
2007/12/01 - 2020/03/20
19位(同エリア60件中)
国電さん
■はじめに
新型コロナによる自粛に伴う「手持無沙汰」解消として、「昔鐡」シリーズを7本掲載してきた。自粛期間終了を目前にしてネタも尽きたところであるが、残念ながら緊急事態宣言が延長されてしまった(旅行の自粛も当然延長)。ということで、ネタを考えなければならない。
あれこれ思案した結果、「旅行」や「鉄道」に関係があるものとして、日本各地にある駅弁を紹介することにした。グルメのインパクトとしては、各地の名物料理(海鮮丼など)の方が強力であるが、やはり「鉄道旅行につきもの」である駅弁こそ、それ単体で旅情を掻き立てられるものであると思う。
なお、私が駅弁の写真を撮るようになったのは、ここ10年ちょっとくらい(2008年頃から)である。よって、何度も食べている有名駅弁の写真が抜けていたり、「なんでこんなマイナーな駅弁が」というものが含まれていたりするが、ご容赦いただきたい。
旅行記の場合、「それを読んで自分も行った気分になる」ものである。今回は駅弁続きであるので、できれば空腹時に(お昼前や、締めのごはんが欲しくなる飲酒時に)読んで、「食べた気分」になっていただければ幸いである。
@「当たり」弁当?(詳細は本文にて)
【北海道・昔鐡1】昭和61年編
https://4travel.jp/travelogue/11616163
【北海道・昔鐡2】平成2年編
https://4travel.jp/travelogue/11616825
【北海道・昔鐡3】平成6年編
https://4travel.jp/travelogue/11617269
【北海道・昔鐡4】番外編
https://4travel.jp/travelogue/11618124
【その他・昔鐡1】北海道以外編
https://4travel.jp/travelogue/11618636
【その他・昔鐡2】ご近所+α編
https://4travel.jp/travelogue/11619425
【その他・昔鐡3】デジカメ編
https://4travel.jp/travelogue/11620132
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
■北海道
北海道で一番有名な駅弁は森駅の「いかめし」であり、私も何度も頂いたことがあるが、意外なことに記録写真には残っていなかった。
ということで、個人的に北海道内の駅弁では一番好きな、函館駅の「鰊みがき弁当」からである。正月くらいにしか食べないカズノコであるが、この弁当のカズノコは味が良く染みており、ツマミにもおかずにもなるのである。
@北海道新幹線記念ビールも(2015.12 函館駅) -
続いては、苫小牧駅の「ほっきめし」である。苫小牧は北寄貝(ほっきがい)の水揚げで有名であり、それに因んだ料理も多い。「ほっきカレー」となるとカレーの味が勝ってしまうが、炊き込みご飯くらいが丁度良い塩梅である。
@日高本線内でいただく(2018.1 苫小牧駅) -
またしてもカズノコ関係である(名寄駅の「ニシン・カズノコ弁当」)。この駅弁を見て製造元に気づく人はまずいないであろうが、「最北の駅弁屋」として知られていた名寄の駅弁業者(2009年廃業)による弁当である。
@筍が印象的(2008.11 名寄駅) -
同じく、名寄駅の駅弁「みそ豚丼」である。有名駅弁である森駅の「いかめし」や厚岸駅の「かきめし弁当」の写真がないのに(いずれも食べたことはあるが)、2つ連続で地味な名寄駅(もう駅弁はない駅)である(結果論ではあるが、翌年に業者が廃業したため、レア写真にはなっている)。
豚丼といえば十勝地方が有名であるが、醤油タレのあちらとは違い、この弁当はみそ味である。
@みそ味です(2008.11 名寄駅) -
続いてはやっと北海道らしいカニであり、札幌駅の「かに三種 味くらべ弁当」である(今は「三大蟹 味くらべ弁当」という名称のよう)。器は3つあるが、私が3つ食べたわけではない。当時、仕事で出張時の昼食用弁当を人数分手配する必要があり(予算は千円前後)、面白そうなので駅弁を予約手配したのである。いつもは仕出し弁当であるので、変化球として好まれた記憶がある。
@3種楽しめます(2008.8 札幌市内) -
カニが連続するが、こちらの方が老舗である(長万部駅の「かにめし」)。シンプルな「かにめし」という弁当は、北海道や北陸地方でたくさんあるが、やはりここが定番であろう。
@安心の味(2008.11 長万部駅) -
■岩手県
