2019～2020.1 リスボンで年越し、スペインでお正月 8. バルセロナ　食べる　そして旅の最終回　

2020/01/04 - 2020/01/05

世界中でCOVID-19が猛威を振るっている。
ヨーロッパをはじめとする、「誰もいない観光地」の映像を見ると信じられない、悲しい、恐ろしい、やりきれない気持ちになる。あまりにも、非現実的としか受け取れない、まるで映画を見ているよう。

最近は半世紀生きてきた自分が日々感じているボーダレスの時代。
日本にいても海外に行っても。。。
良いことばかりではないし、悪いことばかりでもない。。。

情報が簡単に手に入る現在は、自分自身がどう情報を取捨選択し、どう責任を持って実際に利用するかが重要。「情報」が大きな意味を持つ時代。

今自分にできること。我慢すべきところは我慢。自分の感染はもとより人にうつしてしまわないよう日々気を付けること。。。

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リスボンで年越しをして、スペインでお正月ももう終わり。明日の午前中にはバルセロナを出発して日常生活に戻る。

今回もいい旅だった。
旅こそがいつも自分に欠けている部分を補ってくれる、満たしてくれる気がする。
身体も心も頭も、元気で世界を旅できるのもあと何回位かな。
何十回もという訳ではないだろうから、これからも1回1回を大切に、他ならぬ自分自身の為に旅をしていこう。


今回のスケジュール
12/30 月 HND/MUC LH715 1245/1645
　　　　 MUC/LIS TP553 1940/2155　
　リスボン2泊（Hotel　Inn　Rossio）

1/1 水 LIS/MAD TP1014 1315/1530
　マドリード１泊（Francisco I Hotel）

1/2 木 マドリード1350→トレド1423
　トレド1泊（Hotel Sercotel Alfonso VI）

1/3 金 トレド0925→マドリード0958
　　　　　マドリード1030→バルセロナ1315
　バルセロナ2泊（Hotel Catalonia Placa Catalunya）

1/5 日 BCN/
1/6 月上海/関空/羽田 CA840/CA921/NH3824
　　　　1115-0635/0915-1210/1415-1525
　　　　関空→羽田はスターフライヤー♪

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前中のサグラダファミリア＆グエル公園の王道観光の後はガウディが初めて手掛けた建築物と言われているカサ ビセンスへ。
グエル公園からは市バスを利用。現代の一番のツールはGoogle mapだろう。
当初外観を見るだけでもいいかなと思ってやってきたけど、実物を見たらそのインパクトに内部もしっかり見学したくなった。ガウディの1作目でかつムデハル様式の派手な建築物。

カサ ビセンス 建造物

タイル製造業者のマヌエル・ビセンス・ムンタネールの夏の別荘として建築したそうで、アラブ様式のタイルと鉄細工そしてバトリョとは正反対の「直線」が印象的。

カサ ビセンスの入場料は大人16ユーロ、16歳の息子は14ユーロ。

バルセロナの観光施設は入場料が高い！！！
カーサバトリョもカーサミラも入場料高すぎでゲンナリ。。
保存の観点から歴史的建築物の入場料等を払うこと大賛成な人間だけれど、いくら何でも高すぎない？朝から晩迄あんだけ人入れてるのに。。。
ペイしすぎじゃない？他都市と全然違うよね。。。

アラブのランプ。

タイルやライトなどの装飾がチュニジアの家を見てるみたい。

中心地から少し離れているし、観光客も少なく、静かで落ち着く空間。

1階のテラスのようなところ。

壁のタイルも素敵だけど、天井が凄い。

部屋ごとに基調としている色がある。

天井。

テラスのカップル。
絵になる。

静かな住宅街にあるのでゆったりと会話が出来る。

バトリョとは異なり、直線が際立っている建築。

使用不可のトイレ。
タイルが素敵。

各部屋とも全部異なるタイルや壁、天井。

天井。

赤い壁とライト

新しく増築した部分に資料室のような所がある。
資料には使用されているタイル等が描かれている。

実際のタイルが展示されている。

甍

屋上。
真冬だけどよく日光があたって暖かく、気持ちのいい空間。

見張り台のようなところ。
これでもかという位のタイル。
売るほどあるからね（笑）

小さな塔が複数ある。

以前は広い敷地に建てられていたそうだが、今は周りの土地が売られ周りにビルが建てられてしまっている。
今でも充分素敵だけど、緑の木々の中にあればもっともっと建物が映えるだろうな。

