2020/03/27 - 2020/03/29
73位(同エリア540件中)
群青さん
この旅行記スケジュールを元に
サントリーの缶コーヒー「BOSS」の新CMが流れ始めた頃、ふと
「宮城に行きたいなぁ~!」
なんて思いながら、脊髄反射のごとく宿を押さえたのは良いのだが・・・(汗)
新型コロナウイルス流行の影響による感染拡大が予想以上に凄いことになってしまい、かなり葛藤しつつも予定通り旅に行くことに。
ただ、当初予定していた仙台市内の観光が、施設の一時閉鎖する場所も多く、入れない場所も。
一方でこの冬の暖冬の影響で全国的にサクラの開花も早いこともあり、一目でもいいから花見もしたい!なんて欲張り根性も芽生えてしまい(苦笑)
旅に出る前日まであれこれ試行錯誤の末、やっと行程を決めて、3/27の金曜日の朝、僕は宮城への旅人となった。
初日は思いっきりコースを逸脱し、寄り道し放題の行程。(笑)
我ながらよくぞこんなへんちくりんなコースを組んだものだ!
と呆れつつも、案外このコースはあり!かもしれない。
と自画自賛!!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
この日はいつもの旅と較べて家を出たのが1時間近く遅くなってしまい・・・
朝食に立ち寄ったのは東北道大谷PA。
普段だったらその先の上河内SAに立ち寄ることが多いので、こんなことでもなければ寄らない場所ゆえ何か新鮮!(笑)大谷PA 下り ショッピングコーナー グルメ・レストラン
-
朝は軽めに!
なんて思っていたが、券売機の前に立ち真っ先に目がいったのがこれだったものですから・・・(苦笑)
チャーシューメン。
味は普通、麺は中太麺の方が好きなのだが、ここのは細麺。 -
矢板ICで高速を降り、ナビに案内されるままに国道や県道を乗り継いで、辿り着いたのはこちら。
-
茨城県大子町にある袋田の滝。
やはり世の中、外出自粛なのか?
それとも観光シーズンにはまだ少し早い平日の朝9時過ぎなんてこんなもんなのか?
どっちにしても閑散としていて、滝近くの土産物店の駐車場に車を乗り入れることができてビックリ! -
ここに来る途中、もっとサクラが咲いているかな?と思いきや、茨城の県北はまだつぼみの場所も多くて。
この辺りに来てやっとサクラが開花している光景を見てホッとする。 -
階段が花で飾られていて綺麗。
-
案内看板をざっと見やって、いざ滝見物に向かいましょうかね!
袋田の滝 自然・景勝地
-
入場料300円。
ここは朝8時からやっているらしく、ちょうど見終わって帰るらしき家族連れとすれ違った。
若干の後ろめたさも薄らいだような気がしなくもない(苦笑) -
最近やたらとありがちな「恋人の聖地」モニュメント。
んなもん、ここは要らんのでは??? -
トンネルを更に進むと、見えてきました!
-
袋田の滝。
ここに来たのは12年ぶり。
あの時は夏真っ盛りの暑い時期で、流れ落ちる滝の光景に一幅の清涼感を覚えたものだったなぁ~ -
袋田の滝を詠んだ先人たちの歌が刻まれた碑がありました。
けど、昔はこんな風にトンネルとか観瀑台とかなかったですよね?
一体彼らはどんな風にしてどこからこの滝を眺めたのでしょうか?という疑問が。 -
日本三名瀑の一つ!と呼ばれている袋田の滝。
でありますが・・・
日本三大なんちゃらと呼称されるものに限って、最初の2つはだれも異論を挟まないものの、最後の3つ目に関しては地域によって異なるのが必定なわけでして(苦笑)
華厳の滝(栃木)、那智の滝(和歌山)の不動の2トップは別格として、3つ目の滝は本当は何なのでしょうね?
僕は生まれも育ちも関東の人間ですから、3番目は「袋田の滝」で間違いないでしょう!
と思うのですが・・・ネ。 -
四度の滝と呼ばれる袋田の滝。
今回はまだ新緑には早く、かといって厳冬の景色ではない端境期にやって来てしまったけれど・・・
それでも見応えのある滝だと思う。 -
トンネルの一角にはこんな風に四季それぞれの袋田の滝の写真が飾られていて・・・
是非次回は別の季節に来てみたいものだ!
