2019/12/27 - 2020/01/01
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ぽっぽさん
この旅行記のスケジュール
2019/12/28
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ジョージア料理「チャチャ」
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2019年年末旅行は、ロシアのサンクトペテルブルクへ。
ゴールデンウイークに行ったウラジオストクですっかり気に入ったロシア。もっとロシアを知りたい!と2度目のロシア個人旅行。ウラジオストクは近いし電子ビザで行けるけど、サンクトはビザを取る必要があって難易度はアップ。節約できるところは節約したいので、ビザも自力で取ったけど、まあなかなか面倒。
年末のサンクトペテルブルクは、街のイルミネーションが美しく、夏に比べたら観光客は少なめだから美術館巡りや観劇をメインに行動するには適した時期。この年は百何十年ぶりの暖冬だそうで、懸念していた雪は、時折はらはらと舞う程度で道に積もったりする事はなく、寒さについても、ずっと外で行動するのは厳しいけれど、風がなければそれほど冷えなかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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12月27日、モスクワまではJAL。
入国審査では、パスポートの写真と、ビザの写真と、実物と、ものすごくじろじろと見比べられる。入国審査官から何か聞かれるということはなく終始無言だけど、パスポートをペラペラめくったりと結構時間をかけてチェックしているので、ビザに不備がないかどうかも含め不安が募る。ドキドキさせられたけど、無事通過。
その昔、学生時代にアエロフロートでパリに行った時のモスクワの空港は、やたら照明が暗くて、トイレに行ったら便座は全て壊れていて、その暗~いイメージが染み付いていたけど、今はどこもかしこもピッカピカ。マトリョーシカなどのお土産物もクリスマスシーズンならではの華やかさ。うろうろしているとATMを発見したので、ここでロシアルーブル入手。モスクワ ドモジェドヴォ空港 (DME) 空港
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モスクワからサンクトペテルブルクへは、S7航空に乗り継ぎ。
入国審査に時間を要する懸念と、荷物を国内線のチェックインカウンターで預け直す必要があるため、モスクワでの乗り継ぎ時間を心配していたが、どちらもスムーズに進めてほっと胸をなで下ろす。
・・・が、乗り継ぎ便のS7航空は1時間ほど遅延。焦る必要はなかった。モスクワ ドモジェドヴォ空港 (DME) 空港
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サンクトペテルブルクの空港から市内へは、バスと地下鉄を乗り継ぐ必要があるので、ガイドブックではタクシーがお勧めされている。予めホテルまでの送迎を手配しておくことも検討したけど、ブログ記事をあれこれ見てみるとさほど難易度は高くなさそうなので、公共交通機関での移動にトライ。
バスは、空港を出てすぐ左手の停車所から順次発車で、停車しているバスにすぐに乗り込むことができた。料金は車内で回ってくる車掌さんにお支払い。ウラジオストクで見かけたバスは、いつの時代?っていうくらい古ぼけた車両ばかりだったので、どんな代物か心配だったけど、こちらでは車内モニターもありの新型。さすが都会。次の停留所などが表示されて安心できる。
バスから地下鉄への乗り継ぎは、他の多くの乗客も同様に移動するのでついて行く。改札口までたどり着いてしまえば一安心。
地下鉄は、古い車両のせいか走行音が大きすぎて、同行者との会話もできないほど。車内アナウンスも聞き取りづらいので、降りる駅をうっかり通り過ぎる事のないよう注意を払う。
今回のホテルは、「ゴールデン トライアングル ブティック ホテル」。
地下鉄の最寄駅「ネフスキー・プロスペクト」駅へは乗換せずに済み、駅からホテルまでは徒歩5分程度。ホテルを予約した時にはそこまで考えていなかったけど、地下鉄でアクセスするにはベストなロケーション。フライトが遅れたので、もし送迎を事前手配していたらキャンセルなどに手間取ったかも。今回、地下鉄を選択したのは正解だった。
部屋は、シャンデリアの照明が華やかでクラシックな雰囲気。アメリカとか欧米のホテルは、フロアスタンド等の照明器具だけで部屋が暗いことが多いけど、ここは全体を照らすようになっており過ごしやすい。室温は暖かく保たれていて、むしろちょっと暑いくらい。
予定より到着が遅れ少々疲れたので、この日はこのまま就寝。ゴールデン トライアングル ブティック ホテル ホテル
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旅行2日目。
ホテルから徒歩で「血の上の救世主教会」へ向かう。
塔の一部が修復中で覆われているが、いかにもロシアな葱坊主の屋根。
入場は有料。周囲には、コスチュームを纏って観光客と写真を撮ってチップをもらおうとする人がたむろしている。ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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中に入ると、息を飲むほどのきらびやかさ!
