秋の中欧をオヤジ一人旅１１クラコフ

2019/10/16 - 2019/10/18

秋の中欧をオヤジ一人旅
昨年に引き続き、秋の中欧を一人旅。ドイツ、オーストリアから、初のハンガリーとポーランドに向かいます。
◇10月1日　フランクフルト
◇10月2日　ケルン
◇10月3日　フランクフルト
◇10月4日　ヴュルツブルグ、ローテンブルグ
◇10月5日　ニュルンベルク
◇10月6日　ミュンヘン、ザルツブルグ
◇10月7,8日　バードイシュル、ハルシュタット
◇10月9,10,11日　グラーツ、ゼンメリング
◇10月11,12,13日　ウィーン
◇10月14,15日　ブダペスト
◆10月16,17日　クラコフ、アウシュビッツ
◇10月18,19日　ワルシャワ

今回４か国目となるポーランド。ブダペストからクラコフに飛行機で移動します。クラコフ旧市街、アウシュビッツ、ヴィエリチカ岩塩鉱を目指します。

エリア クラクフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: LOTポーランド航空 カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港で忘れたので、クラコフ駅の２階の両替所でフォリントからズロチに両替し、旧市街に向けて歩きます。
最初にバルバカンが迎えてくれます。日本の城郭でいえば郭あるいは馬出しのような部分でしょうか。

バルバカン 建造物

その南にフロリアンスカ門です。

フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物

宿はシュチェバンスキ広場に面しています。真ん中の木のドアです。
１３時過ぎでしたがチェックインできました。
サンドウィッチで昼食を済ませ、街に出ました。

Globtroter Guest House ホテル

中央広場。左の建物は織物会館です。１階はアーケードになっていて土産物屋が賑わっています。会館は広場の真ん中にあり、反対側にも広場が文字どおり広がっています。
旧市庁舎の塔は、建物が取り壊され塔だけ残ったとのことです。

広場には馬車が客待ちしています。御者のほとんどは女性で美人ぞろいです。見惚れてしまいそうなのを堪えて聖マリア聖堂に向かいます。
右の白い建物で入場券を購入します。

聖マリア教会 寺院・教会

聞いていたとおり綺麗な内装です。東方の教会っぽいと言ったら叱られますか。

ヴァヴェル城に向かって歩くと左側に教会が並んでいます。手前は聖ペテロ聖パウロ教会です。１２聖人像が迎えてくれます。

聖ペテロ聖パウロ教会 寺院・教会

こちらの内装は着色していません。大理石の地肌が荘厳です。
祭壇横の赤地の絵はヨハネ・パウロ2世の肖像です。聖マリア聖堂にもありました。いたるところでお目にかかります。

隣に聖アンドリュー教会があります。

聖アンドリュー教会 寺院・教会

外は質素、中は豪華です。

ヴァヴェル城です。左にヴァヴェル大聖堂がみえます。

ヴァヴェル城 城・宮殿

大聖堂に向かって立つのは、

この方です。台座にはローマ法王の紋章。右の建物はヨハネ・パウロ２世の博物館です。

この後は旧市街の散歩を楽しみつつ、宿に戻ります。

夜の中央広場です。

中央広場 広場・公園

クラコフ２日目、のどかな田園風景をドライブして向かったのは、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館です。

宿を予約したところ確認のメールに添えてツアーの案内があり、午前はこちら、午後はヴィエリチカ岩塩坑ツアーを予約しました。

入場の手続き等、全部ドライバーにお任せで、レシーバーを付け紹介されたガイドの後からついて行きます。

有名な"ARBEIT MACHT FREI"（働けば自由になる）のゲート。
アウシュヴィッツには煉瓦の建物が並び、館内に当時の写真や犠牲者の残したもの、それに図表や解説が展示され、また、復元されたガス室もあります。書籍やネット、TV等で目にしたものも多くありましたが、現地で見ると胸に迫ってくるものがあります。一部撮影不可なものもありました。内容は割愛します。

オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物

車でビルケナウに移動します。アウシュビッツが手狭になったとして、後からさらに広大な敷地に第２収容所として設置されました。

ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡

バラック内部の棚。ここですし詰め状態で寝させられた。

広大な敷地にバラックが建てられていました。建物の跡を示す竈が残ります。高圧電流の流れた鉄条網が囲みます。
展示されている貨車は、ドイツ政府からの寄贈とのこと。逃げない姿勢は重要です。

人間が人間相手に何故こんなことができてしまったのか。
また、その後の人々の行動等、いろいろ考えさせられた半日でした。

いったん宿に戻ったら車を乗換え、ヴィエリチカ岩塩坑に来ました。ベンツのワゴンに客は１人で申し訳ないような。

じつは３日前に同じ宿に同姓同名のゲストが泊まり、私の予約したツアーをキャンセルしたとのこと。彼のサインを見せて貰いました。日本語で１文字違いましたがアルファベットでは同じです。
宿のミスとのことで同額で改めて手配をしてくれました。

ヴィエリチカ岩塩坑 (ツーリストルート) 建造物

英語ツアーに参加します。
最初はひたすら木製の階段を下り、いいかげん飽きたころに坑道に到着します。
採掘用具やジオラマなどが展示されています。
所どころにある岩塩製の彫刻は、坑夫たちが祈りを込めて彫ったものとのこと。

坑道は入り組んでいて、途中で他の団体とすれ違ったり、いくつかのコースがあるようです。さらに深い方へと進みます。

礼拝堂です。シャンデリアも岩塩製。左の壁に最後の晩餐のレリーフがあります。

坑夫たちが彫ったレリーフが沢山あります。さすがに日々ノミを持っていた人たちの作品です。

この方、ウィキペディアでは教皇に就任する前にこの地を訪問したとか。
この像は坑夫が彫ったにしては新しいような？

最後に最深部から２階建て(立て？)エレベーターで上がります。

地上に出たらすっかり暮れていました。１７時５０分ですが。

クラコフ最後の夕食は、広場に面したレストランで鴨のロースト。コースで出てきたので、前菜やスープなどが写っていません。

Chopin Restaurant 地元の料理

翌朝、いよいよ最後の訪問地ワルシャワに向かいます。
切符は窓口で、わりと簡単に買えました。係りの人も親切で感じが良かったです。
列車は快適で、飲み物のサービスもありました。

クラクフ本駅 (クラクフ中央駅) 駅