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2018年8月から始まったパリでの暮らし。<br />と言っても、ずーっと定住しているのはマイパートナー。<br />2019年10月からは自分もビザを得ての滞在となったが、日仏を往ったり来たりの繰り返しは変わらず。<br />このせわしなさから早く解放され、フランスの美しい村に住まうことが今の自分の願い。<br /><br />2020年3月16日、仏マクロン大統領は国民に向けた演説をおこなって「フランスは今、戦争状態にある」ことを繰り返し強調し、連帯と協力を呼びかけた。<br />戦争とは言うまでもなくコロナウイルスとの闘いである。<br /><br />17日正午からは15日間の外出制限が始まり、国境も閉鎖された。<br />カフェもレストランも閉ざされ、往きかう人もほとんどないパリの街はかってない様相を見せている。<br /><br />この戦争はいつまで続くのだろうか。<br />日々のニュースは政府の対応や各地の状況を知らせてくれるが、事態の見通しはまったく立たない。<br />かってのペストになぞらえる人もいる。<br /><br />ひとがウイルスを運び媒介しているという事実を人々が認識し、感染予防の努力を続けないかぎり外出制限は延長されるに違いない。<br /><br />外出制限の規制をかいくぐって罰金を科せられるひとが後を絶たない。<br />罰金も次第に引き上げられ、身柄拘束も追加されたがそれでもなお続出するのは事情あってのことか、あっけらかんとしたラテン民族の気性なのか。<br /><br />悲壮感がないことが救いでもあるが、カフェというおしゃべりの場を失い、自由を制限された状態をどこまで我慢できるか試されている闘いでもある。<br />政府は強力な指導力を発揮しているが、結局は個々人の行動にかかっているのだ。<br /><br />滞在するパリ15区の片隅からみた変容するパリの一部分<br /><br /><br /><br /><br />

戦時下のパリ ー15区の片隅からー

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2020/02/24 - 2020/03/22

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10

26

ばねお

ばねおさん

2018年8月から始まったパリでの暮らし。
と言っても、ずーっと定住しているのはマイパートナー。
2019年10月からは自分もビザを得ての滞在となったが、日仏を往ったり来たりの繰り返しは変わらず。
このせわしなさから早く解放され、フランスの美しい村に住まうことが今の自分の願い。

2020年3月16日、仏マクロン大統領は国民に向けた演説をおこなって「フランスは今、戦争状態にある」ことを繰り返し強調し、連帯と協力を呼びかけた。
戦争とは言うまでもなくコロナウイルスとの闘いである。

17日正午からは15日間の外出制限が始まり、国境も閉鎖された。
カフェもレストランも閉ざされ、往きかう人もほとんどないパリの街はかってない様相を見せている。

この戦争はいつまで続くのだろうか。
日々のニュースは政府の対応や各地の状況を知らせてくれるが、事態の見通しはまったく立たない。
かってのペストになぞらえる人もいる。

ひとがウイルスを運び媒介しているという事実を人々が認識し、感染予防の努力を続けないかぎり外出制限は延長されるに違いない。

外出制限の規制をかいくぐって罰金を科せられるひとが後を絶たない。
罰金も次第に引き上げられ、身柄拘束も追加されたがそれでもなお続出するのは事情あってのことか、あっけらかんとしたラテン民族の気性なのか。

悲壮感がないことが救いでもあるが、カフェというおしゃべりの場を失い、自由を制限された状態をどこまで我慢できるか試されている闘いでもある。
政府は強力な指導力を発揮しているが、結局は個々人の行動にかかっているのだ。

滞在するパリ15区の片隅からみた変容するパリの一部分




旅行の満足度
4.0
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配

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  • 一時帰国の日本を発ちパリに向かったのは2月24日。<br />YCATから羽田に向かうバスの車窓からはダイヤモンド・プリンセス号の様子が見てとれた。<br /><br />思えばこのクルーズ船が一気にコロナウイルス問題に世間の目を向けさせる契機となり、その後の各地の感染者増加はあれよあれよ言う間であった。<br /><br />向かう先の欧州もイタリアを中心に感染の拡大が報じられていた。<br />このままだといずれは渡航制限が出て自由に往来ができなくなるかもしれない<br />そうした可能性を踏まえた上での出発だった。<br /><br />JALの乗務員は終始マスクを着用、乗客も多くがマスク姿であった。<br />はたして入国時の健康チェックはどうなのだろうかと思っていたのだが、到着したシャルルドゴール空港は拍子抜けするくらい何もなかった。<br />空港の職員も、行きかう人々の誰もがマスクは着けておらず、日本から到着した乗客のほとんどもマスクを外した。<br /><br />マスクを着用すべきかどうか最後まで迷っていたパートナーがマスクなしの姿で迎えに立っていた。<br /><br />