と思いつつも、家からそう遠くない場所って意外と訪れる機会がないのも事実でして(苦笑) -
更に上の観瀑台に上るためのエレベーター。
2008年の夏に来た時はちょうどこの設置工事の最中で、上には行けなかった事を思い出した。 -
なのでこの光景は、初めて見る景色。
袋田の滝、上から見るか下から見るか問題!勃発。
どっちの方が良いと思います??? -
茨城県北ジオパークの案内板。
たしかこれって、日本ジオパーク認定を受けたものの、活動や認識の低さを問われて認定を取り消しになった!
という報道を以前聞いたような・・・
ここ自体は景勝ではあるものの、この一帯、他の認定されているジオパークと比較しても地味な感じはしなくもない。 -
来た道を引き返しても面白くないので、帰りは吊り橋を渡ることにしよう!
袋田の滝を斜め右から見たらこんな感じ。
やはりこの滝は、正面から見て初めて良さが伝わるんだと思うわ・・・ -
しっかり作られた吊り橋だが、思った以上に揺れるぅぅぅぅ~!
-
観瀑台のなかった時代は、こんな風に岩場に張りつくように設置された狭い歩道を伝って、滝見物をしたのでしょうか・・・
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それにしてもゴツゴツとした大きな石がゴロゴロ転がっていて・・・
12年も経つと記憶もあやふやになるらしく、ちょっとビックリした。
(いろんな面で) -
吊り橋を渡り切ってから滝をふり返る!の図。
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吊り橋の下あたりに見える廃道が、昔の小径なのかなぁ?
手すりもないし、道幅も狭そうだ。 -
駐車場方面に向けて歩く。
ホント、人出が少ない。
まだ若干、罪悪感を感じなくもないが・・・ -
早くこんな後ろめたさを覚えることなく、誰もが気兼ねなく観光に興じられる時が戻って来て欲しい!
観光こそ究極の平和産業なのだから・・・ -
次にやって来たのは道の駅奥久慈だいご。
国道118号線沿いの、久慈川に架かる橋に面した利便性の良い場所に設置された道の駅。
野外のベンチやテーブル等を従業員の方たちが念入りにアルコール拭きしながら、お客の迎え入れ準備に余念がない様子。道の駅 奥久慈だいご 道の駅
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道の駅の案内所や物販コーナーの入口には、大きく「奥久慈りんご」の旗が。
-
その奥久慈りんごを用いたソフトクリームを食してみた。
ソフトクリームというよりは、丸ごとりんごを用いたシャーベット。
だが、滑らかでかつ林檎の味わいや酸味もしっかりしていて美味しかった。
しばし休憩と買い物をしてから、次の目的地へ行きましょうかね。 -
久慈川沿いにソメイヨシノが植えられていて、花の季節はそれこそ見事なのだそうだ。
この日はまだ開花しておらず、ちょっと残念だったかも。 -
国道118号線を北上し、茨城から福島に突入!
ここは福島県矢祭町。
矢祭町というと、かつて「平成の大合併」が全国的に盛んだった時期にこの町は
「合併しない宣言」で話題になった町。
行政区分上は福島県だが、地域的な繋がりではむしろ茨城県県北の町との交流人口の方が多いらしい。
確かに車を走らせていても、県境を越えた感がさほどなく、大子町と地続きな印象。
久慈川と国道118号線、JR水郡線という南北の線が3つもあるんですもの。
で、矢祭町にやって来たのは理由がありましてね!
国道と水郡線の高架が重なる地点の手前にご丁寧に大きな看板が設置されていて・・・
敢えてナビをセットしなくても迷わずそこに辿り着けそうだ。
山道に入ってすぐに渋滞が・・・
あぁ、なんてことだ!
15分くらい待たされ、駐車場に誘導され無事に車を停めることができたのでラッキー!! -
人家の裏を抜け、坂道を下っていくと目の前にこの光景が飛び込んできた!!
-
戸津辺の桜。
”とつべのさくら””と言うそうだ。
お恥ずかしながら、今回、旅の行程を練る中であれこれ検索していく中で初めてその存在を知りましてね(汗)
福島県の中でも早咲きの桜であり、樹齢ん百年の見事な一本桜だということを知り、これは是非見てみたい!
