【回顧録】レンタサイクルで京都桜めぐりの旅（一日目）

2018/04/01 - 2018/04/02

過去のフォトデータ整理を兼ねて、2018年4月の京都桜めぐりの旅を蔵出し。
カメラロールがピンクに染まった旅でした。

電動自転車をレンタルし、パワーギリギリまで一日乗り回しました。
桜や紅葉の時期の京都は、断然自転車がおすすめです！

写真はスマホ（HUAWEI Mate 9）で撮影したものです。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

桜の時期の京都は宿予約が激戦で、あっても超高額の部屋ばかり。2018年の桜旅はあきらめていましたが、３月下旬に妙心寺運営の花園会館で4/1の部屋に空きがでているのをみつけ即予約！
早朝の新幹線で京都へ、宿に荷物をあずけた後まずは近場の妙心寺退蔵院へ。
境内の余香苑の門をくぐってすぐに、広がる紅しだれ。

退蔵院 寺・神社・教会

昔はわざわざ激混みの桜や紅葉のシーズンに京都にいくなんて、と避けていましたが、人に誘われ一度いったら手のひら返しでその魅力にハマり、桜や紅葉目当ての旅をするようになりました。
あくまで私見ですが、寺社の紅しだれに特に京都の桜！という感をうけます。

退蔵院はその中でも一点豪華主義の桜の代表格、と思ってます

東京でも桜は楽しめますが、趣のある寺社の建物と綺麗に手入れされた庭園、そして華やかな紅しだれのコラボレーションは京都ならではの景色で、何度も旅したいと思わせる魅力です。

奥に回遊庭園がありますが、みなさん入り口の紅しだれの大樹からなかなか進めません。

石庭に散る花びらも素敵。
紅葉も桜も、落ちた葉や花は時間がたつと汚くなるものですが、京都の庭園はいつみても新しい綺麗な葉や花のみ散っている状態。どれだけ手間をかけて手入れしているんだろうとしみじみ

以下、京都桜めぐり全体の個人的雑感ですが。

桜旅は桜の開花状況が年々ずれるのでプランニング大変ですよね。
今回2018年の旅は4/1～2だったので例年だとソメイヨシノがメインで紅しだれにはちょっと早いのですが、暖冬で開花・満開が一週間ほど早くなり、紅しだれシーズンにあたりました。

逆に2017年は紅しだれ狙いで遅めに4/9～4/10で京都旅をしましたが、例年より開花・満開が10日ほどずれこみ、ソメイヨシノ満開でビックリしたものです

京都は幸い早咲きから遅咲きの桜まで豊富なので、開花日がずれてもその時の盛りの桜が咲く場所にフレキシブルに旅程を組み替えれば桜を楽しめる場所だと思います。

私は妄想旅行プラン作りが趣味なので、毎年京都桜情報のサイトまわって開花予想と桜穴場情報をつきあわせて旅程あれこれ組み替えて遊んでます。

ポイントは、事前にざっと京都桜名所と早咲きか遅咲きかなどの概要をおさえておくこと。すごく見たい場所を1日2か所くらいに押さえて、あとは当日の情報で臨機応変にぶらぶらする気持ちで計画すること。
桜情報のサイトはいろいろありますが、オフィシャル系なら「そうだ京都、行こう」の「京都桜名所開花情報」とかおすすめ。
そこで気になった名所をGoogleMapに保存しておくと、移動ルート検討や当日メインの場所のついでにここに寄れるじゃん、とか、わかりやすくて便利です。

数年前からGoogleMapでその時点で見ごろの桜や紅葉の名所が表示されるようになりましたね。ビッグデータで情報解析しているのかな？　最初に気づいたときは技術の進歩ってすごいなぁとびっくりしたものです。
GoogleMapは私の旅に欠かせないお供ですが、タイムラインを記録しておくと後から移動の形跡がみえて楽しいですね

さて、旅行記に戻りまして。
退蔵院の紅しだれを満喫した後は、今回の旅の目的の一つである桜のかき氷をいただきに、レンタルした電動自転車で京都御所まで一気に移動。
実は油断して事前予約してなかったら、当日京都駅について3か所くらいレンタサイクルまわっても空きがなく。桜シーズン舐めてた…と諦めて宿に移動したらなんとその花園会館でレンタサイクルの取り扱いがありました。ラッキー！