    一時帰国の日本を発ちパリに向かったのは2月24日。
    YCATから羽田に向かうバスの車窓からはダイヤモンド・プリンセス号の様子が見てとれた。

    思えばこのクルーズ船が一気にコロナウイルス問題に世間の目を向けさせる契機となり、その後の各地の感染者増加はあれよあれよ言う間であった。

    向かう先の欧州もイタリアを中心に感染の拡大が報じられていた。
    このままだといずれは渡航制限が出て自由に往来ができなくなるかもしれない
    そうした可能性を踏まえた上での出発だった。

    JALの乗務員は終始マスクを着用、乗客も多くがマスク姿であった。
    はたして入国時の健康チェックはどうなのだろうかと思っていたのだが、到着したシャルルドゴール空港は拍子抜けするくらい何もなかった。
    空港の職員も、行きかう人々の誰もがマスクは着けておらず、日本から到着した乗客のほとんどもマスクを外した。

    マスクを着用すべきかどうか最後まで迷っていたパートナーがマスクなしの姿で迎えに立っていた。

  • パリに到着以来、公共交通機関の利用を控えていたのだが2月27日に移民局(OFFI)の召喚があり、パリ近郊の健診施設に出頭するためにバスとメトロを乗り継いで出かけた。<br /><br />寒い日で入館を待つ間に雨と風が激しくなり、さまざまな国からやってきた人たちが肩を寄せ合うようにして玄関口でひしめいていた。<br />半月後には他人との距離を1m保たなければならないなどと言われる日が来ようとは誰一人として想像もしていなかったに違いない。<br /><br />車内でも街でもマスク姿は皆無であったが、健診施設の職員、検査技師も医師すらマスクの着用はなかったのには驚いた。<br /><br />以前には悪評を耳にしていたOFFIだが、スタッフは概して親切で特に担当の医師は日本びいきと見えて片言の日本語を連発して楽しませてくれた。<br /><br /><br /><br />

    パリに到着以来、公共交通機関の利用を控えていたのだが2月27日に移民局(OFFI)の召喚があり、パリ近郊の健診施設に出頭するためにバスとメトロを乗り継いで出かけた。

    寒い日で入館を待つ間に雨と風が激しくなり、さまざまな国からやってきた人たちが肩を寄せ合うようにして玄関口でひしめいていた。
    半月後には他人との距離を1m保たなければならないなどと言われる日が来ようとは誰一人として想像もしていなかったに違いない。

    車内でも街でもマスク姿は皆無であったが、健診施設の職員、検査技師も医師すらマスクの着用はなかったのには驚いた。

    以前には悪評を耳にしていたOFFIだが、スタッフは概して親切で特に担当の医師は日本びいきと見えて片言の日本語を連発して楽しませてくれた。



  • 2月末になって北イタリアを中心とする急激な感染拡大、死者の増加が報じられてもパリでマスク姿を見ることはなく、ウイルスの問題はどこか他人事の様子であった。<br /><br />3月に入るとルーブルの職員がウイルス感染予防が十分でないという理由で就労を拒否して美術館は休館となってしまった。<br /><br />政府は国民の生活習慣に言及し、握手、ハグ、キスの挨拶を控え、手洗いの励行や消毒を呼びかけたが人々の様子をみていると、さほどウイルス対策をしているようには見受けられなかった。<br /><br />

    2月末になって北イタリアを中心とする急激な感染拡大、死者の増加が報じられてもパリでマスク姿を見ることはなく、ウイルスの問題はどこか他人事の様子であった。

    3月に入るとルーブルの職員がウイルス感染予防が十分でないという理由で就労を拒否して美術館は休館となってしまった。

    政府は国民の生活習慣に言及し、握手、ハグ、キスの挨拶を控え、手洗いの励行や消毒を呼びかけたが人々の様子をみていると、さほどウイルス対策をしているようには見受けられなかった。

  • 握手とハグは禁止! と言われ始めてから挨拶の新様式がでてきた。<br /><br />それは肘と肘、足先と足先、お尻とお尻をタッチさせる方式で、このほかに日本式お辞儀を提唱するひとも出てきたがクレカと違い非接触型はフランス人には好まれないだろう。

    握手とハグは禁止! と言われ始めてから挨拶の新様式がでてきた。

    それは肘と肘、足先と足先、お尻とお尻をタッチさせる方式で、このほかに日本式お辞儀を提唱するひとも出てきたがクレカと違い非接触型はフランス人には好まれないだろう。

  • その後、対人距離の1m保持という号令がかかってしまっため、新様式の普及は中断した形だがウイルス問題が終息したのちの展開が楽しみだ。<br /><br />もしあなたならどの挨拶スタイルを選ぶかと聞かれたら、たぶん自分はお尻とお尻を選ぶ。<br />肘と肘は当てどころが悪いと痛みが生じるし<br />足と足は、瞬間片足立ちになるわけでバランスを崩して転倒しかねない。<br /><br />この点お尻同士だとケガする恐れもないし、弾き飛ばされないかぎり安全だ。<br />それに何よりも楽しい気持ちにさせてくれる。<br /><br />日本人同士なら「これが本当のお知り合い」と、駄洒落のひとつも飛ばしながらやりたいところだが<br />残念ながらフランス人にお尻り合いの意味は通じない。<br /><br /><br /><br />

