2019/10/29 - 2019/11/11
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鉄人29号さん
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この旅行記スケジュールを元に
昭和生まれのオヤジには、カサブランカは“こだわりの街”です。
何故かって?、思春期に映画「カサブランカ」に感動し、社会人になって「カサブランカ・ダンディ」を歌い、「カサブランカ」の花を贈ったからです。
で……最近、テレビの旅行番組でよくモロッコを取り上げるようになり、フナ広場の喧騒やサハラ砂漠に沈む夕日を見ていると……居ても立ってもいられなくなりました。と言う事で、今回の旅行先はモロッコに決定です。シャウエン、フェズの絶景と、マラケシュ、カサブランカでのオヤジのイラッ体験をお楽しみ下さい。※ モロッコの通貨1DH=11.72円で計算。
日程
10/29(火) 23:30関西空港→
10/30(水) 05:45ドバイ空港→12:46カサブランカ空港
10/31(木) カサブランカ→車両移動→シャウエン泊
11/01(金) シャウエン→車両移動→フェズ泊
11/02(土) フェズ観光(泊)
11/ 03(日) フェズ→車両移動→ハシラビート(砂漠)泊
11/04(月) ハシラビート→車両移動→ワルザザート泊
11/05(火) ワルザザート→車両移動→マラケシュ泊
11/06(水) マラケシュ泊
11/07(木) マラケシュ泊
■11/08(金) マラケシュ→鉄道移動→カサブランカ泊
■11/09(土) カサブランカ泊
■11/10(日) カサブランカ空港→15:05同空港発
■11/11(月) 01:30ドバイ空港→19:05関西空港日程
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
11月8日(金) 旅行11日目。
今日は、マラケシュからカサブランカへ移動します。
朝7:30にホテルをチェツクアウトし、 -
まだ明けきれぬフナ広場を、トコトコ歩いて行きます。
ジャマ エル フナ広場 広場・公園
-
で、フナ広場近くの市バス乗り場で5番バスに乗り、
-
10分程で「マラケシュ駅」に着きました。
で……バスが止まったのは写真の木の前。え?、バス停はこの木?。 -
ちなみに、反対側のバス停は黒い服を着たオジサンが立っている所。
観光客には“このバス停”、絶対に分かりませんよね。 -
では、駅の横の入口から駅舎に入って行きます。
マラケシュ駅 駅
-
朝7時の駅舎内。乗降客は殆どいません。
-
開いているお店は、この売店と……
-
こちらのCafeのみ。なのでこのCafeで……
-
コーヒー(22DH)とブリウアット(Briouat 25DH)を注文しました。
-
ブリウアットとはモロッコ料理の一つで、三角形の春巻きの様な食べ物。
ネットで詳細を調べると、「中の具はチキン、野菜、魚など。皮はパリッとフライかオーブンで焼いている」と載ってました。
お味は……そぼろ肉の春巻きを食べてる感じで大変美味しかったです。 -
で、案内モニターを見ると、オヤジが乗る予定の列車がありました。
「9:50発 フェズ行き。3番ホーム 列車番号610」です。 -
“モロッコの長距離列車は、出発1時間前から入線している”とのことなので、ホームへ移動。
-
案内モニターはこんな感じ。分かりやすい画面です。
-
オヤジの座席は、2等車 24号車 106番となってます。
-
なので、3番ホームに停車している列車番号610の、
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2等車、24号車に、
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乗り込み……
-
コンパートメント(向かい合って座る小部屋)の……106番がオヤジの席です。2等車は8人部屋(135DH/1人)。1等車は6人部屋(150DH/1人)です。
オヤジ、チケットを買う際に「1等車」と言うのを忘れてしまいました。わすが176円の差ですからね。モロッコで長距離列車に乗るなら絶対に1等車に限ります。 -
窓際には折りたたみ式のテーブルがあります。
ちなみに、このコンパートメントの客は、オヤジ+オバサン3人+途中乗車の若者4人です。で……このオバサン3人のかしましいこと。大阪のおばちゃんに負けず劣らずです。
オバサンA : ね、ね、あんたフランズ語話せるの。
オヤジ : No.