眩しいほどの金箔の輝き、ブルーのタイルの鮮やかさ。
外がどんよりと薄曇りの世界だっただけに、急に別世界に投げ込まれたような気持ちになる。
壁、柱、天井、どこもかしこも隙間なくモザイクに埋め尽くされていて、集積感に圧倒される。ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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ロシア革命後には、倉庫として使われていたこともあるとか。
外も中も、なんとも痛々しい破損具合。ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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修復作業で蘇るモザイク。
ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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荒れ果てていたモザイクを、ここまで修復するのはどれだけの労力だったことか。考えただけでため息もの。
ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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受胎告知の場面のマリア様、美しい。
ハリストス復活大聖堂 (血の上の救世主教会) 寺院・教会
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ランチは、教会から程近いジョージア料理のレストラン「チャチャ」へ。
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案内されたのは窓際の席。窓にもクリスマスらしい装飾が施されていてカワイイ。
(とはいえ実は、サンタやもみの木はクリスマス向けではなく、新年向けなのだということを後に知る。) -
メニューは写真付きで、どんな料理かイメージしやすい。英語も併記されているので、ロシア語が読めなくても安心。
様子見で、やや控えめにオーダー。 -
注文した料理が登場。
欧米らしく前菜→メインで一品ずつ出てくるのかと思いきや、ロシアではできた順に次々とテーブルに運んでくる店が多い。いろいろ頼むと、最初に出てきた料理を食べ終わる間も無くどんどん他の料理がくるので、テーブルの上が大変なことに。 -
牛肉とセロリのスープ。
大きな唐辛子のようなものが浮かんでいるけど辛くはない。ハーブの香りが爽やか。肉はホロホロと柔らかく煮込まれている。 -
仔牛肉のスパイシートマト煮込み。
コリアンダーと辛みが効いていて美味しい。見た目より肉がゴロゴロと入っている。
食べ始めてから、牛肉料理が被っていたことに気づく。 -
ハチャプリ。中にはチーズがたっぷり!
スモールとラージがあってスモールにしたけど、それでもボリューミー。
チーズ多すぎて完食ならず。 -
お会計は、料理3品とミネラルウォーター1本、サービス料10%で1,562ルーブル(2,800円位)。
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食事後に通りかかった公園のプーシキンの銅像。
鳩を飼いならしているかのようになってて可笑しい。ミハイロフスキー公園 広場・公園
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午後は国立ロシア美術館へ。
サンクトペテルブルクの美術館と言えばエルミタージュだけど、ロシアに来たからにはロシア美術も気になるところ。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロシア人画家ってあんまり知らないし、イリヤ・レーピンの印象から暗いイメージだし、退屈だったりするかな…と思っていたら、見応えある絵が多い!
この絵は、地中海のカラッとした明るさと空気感が上手く出ているなあと思う。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これは以前どこかで見覚えがあるような、ないような?
扉の表現がものすごく緻密!
対照的に、床の描き込みはラフ。それだけに余計に扉の方へ視線が誘導される。構図も効果的。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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雪のフワフワ感。こういう風景を画題にするのってロシアっぽい感じ。
国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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雲と光の表現の素晴らしさ。
全体的に、光の表現に注力した作品が多い印象。暗い季節が長いから、かえって光に対する感覚が研ぎ澄まされるのかしらと想像する。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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別棟の方には工芸品や玩具などの展示。これがカワイイものが多すぎて楽しすぎる!
