっており、列車はすべて南西方面に出発となります。

駅のホーム。ようやっと明るくなってきました。停車しているのがモスタル方面への特急列車です。

正面の機関車、背景にはアヴァズツイストタワー。サラエボともこれでお別れです。

機関車のアップ。

行先表示。

乗り込みます。ドアのところに駅員がいて検札を行っています。チケットを見せて中へ。

列車の中。新しい車両で、席は日本の特急と同じく座りやすいです。チケットを見ると一応席は決まっているのですが、各々座りたいところに座っています。他の乗客の方に聞いても好きなところに座ればいいよとのこと。
前情報で、向かって左側の方が景色がいいとのことだったので、左側に陣取ります。

ただいまの気温、マイナス6℃。

列車の中から駅ホームの眺め。

遠くからだと読みにくいのですが、列車の中、WIFIがつながっていて、パスワードが表示されています。
ただ、使った感じ…めちゃくちゃ遅い…。列車がトンネルに入ると繋がらなくなりました。

定刻通りに出発。
サラエボの街並みが流れていきます。

橋の上から。

サラエボの住宅街を抜けると山間へ。

山間の小駅にて停車。

雪景色の中を駆け抜けます。

日の出の瞬間。

山間の小駅にて。
トンネルを抜けてサラエボから離れると雪はあっという間になくなっていきました。

途中からはネレトバ川に沿って走ります。この川が線路の左側を流れるので、席は進行方向左側がいい…というわけです。

川に沿って山間を抜けて行きます。

朝日が見えました。

やがて山間を抜け、開けてくるとモスタルに到着します。
観光客らが一斉に降りる準備を始めるのでわかりやすいです。

モスタル駅到着。
列車はすぐに走っていってしまいました。

駅のホーム。階段を下りていくと駅のロビーになります。

モスタル駅正面。

駅のすぐそばにバスターミナルがあり、バスで来るとここに到着するようです。

駅前にいた犬たち。

駅前の風景。まだ朝の9時過ぎだが、手にはキャリーケース。とりあえず荷物だけは置いていきたいので、先に今日宿泊予定のホテルに向かうこととします。

途中の道。

ネレトバ川。
町の中心を南北に流れていて、流れは結構急です。

歩いて20分ほどで今日泊るホテルモスタルに到着。
とりあえず荷物だけ置いておけないかと交渉してみると、もうチェックインOKとのこと。

部屋の中。

水回り。
まだ新しいホテルらしく、きれいです。
早速荷物を置いて世界遺産スターリ・モスト方面へ向かいます。

モスタルの人口は11万人。
ボスニア紛争の際にはユーゴ軍との戦闘やカトリック系のクロアチア人とイスラム系のムスリムとの対立が発生しています。
今でこそ平和な街ですが、あちこちに当時の遺産とも呼べる廃墟が残っています。

旧市街へ向かう途中に見かけた廃墟たち。

ネレトバ川。写真からかなりの急流であることがわかると思います。

スターリ・モストへと向かう道。商店街になっており、ブティックやスーパー、レストランなどがあります。

そんな中にたたずむモスク。

スターリモストに向かう前に昼食。向かったのはモスクの裏手にあるレストランsaray。

メニュー表。

スープにオレンジジュース、ステーキを注文。ステーキはパンにはさんで食べます。12.5マルカ。

長くなるので今回はここまで。
次回スターリモストへ向かいます。