2019/11/05 - 2019/11/12
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azianokazeさん
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2019年11月9日 ウズベク観光5日目はサマルカンド、ブハラと並ぶもう一つの古都ヒヴァ(ヒワ) ホルムズ帝国の都です。
サマルカンドを代表する景観がレギスタン広場、ブハラがカリャン・ミナレットなら、ヒヴァを代表するのが未完の「カルタ・ミナール」(表紙写真)
ライトアップされたイチャンカラ散策は幻想的でした。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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11月9日 トラピックス一行を乗せたバスはブハラを出て、ヒヴァに向かって砂漠をひた走ります。距離は約450kmのロングドライブ。
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砂漠とは言っても、いわゆる砂砂漠ではなく、低木(サクサウール、通称ラクダ草)が一面に生えています。
刺トゲのこの草、水分条件が良ければ高さ10mの木になり(根は地中100mまで伸びるとか)、油分が多いので燃料として最適。
そのため、一時は乱獲されて砂漠化が進行しましたが、種を蒔いて増やされたそうです。 -
砂漠 車窓から
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途中のお店でランチ
シャシリク(串焼き 牛)です。一人2本ずつ。 -
団体客が私たちと、もう二組、合計で80人ほど入っていますので、焼くのは大忙しです。
本来は羊もあるのですが、日本人には臭いなので嫌がれることもあるとかで、日本人向けには牛だけにしているとか。 -
ようやく焼きあがりました。
美味しいです。できれば羊も食べたかった。 -
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ヒヴァも近くなった頃、アムダリア川を渡ります。
パミール高原・ヒンドゥークシュ山脈から発する大河で、元々はアラル海に注いでいましたが、現在は河口部ではほぼ干上がっているそうです。
このあたりも水量が少なく、中央の中州をはさんで2本に分かれています。 -
世界には、 陸の国境に囲まれていて、海岸線を持たない「内陸国」が48カ国あるそうですが、国境を接する全ての国が内陸国である内陸国のことを「二重内陸国」といいます。
つまり、二重内陸国では、海に出るために少なくとも2つの国境を越えなければならないことになりますが、現在世界にある二重内陸国は、リヒテンシュタイン公国(侯国)とウズベキスタンの2カ国のみです。
ただ、ウズベキスタンが「海」に縁がないかと言えば、そういう訳でもなく、かつては漁業も栄え、缶詰などの水産加工工場も多くありました。
というのは「内海」アラル海を擁していたからです。アラル海沿岸の「港町」には、遠くモスクワなどからやってきた船が多く係留されていたとか。
しかし、現在では漁村は消失し、水産加工工場は潰れ、多くの船が干上がった陸地にその残骸をさらす「船の墓場」ともなっています。
原因は、「史上最悪の環境破壊」とも言われる、周知のアラル海の急速な縮小です。
日本の東北地方とほぼ同じ広さの湖面積が、わずか半世紀で10分の1にまで干上がりました。
最大の原因は、旧ソ連時代に行われた、綿花栽培などのための持続できないほど無謀な水資源計画にあるとされています。 -
残された湖は、北(小)アラル海と南(大)アラル海の2つに分断されている。ウズベキスタンにある南アラル海は、東から干上がり、一筋のごく小さな水域が西の端に残るだけとなっています。
カザフスタン側の北(小)アラル海については、周辺の堤防整備などの修復作業の成果で、水量の回復が見られるとのこと。
ウズベク側にも朗報が。
現地ガイドのドストンさんの話によると、今年1月にカスピ海からの水がアラル海に噴出していることが確認されたそうです。
カスピ海とアラル海の間は地下水脈でつながっていることは以前から知られていました。
では、なぜその水脈が止まってアラル海が縮小したのか、なぜまた復活したのか。
そのあたりは定かではありませんが、ガイド氏の話によれば、ソ連時代、カスピ海とアラル海の間には「爆弾の施設」(核兵器地下実験場のことでしょうか)があったことが、水脈の停止、そして現在の復活に関係しているのでは・・・・との説があるそうです。
いずれにても、この水脈がこのまま稼働すれば、やがてアラル海が復活する・・・・との期待も出てきているとか。 -
4時頃にヒヴァに到着
先ずは「イチャンカラ」観光へ。
「イチャンカラ」とは中央アジア、西アジアの都市に見られる市街地の形態です。城壁に囲われた市街地で、日本語に直訳すると「内城」でしょうか。
正面玄関にあたるのが西門「ヴァロタ・アタ・ダルワザ」
1920年にロシアに破壊され、1975年に修復されたもの。
城壁は高さ8m、厚さ6m、長さ2.2kmで、街を取り囲んでいます。 -
****ヒヴァ****
ウズベキスタン北西部のヒヴァはアムダリヤ川の下流に位置し、カラクム砂漠の入口にあるオアシス都市。
一帯はホレズム地方と呼ばれ、年間300日も晴天が続く乾燥地帯。
人々の営みはアムダリヤ川の流れに左右されてきました。小都市のヒヴァに都が移転したのも、アムダリヤ川の流路が変わったため。
17世紀、ヒヴァ・ハーン国(現ウズベキスタン)の王都となり、ホレズム第一のイスラムの聖都となったヒヴァは、外壁と内壁の二重の城壁で守られ、東西交易の中継地として繁栄を極めました。
イチャン・カラはその内城。高さ8m、厚さ6m、長さ2.2kmの堅牢な城壁で囲まれた旧市街が世界遺産に登録されています。【阪急交通社】
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青い塔が「カルタ・ミナル」
青いタイルがとてもきれいです。 -
イチャンカラ案内図
私たちが入城したのが画像下の西門
ホテルは画像右の南門を出たところ。 -
カール・マルクス通り
通りには土産物屋さんが並んでいますが、やはり目を引くのは帽子。 -
あったかそうですが、日本で使うのはちょっと勇気がいります。
それに私は原付を使っていますので、ヘルメットが被れません。警察がこの帽子をヘルメット代わりと認めてくれれば別ですが。 -
ツアー一行も帽子に興味津々
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「アミン・ハーンのメドレセ」(1852年建造)
現在はホテルとして利用されています。 -
メドレセ正面に置かれた玉座・・・記念撮影用です。
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メドレセ玄関前から眺める「カルタ・ミナル」