ガウディは家具を設計するのも多かったよう。
各観光施設それぞれに椅子等が展示されていた。

緑に映える

一見不規則なタイルの並び

全てが不思議。

カフェやお土産物屋さんもある。

出入口にはガウディらしい装飾を施した鉄の門。

カサビセンスの見学後またバスにのりディアグナル近くのバス停に移動。
そこから少し歩いてラスプンシャス　集合住宅に。

カサ デ ラス プンシャス 現代・近代建築

ディズニーのお城のよう
ガウディと並ぶモデルニスモの建築家ジュセップ・プッチ・イ・カダファルクの設計。昨晩行ったチョコレートのカーサアマトリェールを設計した建築家。

ディアグナル通りにはモデルニスモの建築物がならんでいる。

印象的な彫刻の建物。
こちらもジュセップ・プッチ・イ・カダファルク建築の
Palau del Baro de Quadras
クアドロ男爵邸

クアドロ男爵邸　正面
よく見るとカーゴイルの彫刻が並んでいる。

バロン デ クアドラス宮殿 (カサ アジア) 博物館・美術館・ギャラリー

花がモチーフの門扉

バルセロナは街中の鉄の細工が本当に美しい。

カサミラの建物も彫刻やデザインがとても美しい。

カサ ミラ 現代・近代建築

バルセロナの街は本当に見ていて飽きない。
街歩き好きには最高の街だと思う。

バトリョ、
アマトリェール、
ボネット、

バトリョはファサード５兄弟の中でもやはり異彩。

まさに天井のない建築博物館
それぞれが個性的なのに上手く調和されている5つのカタルーニャ現代建築。
グラシア通りの一角

グラシア通り 散歩・街歩き

モンタネール建築の
リェオ・モレナ邸

カサ リェオ イ モレラ 現代・近代建築

リェオ・モレナのすぐ近くにある
「カカオサンパカ」

日本語が少しわかる店員さんいらっしゃいました
日本では6000円もするというので、自宅用と姉家族のお土産用を買ってしまいましたよ。ミーハーですね。詰め合わせ一つ１６ユーロ。
写真はかわいいくまのチョコレート。可愛すぎて食べられそうもありません。
そういえばANA機内食総選挙でカカオサンパカの焼き菓子貰って食べたな。

カカオサンパカ (バルセロナ本店) 専門店

タパスが食べたかったので、シウダード コンダルに来ましたが、さすがの人気店。
待つのが嫌だと息子が言うので断念。

シウダッド コンダル 地元の料理

ホテルのすぐ近くにあるカタルニャ広場に面したピンチョスのお店。
「Txapela」に。
写真付きの５１種類のいピンチョス。１皿2～3ユーロなのでお手頃。
ゆっくりと座ってピンチョスが注文できるので疲労気味の旅行者や一人旅にも良い。

チャペラ 地元の料理

写真もあるし、カウンターには実物もあるので選びやすいし、番号や指差しで注文できるので簡単。
どれも美味しかった！！
フォアグラ・アスパラ・ウナギの稚魚とか美味しくて１０皿以上たべた。
サングリア、ドリンクも入れて　￥3,504-

食後、地下鉄に乗って最後の観光。
「エスパーニャ広場」

１９２９年の万博用に造られた広場だからあまりありがたみはないし、さほど興味もなかったけれど、闘牛場は見てみたかったのでやってきた。

マジカ噴水 建造物

これね～。
もう疲労MAXだったので外観だけ見て終了。
ショッピングセンターには興味ないし。

スペイン広場 広場・公園

スペイン広場からはバスでカタルニャ広場まで戻る。
バスの方が景色も見れるし、地下鉄ほどの緊張感もないので楽。

カタルニャ広場のエルコルテイングレスに。
人気だという9階のフードコートを覗いてみる。
ちょうど夕焼けが見えて綺麗。

そのあと観光客らしく、地下のスーパーで最後のお土産やマテ貝の缶詰、レンチンのパエリヤなどを購入。

エル コルテ イングレス (カタルーニャ広場店) 百貨店・デパート

イカスミ以外のパエリアを食べていなかったのでusualなパエリアを食べてみた。
1つを二人でシェアー。
正直に言って、10年以上前に食べたコストコのパエリアが美味しくなくて、パエリアが好きではなく、全く食べなかったけど、やはり本場のものは美味しいのね。勉強になったわ。