オバサンB : あんた、やめときなよ。この人困ってるじゃない。
オバサンC : そうよ。そっとしておいておやり。
オヤジ : (両手を合わせて日本語で)アリガトウ。
オバサンA:わ~アリガトウだって。この人Les japonaisだね。
この両手を合わすの知っている。本当に日本人は手を
合わすんだね、ナマで見られて感激 !。
オバサン達の予想外の喜びよに、オヤジ「いいえ、このポーズは外国人へのサービスです」とつぶやいたのであります。
で……オヤジがカサブランカで降車する際は、4人揃って両手を合わせ「アリガトウ」と言ってお別れしました。 -
で……9:50定刻発。
車窓には、発車直後から荒涼とした大地が続きます。 -
10:32、最初の停車駅 ベンゲール駅(gare de benguerir)着。
-
更に走り、
-
11:35、2番目の停車駅 セッタ駅(Gare de settat)着。
-
12:00、3番目の停車駅 ベレキッド駅(gare de berrechid)着。
-
で……徐々に建物が増え、
市街地に入ると、すっかり都会の風景に変わりました。
で……12:28、4番目の停車駅に着きました。ここでオヤジ、大失敗です。
何がって? オヤジが降りる「カサ ヴォヤジャー駅」(Casa Voyageurs)の到着予定時刻は12:28。現在時刻は12:28。なのでオヤジ、4番目の駅を「カサ ヴォヤジャー駅」と勘違いして降りてしまったんです。
で、ホームを歩きながらオヤジ「何か変?」と感じたので、駅員さんに「カサ ヴォヤジャー駅 OK?」と聞くと、駅員さんはしれっと「No~」。オヤジ思わず「なぁ~に~? やっちまったな!」と心の中で叫びました。
で、駅員さんが降りた列車を指差し「さあ、乗った乗った」とジェスチャーで急かすので、オヤジ大きな荷物を全力で担ぎ飛び乗りました。 -
で……4分後の12:32、無事カサブランカの「カサ ヴォヤジャー駅」に到着。「カサ ヴォヤジャー駅」はモロッコ鉄道のハブ駅なので、停車時間が長いです。
こんな風景を見てると、ここが“アラブ世界”の一地域だと再認識させられました。カサ ヴォヤジャー駅 駅
-
で……後を振り向くと、アレ 新幹線?。
そう言えば、ネットに“アフリカ最速の高速鉄道が開通した”と載っていたのを思い出しました。
ネットで調べると開業は2018年11月15日。あと1週間で開業一周年ですね。 -
車両には、国旗カラーの赤と緑のライン。
車両名称は「アルボラク」。国王が預言者ムハンマドの愛馬の名前から命名したとか。
ジブラルタル海峡に面した港街の「タンジェ駅」と、ここ「カサ ヴォヤジャー駅」を結び、現在の営業走行は時速200km/h。試験運転では最高速度375Km/hに達したとか。オヤジ、機会があれば乗ってみたいです。 -
で……「カサ ヴォヤジャー駅」の駅舎はこんな感じ。マラケシュ駅同様にモダンな作りです。
-
外にはベランダがあり、鉄道ファンには嬉しい……
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こんな風景が見れます。
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運行本数が少ないので、ホームに余り人がいません。
で……オヤジここから、カサブランカ市内の始発駅である「カサ ポール駅」(Casa Port)に移動しなければなりません。
なので、プチタクシーに乗ることにしました。で、運転手に「メーター OK?」と聞くと「No」とのこと。本来はメーター計算のはずですがね。観光客は交渉制しかダメみたいです。 -
結局、相場の40DH(約469円)で「カサ ポール駅」に到着。所要時間は10分程でした。
駅名はアラビア語とフランス語でしか表示してません。ちなみにモロッコでは、フランス語が「第二言語」です。オヤジ、地元の方から「日本の第二言語はなんですか?」と聞かれた際は、返答に困りました。カサ ポール駅 駅
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正面入口はこんな感じ。赤い車はプチタクシーです。
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ちなみに、夜はこんな感じ。
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駅舎内はこんな感じ。地下1階、地上1階建てです。
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1階には「スターバックス」や「売店」等があります。
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地下は、こ~んなに広くて、「マクドナルド」等の飲食店が数店ありました。
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下から1階を見上げると、こんな感じ。
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で、こちらがチケットオフィス。当日券は自販機でも買えます。
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で、オヤジ 駅前から旧市街のホテルへ歩いて向かいます。
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ガイドブックには、“旧市街は治安が悪い”と記載されてますが、欧米人ツァー客がウロウロしてます。昼間なら問題なさそうです。
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で、オヤジの今夜のホテル「ホテル・セントラル」(Hotel Central)の案内板があったので進んで行くと……
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100m程で到着です。
このホテル、建物の外観からしても“フランスの植民地”時代の建物だと思います。なので現在も宿泊客の殆どがフランス人。ちなみに、地球の歩き方にも載ってます。 -
夜はこんな感じ。
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ではホテル内へ。廊下はこんな感じ。
