いきなり！帰る！ ボラカイ九日目

2020/03/21 - 2020/03/21

DOT事務所に登録しに行けば帰国希望リストに乗せて貰えそう。今後チャーター機も幾つか飛ぶみたいだし、これは先が見えてきた。

エリア ボラカイ島(フィリピン)

今度はパパにこんなメール。
ご、、、午前6時に港に行くの？　え？
お隣りのTファミリーと作戦を立てる。
今まで散々慌てて動いて、航空券を無駄にしたりした。これ、6時に向かったとして、どこに到着するの？　わからないことだらけ。

私へのFacebook で、DOTの事務所に明日の早朝飛行機の事を聞いてみる。すると、「明日だけでなく、今後数日間のチャーター便の手配あり。」の回答。この辺り、凄く回答が早かった。
おお！ならば明日はこの事務所に出向き、しっかり帰国までの空路を確立した方がいいよね。
という結論に至り、明日の朝食時にホテルオーナーさんにも相談しようと、両ファミリーで一致。
しかし、これでなんだかんだで帰国できそう。安心できた。

余裕ぶっこいて、お礼なんかを送ってみる。
返事はやっ！素晴らしい対応。

ところが！である。
早朝にオーナーさんから部屋に電話。
「いますぐ荷造りしてください！今朝の飛行機のリストに入っています！」

えーっ！えーっ！えーっ？

超猛スピードでパッキングし、トライシクル（タクシー）に乗せられ、船で渡って空港に。

いや、ボラカイ島やオーナーさん、従業員のLちゃん、お洗濯屋さんのJちゃん、誰にもゆっくりサヨナラできなかったじゃん、、、。

と、嘆いても仕方ない。
空港にはチャーター便に乗るつもりの人がわんさか。
既に8時を過ぎたが、誰も搭乗手続きはしていなさそう。

なんと、こんなの初めて！
手書きボーディングパス。
マニラまでらしい。マニラには次に大使館の人が待っててくれるらしく、国毎に分けられるとか。

嗚呼、これで帰れるのね。
ゆっくりサヨナラはできなかったけど、本当にありがとう。

今朝もホテルのレストラン「渚」で朝食をいただく予定だった。バタバタ騒ぎでそれどころじゃない中、なんと、朝食のお弁当を持たせてくれた。

袋に入れて、暑さと揺れでヨレちゃってるけど、このお弁当の温かい気遣いが本当に嬉しくて泣けてきた。
Lちゃん達スタッフが作ってくれたんだな。
ありがたすぎる。

あれが！私たちの救いのチャーター機！

バスに乗せられ、飛行機まで。

すんごいガタイの髭もじゃの、映画「オーバーザトップ」に出てくるような、アメリカ人だと言う兄ちゃんが、
「俺はロス経由で帰るけどロスもロックダウンだし、困ったぜ」みたいな事を言っていた。
私たちが日本人だと伝えると、「ニホンゴ少シデキマース。ミギ、ヒダーリ」なんて言ってくれた。

緊張の中、ホッとする。

これね、これね！

いざ、搭乗！
息子の前が、例のアメリカ兄ちゃん。

さあ、脱出よ！
これで、めでたし、めでたし、、、なんつー旅行だったのか、、、。

では、なかった。