木工の玩具には熊モチーフ多し。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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うっとりする可愛らしさ。エロール・ル・カイン的な。
国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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螺鈿細工のような工芸品も美しい。
国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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鯨の上に街!
ユーモラスな表現の工芸品がいっぱいで、とても楽しい美術館。
エルミタージュに比べて地味な存在だけど、行って良かった。国立ロシア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館を出たら、既に真っ暗。
通りのイルミネーションが華やか!これも冬ならではの楽しみ。
イルミネーションのおかげで、全体がぼわっと明るい感じ。ネフスキー大通り 散歩・街歩き
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ネフスキー通りにある、高級食料品店「エリセーエフスキー」に入ってみる。
エリセーエフスキー (サンクトペテルブルク) 専門店
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店内はお客さんで溢れかえっていて、身動き取れないほど。
観光客にプラスして年末の買い物客で、こんな混雑なのか。
いくつもぶら下がるシャンデリアがキラッキラ、店の中央には大きな椰子の木のオブジェが鎮座して異国情緒も添えていて、過剰なまでのゴージャス感。
椰子の木をぐるりと囲んでカフェになっているけど、これは落ち着かないだろうなー。エリセーエフスキー (サンクトペテルブルク) 専門店
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マジパンの野菜や果物、まるで本物みたい。
売っているのは、お菓子、お酒、キャビアなどの高級食材など。
お土産に良さそうな物もあると思うけど、人が多すぎてゆっくり見られず、一回りしただけで早々に退散。エリセーエフスキー (サンクトペテルブルク) 専門店
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夕食は、カフェテリアタイプのレストラン「Marketplace」へ。
マーケットプレイスって名前がなんだか紛らわしいけど、ここは「スタローバヤ」と呼ばれるロシア式のカフェテリアタイプのレストランのチェーン店。
普通のスタローバヤは大衆食堂って扱いになるけど、ここは非常にお洒落で、メニューもコテコテのロシア料理っていうよりはヨーロピアンスタイルで割と無国籍。中華っぽいのもあったような。
並んでいる料理は、自分で取ったり店員さんに取ってもらったり。サラダは好きな具材を選んで店員さんに作ってもらうようになっていた。マーケットプレイス (ネフスキー大通り店) ビュッフェ
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ちょっと軽めだけど、二人分。
チキングリル、ポテト、サラダ、白ワイン。
味も悪くないし、席数多いのですぐ入れるし、清潔感も申し分なく、ホテルからもすぐ近くで非常に使い勝手良し。グラスワインが99ルーブルからとお安いのも嬉しい。
お客さんは地元っぽい若者が多い感じ。カジュアルだけどちょっとお洒落ってところが確かに受けそう。
食後は近くのミニスーパー「レアル」に寄ってビールを購入し、ホテルへ戻る。マーケットプレイス (ネフスキー大通り店) ビュッフェ
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旅行記グループ
2019年年末旅行 冬のサンクトペテルブルク
この旅行記へのコメント (1)
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- Daisyさん 2022/01/05 22:46:44
- 年末年始のサンクトペテルブルク♪
- ぽっぽさん
はじめまして。
モスクワ旅行記とフォローをありがとうございました。
サンクトペテルブルク旅行記、拝見させていただきました!
ぽっぽさんも自力でビザを取得なさったのですね。
私も2019年6月の初入国時にパスポートを何度も見られてチェックされドキドキしました。
現在2019年6月のサンクトペテルブルク旅行記を作成中ですので、行った場所、行けなかった場所、色々あって一気に楽しく拝見させていただきました。
旅先で体調が・・・でも回復して良かったですね♪
ハリストス復活大聖堂は中へ入れませんでしたが美しいですね。入りたかったです。
孔雀の仕掛け時計は偶然ですが動いている姿を見ることができました!
2019年の年末年始の旅、私はバンコクで過ごしましたが、まさかその後はコロナ禍になってしまい、こんなに長い間、海外に行けなくなるとは思いませんでしたよね。
いつかウラジオストクへも行きたいので、色々と教えていただけたら嬉しいです♪
これからどうぞよろしくお願い致します。
Daisy
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