カニを求めて西日本鉄船食旅・その4.名門大洋フェリー【フェリーきたきゅうしゅうⅡ】乗船記(大阪～新門司)後編

2019/12/16 - 2019/12/17

第145部-653冊目　4/9

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

さて、冬が来ました。
冬と言ったらカニです。
昨年、4トラベラーとのっち様が山陰へカニを食べに行く旅行記を配信し、それを見た私もカニが無性に食べたくなりました。
てな訳で、今回は青春18きっぷを使って山陰へカニを食べに行く3泊4日の鉄船食旅です。

本編は、名門大洋フェリー(大阪-新門司)の乗船記後編、航海の様子をお伝え致します。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥名門大洋フェリー/フェリーきたきゅうしゅうⅡのファンネル。

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令和元年12月16日～19日 3泊4日

12月16日(月) 第1日目-4 晴れ
①名門大洋フェリー:フェリーきたきゅうしゅうⅡ.新門司行
大阪.19:50～(船中泊)～

★宿泊‥フェリーきたきゅうしゅうⅡ ツーリスト(2等寝台)船室。

12月17日(火) 第2日目-1 くもり一時あめ
①名門大洋フェリー:フェリーきたきゅうしゅうⅡ.新門司行
～(船内泊)～新門司.8:30
↓
②フェリー連絡無料バス
新門司港.8:45→門司駅.9:18

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名門大洋フェリー‥1,600円

エリア 小倉・北九州市中心部(福岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪-新門司航路に就航する、名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」14,920tです。
これから、この船で北九州新門司に向かいます。

①名門大洋フェリー:フェリーきたきゅうしゅうⅡ.新門司行
大阪.19:50～(船中泊)～新門司.8:30

はい、乗船記後編ですが、まだ、大阪南港を出航していません。

名門大洋フェリー（フェリーきょうと・フェリーふくおか） 乗り物

19:40
出航10分前です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する為、甲板に出ました。

神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

19:50
レッコー。
出航の合図と共に、ホーサーがビットから外されました。

※レッコー‥出航の合図。
※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

ゴゴゴゴォー

巨大な船体が岸壁から離れていきます。

後進で離岸しています。

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。

発券してくれた美人の係員様が見送りをしてくれています。
甲板にいるのは、私一人だけ‥
と、言うことは私の為に出て来てくれたのか。←(んな訳ないだろ)

さよならぁ～
私との別れを惜しんでくれてありがとう。←(だから違うって)

涙が出そうだ。
勘違い野郎の筆者。

只今、反時計回りで回頭中。

回頭完了。

お先に‥
22:00出航のオレンジフェリー.おれんじおおさか(大阪-東予)に挨拶をして、大阪南港を後にします。

大阪よ。
さらばじゃ。

大阪南港→北九州新門司港・458km/12時間40分の船旅が始まりました。
瀬戸内海を西へ向かいます。

20:50
船内レストランの夕食バイキングは、1,600円です。
今夜の「宴」は、奮発して船内レストランに入りましょう。

フェリーきたきゅうしゅうⅡ.夕食‥1,600円

アルコールは別料金です。
今日は、食べるのに専念したいので、今日は飲みません。
バイキングで飲んだら、食べられなくなるからね‥

色々な料理が並んでいますね。
では、出撃！

パンもあるよ。
たぶん、これは食べられないから撮影だけしておこう。
カシャ。

ソフトドリンクや挽きたてコーヒーは飲み放題です。

21:00
貧乏魂が炸裂して、ほぼ全種類とってきましたよ。

《 一の膳 》
①ハンバーグ+ブロッコリー
②枝豆
③合鴨燻製
④サーモン刺身
⑤野菜の和え物
⑥ミミンガー
⑦キムチ
⑧おくら
⑨こんにゃく煮
⑩蒟蒻味噌和え&ワカメ
⑪おでん(巾着餅/大根)
⑫豚肉の味噌炒め
⑬冷奴
⑭塩焼きそば

《 二の膳 》
①フレンチポテト+あげせん
②軟骨フライ
③サバの味噌煮
④揚げ餃子
⑤鶏のからあげ
⑥麻婆豆腐
⑦白身魚フライ
⑧鶏肉のトマト煮
⑨炒めちゃんぽん