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室内はこんな感じ。狭いですが、この辺りでは中級ホテルです。
廊下などでフランス語が飛び交うので、ちょつとフランスの安宿に泊まっている感じになりました。 -
で……ホテル前の広場に出ると、前の白い建物の壁に柔道着の様な看板が目につきました。
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近づいて見ると……やっぱり、“Japan 空手道”と書いてます。
て……この看板を見てオヤジ思い出しました。かって日本の旅行番組で紹介されてました。「ここだったんだ」とオヤジ感激です。 -
この広場、夜はこんなCafeからテクノ音楽が流れ、夜の六本木のようになります。
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では、旧市街を散策。ホテル前から静寂な住宅街を抜け……
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更にスークを抜け……
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この門を抜けるとエル・ハンサリ通りを挟んで「国連広場」に出ます。
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門を抜けて振り返り、スークを見るとこんな感じ。
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その横にあるのが時計台。
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夜はライトアップされてこんな感じ。この時計、全く時間が合ってません。さすがカサブランカ?です。
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その横にあるのが「ジェデイド門」。車で旧市街に入れます。
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で、旧市街の城壁に沿って沢山のお店が営業してます。
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緑のテントの内側はこんな感じ。道幅1mのアーケード商店街です。
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で……「ジェデイド門」を入った先は青空市場。
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買い物をしている人は全員地元民。オヤジ アウェーな感じで少し緊張です。
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右の赤いのはザクロ、左の黄色いのはリンゴ。
ザクロの原産地として“北アフリカ説”があるくらいなので、モロッコのザクロはデカイです。 -
屋内店舗に入ると……
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人一人がなんとか通れる通りがありました。
ここは“アフリカ”通り。売っている物はアフリカンな食料や衣服ばかり。オヤジ、この通りのアフリカンな雰囲気に圧倒され、お店の写真を撮るのを忘れました。 -
で……そこからトコトコ歩き、トラム1号線の「モハメド・ディウリ駅」近くにある「マルジェーン・マーケット」(Marjane Market パケット店)に入店。
ガイドブックには、「アシマ・マーケット」と載ってます。店名が変わってました。アシマ (パケット店) スーパー・コンビニ
-
店内の商品はこんな感じ。
野菜は新鮮さに欠け、サイズが小さいです。果物は全体的に小粒。
モロッコ料理の材料(特にクスクスのスムール)や、ばらまき用のお菓子を買うには丁度いいお店です。 -
オヤジ、興味本位でフランスパン、スパゲティー、人参ジュースを買ってみました。で……帰国して食べてみると……、
【フランスパン(2.75DH)】
小麦粉の質が悪いのか、歯応えがなくグニュ、パサパサ。残念でした。
【スパゲティー(11.95DH)】
アラビア語表示のパスタは……アレ、結構 美味しい !
【人参ジュース(6.95DH)】
味が無調整で口の中に人参の大きな破片?が残っているので、人参を“かじっている”感じ。残念でした。 -
で夕食のために「スナック・アミン・アダム」に入店。地球の歩き方に“地元の人で賑わっている”と載ってます。
※ 写真は昼間に撮ったもの。 -
時刻は18:30 なのに客はオヤジ一人。
こんなに広いのに客がいないとは……人気店のはずなのに、何~んか変です。
で……席に座ると、スタッフから「こちらの席に来い」と言われ、厨房の前の席に移動さされました。やはりスタッフの対応が何か変です。 -
オヤジ「イカのタジン」(65DH)と「モロカンサラダ」(20DH)を注文。で……店員が厨房にオーダを通してから5分後、
店員 : イカのタジン(65DH)は売り切れだ。
オヤジ : ハァ? 客がいないのに?。
店員 : こちらの“ミックスタジン”(85DH)にしろ。
オヤジ : 高いのを押しつけているだけだろ。
店員 : まぁまぁそう言わずに。
広~い店内で、オヤジと店員の対マン交渉の末……
オヤジ : なら海老のタジン(75DH)とモロカンサラダ(20DH)にする。
売り切れなら帰る。(オヤジは頑固なので、店員が勧める物以外
だったら、何でもOKです)
店員 : 分かった、分かった。 -
嫌~な雰囲気の中で、やっと料理が出てきました。パンとスープはタジンとセットになってます。
-
海老のタジンのUP。見た目は“海老のアヒージョ”見たいです。
お味は……海老が小振りですがプリプリして、地元産のオリーブオイルと相まってそれなりに美味しかったです。
で、会計が95DHなので100DH札で支払うと、店員が「お釣りがない」とのこと。僅か5DH(59円)のことですが、「お釣りが無い」のフレーズはオヤジもうウンザリです。嫌~な気分で店を後にしました。
※ 結局、20時近くなっても客はオヤジ一人でした。 -
では、気分転換に「国連広場」当たりを散歩しながらホテルに帰ります。多くの市民が、何をするでもなくたむろってます。
国連広場 広場・公園
-
大きな笑い声のする人集りがあったので覗いて見ると……
さて、ここで問題です。この人達は何をしているんでしょうか?