一度ホテルに戻って、荷物を置いて少し休む。
サービスのウエルカムドリンクを1階のバーで。
バーメニューの中から好きなものを頂ける。

最後の夕食に出かける。
ホテル近くの「Celler de tapas」
パンコントマテ

タコのガリシア風。やっとこさ食べられた。

日本語メニューもあって便利なタパスのお店。お値段もお手頃。
一皿も大きすぎず頼みやすい。
まさに居酒屋。

小エビとアスパラのアヒージョ
と小イカとナスのグリル。

パタタ・ブラバ (Patata Brava)
揚げたジャガイモにアリオリソース(ニンニク入りマヨネーズ)とブラバソース(パプリカ入りトマトソース)をかけたシンプルだけど代表的なスペイン料理だそう。
代表的と言われると試してみたい。

トルティーヤ
ジャガイモいっぱいだな。

さすがにおなか一杯。食べてみたかったスペイン料理は網羅できたかな。
飲み物と合わせて51.75ユーロ。

このあとホテルにもどって荷物をまとめて就寝。

朝起きてから、７時頃ホテルのすぐ近くのカタルニャ広場の空港バスにチケットを買いに行った。
ただ、係員からクレカで買った後に後で乗るけど大丈夫？と聞くと、60分以内じゃないとダメと。間に合わないので払い戻ししてもらう。手数料はなし。

最終日は日曜日。
バルセロナの日曜日は多くのお店がお休みなので、計画していたホテルでのビュッフェの最後の朝食をとった。
チェックイン時にメールアドレスを登録してホテルの無料のメンバーになって朝食の割引があった。1人16ユーロ。勿論ハモンイベリコやサーモンもあり満足のいく内容。

ホテル カタロニア プラカ カタルーニャ ホテル

朝食後はカタルニャ広場からバスで空港へ。

ホテル　カタロニアプラザ　カタルーニャ
本当に便利なホテル。おすすめ。

最後はスペイン広場の闘牛場をもう一度見て。
バルセロナ→上海→関空→羽田の長丁場。
噂には聞いていたけど、ただのトランジットなのに上海であんなに時間がかかる理由が分からん。。。
無事自宅に帰り愛犬を病院に迎えに行き久し振りにご対面。
やはり日常も落ち着くね。

先日大好きだった母が旅立った。
10年以上の長患いで、孫の成長と反比例して子供に戻っていった母。
最期は私達姉妹と久し振りに濃い時間を過ごし、そして二人の目の前で旅立った。
現世ではもう会うことが出来ないけど、しっかりと時間を過ごせたので何も後悔はない。。本当にありがとう。一番感謝している。
そして私も娘という立場から卒業。これからはもっと自由に旅が出来るのかもしれない。。。

この旅行記へのコメント （2）

• Mugieさん 2020/03/23 08:27:30

  ご冥福をお祈りします

  worldさん、おはようございます。
  体調が悪いというお話が出ていましたが、お母様亡くなられたんですね。
  うちの両親もいつその時が来てもおかしくない年なので、考えさせられます。
  といっても、このコロナウィルスの状況なので、菌を持ち込まないように、今は実家に帰らないようにしています。
  
  バルセロナの旅行記も完了ですか。
  私もボチボチ書いてますが、写真が多くてまとめるのに時間がかかります。
  夏休みの旅行の計画も中途半端で、早く事態が落ちつくのを祈るばかりです。
  
  ムギー

  worldさん からの返信 2020/03/23 17:53:36

  Re: ご冥福をお祈りします

  Mugieさん　こんにちは
  メッセージありがとうございます。
  親は最後までいろいろと教えてくれるのだと実感しました。やっとゆっくり心穏やかに休めていると思います。
  
  我が家は今年の旅行計画は立てていなかったのでまだ良かったのですが、世界はこの後どうなるんでしょう。。。
  イタリアもスペインも毎日のニュースが信じられないですね。
  こんな中、どうしても気分が落ち込んで最終回なのにかなり暗めの旅行記になってしまいました。。。
  
  日本の首脳陣はダメダメですが、医療関係者の方々の頑張り、清潔を好む国民性とそれを支えてくれている社会のおかげで持ちこたえていると感じます。
  自分にも出来ることをやって危険が過ぎるのを待つしかないですね。