目的地は”おづ Kyoto ‐maison du sake plus Cafe‐”
白鹿が運営する日本酒をテーマにしたアンテナショップのカフェです。
通年でかき氷を提供していて、季節限定のオリジナルかき氷を目当てに、京都旅行の旅毎に通ったものでした。メニューの通りかき氷のトッピングや中にいくつもの複雑な味が仕込まれていて、私のかき氷観を変えた逸品なんです。
（冬でも当然かき氷一択！　身体が冷えましたが追加で頼む粕汁も絶品でした）

ネット情報だと、今はメニューがリニューアルされてお食事がメインとなりこのインパクト抜群のかき氷も粕汁も提供がなくなってしまったそうです。残念…

絶品かき氷をいただいた後は京都御苑を散策。
京都御苑はどこからでもアクセスしやすく、早咲き遅咲き桜の種類が多いのでシーズン中いついてもなにがしかの桜は見ごろになっていて、かつそれほど混んでいない、ということで、旅行中一度は寄る、なんというか私にとって安牌の花見スポットです。

桜にしろ梅にしろ、御苑内に数多くの品種が植えられているので、メリハリがあります。

御苑内でおすすめは、御苑の北西部、今出川方面にある”近衛邸跡”の枝垂れ桜。
早咲きの糸桜から八重紅枝垂れ桜まで、長い期間華やかなしだれ桜を楽しめるので旅行中開花時期を外すことが少ない…気がしてます

桜だけでなく、梅でも紅葉でも御苑ではどこかしら見ごろのものがあるので、外すことがない安牌な場所、というイメージなのです。
退蔵院のように寺社と庭園と豪華な桜の組み合わせは京都ならではなので、小回りがきく電動自転車を最大限に使い今が見ごろでは？という場所をいくつもまわったりしますが、桜は1日2日の差で見ごろを外してしまうこともあり（散り桜の桜吹雪もそれはそれで風情があり見ものですが）、そんなときついつい御苑に足が向きます。

それにしても枝垂れ桜のピンクは本当に華やかですね

この枝垂れ桜のもっさり感にテンションあがります

自転車で御苑内を一周中、満開の紅木蓮を発見！

木蓮の下にレジャーシートしいて寝転んでいる人がいて、気持ちよさそうでした。

京都御所を抜け、鴨川沿いへ。
初めて京都に桜を見にきたとき、鴨川沿いにずっと続く桜に、街中にこんなに美しい桜スポットが続いているってすごい！と感激したものです。
桜を横目に出町柳まで北上。

さらにひたすら自転車で北上し、北山の京都府立植物園へ。
真っ赤なチューリップが鮮やか。

京都府立植物園 公園・植物園

”植物園”なら京都じゃなくてもいいじゃん、と桜めぐりの目的地候補から外してたのですが…
実は京都御苑後、哲学の道やらインクラインや岡崎方面などいわゆる鉄板の桜名所に突入したもののあまりの人込みにやられて退散しまして。哲学の道から南禅寺への通りは車渋滞もすごく自転車で通り抜けるだけでも非常に苦労しました。
ハイシーズンかつ日曜の京の桜名所を舐めてました…
なので、口直しに人がそこまで多くなく確実に桜が堪能できそうなところ…とリサーチの結果植物園に目的地を変更。

夜桜鑑賞が目的のメインでしたが、ライトアップまで少し時間があったので園内を一周

じっと待っているとかなり身体が冷えてきます。
京都桜見物は、日中はかなり温かいのに夜はぐんと冷えるので、夜の防寒対策必須です

ライトアップが始まりました。
植物園はライトアップ前後で客の入れ替えはないので、そのまま園内で待機できました。

桜ライトアップ (京都府立植物園) 祭り・イベント

青空の下の桜もいいですが、夜桜の幻想的な雰囲気も素敵です

池があると水鏡ショットを狙いたくなりますね

GoogleMapのタイムラインより。
めちゃくちゃ移動してます（位置情報取得が飛んだのか、ところどころあり得ない線になっているところもありますが）
植物園から宿までの帰り道、電動自転車のパワー切れになりそうでひやひやしました。