    その後、対人距離の1m保持という号令がかかってしまっため、新様式の普及は中断した形だがウイルス問題が終息したのちの展開が楽しみだ。

    もしあなたならどの挨拶スタイルを選ぶかと聞かれたら、たぶん自分はお尻とお尻を選ぶ。
    肘と肘は当てどころが悪いと痛みが生じるし
    足と足は、瞬間片足立ちになるわけでバランスを崩して転倒しかねない。

    この点お尻同士だとケガする恐れもないし、弾き飛ばされないかぎり安全だ。
    それに何よりも楽しい気持ちにさせてくれる。

    日本人同士なら「これが本当のお知り合い」と、駄洒落のひとつも飛ばしながらやりたいところだが
    残念ながらフランス人にお尻り合いの意味は通じない。



  • 3月12日は20時に大統領の重大演説があることが予告されていた。<br /><br />午後、ボーザールへ行くパートナーを送っていくため、共に外出した。<br />原則メトロ、バスは利用しないことを決めていたが、停留所にやってきた39番のバスをみると車内はガラガラで、迷わず飛び乗った。<br />座席は飛び飛びに利用され、相席しようとする乗客がいないのをみて人々の意識の変化を感じた。<br /><br />モンパルナスもサンジェルマンもずいぶんと人出が少なく、とりわけ観光客らしき姿は数えるほどであった。

    3月12日は20時に大統領の重大演説があることが予告されていた。

    午後、ボーザールへ行くパートナーを送っていくため、共に外出した。
    原則メトロ、バスは利用しないことを決めていたが、停留所にやってきた39番のバスをみると車内はガラガラで、迷わず飛び乗った。
    座席は飛び飛びに利用され、相席しようとする乗客がいないのをみて人々の意識の変化を感じた。

    モンパルナスもサンジェルマンもずいぶんと人出が少なく、とりわけ観光客らしき姿は数えるほどであった。

  • ボーザールの正面前でバスを降り、予定よりだいぶ早く着いてしまったので近くの老舗画材店セヌリエへ向かった。<br /><br />あいにく昼休憩中だったので午後の再開店まで時間をつぶすことにした。<br />近くのLa Palette あたりでコーヒーを飲んでもよいのだが、常にウイルスのことが頭にあるので、お店で飲食する気にはどうしてもなれない。<br />ボーザールへ引き返すパートナーと別れセーヌ沿いを散策することにした。<br />

    ボーザールの正面前でバスを降り、予定よりだいぶ早く着いてしまったので近くの老舗画材店セヌリエへ向かった。

    あいにく昼休憩中だったので午後の再開店まで時間をつぶすことにした。
    近くのLa Palette あたりでコーヒーを飲んでもよいのだが、常にウイルスのことが頭にあるので、お店で飲食する気にはどうしてもなれない。
    ボーザールへ引き返すパートナーと別れセーヌ沿いを散策することにした。

  • セーヌ川沿いの名物のブキニストもほとんどが閉じたままで、歩く人の姿も少なく利用者のいないレンタルサイクルが整列している様子がどことなく侘しかった。

    セーヌ川沿いの名物のブキニストもほとんどが閉じたままで、歩く人の姿も少なく利用者のいないレンタルサイクルが整列している様子がどことなく侘しかった。

  • オルセー美術館のほうに歩いて行ったが観光客の姿はほとんどなく、市内観光のバスも数えるほどの乗客しか見えなかった。<br /><br />むしろ今でもなお観光客がいることのほうが驚きだったというべきかもしれない。

    オルセー美術館のほうに歩いて行ったが観光客の姿はほとんどなく、市内観光のバスも数えるほどの乗客しか見えなかった。

    むしろ今でもなお観光客がいることのほうが驚きだったというべきかもしれない。

  • それでもオルセーまで来ると入り口付近には見学者らしき人たちがいたので開館はしていたのだろう。

    それでもオルセーまで来ると入り口付近には見学者らしき人たちがいたので開館はしていたのだろう。

  • 長雨が続いたあとのセーヌ川はかなりの増水で、川沿いの遊歩道は水没し柳の木の幹の半ば近くまで水位が見られた。

    長雨が続いたあとのセーヌ川はかなりの増水で、川沿いの遊歩道は水没し柳の木の幹の半ば近くまで水位が見られた。

  • 遊覧船乗り場もレストランも水の中であったが、浸水を免れていたとしてもそもそも利用する客がいない状態なのだ。<br /><br />カルーセル橋を渡り対岸に行ってみたが、再開したはずのルーヴルは予約制ということもあって手持無沙汰の警備員と物売りがたむろしているのが目立つだけであった。<br /><br />午後の営業を始めたセヌリエでは目当ての品はみつからず、結局は住まい近くにある Rougier &amp; Pleで目的の品を買い求めることになった。<br /><br />徒歩で帰宅する途中にあるボンマルシェに買い物に立ち寄ったが、いつもは何組もいる観光客がここでも全くと言ってもよいほど見かけなかった。

