2019夏はじめての東欧８～帰国前にヴァッハウ渓谷クルーズ

2019/08/17 - 2019/08/27

帰国前にクルーズ。普通は、こういう旅程は取りません。最終日に移動を入れて(しかも船！)、飛行機に乗り遅れるのはイヤなのです。ですが、今日のフライトは夜中(本当はあまりこれも好きじゃないけれど・・・)。ガッツリ予定を入れてしまった方が、途中で戻る部屋も無い中いいかな、と考えたのです。結果は、悠々戻ってこられたし、良い過ごし方になりました。

エリア ヴァッハウ渓谷周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

支払は昨日のうちにしておいて、荷物を預けて出かけます。西駅から出発。ここで、コンビチケットを購入しました。ぶっちゃけ、ちょっと高い。

昨晩、雨が降ったようでした。今朝もこの時点では曇り空です。

オープンサンド。これも試してみたかったのよ～。結構、持ち運びが難しい食べ物なのね。ホント、種類が色々で、かなり悩んだ。西駅構内にTRZESNIEWSKI(なんか、ロシア語みたいな響きの名前だなあ・・・と思ったら、ポーランドの人が始めたお店なんですね)がありました。

車内は相当新しい感じでキレイ。日曜早朝、空いていて、一人でボックス席を占有。8:20発。

こんな感じです。5個は買わないと、箱の中でヨレます。実際、それくらいは簡単に食べられます。でも、値段があんまり可愛くないんだよな～。

電車が動き出してしばらくすると、晴れてきました。

Melk駅で下車。車内は空いたままではあったのですが、今日の予定は同じとおぼしき人々が同時に降ります。駅からゆるゆる修道院に向います。途中から、旧市街的な、可愛らしい街並みに入ります。この時間でも、観光客目当てらしきお店が少し開いています。

メルク修道院。うわあ、どこからこんなに人が。観光バス的なもので来ているようでした。日曜ですしね。相当広いので、人が多くても、ゆったりと回れます。

写真は撮りませんでしたが、日曜なおかげで、お祈りの時間をチラ見出来ました。

テラスに上がると・・・絶景！360°の素晴らしい光景が楽しめます。

お庭も立派です。正直、ガイドブックを読んだ限りでは、修道院にはあまり心惹かれず、チケットに含まれているので来ただけでした(電車＋船をバラで買うよりも、修道院の入場料込のコンビチケットの方が安い)。ですが、展示の仕方から、グッズまで、なかなか面白かったです。

しかして、船の時間もあるので、急ぎましょう。電車と船の時間を鑑みると、どうにもちょっと急ぎ足になります。もう１本分間を空けて、かなりゆったりとメルクを見なよ、というのが推奨らしいのですが、それはそれで間延びしていると感じるのよねえ。11時発に乗ります。

船乗り場は、少しだけ分かりにくいので、事前に地図をチェックしておくことをおススメします。ドナウの支流(メルク川)に泊まっています。チケットをチェンジする手続もあったかな(思い出せない)。

船会社が2つあるのですが、結局、コンビチケットを使っている分には、都合の良い時間の船に乗ればいいようです。

船内はこんな感じで、でも、今日なら、断然、外でしょ！屋根付きの１階部分で、席を確保できました。今、見たら、その部分の写真が無い・・・。上の船全体の写真でいうと、後ろの方です。８月の晴れた日曜で、朝の便で、少し早めに乗り場に着いた場合です。午後便だとか、出発直前に乗船する、とかだと、良い席を取るのは難しいと思う。・・・船会社/コンビチケット推奨のタイムテーブルベースだとどうなるのかな。

出発～！

ウィーンのホテル状況、ブラチスラバが想像よりも過ごしやすかったこと、を考えると、どんな旅程があり得たかな。ウィーンには泊まらず、ウィーンのカフェには、ブラチスラバから日帰り。そうすると、ブラチスラバで余裕が出るから、デヴィーン城とかワインツアーに行くとか、ね。

時々、古城が出てきます。好きな人はコーフンするんでしょうね～。

ブラチスラバ⇔ウィーンのバス代＆時間は、ホテル代差額と、ウィーン内でも移動工数(時間もお金も)はかかることを鑑みると、十分ペイしてしまいます。そうしたら、ブダペスト滞在も少し伸ばして余裕が出来たかな。

