むしろ天国！？地獄谷で温泉に入るサルに出会う旅

2020/02/22 - 2020/02/24

実は世界中を探しても、温泉に入る野生のサルは地獄谷だけだという・・・・
その真意を確かめるべく（？）海外観光客に人気の「温泉猿＝スノーモンキー」を訪ねるために、長野県へ2泊3日の旅へ。
長野市内／善光寺／城山動物園／湯田中温泉／渋温泉／地獄谷野猿公苑／地獄谷温泉／小布施

エリア 湯田中渋温泉郷・志賀高原(長野)

【1日目】東京から長野市駅前まで高速バス。
4時間の予定が、渋滞のため5時間ほどかかり、午後到着。

駅前から善光寺へ続く道を約20分ほど歩く。
門前へ近づくとお土産屋さんやお食事処で賑わいを見せる。
途中、信州そばで腹ごしらえ。

肝心の善光寺はいったん通り過ぎ、その先にある市営の「城山動物園」へ。
こじんまりとした動物園だが、これで入場無料なら文句ナシ。
こちらの看板アイドルはアシカの「シュン」くん。

長野市城山動物園 動物園・水族館

放し飼いになっているリス小屋。

長野市城山動物園 動物園・水族館

巣箱からこんにちわ。

長野市城山動物園 動物園・水族館

美しいピンクのフラミンゴさん。

長野市城山動物園 動物園・水族館

寒そうなシカさん。

長野市城山動物園 動物園・水族館

善光寺に戻る。
偶然、この日からライトアップが始まったということで、イベントも行われていた。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

いよいよライトアップ開始！
蓮の花をあしらってオリエンタルに。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

観客に水玉のシャワーが。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

雨が降り始めたので、参道で一休み。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

参道もライトアップでムーディに。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

七味唐辛子でおなじみの「八幡屋礒五郎」。
七味も何種類もあり、マカロンやジェラートなどのスイーツも！
併設されたカフェでも味わえます。
ジェラートに山椒が合うという新しい発見も！

この後は駅前まで戻り、地元料理を味わえる居酒屋さんへ。
信州サーモンやイナゴの佃煮、長野産ワインなどなど。
この日は駅前のビジネスホテル泊。
早割りやポイントなどを利用して、二人で1泊3900円程！

根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン

【2日目】
朝食は駅前のスタバで軽く。
コーヒーを飲みながら、この日の作戦会議。

長野電鉄に乗って1時間ほど、終点の湯田中駅まで。
ここから地獄谷近くまでバスがあるようだが、徒歩でチャレンジ。

駅から5分ほどの湯田中温泉の日帰り湯（大湯）で一休み。
午前中ということもあり、お客さんは他に誰もいなく貸し切り状態。
お湯は熱い！！でも上がってからは身体がホカホカ。

新湯田中温泉 温泉

そこから、渋温泉や上林温泉を通り抜け、ひたすら歩くこと約1時間。
ついに、地獄谷の入り口へ。
真新しいカフェ「猿座カフェ」で休憩。
観光地にしてはリーズナブルな値段でボリュームもあり。
地元産のリンゴや牛乳を使った、アップルパイ＆ソフトクリーム美味しかった！

地獄谷温泉 温泉

ここからさらに30分。整備された山道を歩いて目的地へ。
雪がちらついてきて、足場が悪い。
宿の方から「靴の滑り止めを用意しておくように」と言われていたが、そこまでは必要なかった。ただし、汚れ＆濡れてもいい服装がよかったかな・・・。
（泥はねがすごかった）

ところで、サルは出てこないのだろうか・・・
と思っているうちに、ついに1匹のサルが現れた！
結局、道中で出会えたのはこの仔だけ。
野生のサルなので毎日いるわけではない、とわかっているが少し不安に・・・目的の「地獄谷野猿公苑」の目の前まで到着。

地獄谷温泉 温泉

やったー！！
心配をよそに、数えきれないほどのサルがウロウロ！

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

ホントに温泉に入ってる！！

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

観光客に見守れながら入る親子。

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

お母さんの背中にのり、お湯に入るのをビビっている子ザル。

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

のぼせてる？？

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

お湯から出ると、こんなにスリム（笑）
サルは湯冷めすることなく、濡れた毛も意外とすぐに乾くようです。

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

サルたちは毎日温泉に入るわけではなく、
寒い時（とくに曇りの日）に入るそうです。
この日は、雪のちらついた曇天、まさに温泉サル日和！

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

ここのサルたちは人と共生しているため、人間を怖がるそぶりは全くナシ、
人が近くを通っても知らん顔。
興味があるわけでもないし、怖くもないらしい。
人間は景色の一つだと思っているようです。
（でも触ったり、近づきすぎてはダメです）

地獄谷野猿公苑 名所・史跡

この日宿泊するのは、野猿公苑すぐ隣の「後楽館」。
後楽館は150年以上続く、温泉サル発祥の宿。
世界中で猿が最初に温泉に浸かった露天風呂があるという秘湯です。
（「日本秘湯を守る会」の登録宿）

後楽館 宿・ホテル

地獄谷の大噴泉。

後楽館 宿・ホテル

露天風呂に入るサルと人間（夫）。

「こちらは人間専用の風呂ですので、人間以外は入らないでください」と貼り紙がしてありますが、勝手に入ってくるそうです（笑）
露天風呂だけでなく、内湯もちゃんとあります。

この日の夕飯は、鴨鍋や天ぷら、お刺身、煮物など、地元食材を使ったお料理。
どうやらキノコは宿の方が採ってきたもの？
山菜中心の優しいお味で、量も丁度よくお腹も満足！

こちらの宿は囲碁界の聖地でもあるそうで、食事のあとは、おかみさんと囲碁を楽しむ海外の方も。（宿泊客の半分は海外からのお客様）

ご主人からはサルたちのお話も色々聞けました。
毎朝、露天風呂のお掃除をしているというご主人は、サルたちから一目置かれているそうです。

いつもならサルたちは夜になる前に山へ帰っていくそうですが、この日は寒かったため、後楽館へお泊り（笑）露天風呂の端っこで団子になって寝ていました。

後楽館 宿・ホテル

【3日目】
小鳥のさえずりではなく、屋根の上で喧嘩しているサルたちの声で目が覚めた、さわやかな朝（笑）

サルたちに別れを告げ、地獄谷を後に。
サルの他、カモシカやタヌキなども住んでいるようですが、今回は出会えず。
またいつか来たい！

1時間程歩いて渋温泉街へ。
9つの湯めぐりができるそうですが、とりあえず大湯で一休み。
温泉饅頭を食べながらさらに30分以上歩いて、湯田中駅到着。

湯田中駅近くで軽く食事をとった後、長野電鉄に乗って30分程の小布施駅へ。
歴史を感じさせる街並みと栗の郷として、観光地としても人気。
栗菓子の「小布施堂」は佇まいも風格あり。

小布施堂の人気のモンブランを食し、
日本酒や栗羊羹を購入。

牛乳やチーズも作っているという小布施牧場にも行ってみたかったが、時間の関係で断念。代わりに駅前のスーパーで「オブセ牛乳」を購入。

電車で長野駅に戻り、
駅ビルの中でお土産を購入（結構充実したお土産売り場）。

復路は長野駅始発の新幹線に乗って、2時間程で東京着。
あっという間の3日間でした！