まだまだ続くよ。

《三の膳》
①スープ
②焼きサバ
③海苔うどん
④ポテトと茄子のグラタン
⑤牛肉フライ

気合で、もういっちょ。

《 四の膳 》
①野菜マカロニサラダ
②門司名物 焼きカレー
③カレーライス
④高菜&紅生姜+ゆかりごはん

21:00
あっ！
明石海峡大橋を通過しますよ。

今回、瀬戸内三大橋通過の儀はこのポスターでご了承願います。
スンマセン。

完食。
もう、食えません。

でも、デザートは別腹なんだな。

①大学いも
②クリーム饅頭
③グレープフルーツ果実
④ソフトクリーム
⑤杏仁豆腐

そろそろ閉店のお時間です。
某国のフェリー船内バイキングは、終了時間前になると、デン！と終了警告表示が出て、せかされるような気分になり‥

19:30の終了時間ぴったりには、跡形もなく片付けられてしまいました。

21:30
さて、こちらは名門大洋フェリー。
只今、終了時間となりました。
まだ、料理が並んでいますね。
日本のフェリーは、これから片付けが始まります。
サービスに対する考え方の違いを実感しますね。

ごちそうさまでした。

21:33
大阪出航から1時間43分。
兵庫県淡路島沖を航行中です。

23:20
大阪出航から3時間30分。
航海速力23ノット(42km/h)で、香川県高松沖を航行中です。

眠くなってきました。

そろそろ寝ましょう。
おやすみなさい。
ZZZ‥

2:50
大阪出航から7時間。
来島海峡大橋を通過したようです。

眠い‥

6:44
大阪出航から10時間54分。

おはようございます。
大分県国東半島沖を航行中です。

6:48
甲板に出てみました。
天気は小雨です。

日の出は7:15なんですが、今日はダメですね。

朝風呂に入りましょう。

いい湯でした。
朝食にしましょう。
昨夜、たくさん食べたので、朝は質素にきつねうどんだけにします。

きつねうどん‥92円

船旅にはカップ麺。
美味しいよ。

7:37
大阪出航から11時間47分。
山口宇部空港と北九州空港の中間沖を航行中。
新門司まで、残り53分です。

フェリーきたきゅうしゅうⅡは、航海速力20ノット(37km/h)で航行しています。

フェリーきたきゅうしゅうⅡのファンネル。
名門のMと大洋のTでデザインしたマークが描かれております。

名門大洋フェリーは、名門フェリー(名古屋～新門司)と大洋フェリー(大阪～苅田)が昭和59年に合併した海運会社なのです。

ぼんやりと寛ぐ筆者。
のんびりできるのも船旅ならではです。

8:10
大阪出航から12時間20分。
福岡県新門司港外を航行中。

間もなく入港します。

甲板に出ました。
神聖なる接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

我が国の国旗.日の丸が掲揚されました。
君が代斉唱～♪

あっ！
名門大洋フェリーのライバル‥
阪九フェリー、新門司-泉大津航路と新門司-神戸航路の就航船が見えますね。
ここからだと、船名は見えません。

名門大洋フェリー新門司ターミナル。
接岸地点が至近距離に入りました。

巨大な船体を岸壁に寄せていきます。
最終の接岸体制に入りました。

あぁ、楽しい船旅が終わっちゃうよ～

ホーサーがビットにつながれました。

8:25
接岸完了。
パチパチパチ‥

8:30
名残惜しいですが、下船しましょう。

ボーディングブリッジから、フェリーきたきゅうしゅうⅡの前部をカシャ。

後部もカシャ。

8:35
新門司港から門司駅経由で小倉駅に行く、フェリー会社の無料送迎バスに乗りましょう。
このバスは、北九州市交通局が委託運行しています。

②フェリー連絡無料バス
新門司港.8:45→門司駅.9:18

新門司港フェリーターミナル 乗り物

この日のバスは2台運行。
1台目は満席で出発して行きましたが、2台目はガラガラでした。

9:19
新門司港から33分。
JR門司駅で下車しました。

本編はここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

門司駅 駅

この旅行記へのコメント （8）

• Akrさん 2020/06/25 06:35:54

  夜行列車なき後、貴重な移動手段

  オーヤシクタンさま
  
  おはようございます。Akrでございます。
  
  その６まで一気読みしました。
  まとめてこちらへコメントさせていただきます。
  
  夜行列車なき今は、夜行フェリーは貴重な移動手段ですね。寝ているうちに目的地へ。
  昔のムーンライト九州の代わりに使えますね。大阪～門司航路は一度乗ってみたいんです。おれんじフェリーよりは航行時間も長くて楽しめそうです。船内レポートも相変わらず充実ですねえ。参考になりました。
  