ブラチスラバ－ウィーン間が5ユーロで、ウィーン市内交通初乗りが2.4ユーロなのはどうかと思う。

川に貼り付くように、時々町が現れて、そのいくつかには止まります。結構、乗降があります。

船内では食事を楽しむことも出来ます。後から思えば、ここで少し食べておけば良かった。

町の背にはブドウ畑。相当、急斜面です。

反省妄想旅程は、実際には取りえなかったと思います。ブラチスラバがウィーン旅の拠点になり得ると頭で理解しても、最初から絶対にその判断は出来ません。ブラチスラバに3泊とか4泊とかもイメージ湧かないしね。

「渓谷」ですね。

ウィーンのケーキはまだ色々気になるけれど、そのためだけに来ることは無いな。オーストリアは、次はチロル地方を狙いたい。この時のインアウトはルフトでミュンヘン、になりそうな気がする。オーストリアエア、いつも高いし。もし、ウィーンインアウトのチャンスがあったら、泊まりはブラチスラバにしたいな。ブラチスラバ、そのときには、特に何もせず、あの空気に身を任せておくだけでいい。

Durnstein到着。修道院教会が、ブラチスラバの青の教会と色遣いが似ていますね。マインツでも、青い教会(聖シュテファン教会)に行ったな～。

石畳の道を上がっていきます。

葡萄棚のテラス席の雰囲気が良さそうに見えたお店にフラフラと入ります。しか～し、失敗した。ハエさんが多かった・・・。気が付いた時点で、席を立てばよかったのに、判断力が鈍っていたのか、結局、食べてしまいました。あ～あ。

それにしても、今回、レストランや市場に、ハエさんがいるケースが多かったです。しかも、特に、ウィーンで。ど～して？ヨーロッパ、この緯度だと、夏はこうなるの？？アジアでも、あまり経験したこと無いです。しかして、正直「店による」ので、きちんと気を付けてチェックするのが重要だと思いました。

町を散策。人がいないところを狙って撮っているだけで、実際には、観光客で賑わっています。30分もあれば、端から端までじっくり見れてしまう感じ。

駅も念のためチェックしておきます(ここで、電車をミスると悲惨！)。

ヴァッハウ渓谷、１泊するのがおススメ、という記述に心惹かれて、今回日帰りで行ってしまうのには少し迷いました。でも、Durnsteinの町は相当小さかったし、これで良かったかな。クルーズと組み合わせようとすると、スーツケースの取り回しが大変になっちゃうしね。

口直しと時間潰しを兼ねて、Alter Klosterkellerへ。

ワインを飲んだと思うのだけれど、オレンジがかっているから、ジュースをミックスしているのかな？思い出せない。

・・・このお店、素敵～。眺めも、席の雰囲気も、ヨイ。どうして、ここでランチにしなかったの・・・。ううう。そんなに団体さんが多いとは感じませんでした。時間が少しずれていたからかな。

写真左下部分で、バーベキューを焼いています。ワイン畑が広がります。

最近、ご飯を失敗しているパターンは、お腹が空きすぎているときです。で、疲れていたり、暑かったり、お手洗いに行きたかったりすると、さらに判断力が低下する。勿論、お腹をしっかり空かせた方が美味しく食べられるけれど、これからは、そういうのはお店が既に決まっているときにして、お店を見ながら決めるときには事前に小腹を黙らせておくことにしよう。しかも、旅行記を書いて気が付いたけれど、手前で「本当はXX(軽食名)が食べたかった」とかブツブツつぶやいているし。

家々に花が飾られて、可愛らしい街並み。

マリレンジャム(さすがに欲しかった)は入手するも、最後にSchmidlのパンを買おうとしたら混んでいてあきらめてしまったのは、ちょっと残念。美味しそうだったな。

Durnstein Oberloiben駅。

下にちょろっと写っているコドモが可愛い(顔は隠しちゃったけど)。どうも、家族総出でのんびりくつろぎながら管理しているようなのです。

電車がやって来ました。山頂に、お城が見えます。時間は余り気味でしたが、暑い中、とても登る気にはなりませんでした。

15:28発、15:42 Krems着です。この部分はコンビチケットを捨てた形になっていて、電車賃を別で払います。

窓が大きくて、観光仕様です。1日3往復のみの線とはイメージがズレる、新しい車両です。そういえば、駅の看板とかもキレイだったな。

クレムスで、今一度、OBBに乗ります。

日曜の過ごし方としては良かったな。実は、これまでヨーロッパの日曜に困ったことはあまりありません。オーストリアって、がっちり休むんですね。その意味でも、プチトリップにしてしまったのは良かったです。今回は、色々な乗り物に乗ったなあ～。飛行機、バス、トラム、メトロ、電車、船にリフト！