三陸鉄道の宮古駅にて、予約制で手に入る「海女弁当」である。表紙中央の上部が小さくペンで塗りつぶされているが、ここには「うに」と書いてあったのである。不漁だったのかコストの理由か、いずれにせよ減らされてしまったようである(無念)。
@良い食材が揃っている(2014.11 宮古駅) -
■秋田県
賛否両論様々あるであろうが、秋田県で一番有名なのは大館駅の「鶏めし弁当」ではないだろうか。寝台特急「あけぼの」存命時は、予約しておくと車両入口まで届けてくれたという、サービスも満点の業者である。
@小坂鉄道レールパーク仕様(2017.5 小坂町) -
ここからは、秋田駅の駅弁3連発である。まずは、「あわび五能線弁当」である。あわびのみならず、他の食材も秋田県産をふんだんに利用した弁当である。珍しく掛け紙を残していたので裏面を見てみると、「しそ巻き大根」「みず醤油漬け」「リンゴ煮」などが記載されていた。
@実際に五能線内で頂きました(2018.8 秋田駅) -
こちらは秋田駅の「和牛こまち弁当」である。通常は左側に見えているパッケージであるが、この時は「さようなら583系」の特別掛け紙であった(それに釣られて、うっかり買ってしまったものである)。
@中身は通常バージョン(2017.5 秋田駅) -
またまた秋田駅を訪問し、「今回はどうしようか」と悩んで買ったのが「特製 牛めし」である。こちらの弁当も、五能線内で美味しく頂いた。
@がっつり系(2019.5 秋田駅) -
■山形県
秋田県の最後2つは牛肉続きであったが、山形県は言うまでもなく牛肉続きである。前もってバラしてしまうが、3つとも牛肉である。
まずは、米沢駅の「牛肉侍」である。牛肉の駅弁となると、肉はタレ焼きやしぐれ煮、そぼろなどになっているものが多いが、この弁当はハンバーグや角煮もあり、まさに肉・肉・肉の超がっつり系であった。
@お年寄り向きではないかも(2009.12 米沢駅) -
続いては、同じく米沢駅の「牛肉弁当」である。あの超有名駅弁では面白くないなと思い、あえてこちらを選んで買ったものである。
@牛丼風味付け(2018.2 米沢駅) -
さて、米沢駅で一番有名、というか、東北で一番、下手をすると全国でもかなり上位に来る弁当(上記で「あの超有名駅弁」と表現しているもの)をまだ紹介していないが、さすがにこれも頂いたことがある。味、内容については、説明するまでもない「牛肉どまん中」である。
@中の写真は撮っていませんでした(2007.12 米沢駅) -
■福島県
会津若松訪問時に丁度昼時であったので、駅の売店で買ったのがこの「ソースヒレカツ弁当」である。パッケージにお城の絵があったり、「会津みそ使用」とあるため会津若松駅専用のように見えるが、郡山駅や福島駅でも買えるようであった。
@肉系が続きます(2016.8 会津若松駅) -
上記の弁当を頂いた翌週、旅程の関係でまたしても会津若松駅に寄った(しかも、またしても昼時である)。あれこれ考え、会津若松っぽい「蔵出弁当」などにも惹かれたが、結局買ったのは「牛肉の味噌焼弁当」であった。なおこちらも、上記と同じチェーン系列の弁当業者であるため、他駅でも購入可能である。
@単なる肉好き?(2016.8 会津若松駅) -
福島県最後の駅弁は、つい先日に買った郡山駅の「海苔のりべん」である。旅程作成中、郡山駅で駅弁でも買おうと思ったが、有名駅弁が思い浮かばなかった。そこでネットで調べてみると、最近はこれがかなり有名になってきており、売り切れてしまうこともあるという。実際に頂いてみると、派手な食材はないが、全体的に優しい味であった(同様のことは、「西日本編」で紹介する予定である嘉例川駅の駅弁にも言えることであろう)。
@大人向け(2020.3 郡山駅) -
■茨城県
茨城県唯一の駅弁は、常陸大子駅の「奥久慈しゃも弁当」である(常時売られているわけではないため、予約が必須であったと思う)。軍鶏だけあって、歯ごたえのある肉であった記憶がある。
@また肉に戻る(2013.8 常陸大子駅) -
■群馬県
東日本編のデータを纏めている際、「最多は北海道だろうな」と予測はしていたが(実際に、東京と並んで6個で1位であった)、それに迫る5個もあったのが群馬県であった。もちろん、日本で一番有名ともいえるあの弁当も含まれている。
まずは、高崎駅の「鶏めし弁当」である。歴史のある弁当であり、高崎駅で乗り換える際につい買ってしまう弁当である。
@定番ですが(2013.2 高崎駅) -
「高崎駅だったら、あっちの弁当の方が有名だろう」と思われるかもしれない。確かに、「だるま弁当」が全国的に有名であり、私も買ったことがあるが、通常バージョンではないものであった。
@キティちゃんバージョン(2008.3 高崎駅) -
