天涯海角　6

2020/06/20 - 2020/06/20

天涯海角　

地の果て　という意味らしい。

旅を愛するものにとっては、未知の場所は　すべて　地の果てである。

旅に出た時、近代史の中で異国で亡くなった日本人の墓を見かけ、手を合わせることがある。

20代の若い人たちが、異国で亡くなったを見聞きすると、今が平和なのも、先人達のおかげだとより強い思いを感じる。

エリア メーサーイ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0

ハバロフスク郊外に　日本人墓地を訪ねた。2011年のこと。
仕事でロシアに行った時のこと。

満州からソ連に拘束されて、シベリア抑留になり亡くなった日本人達の墓だ。

同時に、千葉県からの遺族会の人たちも来ており、
わざわざ墓地を訪ねてくれてありがとうと言われた。

タイ、ラオス、ミャンマーのゴールデントライアングルを訪ねた地にも、慰霊碑があった。メーサイ　写真は、2015年のことである。

インパール作戦で亡くなった人たちだろう。

タイのカンチャナブリ
泰緬鉄道建設と、戦後、タイの復興に尽力した日本人　永瀬隆の像　　2018年に訪問

泰緬鉄道建設では、過酷な労働のゆえ、多くの捕虜が亡くなったとされるが、捕虜は、マラリアやコレラや栄養失調で亡くなり、死者の大多数がアジア人労働者だった。
日本人戦没者も当然いたはずだ。

ブラジル・サンパウロにある移住者慰霊碑を2017年に訪ねた。
サンパウロ市内イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑
初期の南米移住者を慰霊しています。

海外で亡くなるのは、本意ではなかっただろう。
祖国の地に戻りたいと思ったのではないか。

人生は、旅のようなもの。安住の地が終焉の地であればいい。