紫陽花咲く　鎌倉へ　歴史探訪の散歩　後編

2020/06/05 - 2020/06/05

6月5日 金曜 午後
晴天、紫陽花シーズン、いつもなら混んでいるはずの鎌倉へ。
娘と二人、久しぶりに電車に乗って旅に出た。

ちょうど昼時に、釜揚げしらす丼をいただいた店内の客は、私と娘の二人だけ。
レジ周りには、ウイルス飛沫避けの透明のビニールがかかり、テーブル拭きは、アルコール消毒液をシュッシュしてからとコロナ対策万全の様子。
この先ず～っと家に籠もっているわけにはいかない。
もう、後戻りはできないから、自分でできる対策をして、自分の健康のためにウオーキング。

ニュースでは、鎌倉や由比ヶ浜に観光客が殺到している様子など映し出されていたけど、鎌倉大仏様から長谷寺へ向かう通り沿いのお店は、半分くらいは休業中のまま。
営業中の店内もガラ空き。
平日だからか、我が家の最寄り駅周辺の方が、よほど活気がある感じ。

長谷寺→収玄寺→由比ヶ浜→若宮大路→バニヤンツリーで休憩→鶴岡八幡宮→丸山稲荷社→旗上弁財天社→小町通り→鎌倉駅

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

鎌倉大仏様近くでランチ後、長谷寺へ。
長谷寺のすぐ近くに、明治末期からこの地で旅館業を営んでいる旅館、歴史的な建物の前を通り掛かりました。
何度も長谷寺へ来ていますが、今回はじめて気がついた次第。
『旅館對僊閣』

『長谷寺』
拝観料金は400円。
観音堂までは、自由に拝観できますが、その先紫陽花を見るために展望散策路を上って行くには別途料金1,000円が必要です。
散策路に咲く紫陽花はまだ5分咲きくらいとのこと。
散策路を行かなくても、観音堂までの道や弁天窟の周りの紫陽花が満開で、十分堪能できました。

まず、観音堂（長谷観音）まで、境内の草木、花々を観賞しながら上って行きます。

長谷寺　境内図
開創は古く奈良時代の736年。
聖武天皇の治世下に勅願所と定められた鎌倉有数の古刹。

美しく咲く紫陽花、
娘と二人で100枚くらい撮っちゃった(~o~)ﾎﾍ~
どれも捨てがたい。
全部載せたいって…

苔むした感じ
いつ来ても美しい境内。

広い境内、美しい景色の中、娘と二人だけの世界のよう。
人気ある長谷寺でこうだもん。
こんなこと二度とないかも知れないので、ゆっくり写真を撮りながら進んで行きました。

階段横法面に咲く花。

仲良し3人組
娘が撮影。

『観音堂』
ご本堂まで上がってきました。
本尊（長谷観音）は十一面観世音菩薩像。
木彫仏としては日本最大級（高さ9.18ｍ)の尊像。
撮影禁止のため、写真なしです。

観音堂
外に聖観音菩薩像
これは撮影可。

ご本堂右側に『阿弥陀堂』

『阿弥陀堂』の中
阿弥陀如来坐像は、鎌倉幕府初代将軍である源頼朝が、自身の42歳の厄除けのために建立したものと伝えあり。

ご本堂は高台にあり、そこから相模湾を見下ろすこと出来ます。

新種の紫陽花たち

境内を散策

経蔵の裏手の樹木の枝に小鳥が２羽やってきて、可愛らしい様子を観察。

経蔵（輪蔵）
成田山新勝寺にもあったけど、この長谷寺にも大きな輪蔵あり。
書架を一回転させることで一切経をすべて読誦した功徳が得られるって。

長谷寺の境内に咲く紫陽花たち

仏足石

美しい境内
水の流れあり。

境内に咲く紫陽花

弁天堂

弁天窟の中へ

暗すぎて何が何やら、
写真もピンぼけ。
順路通り進んですぐに外へ。

鎌倉七福神の大黒様

長谷寺から湘南の海へ。
途中、収玄寺境内にも立ち寄りました。

夏場は大渋滞する国道134号線方面へ。
由比ヶ浜はすぐです。

由比ヶ浜
遠浅で、海水も温く、まだ海開きしていなくても、海水浴客がちらほら。
サーファーもいましたが、凪状態なので波乗りしている写真は撮れず。

波待ちか～～～

こんなキレイな海だったかな(・・?
小さい頃は湘南海岸なんて芋洗いのような激混みで、茶色の海だったイメージしかない。

由比ヶ浜海水浴場の浅瀬を、滑川まで海を眺めながら散歩。

滑川が海に流れ出る淵を上り道路を渡って、鎌倉駅方面へ歩いて行きます。

これが一の鳥居

鎌倉駅を通り過ぎ、二の鳥居。

三河屋さん
明治33年創業の酒店、お店横にトロッコの名残の線路あり。

若宮大路通り沿い、鶴岡八幡宮交差点のすぐそばの『バニヤンツリー』で、休憩。

『鶴岡八幡宮』
1063年　源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰った際、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりとされています。
太鼓橋からまっすぐ先に見えるのが、御本殿。

『源平池』
鎌倉八幡宮の正面の両側の池。
かつては東の源氏池に三つの島が、西の平家池に四つの島があったそう。
三は「産」で源氏の繁栄を、四は「死」で平家の滅亡を祈願したため。

現在の御本殿は、1828年、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営によるもの。
国の重要文化財。

鶴岡八幡宮　御本殿に向かって左側をはじめて散策。
階段を上って『丸山稲荷社』へ。
当宮内、一番古い室町期の建物。
商売繁昌の願いを込めて奉納された赤い旗に囲まれていました。

源実朝の死を悼んで
俳人菅礼之助が詠んだ歌

『白旗神社』
1200年　北条政子が創建
源頼朝公、実朝公がお祀りされています。
祭神の御神徳にあやかり必勝学業成就祈願。

こちらは大きな源氏池の方
亀や鯉を覗き見しながら、散策。

『旗上弁財天社』
源平池の東の島にあります。

北条政子の石
夫婦円満の祈願石で姫石。

小町通りを通って鎌倉駅へ。

この日は、27,425歩。
右側の簡略地図　通った経路は、赤線の通り。
16:10鎌倉駅到着
17時ころ帰宅することできました。

久々に長い時間、外を歩きまわり、ストレスと運動不足解消になりました。
汗をかいたからか、ビールもうまい、寝付きも早い、
歩くといいことばかり(^^♪