  九州上陸後、門司港駅へ行かれてましたが、頭端式ホームの写真収集の際、改札越しの頭端式ホームが写ったものを探していたのですが、ここにありましたか(笑)
  
  門司港でノスタルジックに浸ったあとの国鉄三昧。いいですね。最近は西日本でも淘汰されつつありますがまだまだ健在ですね。日常的にタラコが見られるなんて夢のよう。
  
  津和野。
  生まれて初めて添乗員として行ったのが萩、津和野でした。懐かしいです。が、あの時は緊張してて、堀に鯉が泳いでいたことしか覚えておりません(笑)今度、ゆっくりプライベートで巡ってみたいものです。
  とのっちさまの旅行記で民宿みやけは知っていましたが、まさかオーヤシクタンさまもお泊りになるとは！本当にあったかい宿ですね。料理もいいし。
  
  長々と失礼しました！
  
  追伸
  ＳＬ運転席での自撮り。なかなかサマになってますよ(笑)機関助士目線で撮影ですね。
  
  -Akr-

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/06/25 21:12:58

  Re: 夜行列車なき後、貴重な移動手段

  Akr様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  大阪から西へ向かうとなったら、私の場合、フェリー一択です。
  大阪-新門司航路は所要12時間で、瀬戸内海を航行するので、揺れもなく、快適な船旅ができます。
  風呂にも入れますし、また乗りたいですね。
  
  ちょっと時間があったので、門司港へ行ってみました。
  長い間の改築工事が終わって、見違えるほど綺麗になった駅舎は風格があります。
  もう少し早くアップしていれば、頭端式ホームの旅行記で使えたんですね。
  いやぁ、申し訳ありませんでした。
  
  この後の国鉄三昧。
  下関にある車両センターに停まっていたのはみんな国鉄形で、これは圧巻でした。
  東日本では見られなくなった風景がここにはまだありました。
  あとは、115系、キハ47形と乗り継いで、津和野へ
  
  
  津和野の民宿みやけ‥
  とのっち様の旅行記で見ていて、以前から泊まりたいと思っていたのが実現しました。
  情報通り、料理がすばらしいです。
  今の時代、数が減りつつある、駅前旅館ですが、これからもあり続けて欲しいものです。
  
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。

• 長崎マリーンズさん 2020/06/23 18:24:47

  懐かしの名門大洋フェリー！

  オーヤシクタン様
  
  こんにちは、長崎マリーンズです。
  今回も楽しく旅行記を拝見しています。
  
  前回からご乗車されている名門大洋フェリーですが、今から約１０年～５年前にかけて添乗で主に学生を連れて利用していましたが、先代の船だったと思います。
  部屋は基本ツーリストを利用で修学旅行の添乗の時だけ１ランク高い部屋に通されました（今の船でいうドライバー用の部屋のタイプでした）。ちなみに今の会社でバスの乗務員が春先にライバルの阪九フェリーを利用した時もこのタイプだったようです。個人的にドライバーは２等和室の雑魚寝タイプのイメージだったのですが、今の時代はドライバーも個室になったのですね！
  
  食事についてですが、学生を連れて行っていた時はセットメニューでした。朝食のみバイキングでしたがいつも同じラインナップでした笑
  １回だけ夕食がバイキングだった記憶がありその時はチョコレートフォンデュがあって驚きました（但し阪九だったかもしれません）
  以前はUSJ～大阪南港までシャトル船があって便利でしたが、ある時を境に消えてしまったようです。一方で阪九フェリーはUSJから神戸港までシャトルバスがあったので、わざわざバス会社に手配を頼まなくてよかったのは凄く楽でした。
  ちなみにどちらも有料でしたけど笑
  
  大阪南港の売店と新門司港の写真を見て昔と変わらないな～と懐かしい気持ちになりました笑
  
  長崎マリーンズ

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/06/24 07:10:26

  RE: 懐かしの名門大洋フェリー！

  長崎マリーンズ様、おはようございます。
  オーヤシクタンでございます。
  
  今から約１０年?５年前にかけて添乗で乗船されたと名門大洋フェリーは、今1便に就航している「フェリーふくおか?」「フェリーきょうと?」か、先代の「フェリーきたきゅうしゅう」「フェリーおおさか」になりますね。
  「フェリーふくおか?」「フェリーきょうと?」は、2022年頃に新造船に代替となりますので、名門大洋フェリーで活躍するのもあとわずかです。
  