JR以外となるが、まずは上毛電鉄である。イベントがあったので出掛けて、その際に購入したものである。ネットで調べたが同じものが出てこないので、このイベント限りの弁当であったようである(違う年度のイベントと思われる弁当掛け紙は発見した)。
@この年度はこういう掛け紙(2009.10 大胡駅) -
続いては「わたらせ渓谷鉄道」である。途中の神戸(ごうど)駅には旧車両を使ったレストランがあり、ここで買えるのが「やまと豚弁当」である。肉のたれが「野菜多め」系であり、印象的であった。
@手ぬぐい付(2017.9 神戸駅) -
群馬県最後の駅弁は、説明するまでもない横川駅の「峠の釜めし」である(幼少の頃を含めて、何回食べたか思い出せないくらいである)。日本一有名な駅弁ともいえる存在であろう。知っている人は多いと思うが、益子焼の容器を使って白米を炊くことも可能である。
@超定番(2011.10 横川駅) -
■埼玉県
埼玉県は、駅弁を食べるような長距離旅行の目的地にならないし、埼玉県内から長距離列車に乗ることもないため、買った駅弁はゼロと思っていたが、写真を整理していて発見した。灯台下暗しで、鉄道博物館である。絵に描いたような、博物館用の弁当であるが。
@一応「駅弁」ということで(2008.10 さいたま市) -
■千葉県
千葉駅も駅弁では有名であり、中でもこの「トンかつ弁当」は色々な意味で有名である(その安さと、カツの薄さで)。これを買った駅員たちが、「何買ったの?」「ん、ハムカツ弁当」と言っていたのが印象的であった(市販のハムくらい、肉が薄いのである)。
@その代わり安い(2012.8 千葉駅) -
なお上記の「トンかつ弁当」には違うバージョンがあり、受験の季節には「勝ツ弁当」というものも登場してくる。カツの量は多めであるが、肉の薄さは同様である。
@まぁ600円ですから(2020.1 千葉駅) -
風変わりな駅弁としては、館山駅の「くじら弁当」がある(確実に買うためには、予約した方がよい)。昨今は馴染みのないクジラ肉であるが、私のような年代(1970年生まれ)にとっては、給食でも普通に出てくる肉であったから、懐かしいばかりである。
@クジラ肉の復権を(2014.8 館山駅) -
■神奈川県
神奈川県も、埼玉県と同様で旅行の目的地や出発地になり難いため、駅弁を買う機会が少ない都道府県である。紹介するのは小田原駅の「金目鯛西京焼弁当」であるが、実際にこれを買ったのは東京駅であった。
@地理的には神奈川県で(2020.1 東京駅) -
■東京都
さて、東日本編の最後は大本営東京である。各駅弁を紹介する前に、まずは企画物をいくつか紹介したい。
まずは、大井町の車両センター公開日に購入した「一般公開記念弁当」である。中身の写真を撮っていないということは、普通の幕の内弁当であったのだろう。
@値段もそこそこした記憶が(2012.8 品川区) -
続いては「ありがとうE351系 記念弁当」である。まさにE351系の乗り納めの旅行に行った際に買ったものであるが、掛け紙を見てうっかり買わされたと言っても良い。
@こんな内容でした(2018.3 新宿駅) -
次の企画物は、「日本縦断弁当~こだわり東日本編~」である。漫画「鉄子の旅」に関連して企画されたものであった。基本的には無地のカマボコに「鉄」の焼き印があればラッキー、という説明書があったが、まさに焼き印入りのカマボコであった(表紙写真)。
@遊び心あり(2008.3 東京駅) -
さて、ここからは通常の駅弁である。まずは、天皇陛下(当時)が好まれて食されるという逸話で急に有名になった、東京駅の「チキン弁当」である。茶色ばっかりで明らかに野菜が足りなく、陛下のイメージとは懸け離れたものであるので意外な感じであった。
@皇室御用達?(2015.9 東京駅) -
続いては、出張で東海道新幹線に乗る際に「何か東京っぽい弁当はないか」と思って探した「貝づくし」である。数種類の貝があり、酒のアテとしても使えそうな内容であった。
@多種多様(2018.8 東京駅) -
最後に紹介するのは、高級駅弁としても有名な「東京弁当」である。1,500円を超える価格であるためいつもなら買う気にならないが、会社の行事(団体旅行)の幹事をすることになったため、昼食用として参加者全員分を手配したものである。
@人の金なら買う(2013.6 東京駅)
ということで、次回は「西日本編」を紹介する予定である。
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- マプトさん 2020/05/10 13:01:55
- 旅情
- 駅弁、読みました。国電さんは私と年が一緒なんですね。私も1970年生まれです。