答えは……男の子がバーチャルリアリティ(VR)のゴーグルを付け、悲鳴を上げながら地面を転がったりしている様子を見て、大人達が大喜びをしているところです。
それにしても、子供の悲鳴が尋常じゃないです。どんな仮想空間を見たんでしょうかね。 -
で……広場の写真を撮っていると、写真中央の黄色い服を着た男二人がオヤジに近寄って来て、「俺達を撮影しただろう。チップよこせ」と宣います。オヤジもうモロッコ人にウンザリ。男達を無視してホテルに帰りました。
マラケシュもウザい街でしたが、カサブランカも面倒な街です。明日もきっと面倒な人と絡むことになるんでしょうね。本日は閉店ガラガラです。 -
明けて11月9日(土) 旅行12日目。
今日も1日カサブランカ観光です。 -
少し、旧市街を散策してみます。
フランスの植民地時代の建物ですかね。白い建物が多いです。 -
玄関のドアがオシャレです。
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こちらはレストランの入口?なかなかシュールな絵です。
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こちらはサイケデリックな壁。色使いが正にアフリカンです。
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こちらはもう、The アフリカですね。
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こちらの壁絵はドキ!。占い師ですかね。
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で……旧市街を出て、“ハッサン2世通り”を「ムハンマド5世広場」方向に歩いて行きます。国連広場前でトラムと遭遇しました。
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こんなアフリカンなデザインの車両もあります。
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レールはこんな感じ。
トラムが走るところは車両通行禁止。交差点ではトラムも信号に従います。 -
で、「ムハンマド5世広場」に着きました。
お洒落なモニュメントです。“We Casabiaca”と読むんでしょうか?。ムハンマド5世広場 広場・公園
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広場はこんな感じ。文字通り“単なる広場”です。
-
噴水の回りで沢山のの鳩が遊んでます。餌を与える人がいるんでね。万国共通です。
-
で……欧米人を乗せた観光バスの列。何~んにもない広場なんですがね。
まぁ、それだけカサブランカには見所が無いと言うことです。 -
でオヤジ、ここでトラム乗車体験です。
この自販機でチケットが買います。1回の乗車料金は何処まで乗っても7DH。 -
で……オヤジが財布を取り出していると、ホームにいた駅スタッフが、「はい、どうぞ」と言って手持ちのチケットをくれました。
外国人に有り難いサービスですが、オヤジが7DH支払うと、スタッフが「いや、8DHだ」と言います。アレ、値上がりしたのかな?、それとも手数料かチップを上乗せしたのかな?オヤジには、モヤモヤ感が残るチケット代金でした。写真はそのチケット。 -
改札は、
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日本と同様にチケットをタッチします。
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では乗車。
車両内の写真は撮れませんでしたが、欧米等で見られる一般的なトラムと同じ作りです。 -
10分程乗って、「中央市場駅」(Marche・ Central)で降車。ドアは手動で、乗降客が“ボタン”を押します。
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で……駅裏にある「中央市場」(Marche・ Central)へ。この市場のメインは海産物です。
マルシェ セントラル 市場
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中に入るとこんな感じ。
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商品は少ないですが、目の前が大西洋なので新鮮な魚介類が並んでます。
-
イチオシ
お~美味しそうなロブスター !。
敷地内にあるレストランでは、1尾200DH(約2.300円)で提供してました。 -
こちらの牡蛎も美味しそうです。
-
UPで見るとこんな感じ。