    遊覧船乗り場もレストランも水の中であったが、浸水を免れていたとしてもそもそも利用する客がいない状態なのだ。

    カルーセル橋を渡り対岸に行ってみたが、再開したはずのルーヴルは予約制ということもあって手持無沙汰の警備員と物売りがたむろしているのが目立つだけであった。

    午後の営業を始めたセヌリエでは目当ての品はみつからず、結局は住まい近くにある Rougier & Pleで目的の品を買い求めることになった。

    徒歩で帰宅する途中にあるボンマルシェに買い物に立ち寄ったが、いつもは何組もいる観光客がここでも全くと言ってもよいほど見かけなかった。

  • 予告通り12日の20時に始まったマクロン大統領の演説は、16日(月)から全土の教育機関の無期限閉鎖の決定と、不要不急の外出は控えるようにとの呼びかけであった。<br /><br />人々がウイルスへの危機感をもたず感染予防の工夫も満足にしていないのをみて、学校などでの集団感染が生じる危険を回避し、弱小者の安全を守ろうとする方策だ。<br />ここへきてようやく人々はウイルスへの備えをする必要があることを考え始めたに違いない。<br />と、思ったのだが...<br /><br />

    予告通り12日の20時に始まったマクロン大統領の演説は、16日(月)から全土の教育機関の無期限閉鎖の決定と、不要不急の外出は控えるようにとの呼びかけであった。

    人々がウイルスへの危機感をもたず感染予防の工夫も満足にしていないのをみて、学校などでの集団感染が生じる危険を回避し、弱小者の安全を守ろうとする方策だ。
    ここへきてようやく人々はウイルスへの備えをする必要があることを考え始めたに違いない。
    と、思ったのだが...

  • 翌13日には、首相が日常生活に不可欠な店舗以外はすべて営業停止とすることを発表したのに対し、14日24時の停止開始時刻までは大いに楽しもうと大勢の客がデイスコ店に押しかける騒ぎとなった。<br /><br />さらに晴天に恵まれた15日には公園や広場で家族連れやグループがピクニックを楽しみ、まるで早めのバカンスがやってきたかのような賑わいをみせた。<br /><br />秩序を重んじ規律に従うことに慣らされてきた日本民族の一員としてはどうにもついていけない展開である。<br />

    翌13日には、首相が日常生活に不可欠な店舗以外はすべて営業停止とすることを発表したのに対し、14日24時の停止開始時刻までは大いに楽しもうと大勢の客がデイスコ店に押しかける騒ぎとなった。

    さらに晴天に恵まれた15日には公園や広場で家族連れやグループがピクニックを楽しみ、まるで早めのバカンスがやってきたかのような賑わいをみせた。

    秩序を重んじ規律に従うことに慣らされてきた日本民族の一員としてはどうにもついていけない展開である。

  • 感染予防の努力などどこにも見当たらず、人がウイルスを運んでいるという自覚もないこうした国民の行動ぶりをみて、こりゃダメだ、と大統領は思ったに違いない。<br /><br />どこまでも楽天的な民族の気性、自由奔放な国民性の人々に危機意識を持たせるには強権発動するほかないと。<br /><br />そして16日夜に放映された2回目の大統領演説では「我々はウイルスとの戦争状態にある」ことを何度も強調し、国民に連帯と協力を呼びかけるとともに翌17日正午からの外出制限と国境の閉鎖を告げるに至った。<br />

    感染予防の努力などどこにも見当たらず、人がウイルスを運んでいるという自覚もないこうした国民の行動ぶりをみて、こりゃダメだ、と大統領は思ったに違いない。

    どこまでも楽天的な民族の気性、自由奔放な国民性の人々に危機意識を持たせるには強権発動するほかないと。

    そして16日夜に放映された2回目の大統領演説では「我々はウイルスとの戦争状態にある」ことを何度も強調し、国民に連帯と協力を呼びかけるとともに翌17日正午からの外出制限と国境の閉鎖を告げるに至った。

  • ここにきてようやく人々は自分たちが危機の只中に居ることを察知し、覚醒したに違いない。<br /><br />すでに夜の大統領演説前に外出禁止や制限になるとの噂が人々には伝わっていたようで、スーパーや薬局には行列ができ、人々は1m間隔で立ち並ぶことになった。マスク姿もちらほら出現し、これを奇異の眼で眺めるひともいなかった。<br /><br />1mという距離が分からないと思ってか、1mごとにテープを貼っていたパン屋も現れた。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

    ここにきてようやく人々は自分たちが危機の只中に居ることを察知し、覚醒したに違いない。

    すでに夜の大統領演説前に外出禁止や制限になるとの噂が人々には伝わっていたようで、スーパーや薬局には行列ができ、人々は1m間隔で立ち並ぶことになった。マスク姿もちらほら出現し、これを奇異の眼で眺めるひともいなかった。