と思ったのが、今回の寄り道の理由。 -
戸津辺のサクラの由来が書かれています。
樹齢600年余りですか・・・
エゾヒカンのサクラ。 -
こんな見事な一本桜ですもの。
マスクしてでも観に行きたいサクラですよね。 -
皆が思い思いに、適度な距離感を保ちつつ観桜に興じている平日の昼間。
世界中がコロナウイルス流行の影響で覆われていることなぞ、一瞬忘れてしまうほど。 -
幹の太さ、枝ぶりの立派さと引き換えに、樹齢の高い木ゆえ、たくさんの支えを必要としている様子が伺える。
-
花曇り、時折風が吹き抜ける。
枝が一瞬揺れの収まったタイミングでパシャリ! -
それにしても見事な桜です。
福島県というとどうしても三春滝桜の方が全国的知名度が高く、人気もありますよね。
そういう意味ではここはある意味「隠れ家」的存在であり続けて欲しい気がしなくもない。
知る人ぞ知る存在。
これを見つけた人だけが見に訪れることのできる場所?的なポジションでいて欲しいと願うのは、わがままかな?(笑) -
水郡線の線路が見える。
車窓から見える戸津辺の桜は、また違った味わいがあるでしょうね・・・ -
この地域の方々に大切にされ、人々の暮らしや歴史に寄り添い、春になるたびに見事に咲き薫ってきた戸津辺の桜。
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本当に風格あふれるサクラだと思います。
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名残惜しいけど、今日中に宮城まで行かねばならんのよ、僕は。
腹も減ったからどこかで昼飯も喰いたいし(苦笑)
またいつか見に来るヨ!
と心の中でそう誓う。 -
一般道を北上し、あぶくま高原道路の矢吹中央ICから高速に。
矢吹ICで再び東北道に合流し、一路、宮城を目指す。
当初は道の駅塙で昼食を予定していたのだが、昼時と重なり駐車場が満杯で入れなかったため、やむを得ずそのまま高速に。
安達太良SAまでやって来た。
午後1時を回って、空腹度MAX。安達太良サービスエリア(下り線)スナックコーナー グルメ・レストラン
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このSAからは安達太良山が一望できる地点があり・・・
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うっすらと雪をかぶった安達太良山が見える。
以前訪れたことのある岳温泉は、安達太良山の温泉を木管で引き湯してきた温泉。
適度に揉まれた硫黄泉は刺激も少なく良い湯だった記憶が蘇る・・・ -
今日の空も「ほんとの空の色」に近くありませんかね?(笑)
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これから見頃を迎えそうな・・・
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ここに立ち寄るたびに思うのだが、そろそろ建物もバリアフリー化を見据えた建て直しをしてくれないかなぁ・・・と。
何か全体的にごちゃごちゃし過ぎなんだよなぁ。
多くの人が立ち寄る、それ相応の規模のSAなんだし・・・ -
観光客もそれなりにいたし、サラリーマンが連れ立って昼を食べていたりして、13時を過ぎているにもかかわらず結構の賑わい。
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伊達鶏のカツのキーマカレー。
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ロースカツカレーを食ったのは母。
よく食うなぁ!
朝が軽かったこともあるが・・・
しっかり腹ごしらえを済ませ、さて仙台を目指しましょうかね!!
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旅行記グループ
2020春・みやぎの旅+α
この旅行記へのコメント (2)
-
- salsaladyさん 2020/04/08 15:55:22
- 「四度の滝」って良い銘々ですなあ~
- ☆いずこも自粛疲れ?と言うか今や外出することが悪!と言われそうで。。。
☆さすがに茨城や福島までは散歩と言い訳できないので、千葉の端っこで我慢した私~
☆機会があれば、「袋田の滝」まで遠征したいし、福島の「戸津辺の桜」は見逃したくないですね。薄墨の桜~とは違った趣と壮麗さ~日帰りできるかな?
- 群青さん からの返信 2020/04/08 18:04:55
- RE: 「四度の滝」って良い銘々ですなあ?
- salsalady様
コメントありがとうございます。
このコロナ禍は一体いつになったら終わるのでしょうね?
まだまだ先が見えないし、皆多かれ少なかれストレスや疲れを覚えている昨今で・・・
ホントに外出そのものが巨悪みたいな見方をされて少々しんどい部分もありますね。
袋田の滝、戸津辺の桜どちらもとても良かったです。
四度の滝と呼ばれるだけの風格と魅力を袋田の滝からは感じますし、落ち着いて観光しても許される空気になったら、再訪しよう!と考えています。
自分の住む県内であっても、出かけることへの後ろめたさがひしひしと感じられる今、また今までのような状態に戻ったら出かけたい先を勉強して、密かに空想旅行計画を立てて楽しむことにします。(苦笑)
早く普段の日常を取り戻すことができますように!
群青(ホライズン)
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