-
イチオシ
で……オヤジ、このオバサンを見て思い出しました。
「アレ、日本の旅番組で見た人だ。確かここで1個売りしてたなぁ」と言うことで…… -
1個注文(10DH約117円)。タップリ、レモン汁をかけてくれました。
お味は……旨い!。絶品です。
日本の牡蛎は、殻に牡蛎の甘いエキスが溜まっていて、飲むと甘いです。が……この牡蛎は、殻を開くと中に“薄い海水?”が溜まっていて、それが牡蛎の甘さを引き立てて、絶妙な味になってます。もう最高 !。
なのでオヤジ、あと10個ぐらい食べたかったんですが、“牡蛎の食中毒はきつい”と言われるので、グ~ット我慢しました……旅行中なのでね。
ちなみに牡蛎に海水が入る量などは、海の状況により異なるとのこと。 -
で、周囲には沢山のレストラン(食堂)が並んでます。オープンが11時頃なので、お昼前に行くのがベターです。
-
で11時過ぎに、このレストランに入店。
この店にしたのは、“何とかしてお金を使わせよう”とするモロッコ人の商売根性にオヤジもうウンザリしているので、「店員が少女なら大丈夫だろう」と思ったからです。
少女は「へ~東京から来たの。東京は超ハイテク都市でしょ。I love Tokyo」とのこと。オヤジ、デレ~です。 -
市場のレストランは“シーフードが美味しい”とガイドブックに載ってたので、ミックスフライを注文。
お味は…食材が新鮮なので普通に美味しいです。
が………その美味しさも一瞬、お勘定額を聞いてオヤジ怒りが爆発しました。そもそも、オヤジが注文したのは、ミックスフライ(90DH)とコーラ(20DH)のみ。
モロッコではパンは無料。なので注文してない、通常より明らかに小さな皿に入ったスープやモロカンサラダもオヤジはサービスだと思いました。注文してないですからね。
が………少女は「サラダ20DH、スープ10DH、パン10DHの合計150DH」と宣います。オヤジ絶句、「え~注文してない料理の料金も取るのか?ましてパン代を請求されたのはモロッコに来て初めてだぞ」と怒鳴りたかったです。でも少女相手に大人げないのでグ~っと堪えました。まして、既に食べてしまった料理の支払い拒否する訳にもいかず、渋々支払いました。
で……少女が笑顔で「明日もおいで」と言うので、オヤジもニッコリ笑って「もう来ない」と捨て台詞です。 -
で……怒りを静めるためにカサブランカ港を散策。
その近くに有名な「リックス・カフェ」(Rick`s Cafe)があるので、気分直しに寄ってみました。白い建物の中央が入口です。リックスカフェ バー
-
入口にあるランチメニユー。
・ パスタ 120DH
・ フィシュ&シーフード 175DH
・ グリルTボーン,スマッシュポテト,スタットマッシュルーム180DH
・ ウォツカ・プレムアム 100DH
・ バドワイザー 60DH
・ ジュース 40DH -
では入店。
で……ドアを開けると黒服のスタッフが近寄り、オヤジをジロジロ……特にデジカメをジロジロ見ながら「お前、食べるのか?」と聞いてきました。客の殆どが欧米人なので、アジアのチビ・デブ・オヤジをスタッフは雑に扱います。
おそらくですが、何も食べずに写真だけ撮って帰るアジア人がいるんでしょうね。オヤジもその類いに見られたようです。なので持っていたデジカメを鞄にしまうことで入店を許されました。
通されたのは、回りに客のいない2階席。オヤジ、隔離されたみたいです。 -
で……“スマホでなら撮影してもいい”とのことなので、オヤジ 遠慮がちにパチリです。
-
1階を見るとこんな感じ。
1階に空席があるし、一人食べてる欧米人もいるので、オヤジやっぱり隔離されたみたいです。 -
天井はこんな感じ。
-
ビールを頼むと、モロッコで一番人気の“カサブランカ”(60DH)がでてきました。
-
で料理も運ばれました。
オヤジが注文したのは「ミートボールのタジン」(Tagine kefta sou )。120DHです。 -
UPで撮るとこんな感じ。
お味は……普通に美味しかったです。
で会計をしたかったのですが、請求書がこないので金額が分かりません。なので200DHをテーブルに置くと、女性スタッフがサッと持って行き、それっきりになりました。
で……オヤジは税金、サービス料が分からなかったので、お釣りがどうなっているかレジに確かめに行くと、先程の女性スタッフから
「僅か2DH(約23円)のお釣りが欲しいのか !」
と怒鳴られました。またもやオヤジ 唖然、絶句です。
請求書もレシートもくれないので、オヤジには“サービス料が18DH(約210円)で、お釣りが僅か2DH”だと分かりません。お釣りが2DHなら当然チップとして渡します。オヤジ、人前で女性に怒鳴られたので、もうモロッコ人に拒否反応です。 -
で……意気消沈で帰ろうとすると、男性スタッフがポストカードをくれました。でもオヤジ、「こんなものでは心の傷は癒えない」と嘆いたのであります。