    1mという距離が分からないと思ってか、1mごとにテープを貼っていたパン屋も現れた。





  • メディアに通じる知人が必要品を買い揃えておくようにとわざわざ電話で知らせてくれたおかげでスーパーに急いだのだが店内はすでに品物がない棚が目立ち、普段なら多くが残っている値段高めのBioの品すら見当たらなかった。<br />

    メディアに通じる知人が必要品を買い揃えておくようにとわざわざ電話で知らせてくれたおかげでスーパーに急いだのだが店内はすでに品物がない棚が目立ち、普段なら多くが残っている値段高めのBioの品すら見当たらなかった。

  • 何よりも驚いたのは牛乳、バターといった乳製品や卵まで空っぽになっていたことだ。卵がいくつかあったので手に取るといずれも割れた状態であった。<br />農業大国フランスが誇る代表的な生産物が入手できないのは本当に衝撃的だった。<br /><br />幸い徒歩圏内にはスーパーがいくつもあり、A店でないものもB店で見つかるという具合で3店舗を順次回って何とか必要最小限の品々を確保した。<br /><br />こうした中で身体の不自由な老人が杖を手に買い物にやってくる姿をみると本当に気の毒な思いがしてならなかった。<br /><br />

    何よりも驚いたのは牛乳、バターといった乳製品や卵まで空っぽになっていたことだ。卵がいくつかあったので手に取るといずれも割れた状態であった。
    農業大国フランスが誇る代表的な生産物が入手できないのは本当に衝撃的だった。

    幸い徒歩圏内にはスーパーがいくつもあり、A店でないものもB店で見つかるという具合で3店舗を順次回って何とか必要最小限の品々を確保した。

    こうした中で身体の不自由な老人が杖を手に買い物にやってくる姿をみると本当に気の毒な思いがしてならなかった。

  • 3月17日、正午から始まる外出制限を前に食料や生活用品をあらためて点検したところ、あれこれ不足しているものが出てきたので、行列覚悟で買い物に出かけた。<br /><br />ところがスーパーに行列はなく、昨日は空であった商品棚もすべて補充されていて普通の買い物ができた。<br />生活用品の補給は心配ないとの政府発表通りであったが、地域によっては商品不足が報じられたりしているので、バラつきがあるのかもしれない。

    3月17日、正午から始まる外出制限を前に食料や生活用品をあらためて点検したところ、あれこれ不足しているものが出てきたので、行列覚悟で買い物に出かけた。

    ところがスーパーに行列はなく、昨日は空であった商品棚もすべて補充されていて普通の買い物ができた。
    生活用品の補給は心配ないとの政府発表通りであったが、地域によっては商品不足が報じられたりしているので、バラつきがあるのかもしれない。

  • 17日午後からはじまった外出制限は違反者に罰金が科せられるのだが、初日には4095人が罰金命令を受けたという。<br /><br />その後も外出制限の例外事由をごまかして出かける人々が後を絶たないことをTVは報じている。<br />犬の散歩や、戸外の運動、必要最小限の買い物等は許されることをよいことにどこまでも取り締まりをかいくぐり、あっけらかんとしている人々に手を焼いている。<br /><br />罰金も引き上げられ、禁固まで追加され、20日からは新たにセーヌ川右岸・左岸の道,川沿いの道,アンヴァリッドの広場芝地,シャン・ド・マルスへの外出・集会を禁止する発表があった。<br /><br />このままでは取り締まりはさらに強まり、おそらく外出制限も厳しくなるに違いない。<br />

    17日午後からはじまった外出制限は違反者に罰金が科せられるのだが、初日には4095人が罰金命令を受けたという。

    その後も外出制限の例外事由をごまかして出かける人々が後を絶たないことをTVは報じている。
    犬の散歩や、戸外の運動、必要最小限の買い物等は許されることをよいことにどこまでも取り締まりをかいくぐり、あっけらかんとしている人々に手を焼いている。

    罰金も引き上げられ、禁固まで追加され、20日からは新たにセーヌ川右岸・左岸の道,川沿いの道,アンヴァリッドの広場芝地,シャン・ド・マルスへの外出・集会を禁止する発表があった。

    このままでは取り締まりはさらに強まり、おそらく外出制限も厳しくなるに違いない。

  • とにかく家に居ろ、との大統領の決定に対して大多数の人々が不自由さや不利益を受けることになりながらも、批判や不満が強く出ないのは政治指導者たちの国を守ろうとする必死さと、国民に寄り添う真摯な姿勢が感じられるからなのだろう。<br /><br />大統領の年金改革にあれほど反対して歴史に残る長期ストを実行した組合も、黄色いベスト運動も皆共和国の危機に臨む連帯という意識で一致しているようにみえる。<br /><br />

    とにかく家に居ろ、との大統領の決定に対して大多数の人々が不自由さや不利益を受けることになりながらも、批判や不満が強く出ないのは政治指導者たちの国を守ろうとする必死さと、国民に寄り添う真摯な姿勢が感じられるからなのだろう。

