公共交通機関でめぐる、ローマと南イタリア　ナポリ

2020/02/24 - 2020/03/03

ヨーロッパ便のビジネスクラスが格安で出ている、と、例によって相方からのお誘い。でも冬はヨーロッパは寒そうだから、できるだけ温かいところと探した結果、シチリアが目に留まりました。調べたら、ローマからシチリアまで夜行列車が走っていて、イタリア本島とシチリアの間の海峡を列車ごとフェリーに乗せて渡る鉄道連絡船があるというではありませんか。乗ってみたい！ということで、今回の旅は、地下鉄、バスを乗り継いでのローマ観光と、夜行列車、そしてシチリアからは夜行フェリー、ナポリからローマまではイタリアの新幹線に乗るという、公共交通機関でめぐるイタリアとなりました。

出発直前にイタリア北部でコロナウィルスの感染が広がっているというニュースがありましたが、私たちが向かうのは南イタリアだしと考えていました。まさか帰国後に全世界に広がってパンデミック宣言されるとは。

日程は以下のようになりました。
2月24日　成田→ヘルシンキ乗り継ぎ→ローマ（泊）
2月25日　ローマ観光（泊）
2月26日　ローマ観光→夜行列車でシチリア　カターニャへ
2月27日　カターニャ観光（泊）
2月28日　カターニャ観光→長距離列車でパレルモへ（泊）
2月29日　パレルモ観光→夜行フェリーでナポリへ
3月 1日　ポンペイ観光　ナポリ（泊）
3月 2日　ナポリ→イタロでローマへ　ローマからフランクフルト乗り継ぎ→成田へ
3月 3日　成田着

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

パレルモの市街から港までは歩いても行けそうでしたが、駅前からバス。
バスチケット。

時間券なので乗ってから時刻を打刻します。

港にはテレニア社のフェリーが泊まっていました。

フェリー(パレルモ) 船系

フェリーに乗る車の出入りをさばいていた人に聞いたら、徒歩で乗る人のための待合所を教えてくれました。だだっ広い。多い時はここが一杯になるのでしょうか。

7時過ぎになって乗船開始。
レセプションでチェックインして、部屋を割り振られます。
窓のある船室。

テーブルにキャンディ2つ。

トイレ。

シャワー。狭い。

アメニティ。袋入りのシャンプーと石鹸。

バスタオルとタオルも薄いけど、あります。

入り口わきのロッカー。

救命胴衣があるのが、フェリーだなと実感。

夕食はフェリー内のセルフレストラン。
ラザニアとビール。

これ、冷めててバジル感が強すぎて、あんまりおいしくなかった。
フェリーに乗るなら、港に何にもお店がないから、その前に何か食料をゲットしてきた方がよさそう。

相方はハンバーグとビール。

翌日、下船を待っているとき。レセプションの写真を撮りました。

ナポリ港に着いたフェリー。

フェリー乗り場(モロ イマコラテラ ベキア) 船系

ナポリ港を出てきたところ。この先、てくてく歩いて地下鉄の駅に。
地下鉄でナポリ中央駅すぐのガリバルディ駅を目指します。

本日の宿は中央駅目の前のスターホテル　テルミナス。
荷物を預けて、近くのカフェで朝食。コルネットとコーヒー。

ナポリ中央駅 駅

そして、ヴェスヴィオ周遊鉄道。

座席がちゃっちい。エトナ周遊鉄道の方が立派！

ヴェスーヴィオ周遊鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ポンペイミステリ駅に到着。列車は落書きだらけ。

ポンペイミステリ駅。

ヴェスーヴィオ周遊鉄道ポンペイ駅 駅

さて、ポンペイ遺跡。考古学公園入り口。
この日は月の第一日曜日なので無料の筈が・・・16ユーロ。
どうやらコロナ感染防止のため、混みあう無料を見合わせたらしい。残念。

ポンペイ遺跡の入場券。

16ユーロと書いてあります。

入り口、こういうトンネルを通って、

マリーナ門 史跡・遺跡

遺跡群は目の前。

遺跡群の中を歩きますが、ところどころ柵があって入れない場所も。

つわものどもが夢のあと

アポロ神殿。

フォロに出ました。

フォーラムアットポンペイ 文化・芸術・歴史

ヴェスヴィオ火山が目の前に見えます。

フォロ。

タイルがきれい。

パーンの家のタイル。もちろんレプリカ。本物はナポリの考古学博物館。

こういうの、TVとかで見た。ここでワインを売っていたとか。

2000年前にね。
あっという間に埋もれちゃったのね。

ヴィーナスの家。

ヴィーナスの家 史跡・遺跡

回廊。

きれいな庭園だったんだろうな。

円形闘技場。
ローマのコロッセオ、カターニアの遺跡に引き続き3個目だ。

中に入って。

ぐるりと通路。

そして中の広場から観客席を見上げます。

大劇場。ポンペイ遺跡は体力が重要。
すごい疲れた。

大劇場 史跡・遺跡

実際に腰を掛けて、当時を偲べます。
てか、疲れて座ってしまう人、多数、と思われる。

ハルピュアみたいな飾り。

劇場を出て、こういう道を歩いて出口へ。

歩き疲れて、出口からポンペイミステリ駅までの道すがら、昼食。
まずはビール。

そしてピザ。
ご飯を食べている最中に、相方が「あっ」と小さく叫ぶので、どうしたのかと思いきや、「カードが使えるか、確認しなかった」。
何でも、現金が残り少ないとか。
結果はなんと現金のみだが、所持金ぴったり。奇跡だわー。

ミステリ駅に戻ってきました。ここからガルバリディ駅に戻って

本日のホテル、スターテルミナスにチェックイン。

スターホテルズ テルミナス ホテル

この扉は

クローゼット。

バスタブあり。

相方が、タオル掛けの位置が変だと。うーん、しぶきがかかるかも…。

さて、イタリア最後の夕食は…
ナポリ中央駅からちょっと歩いたところのスーパーで買ってきたパン。
34セント。安い。

まずはビール。大事。

パンとハム、そしてインスタントスープ。湯沸かしポットがあってよかった。
グルメじゃないイタリア旅です。