1852年に着工されましたが、完成することなく放置。
未完に終わった理由としては、技術的な問題、政治的な問題、あるいは隣のハーレムを見下ろされるのが嫌だった・・・など、様々な理由が言い伝えられています。
実際のところは、1855年にアミン・ハーンがペルシャとの戦いで戦死したため・・・というのが真相とも。
現在は26mですが、完成すれば7~80mにもなったとか。 -
メドレセ、ミナレットの対面は旧宮殿「クフナ・アルク」・・・かな?
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宮殿「クフナ・アルク」の門
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向こうに見えているのは「イスラム・ホジャのミナレット」
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「クフナ・アルク」(旧宮殿)内部
アラクリ・ハーンの命令で1838年に建てられた夏のモスク -
青を基調とした七宝タイルで覆われています。
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この穴は・・・・忘れました。
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かつての貨幣鋳造所 安全対策のため秘密にされていたようです。
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いろんなコインが展示されています。
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イスラム化される前の古代ホラズムの貨幣・・・・多分
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土産物屋さんの女性
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丁度夕日の時間だということで、城壁の見張り台に上がって眺めることに。
右手に見えるのがカルタ・ミナル -
ムハンマド・ラヒム・ハーン・マドラサ
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左の塔がイスラーム・ホジャ・メドレセのミナレット
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イスラーム・ホジャ・メドレセのミナレット
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夕日に映えるイチャンカラ
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城壁
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沈む夕日
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夕日見物後、「クフナ・アルク」(旧宮殿)内を再び観光。
謁見の間
右が王様用の扉。中央が首相の扉。左がお客様用の扉・・・といった説明もネット情報には見受けられます。なんかそんな話をガイドのドストンさんがしていたような・・・ -
向かい側に冬場来賓をもてなすためのユルタ(遊牧民の移動式住居)を置く円形の石の土台がありました。
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毛糸の手袋などを売っていた土産物屋の女性
この手のものは、ひとつ1ドルとか、いくつで数ドルといった風に、ドルで買えます。 -
ハーレムの大様の部屋
ハーレムには4人の妃の部屋もあり、王様の部屋からはどの部屋に行くか知られずに通うことができるとか。
お妃には政略結婚による女性や自分が気にいった女性などがいますが、王様としても誰かを寵愛しているのが公になるとまずいようなこともあるのでしょう。 -
玉座
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この日の観光メニューは終了
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ホテルのある南門方向へ移動するツアー一行
塔はジュマ・モスクのミナレット(32.5m) -
土産物のウズベク衣装 デザインが日本人的には・・・どうでしょうか?
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同上
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ヒヴァで最も高いイスラーム・ホジャのミナレット(45m)
翌日、この塔に上りましたが、この日は眺めるだけ。 -
南門 西門付近と違ってひっそりとしています。
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南門を出てすぐのところにある「アジア・ヒヴァ」 今日の宿泊ホテルです。
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夕暮れの城壁
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外から眺める南門
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夕暮れの城壁
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この日の夕食 「アジア・ヒヴァ」のレストランで
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この日のお楽しみはこれから。
ホテルが南門のすぐ近くなので、夕食後、自由行動でライトアップされた夜のイチャンカラを散策。
イスラーム・ホジャのミナレット -
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ジュマ・モスクのミナレット
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カルタ・ミナル
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ジュマ・モスクのミナレット(左)、イスラーム・ホジャのミナレット(右)、そしてお月様
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幻想的な夜のイチャンカラでした。
写真枚数が多きなりすぎましたが、個人的アルバムなので・・・
翌日、「カラカルパクスタン」観光後、イチャンカラに戻って再度観光しますが、それは次編で。
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