    大統領の年金改革にあれほど反対して歴史に残る長期ストを実行した組合も、黄色いベスト運動も皆共和国の危機に臨む連帯という意識で一致しているようにみえる。

  • TVでは各地の観光名所の現況を映し出して伝えているが、無人となった光景は見知った場所なのにどこか別の世界のように見える。

    TVでは各地の観光名所の現況を映し出して伝えているが、無人となった光景は見知った場所なのにどこか別の世界のように見える。

  • こうした中、医療従事者たちの懸命な仕事ぶりが伝わってくる。<br /><br />日本の医療研修生のOさんが在留邦人に向けたメッセージを発してくれた。。<br />彼の従事している総合病院はウイルス対応の中心的役割を担っており、その具体的な状況を知ると改めて個々人の行動が事態を大きく左右することがわかる。<br /><br />彼は最後に感謝の言葉で締めくくっているが、むしろ感謝すべきはこちら側からである。<br />こうした人々の存在と活動があってこそ社会は崩壊を食い止められている。<br /><br />外出制限が始まった17日以来、20時になるとアパルトマンの窓やバルコニーから人々が一斉に拍手やブラボーの声を出してウイルスと闘っている医療従事者たちに感謝するパフォーマンスが見られるようになった。<br /><br />18日には向かいのアパルトマンの窓辺で素晴らしいアリアを披露してくれた婦人がいた。<br />バルコニーに出て歌声の主を探していると、当人が手を振ってここだよと教えてくれた。<br /><br />

    こうした中、医療従事者たちの懸命な仕事ぶりが伝わってくる。

    日本の医療研修生のOさんが在留邦人に向けたメッセージを発してくれた。。
    彼の従事している総合病院はウイルス対応の中心的役割を担っており、その具体的な状況を知ると改めて個々人の行動が事態を大きく左右することがわかる。

    彼は最後に感謝の言葉で締めくくっているが、むしろ感謝すべきはこちら側からである。
    こうした人々の存在と活動があってこそ社会は崩壊を食い止められている。

    外出制限が始まった17日以来、20時になるとアパルトマンの窓やバルコニーから人々が一斉に拍手やブラボーの声を出してウイルスと闘っている医療従事者たちに感謝するパフォーマンスが見られるようになった。

    18日には向かいのアパルトマンの窓辺で素晴らしいアリアを披露してくれた婦人がいた。
    バルコニーに出て歌声の主を探していると、当人が手を振ってここだよと教えてくれた。

  • 共に頑張ろうとの表現もさまざまだ<br />窓辺の風船に自由に飛び立つ願いを託したのだろうか<br /><br />不自由さはあっても閉塞感を感じないのはなぜだろう<br />日本にいるとあらゆる自由さがあるようでいて社会の閉塞感が常につきまとう<br /><br />

    共に頑張ろうとの表現もさまざまだ
    窓辺の風船に自由に飛び立つ願いを託したのだろうか

    不自由さはあっても閉塞感を感じないのはなぜだろう
    日本にいるとあらゆる自由さがあるようでいて社会の閉塞感が常につきまとう

  • 外出制限6日目の22日、制限が始まって以来初めて外に出てみた。<br />とりあえず買い揃えた備蓄食料も少なくなり、気づかなかった必要品もあるので補充の必要がでてきたのだ。<br /><br />自己申告の外出証明書(?)を携えてのことだが、Conventionのモノプリまで行く途中警察官の姿はなく検問にはあわなかった。<br />後で聞いたところではマスクが支給されないことを理由に警察官と郵便配達人が一部ストに入ったとのこと。<br /><br />マスク不足はフランスも同様で、国が管理して医療従事者と高齢者施設に優先的に配布されている。<br />自分もマスクの予備はないので、仕方なく大判のハンケチで口鼻を覆い代用にした。鏡で見るとまるで銀行強盗のスタイルである。<br /><br />行列もなく店内は商品が潤沢にあり、少なくとも買い物にあまり不便はないことは分かった。

    外出制限6日目の22日、制限が始まって以来初めて外に出てみた。
    とりあえず買い揃えた備蓄食料も少なくなり、気づかなかった必要品もあるので補充の必要がでてきたのだ。

    自己申告の外出証明書(?)を携えてのことだが、Conventionのモノプリまで行く途中警察官の姿はなく検問にはあわなかった。
    後で聞いたところではマスクが支給されないことを理由に警察官と郵便配達人が一部ストに入ったとのこと。

    マスク不足はフランスも同様で、国が管理して医療従事者と高齢者施設に優先的に配布されている。
    自分もマスクの予備はないので、仕方なく大判のハンケチで口鼻を覆い代用にした。鏡で見るとまるで銀行強盗のスタイルである。

    行列もなく店内は商品が潤沢にあり、少なくとも買い物にあまり不便はないことは分かった。

  • フランスの闘いはまだ始まったばかりだ。<br /><br />パリだけではないフランス全土が、海外県であるタヒチをはじめとするポリネシアやニューカレドニア、レユニオン、ギアナなどの様子が連日TVで伝えられ、それぞれの状況と対応が報じられている。<br /><br />事態は刻々と変化しているが、行く末はまだ誰にも分らない。<br />日本はどうなのだろうか<br /><br /><br /><br />