帰りはフランツヨーゼフ駅に戻ってきて、トラムDでぐるっと回って、宿に戻ります。この後の、元々の案は、ウィーンで最後のご飯を食べてから空港に向かう、というもの。でも、あまりお腹空いてないな・・・。宿のロビーで、少し過ごさせてもらうことにしました。狭い宿ですが、一応共用スペースがあって、コーヒーも飲めるし、充電も出来るし、お手洗いも借りられて、良かったです。不特定多数が出入りする空間ではないので、気を張らなくていいのはむしろヨイ。

それでは、空港に向かいましょうか。中央駅で乗り換えて、レイルジェット。皆さんがおっしゃる通り、シティ・エアポート・トレインに乗る意味は全く分かりません。

・・・遅れている・・・。私は超余裕というか時間持て余し気味だからいいけど、普通の見込み時間で空港に向かう人は困った様子の人が大勢(汗)。この写真を見ると、実に31分の遅れですね。次の電車に抜かれそうな勢いでした。

というわけで、想定よりもちょっと遅く、空港入り。う～ん、想像していたより、イケてるお店が無い。時間が遅いから？ターミナルの位置に拠る？改装中だから？

小腹を満たすのに、なぜかグラノーラなんぞを頼んでみたり。オランダの最終日を思い返すと、サンドイッチでも買っていけばよかったな。

0時30分に、晩御飯。リガトーニ。他のチョイスはチキンにラム。

お酒。890, 950, 790, 690, 690, 530, 790, 400, 690, 360, 790, 1050, 1620(以上フォリント)、1.5, 1.6, 2.4, 1.55(以上、ユーロ・スロヴァキア)、3.4, 3.9, 4.4, 5(以上、同・オーストリア)。ハンガリーは税抜・他2カ国は税込、オーストリアはチップ抜きです。

多分、ドーハ時間3時頃。

それにしても、本当に暑かった。帰国してから、焼けたね、と言われてしまうし。最近の夏の欧州旅行は、毎回同じことを言っている気がする。今後は、８月半ばにしか休みが取れない間は、北欧かスイスやオーストリアの山岳地帯とかに舵を切ることを真剣に検討しよう。雨は、5日目に10分程だけ。行動に制限が出なくて、景色も美しく感じられるのはありがたいけれど・・・いかんせん、暑すぎる。

どこの写真なのか、いまや分からないのですが、朝のもんやりとした空気の中に、街が浮かんでいます。

今回は、首都ばかりを渡り歩くという、私には珍しいスタイルです。トップシーズン×手配が遅かったこともあり、ホテル代が結構かかりました。ハンガリー＆スロヴァキアは、東欧ってやっぱり物価が安いんだな、と感じました。でも、ブダペストのホテル＆きちんとしたレストランは、西欧と変わらない感じ。いわゆるB&Bがそれほど充実していなくて、ホテルをチョイスしたのもあると思う(最初の宿がB&Bかというと、ちょっと境界線上かと)。

ドーハ到着。飛行機の向こうに、高層ビルが浮かんでいます。

ハンガリーもスロヴァキアも、気になる地方はありました。タトラ山脈とか。でも、ちょっと決め手が少なくて、その割には行くのは結構大変なのよねえ。2つの首都の民芸市に再訪したい中、地方の優先度はちょっと落ちてしまいそう。

東京行きに乗り換えて、朝ごはん。確か20分遅れで出発。この便、常に遅れがちなんじゃないだろうか。往復12時間＋10時間を1機で回しているなら、一度遅れると、なかなか取り戻せないとか?

今回の便で気になっていたのが、終電に間に合うか、ということ。ウチへの終電には、ちょっと、いや、相当ギリギリ。少しでも遅れたらアウト。成田便なら問題無いのですが、ちょっと高い。到着時間が価格に反映されている感じがする。悩んだ末に、最悪、遅れたらタクシーでいいや、とポチりました。つまり、タクシー代と、成田/羽田の価格差と、終電に乗れるかもという期待を、比較した結果です。

カザフスタンと中国の国境、天山山脈、のはず。これがあるのが、中東便(帰り)の楽しみ。

何故か帰りは眠くて眠くて、たまにこうやって写真を撮る以外は、殆ど眠っていました。

晩御飯。何故かこの便のメニュー表が見当たらないのですが、アジア風？

結局、羽田には定刻若干遅れで着。荷物が出てくるのに少し時間がかかった段階で潔く諦めて、タクシーで帰宅。羽田から都内は固定価格なんですね。思ったより、高い。

この旅行記は、2020/4にやっと書いています。おうち生活の中、旅行記がはかどります。また、旅行記が追い付かないくらい、出かけられるといいな。