爆走！中国のバスには気をつけろ！　死ぬのは俺らだ　その 001

2016/11/06 - 2016/11/12

「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(芭蕉)
2016年の　中国　洛陽・西安　その 001。

　●　2016年11月 6日（日）　　岡山→上海→西安
　〇　2016年11月 7日（月）　　西安→洛陽
　〇　2016年11月 8日（火）　　洛陽→少林寺
　〇　2016年11月 9日（水）　　洛陽→西安
　〇　2016年11月10日（木）　　西安→兵馬俑　　
　〇　2016年11月11日（金）　　西安
　〇　2016年11月12日（土）　　西安→上海→岡山

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

先月、香港南Ｙ島で、小西ボンドガールを連れ、バカンスを楽しんだ私に、上司「Ｍ」から指令が届いた。
「Ｍ」とは、某国情報局秘密情報部の女性局長である。
共産国家中国の交通事情が大変なことになっているらしい。
それを探るべく、岡山発、エコノミー便で西安・洛陽へ出発した。

岡山空港 空港

秘密情報部の家計の関係で、プライベートジェットでないのが不満だが、中国東方航空から食事が出た。
それも、キービー弾、いや、きーびー団子つきだ。

揺れることなく上海浦東空港に到着。
ここから、２時間後の西安行きに乗り換える。
少し、上海空港を捜査しよう。
口に含むと痺れそうな、左の赤い物体は何だ？
これを、春雨炒めのようなものにかけ、混合化合物を作れと言う。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

うむ…
空港内の食事には、期待しない方がよい。
ドライマティーニも置いてなさそうだ。

普通は、白色か、銀色である天井が、青い。
槍がぶら下がっている。
スイッチを押すと、発射される釣り天井のような構造だな。
帰国後、「Q」にも報告しよう。

コンビニを装った武器庫がある。
あの防弾ガラスの中は、何だ？
液体窒素で、－196度に冷却してあるように見えるが。

なんと、上海ガニ型の手りゅう弾だ。
紐を引き抜いて投げると、自分で横歩きして、目標をロックオンするのだな。
だんだん赤くなってきて、ばらばらにされ、至福のひと時に引きずり込む。
そういうメカニズムなのか…

２時間後、西安行きの飛行機に乗り込んだが、離陸しない。
乗り込んだまま２時間が経過。周りの人民もいら立ってくる。
CAの制服を着た、女性特殊部隊員が、生小型爆弾、いや、ナマコ型爆弾、いやナマコ型パンを配り始めた。
腹がふくれると、民心も落ち着く。中国情報部も思慮深い。

西安咸陽国際空港に着いたのは、２０時ごろ。
バスに乗り、西安北駅へ移動した。
(2019.9に、地下を高速移動する特殊車両が開通した)
駅前で驚いた。町がない。いや、遠くに建物はあるが、明かりがない。
『西安砂漠』の中、予約済みのホテルを探して歩くが、塀が続く。
１時間駅前でさまよい、ふと気づいた。この塀の中って何だ？

西安咸陽国際空港 (XIY) 空港

塀の中は住宅地だった。暗闇にアパートが林立していた。
明かりのついたオフィスで、ホテルについて諜報活動をすると、電話をかけてくれた。(このオフィスも実はホテルだった)
ピンクの防弾服(通称パジャマ)を着た、ホテルのオーナー夫人が、わざわざ歩いて、迎えに来てくれた。
移動経路を、車のＧＰＳで追われないように『徒歩』なのだな。
コンビニ奥のエレベーターに連行され、15階に。
ここがアジトだった。恐るべし中国情報部。
次回も頼むぞ『002』