    フランスの闘いはまだ始まったばかりだ。

    パリだけではないフランス全土が、海外県であるタヒチをはじめとするポリネシアやニューカレドニア、レユニオン、ギアナなどの様子が連日TVで伝えられ、それぞれの状況と対応が報じられている。

    事態は刻々と変化しているが、行く末はまだ誰にも分らない。
    日本はどうなのだろうか



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この旅行記へのコメント (10)

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  • salsaladyさん 2020/03/31 10:25:02
    仏蘭西式オシリアイ挨拶~
    ☆この期に及んでのユーモアについ笑みが湧きまして~さすがフレンチスタイル~

    ☆ヨーロッパ全土を覆い尽くすコロナ感染!と他人事に思っていた日本が今や「都市封鎖」直前にあります。「夜の外出を控えて!」の意味が漸く判り、密室、密接、密。。の商売が密かに感染を広げている?(しかし、その前にそういった職業従事者に対するヘルプを差し伸べるべき事態どんくさいを全く表明しない日本政府です)

    ☆フリーランスの役者や通訳やジムインストラクターがどれだけ不安な日々を感じているか、政治家達はコロナを防ぐことしか考えていないのが日本式どんくさい会議!

    ばねお

    ばねおさん からの返信 2020/03/31 19:50:41
    RE: 仏蘭西式オシリアイ挨拶?
    salsaladyさん こんにちは

    フランスもつい半月ほど前まではほとんどの人が他人事と受け止めていたので
    あまり偉そうなことは言えないでしょうが、決定的に違うのは政治指導者たちの判断の速さとどこまでも国民のことを考ようとする姿勢でしょうね。

    日本では政治家は少なくほとんどは政治屋ですので、有事に際しても自分の損得勘定を優先させ、もっともらしいポーズをとろうとするだけで結局は成り行き任せです。

    生活とは別なところにあるのが日本の政治のようです。

    ばねお

  • mistralさん 2020/03/28 20:43:24
    地球の危機
    ばねおさん

    こんばんは。
    パリからのお便りを有難うございました。
    心配していた最新のフランスの状況がよくわかりました。
    見慣れた光景が、人気がないだけで、こんなにも印象が変わってくることに
    驚きました。

    危機の予感がある中をパリに向かわれたんですね。
    多くの日本人は、帰国を焦られる方が多い中に。
    5月に巡礼道のフランス側の一部を歩こうと密かに計画していましたが
    取りやめすることとなりました。

    当初は外出禁止令が出るまえに、まとめ買いをと多くの方が焦ったようですね。
    でもその後は、一段落して、スーパーの品物も不足ないほどの品ぞろえとのこと。
    このような時、お年寄りなど、弱者の方がお辛い思いをされることには心が
    痛みます。

    医療従事者に向けての応援の各種のパフォーマンスや
    マスクが支給されないことに対する警察官のストなどなど
    フランスらしい?ラテン人気質を感じました。

    進撃を続けるウィルスには、いままで、この地球上を独り占めしていたかのような
    人間の思いあがった想いに対する反撃?!のようなものを感じてしまいます。

    今回の危機を、いつの日か、あの時は大変だったと話せる日がやってくることを
    願いつつ、

    mistral


    ばねお

    ばねおさん からの返信 2020/03/29 06:48:33
    RE: 地球の危機
    mistralさん

    こんばんは

    フランスでは外出制限が開始されて12日目となりました。
    当初の設定は15日間ですが、昨日「とりあえず」4月15日までの期間延長が発表されました。
    おそらくは、期間はさらに延長されることと思います。

    幸いなことに生活必需品のほとんどは十分に供給されていますので、不自由であっても人々がパニックに陥るような恐れは今のところありません。

    もちろん置かれている状況は人それぞれ異なりますので、さまざまな問題が多岐にわたって発生しています。
    今さらながら私たちの社会というものが相互の依存や、たくさんの関係でつながり成り立っていることを改めて知らされます。

    限られた範囲の見聞ですが、人々は連帯する心と共通の意識をもって、この目に見えぬ敵との闘いに臨んでいるように思います。
    そしてこれを大きなきっかけとして社会のありようが良い方向に変化していくことができれば何よりだと思います。

    > 今回の危機を、いつの日か、あの時は大変だったと話せる日がやってくることを
    信じて
    フランス〜スペインの巡礼道を辿れる日が早く訪れることを祈っています。

    メッセージをお寄せいただきありがとうございました。

    ばねお

  • unotvxqさん 2020/03/25 14:30:45
    残念です!
     有難うございます!
    5月にストラスブール・ミュールーズ等行くツアーを申し込んでいましたが、
    ツアー中止の連絡が来ました。いつか行きたいです。