道内でも駅弁の撤退が相次ぎ、石北線で売っている駅は、網走ぐらいですね。ましてやホームで立ち売りはもう全滅ではないかと思います。どこもコンコースや駅舎内での販売。厚岸や池田、長万部、森については、駅前のお店で売っているほどです。停車時間を気にしながらどれがいいべと弁当を選んだことは、今昔物語になってしまいました。もっと寂しいことは、「ライラック」に乗っても、駅弁を食べている姿はまず見かけません。コンビニ弁当かファストフード。時代ですかねえ。
今日は雨ですが、道北地方にも桜が咲き始めましたよ。
- 国電さん からの返信 2020/05/10 17:22:59
- RE: 旅情
- マプトさん
再訪ありがとうございます。
私は2月生まれなので、もしかしたら学年は違うかもしれませんが、いずれにしても鉄道に関しては似たような「景色」(国鉄民営化や、地方路線の廃止や、食堂車の衰退や、寝台や急行の消滅や、駅弁の減少)を見てきたと言えるでしょう。
今は、地方の特色ある駅弁はだんだん減りましたし(それも、駅では買えないものが多いですし。池田駅のステーキ弁当も食べましたが、店まで買いに行きました)、有名駅弁は、逆に東京駅でも変えてしまう時代です。
今でこそ、ネットで各地の駅弁を知ることができますが(画像検索で一発)、昔は時刻表にある駅弁マークと、余白に書いてある駅弁名と値段で夢を膨らませていました。
石北本線ということで、手元に1982年の時刻表があるので開いてみました。
旭川と網走以外にも、上川、遠軽、北見に駅弁マークがあります(余白部分ですが、上川の「にじます姿ずし」と北見の「とんでん弁当」に惹かれます)。
他の路線を見てみると、厚床や小沢、占冠、様似、静内、興部、弟子屈、和寒などでも駅弁が売っており、「こんな時代に駅弁巡りの旅をしたら楽しいだろうに」と思わせること必死で、しばし読みふけってしまいました。。。
--
国電
- マプトさん からの返信 2020/05/10 17:49:47
- RE: RE: 旅情
- お晩でした。下川町の五味温泉に入って来ました。
私は11月生まれなので、学年は1つ下になりますね。
道内の駅弁は、ホントに激減しました。で、全国的にもナントカ牛、ナントカ豚といった弁当が多いように思います。郷土色豊かな駅弁は、道内で言うと、厚岸の牡蠣飯ぐらいでしょうか。函館のにしん親子は私も好きで、お土産に買って帰る程ですが、輸入品が多いのでどうかと思います。
そんな中、道内では音威子府、上川、厚床の駅弁を食べたのは貴重かと思います。東日本でも、十和田南、横手、小牛田、小山に成田の駅弁を食べたのは貴重ですね。学生時代、フェリーと赤い18、青地の周遊券を使って、あっちこっち出かけたんですが、それが今になっては、すごく贅沢な旅だったんだと思います。
今年の1月、高知に行きました。「南風」の車窓と駅弁を楽しみました。いいもんですね。
- 国電さん からの返信 2020/05/10 18:57:56
- RE: RE: RE: 旅情
- マプトさん
> ナントカ牛、ナントカ豚
いやー、本当にそうですね。しかし、そうでもしないと、今の家族連れなどには売れないのでしょうね。
音威子府、1982年時刻表にも駅弁マークが記載されていました。今の列車本数と乗降客数では、駅弁なんか成立しないのでしょうけど。
輸入品云々も、その通りですね。仙台の牛タンも、浜松のウナギも。しかし、割り切らないといけないんですかねぇ。。。
高知、いいですねぇ。今纏めている西日本編では、高知駅の野菜寿司弁当も登場いたします。あと、西日本はネタが少ないので、全国の駅そばもいくつか紹介する予定です。もちろん、音威子府のあの真っ黒の蕎麦も登場しますので、お楽しみに。
--
国電
国電さんの関連旅行記
名寄(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
北海道の ホテル最新情報
-
洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス
3.89
最安値(2名1室) 14,200円~
【春セール開催中】4/27までの期間限定でお得に宿泊できます
【2021年3月13日(土)より営業再開】当館は2017年か...
-
阿寒湖温泉 ニュー阿寒ホテル
3.97
最安値(2名1室) 11,296円~
スタンダードプラン☆森と湖のリゾートブッフェ♪
リゾートブッフェ付きスタンダードプラン一般的なスタンダード料...
-
ホテルJALシティ札幌 中島公園
3.81
最安値(2名1室) 7,140円~
春休み&GWのご旅行におすすめ★スペシャルプライスオファー
◆ 春のご旅行におすすめの期間限定セール ◆ 5月末までのご...
4
34