2019/12/28 - 2019/12/30
308位(同エリア456件中)
岳人28号さん
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新穂高ロープウェイの西穂高口駅から西穂丸山までのルートは、雪山初心者でも安全に登れて冬の北アルプスの雰囲気を味わえることで知られる人気のルートです。今冬は積雪が例年に比べ非常に少ないとのことで、雪山経験がほとんどなく、4本爪の軽アイゼンしかもっていない自分でも登れそうだと思い、年末に青春18きっぷを利用して行ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高山駅に到着後、まず駅の隣にある濃飛バスセンターで「奥飛騨まるごとバリューきっぷ」の引き換えを済ませました。新穂高ロープウェイ往復券と高山⇔新穂高ロープウェイのバス2日間乗り放題がセットで6000円。ロープウェイ往復+バス往復の通常料金より1300円お得です。
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宿泊するカントリーホテル高山にチェックイン。濃飛バスセンターの向かいにあって非常に便利です。
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翌朝7時の始発のバスで新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅へ。ロープウェイの始発は9時で、8時40分に着いてバスを降りたときには長蛇の列ができていました。
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長蛇の列でも臨時便が出るので9時15分ごろには乗る順番がまわってきました。
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第1ロープウェイの車窓。すし詰め状態の車内で前の人の頭ごしにではありますが、笠ヶ岳がよく見えました。
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しらかば平駅で乗り継ぐ第2ロープウェイの車窓。
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二階建てゴンドラの第2ロープウェイでも混雑は相変わらず。
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西穂高口駅に着いたら屋上展望台へ。
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ロープウェイの車窓からもよく見えていた笠ヶ岳(2898m)。視界をさえぎるものがない開放的な展望台からの眺めは格別です。
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西の方角、遠く雲海の向こうに見える白い峰は白山。
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西穂高岳(2909m)から続く稜線の右方の一段下がってなだらかになっているところ、右端のほうに小さく見ている西穂山荘から稜線を少し登ったところが目的地の西穂丸山(2452m)です。
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登山届を提出して10時ごろ西穂高口駅を出発。駅の近くでは一般の観光客が雪遊びをしています。例年に比べ積雪は少ないという事前情報でしたが、意外とたくさん積もってるなという印象。
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「これより登山道」の標識。
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樹林帯の登山道からも、ところどころで木々の間から西穂高岳が見えます。
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笠ヶ岳が見えるところも。
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出発から45分。細かなアップダウンを繰り返しながら登ってきた道が、一転して急登の連続になります。ここまで来ると西穂山荘は近いです。
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出発から1時間。西穂山荘が見えてきました。
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異常なほど雪が少ないといわれている今冬ですが、山荘の1階部分は半ば雪に埋もれかけています。
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山荘前ではたくさんの人が休憩していました。
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西穂山荘をあとにして稜線上を丸山めざして進みます。稜線に出たとたん風が強くなり、雪面には風紋、潅木にはびっしり樹氷ができていて、冬の北アルプスに来たことを実感します。
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竹ざおにも樹氷。
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視界をさえぎる樹木がない稜線上は、どこから眺めても絶景です。進行方向左側には笠ヶ岳。
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後ろを振り返れば、手前に焼岳、その向こうに乗鞍岳。
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右手には梓川が流れる上高地と霞沢岳。
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そして正面には西穂高岳。西穂高口駅からはなだらかに見えた稜線も、実際に登ってみると、かなり傾斜のきついところもあって、けっして楽ではありません。
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なかなか見事な風紋。
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西穂山荘から20分ほどで西穂丸山(2452m)に到着。
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この先の尾根をさらに登ると西穂独標(2701m)や西穂高岳(2909m)がありますが、独標は険しい岩場の登下降になるので軽装備の初心者には無理ですし、その先の西穂高は無雪期でも上級者向きとされていて、積雪期に登るのは雪山上級者だけだと思います。
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ただ、想定より早く丸山に着いて時間に余裕がありましたし、独標に登るのは無理でも近くまでは行けるのではと思い、行けるところまで行くことに。
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尾根の登りは傾斜が急で、一歩ごとにズルズル滑って思うように進まず、丸山を出発したときは、できれば独標の下まで行こうと思っていたのが、独標や西穂高が見えるとこまでで止めとこうと、途中で目標を下方修正。なんとか40分ほどかけて目標地点まで到達したときには、すっかり疲労困憊してました。やはり軽アイゼンではなく、ちゃんとしたアイゼンが必要です。
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西穂山荘まで戻ってきました。下りは滑り降りるような感じで行けるので、急斜面でも苦にならず、思ったより楽でした。まあ、転倒もしましたけど…。
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帰りの登山道で振り返ってみた西穂高岳。
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西穂高口駅まで戻ってきました。中にはストーブがあって冷えた身体を温めることができます。
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第2ロープウェイしらかば平駅の近くにある足湯。
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湯の花が浮いています。温度はかなり熱いです。
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近くのビジターセンター内に神宝乃湯という温泉施設がありますが、足湯で十分温まったので、お金を払って入浴する気にはなれませんでした。
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ロープウェイを降りた新穂高温泉駅の外では、高山行きの路線バスを待つ人が長蛇の列をつくっていました。定刻に来たバスには乗れませんでしたが、20分後くらいに来た臨時便に乗ることができました。
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