2020年年明け　ボスニア・ヘルツェゴビナ　モンテネグロ　アルバニア訪問　その1

2019/12/28 - 2020/01/05

2019年年末より2020年年始にかけて、表題の3か国に訪問してきました。
なぜそこを選んだかって？　知り合いが2019年秋にクロアチアとスロベニアに旅行に行ったので、それじゃあとお隣に…（笑）
冬はオフシーズンでヨーロッパの観光客はそれほど多くありませんでしたが、むしろのびのびと旅行することができました。

その１はボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボの1日目になります。

エリア サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

28日　夜の23:00に成田より出発。利用したのはトルコ航空TK53便。ぐっすり寝てイスタンブールに29日の5:45（現地時間）に到着しました。
外はまだ暗い。

到着したイスタンブール新空港は、2019年4月から運用が開始された新しい空港。ここからサラエボ行きの飛行機に乗り継ぎます。
とはいえサラエボ行の搭乗まで5時間ほど。プラプラと店を回りながら時間をつぶしました（無料Wifiもありますが、無料で使えるのは1時間のみです）。
ヨーロッパへの乗り継ぎが多いので、日本人観光客もちらほら。

そんな感じで搭乗口へ。10:40発のトルコ航空TK1021便でボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボへ。

サラエボ国際空港。10:45分（現地時間）に到着。イスタンブールとの時差が1時間なので、実質1時間のフライトでした。
おお、雪だ、雪がある！

サラエボ国際空港 (SJJ) 空港

なぜかルーレットのようなバゲッジクレーム。

サラエボ空港のロビー。華やかなイスタンブールと比較してちょっと殺風景です。
ここで持ってきたユーロをボスニアの通貨マルカに両替。100ユーロで194マルカ。
1マルカで約65円です。

空港の正面から外へ。寒っ！
この時期のサラエボは最高気温も氷点下。
正面には駐車場とタクシー乗り場があります。客引きの類は全くありません。

ターミナルビルを背にして右側の方に市内行きの空港バス乗り場があります。ちょうど停まってました。

バス停。空港-バシチャルシア（サラエボの旧市街）間を結んでいます。本数はさほど多くありませんので注意。

バスは保温のため扉が閉まっていたので、運転手に合図して開けてもらい、中へ。
運転手に運賃を払い、席に座ります。料金は5マルカ。約325円。
自分のほかに2～3人を乗せて出発。

バスの中から。サラエボ新市街。

バスの中から。
サラエボは盆地に中心街があり、周囲は小高い丘に囲まれています。人口44万人。

バスの中から。

この冬の初雪です。

※ちなみに自分の住む県はこの冬ちらっと白くなる程度しか雪が降らなかったので、目の前で積もっている雪を見たのはサラエボが最初で最後でした。

バスの中から。

新市街は割とこんな感じで、地味な集合住宅が多いです。

到着しました。旧市街バシチャルシアの東側が終点になります。空港から30分くらい。

ちなみにまだ昼前。バスも空港から直行なのでスーツケースをごろごろ転がしながら周囲を散策。

旧市街の南側をミリャツカ川が流れています。

旧市街。

雪降るミリャツカ川。

12時より少し前ですが、昼食としました。入ったのは古い建物を利用しているレストラン、イナット・クチャです。

Inat Kuca その他の料理

レストラン内部。アクセサリーや家具なども配置され、レトロな感じです。

メニュー。ボスニアの伝統料理などが食べられます。

ボザンスキロナッツ（ボスニア風のシチュー）を注文。14マルカ（910円）。
野菜や牛肉が煮込まれています。おいしいのですが、肉と一緒に骨も煮込まれているので注意（笑）

食事を済ませたら旧市街を散策しながらホテルへと向かいます。
レストランの前にかわいい雪だるま。

旧市街バシチャルシアに入っていきます。

バシチャルシア内。雪が舞っていますが、観光客が多く歩いています。日本人はあまりいません（サラエボでは2～3人見かけたぐらいでした）。
バシチャルシアはオスマン帝国時代の商業地であり、サラエボの繁華街にも近いです。トルコの影響が強く、ヨーロッパによくある4～5階建てぐらいの建物が並んでいる都市の感じとは異なり、1、2階建ての建物が並んでいます。

バシチャルシアのメイン入り口にある水飲み場、セビリ。鳩がいっぱいいます。人も多いです。

バシチャルシア内。この辺りは明日もぶらつく予定なので、適当に見て回りながらホテル方面へ。
多くの土産物屋や食べ物屋が軒を連ねています。

横道。
結構細い道も多いです。

バシチャルシア内。3つの塔は手前が時計塔、奥がイスラム寺院。

バシチャルシア内。

バシチャルシアと市街地の境界線。奥がバシチャルシア。
建物の高さが変わるのではっきりわかります。

サラエボ市街。よくあるヨーロッパの街並みです。

市街地にある教会、聖心大聖堂。

イエスの聖心大聖堂 寺院・教会

市街地の路地。けっこう落書きが多いです。

サラエボ市街。
大きなスーツケースを転がして歩いてきたので少し疲れ気味（石畳は車輪が引っ掛かるので結構疲れる…）。いい時間なのでホテル付近までトラムに乗ることにしました。トラムのチケットは停留所近くのキオスクで販売しており、1枚1.6マルカ。地球の歩き方によれば運転手から買った場合は1.8マルカと少し高くなるのだとか。

トラム内部。右の柱についている緑色のが改札機。乗り込むときにチケットを差し込むと改札完了です。荷物を引っ張り上げるのに一苦労。

運転席を後ろから。

目的地の停留所で下車。

トラムの列車。かなりバラエティに富んでいていろいろな車体を見かけます。日中は数分間隔で運行されているため、待っていれば割とすぐやってきます。

トラム。

トラム。

サラエボの宿はこのホテルホリデー。モダンな外観ですが、かつてのボスニア紛争の際にも営業を続け、ジャーナリストたちの拠点になったホテルでもあります。

ホリデイ イン サラエヴォ ホテル

室内。Ｗｉｆｉ完備です。

水回り。

部屋が10階だったため、窓からの眺めは最高！

トラムが走っているのがよく見えます。

窓からの眺め。
現在はトラムも走るこの大通りもかつての内戦時はスナイパー通りと呼ばれ、多くの人がビルからの狙撃により命を落としました。今は多くの車が行きかっています。

ひと休憩したら、駅のそばに建っているこの国で一番高い建物、アヴァズツイストタワーへと向かいます。
駅付近は人通りは多くありませんが、危険は感じませんでした。

アヴァズ ツイストタワー 建造物

タワーのエントランスから入り、エレベーターで35階へ。
カフェの手前にある階段を36階まで上ると、写真のような展望台への入口があります。地球の歩き方には1マルカとありましたが、2マルカでした。
硬貨を投入するとバーが回って入れる仕組み。小銭を用意しておきましょう。

廊下の右側の扉から外に出られます。真冬なので山から吹き付けてくる風が激寒でしたが、それに見合うだけの光景が見られました。

それがこれ↓。

サラエボの夜景。絶景です！
右に見えるのはサラエボ中央駅です。
タワーから見て南西方向。

南東方向。

東方向。バシチャルシア方面。

北方。
サラエボが小高い山に囲まれていることがわかります。

しばらく景色を眺めた後、ホテルに戻って休みました。

こんなところで一日目は終了です。