  長距離フェリーの場合、バス乗務員はトラックドライバーが利用するドライバールームに通されることが多く、雑魚寝になることは私の経験ではありません。
  客室に余裕があると、個室に通されたこともありました。
  仕事でフェリーに乗るなんて、懐かしい話しです。
  
  バイキングだった記憶でチョコレートフォンデュがあったと言うなら、名門大洋フェリーですね。
  HSKグループ(阪九・新日本海・関釜)のフェリーは、各フェリー会社がバイキング化を進めていく中でも、カフェテリア方式を続けています。
  このカフェテリア方式は、自分がとった料理のぶんだけを払うシステムなんですが、調子に乗って料理をとってしまうと、バイキングより高くついてしまうので要注意なんですね。
  
  大阪南港の売店は昔のままだと思います。
  トイレがリフォームされていました。
  そして、新門司は新造船就航で船舶が大型化したのに伴い、ターミナルが建て替えられたようです。
  ただ、周りは昔のままで、相変わらずなにもないところです。
  コメントを頂きまして、ありがとうございました。
  今後も宜しくお願い申しあげます。
  
  オーヤシクタン。

• まるきゅーさん 2020/06/21 19:59:37

  あのせわしないバイキングを...

  やはり韓国と日本の違いを感じますね。
  日本は時間になったら片づける。
  韓国は時間になる前に片づける。
  やはり日本のほうが寛容ですね。
  でも日本のほうでもたまに韓国みたいなこともありますね。
  私も旅行に行きたいのですが、3月の熱海疎開旅行以来行っていませんね。
  （まあ次は地元ネタ投下しますけど）
  まあお楽しみに待っててくれれば幸いです。

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/06/22 08:57:40

  RE: あのせわしないバイキングを...

  第2のまるきゅー様、おはようございます。
  オーヤシクタンでございます。
  
  昨年乗った、日韓航路パンスターフェリーは食事時間が50分と短く、終了20分前になると、画面に「早く食べ終われ」と言わんばかりの表示がで、片付けが始まり、終了時間ぴったりには、跡形もなく片付けられてしまいます。
  
  そんなことを思い出しながら、名門大洋フェリーのバイキングに挑んだのですが、やっばり日本のフェリーは違いますね。
  少しずつ片付けは始まりますが、終了時間まで料理はちゃんと残っています。
  日本と韓国のサービスの考え方の違いを実感しました。
  
  ちなみに、今、名門大洋フェリーではバイキングは中止して、お弁当の販売をしているそうです。
  このご時世、大皿に盛られて多数の人がとるバイキングスタイルは難しいですね。
  コメントを頂きまして、ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。

• ケロケロマニアさん 2020/06/20 22:23:06

  せわしないバイキング( ´∀｀ )

  も、コロナ時代にあっては懐かしいですね～。
  また早く、船で海外旅行が楽しめる時代が戻ってきて欲しいです…。
  
  あの３×３の取り皿も名門大洋フェリーのバイキングらしさが感じられますね。
  
  いよいよ、都道府県境を跨ぐ移動も解禁となるようで、夏に向けての旅が楽しみですが、のんびりとした和寒と違って、全国的にはコロナ時代となって、マスクなしでは歩けないような雰囲気なんでしょうね。暑苦しさとの戦いが強いられそうです…。
  
  ｂｙケロケロマニア

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/06/20 23:02:28

  RE: せわしないバイキング( ´∀｀ )

  ケロケロマニア様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  コロナによる県外移動自粛が解除ににりましたが、海外へはまだまだ行けそうにもありませんね。
  日韓・日中航路は休航になっているみたいです。
  フェリーのバイキングと言うと、どうも、あのせわしないバイキングを思い出してしまいます。
  バイキング終了時間に片付けが終わっている韓国フェリー。
  バイキング終了時間を過ぎてから片付けに入る日本のフェリー。
  両国の文化の違いですが、サービスと言う観点に当てはめると、やはり両国には差があるとかんじますね。
  名門大洋フェリーのバイキングは、他フェリーと比較すると、値段が安くても料理はかなり充実していると思います。
  コロナの渦中にある現在、名門大洋フェリーではバイキングの営業を中止。
  お弁当の販売に切り替えて、あの1便朝食無料サービスは行っていないそうです。
  
  4月以降はどこにも行っていません。
  そろそろ、どこかに行きたいと思っていますが、人ごみには近寄りたくないですね。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。