父は恐れていたけれど、念願の阿蘇中岳火口に行くことができました

2018/11/06 - 2018/11/06

弟の結婚式を無事に福岡で終え、この機会に私は両親ともう4泊九州旅行することにしました。初熊本で、3人ともこの温泉郷のことは今回まで聞いたこともないくらいでした。この日は熊本の小田温泉（おた、と読みます）から、阿蘇山を経由、宮崎の高千穂宿泊という長距離移動と観光の日。池山水源、阿蘇神社、草千里、阿蘇中岳（山上）火口、トンネルの駅（宮崎）。特に目玉であった阿蘇山の火口に粘った末、行くことができました。

福岡　福岡市　4泊
熊本　阿蘇　2泊
宮崎　高千穂　1泊
熊本　熊本市　1泊

エリア 阿蘇(熊本)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。最後にこの宿での貸切温泉を楽しみ、朝食です。
今朝は窓際の席に通されました。日差しがあまりにも強いのでブラインドを下げていますが。。

静寂な森の宿 山しのぶ 宿・ホテル

収穫された田んぼを目の前にして、食す自家製米などは格別です。
山しのぶさんにはまたぜひお世話になりたい。

10時に予約してあった観光タクシーの方にお迎えに来てもらい、チェックアウトをします。宿の方たち3人も道までお見送りにきてくださいました。

静寂な森の宿 山しのぶ 宿・ホテル

旅行2か月前にネットで見つけた観光タクシーの方と色々やりとりをさせていただき、今日明日と2日間チャーターすることにいたしました。父の体調があまりよくないのや、行きたいところがどうしても公共交通機関では難しいですし、2016年に起きた熊本地震のため道路などがまだこのとき閉鎖されているものや情報も錯誤しており、地元のプロの方にお任せしようと思ったのもあります。

まず運転手さんは宿から少しした景観のいいところでおろしてくれ、遠く見えるのは根子岳（1,433M)など説明してくれます。ぎざぎざの山成が特徴的です。

マユミ（真弓）というニシキギ科ニシキギ属の木本。こちらも運転手さんに教えてくださいました。可憐な花ですね。

そして木で色々な動物像や人間像を造っているこちらにも少しよりました。これはくまモンです。その数なんと何百。。。

池山水源にきました。熊本県内にいくつかある名水スポットの一つ。

池山水源 自然・景勝地

毎分30トンの豊かな水が出ます。紅葉ともあいまり、癒されます。

池山水源 自然・景勝地

水が透き通っており水底をガラス越しにみているよう。

池山水源 自然・景勝地

車をまた走らせ、阿蘇が一望できるところにきました。

阿蘇山の噴煙がここからでもみえますね。私たちが景色を見ている真横にある展望所も熊本地震で壊れ、訪れた2018年11月時点では新しい建物ができていたようでしたが、まだオープンしていませんでした。

阿蘇神社に行く前に町の目抜き通りでジャージーソフトクリームを買い、神社へ。地震の際の悲惨な様子が展示されていました。

阿蘇神社 寺・神社・教会

熊本城もそうでしたが、復興のために皆さん人力を尽くしていらっしゃいました。

阿蘇神社 寺・神社・教会

見事な菊たちと。

阿蘇神社 寺・神社・教会

神社のあとは、こちらの焼き物屋さんへたちより、母は贈り物を購入。阿蘇には窯元がいくつかあり、有名な産業なんだそうです。九州も本当にたくさんの有名な焼きものがありますが、阿蘇の自然の恵みを使った阿蘇焼きも大変素敵です。

草千里にきました。秋色の草原。

草千里ケ浜 自然・景勝地

ロバ？もいますね。

草千里ケ浜 自然・景勝地

日本にいるとは思えないような景色に感動。

中岳火口に行けるかは火口の状況次第なので、草千里レストハウスで山の様子をみつつお昼を。赤牛カレーを食べました。くまモンは本当に頑張っているね！今は煙が強いので、アクセスを禁止しているとのこと。

草千里レストハウス グルメ・レストラン

ここまで火口センターからの放送が聞こえてくるので、火口へのアクセスが解禁されるか待機しつつ草原を散策します。煙はさきほどよりも弱まってきているように見えるし、左右に流れてもいない。運転手さんもでは火口アクセス口に行ってはいれるかそちらで待機してみようと。

30分ほど待機した甲斐あり、「アクセス規制を解除します」とアナウンスがあり、「よし！」と私たちの運転手さんは一番乗りで山頂までいそいでくれました。というのは、解禁は一時的なものであり、いつまた禁止されるかわからないからです。やはりガスの匂いがすごく、父は非常に恐れていましたが、活発な火口を見るのは3人とも初めてです。いゃあ、すごい！

阿蘇中岳火口 自然・景勝地

私はさくさく歩き、皆が火口をみているところを遠目から写真を撮ります。

こちら（火口）に15分以上は滞在しないでください、とのこと、満足して下山します。ただ2020年2月現在火口見学ができないらしいです。ぜひ阿蘇火山火口規制情報のページをチェックされることをおすすめします。心臓や呼吸器系の疾患のある方はアクセスが解禁されてもご遠慮くださいとのことです。

阿蘇中岳火口 自然・景勝地

大満足して下山します。いゃあ、壮観。

阿蘇中岳火口 自然・景勝地

深い森と橋を越え、宮崎県高千穂に入ってきました。

トンネルの駅、神楽酒造さんが今日最後の観光地です。父が焼酎が好きなので、こちらを旅程にいれたわけです。

トンネルの駅 名所・史跡

トンネルの中には、約1300本もの貯蔵の焼酎があり、むんとした湿気と独特な匂いが漂います。焼酎の貯蔵所におとずれたのは私は初めてです。声もわんわん響く。

トンネルの駅 名所・史跡

湿度70％か、そうだよな、大変快適な11月の九州の外気から比べると湿度の違いをよく感じるはずです。はじからはじまで歩くのも長いので、ここらへんで、店内に行き試飲、購買。こちらオリジナルの芋焼酎を購入。お値段も容量も種類も多彩で、焼酎好きにはたまらない。

トンネルの駅 名所・史跡

高千穂の夕日と棚田と民家。このあと宿について、宿から徒歩で坂道をあがった町経営の天岩戸の湯で温泉に入りました。温泉にきていた地元の人にニーハオって言われたけれど、普通にこんにちは、って返答。

神楽の館は地元の皆さんが町おこしのため、時に神楽が行われる明治3年に建てられた古民家を活用して開いた宿。温泉はさきほど紹介した天岩戸の湯の利用券もこちらの宿でいただき、いってきましたが、シャワーは共同のでよければ2階にありました。トイレも共同ですが、私たちが泊まっていたとき2階には私たちだけだったのでゆっくり使えました。山の幸のごちそう、を囲炉裏でいただきます。

神楽の館 宿・ホテル

高千穂での夜は静かに更けていくのでありました、とはいかず、食事中ももう一人の宿泊客の方にかなりからまれ、私はぶすっとしてしまい、宿の方も少しヤキモキしていましたが、父がなんとかその人の相手をしてくれて助かりました。明日は高千穂峡に行ってきます。

水源、壮大な阿蘇山火口、阿蘇のまちなみ、草原にいる動物たち、神楽酒造、そして天岩戸温泉、盛沢山な一日でした。

よんでいただきありがとうございました。

神楽の館 宿・ホテル