    ばねお

    ばねおさん からの返信 2020/03/25 18:17:54
    Re: 残念です!
    unotvxqさん (←綴りが間違っていないか心配です)

    こんにちは

    すでに5月のツアーも催行できないのですね。
    フランスの中でもアルザス地方は大規模なクラスターが発生しているとのことですので深刻な状況のようです。

    行けないとなるとなおさら思いは募るかもしれません
    ぜひリベンジを果たしてください

    ばねお
  • yunさん 2020/03/25 02:27:35
    人が居てこそ…
    ばねおさん

    平時と異なり「いいね」と云う名称にタッチするのが躊躇されましたが、パリの現状を拝見し気持ちを寄せます…の意でポチさせていただきました。

    大変な不便と辛抱ですが、ギリギリ抑え込み間に合っていると強く願うばかりです。

    日本で拝見していて、マクロン大統領の呼びかけは現実味と真剣さを感じました。
    多くの人の気持ちが同じ方向を目指さないと、大変な事態になってしまう。

    桜満開の東京ですが、桜のピンク色が寂しげに見えています。
    一見、収まりの方向にも見える東京ですが、規制を緩めれば即座に蔓延かと危惧してます。国民に規則遵守の得意技あれども、なぜか指導層に曖昧や決断力不足を感じてしまいます。
    経済優先の哀しい国かも知れません。

    大好きなパリの街並み。
    でもそれは、人が居てこそのものですね。
    どんなにすてきな建物でも、路地でも、無人では廃墟のようなもの。
    街角に笑顔の戻る日が、少しでもはやいように願っております。

    yun

    ばねお

    ばねおさん からの返信 2020/03/25 18:02:30
    Re: 人が居てこそ…
    yunさん こんにちは

    メッセージをお寄せいただきありがとうございます。

    季節はすっかり春ですね。
    今年は大好きなクロウタドリの鳴き声がほとんど聞こえないことが気がかりです。

    東京では桜が満開との様子
    パリにも桜の木が至る所に植えられていますが、長期化するであろう外出規制で開花を確かめることもできずに花の時期は終わりそうです。

    花の都のパリは、無人の都になっていますが決して悲観的ではありません。
    こうした禁足状態であればこそ専念できることもこともいろいろありますし、
    やがて闘いが終息したあかつきにはやってみたい計画も山ほどできました。

    どうかお元気で
    いつの日かおしりあいの挨拶ができますように

    ばねお





    yun

    yunさん からの返信 2020/03/29 12:38:12
    クロウタドリ
    ばねおさん

    パリのお住まいで、近未来への計画を着々とご準備中の毎日ですね。
    ばねおさんがパリの先に見据えられているのは、どんな町なのだろう?とyunなりに想像たくましくなっております。

    東京も外出自粛規制で静かな週末です。
    今は天気予報的中で「雪」が降っております。薄っすら積もり桜泣かせです。

    さて、以前から歌声の主をお探しだった「朝の鳴き声」は
    クロウタドリさんと判明したのですね。動画検索してみました。
    一昨年、パリ訪問中に録音した「鳴き声」と同じでした。
    歌うのが好きな鳥さんのようですね。
    またいつか、パリの朝に聴きたい歌です。

    私も自宅での時間を改めて大切にしつつ、いつかの旅再開を諦めずにおります。ある意味では、人生の中でとても貴重な体験をしているのかもしれません。

    「おしりあいの挨拶」練習にも励んでいます。
    自宅では練習相手がおりませんので、会社で後輩たちを相手にして。

    練習成果をご披露できる日を楽しみに。
    yun

    ばねお

    ばねおさん からの返信 2020/03/29 20:50:13
    RE: クロウタドリ
    yunさん こんにちは

    春の雪とはせっかくの桜も気の毒ですね。
    大雪にならなければよいですが。

    こちらは今日から夏時間になりました。
    TVの時刻表示と自分の時計が合っていないことで気づきました。
    身体は正直なもので、空腹だよと胃が脳に教えてくれました。

    クロウタドリのこと、以前に書いたことすっかり忘れていました。
    長い間、勝手にナイチンゲールと思い込んでいたのが実はクロウタドリだったのです。

    ナイチンゲールにもクロウタドリにも勘違いしていたお詫びをしたいと思います。

    それ以来、そのクロウタさんとは案外身近なところでお会いしていました。
    庭木の植え込みだったり、公園の樹木だったり、あるいは地面を早足で歩いていたりです
    カメラに収めようとするのですが、プライバシーの問題があるのか単なる恥ずかしがり屋なのか、なかなか応じてくれません。

    さて、おしりあいの挨拶ですが練習に余念がないご様子で何よりです。
    問題はこれが世間一般に普及するかどうかです。
    認知されないと、ただの変人か、どこかの奇習かと思われかねません。

    先日TVでEUの会合の様子が映されていましたが、出した手を慌てて引っ込めて肘と肘の挨拶をしていました。
    率先すべきEUがこういうことでは、おしりあい挨拶促進の会(会員1名)としてはまことに残念なことです。

    ばねお



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