-
せめてもの救いは、ドアボーイさんが、こんな笑顔をくれたことです。
-
オヤジもうモロッコ人と絡みたくないので、大西洋を見に行くことにします。「ムーレイ・ユーセフ通り」をトコト歩き……
-
トコトコ歩き……30分程で、
-
コルニッシュ通りに出ました。
この海は大西洋。 -
対岸がアメリカ大陸だと思うと、オヤジ感激です。
この辺りは、カサブランカのビーチリゾート「アイン・ディアブ」。 -
なので、“タヒチ・サーフ・スクール”や、
-
Cafe、
-
有料施設「タヒチ・ビーチ・クラブ」があります。
-
イチオシ
では、「ハッサン2世モスク」に向かいます。満潮なら、もっと綺麗な逆さミナレットが見えたでしょうね。
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土曜日の夕方なので、屋台がでて市民で賑わってます。
-
イチオシ
で「ハッサン2世モスク」の全景。
このモスクは世界で3番目に大きなモスクだそうで、ミナレット(尖塔)の高さは210m。2015年製作の映画「ミッション・インポッシブル」のロケ地として注目されたこともあるらしいです。
なんと言っても、“現役モスクで異教徒が入れる唯一のモスク”です。ハッサン2世モスク 寺院・教会
-
イチオシ
こんな角度からのモスクも撮ってみました。
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青空にミナレットが映えます。
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ミナレットと言えばエメラルドグリーンが印象的。先端の3っの玉は、現世、来世、神の世を表しているそうです。
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手洗い場のモザイクも見事。
このモザイクは、小さくカットしたタイルを組み合わせて作られており、この技法を「ゼリージュ」と言うらしいです。 -
細やかな壁の細工。レース編みみたいです。
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壁の模様。
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天井の模様。
で……モスク入口横の窓口でチケットを購入(130DH)。見学は、アラビア語、フランス語、英語、スペイン語のグループツァー形式で行います。スタート時間は9:00、10:00、11:00、12:00、15:00と決まってます。
オヤジは15時スタートの英語ツァーに参加しました。 -
お~凄い空間。
ここは男性がお祈りする場所で、約2万人収容できるらしいです。また、男性から見えない中二階に、片側2.500人ずつ計5.000人が収容できる女性専用のスペースもあるとのこと。
ちなみに、敷地内には約8万人を一度に収容することができるとか。 -
アーチ型の支柱はこんな感じ。
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天井の装飾は、モロッコの歴史的建造物の天井同様に伝統技術を駆使した作りです。
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シャンデリアはベネチアの「ムラーノ」製。
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こんな風に写すと、形状がよく分かります。
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こちらは壁面。
-
何か教会みたいですね。
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で外に出るとこんな感じ。
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天井の装飾。
何か、編み物みたいです。で……ここから階段を降りると…… -
地下に行けます。。
ここには、トイレ、礼拝の前に体を清めるための泉(ウドゥー)、ハマム(公衆浴場)があります。 -
イチオシ
で1階に上がると、そろそろサンセットの時間。
オヤジ今日がモロッコ最後の日なので、沈みゆく夕日を眺めながら旅情に浸りました。 -
明けて、今日は11月10日(日) いよいよ帰国です。
これから国鉄で空港に向かいます。9時の「Casa Port駅」は人も疎ら。
でオヤジがベンチに座ると、お尻に何か当たりました。オヤジ「なに?」と思ってお尻の下を見ると、分厚い、分厚い二つ折りの財布でした。中を開くと、モロッコの身分カードや沢山のお札が入ってます。オヤジ「まさかモロッコ版どっきりカメラじゃないよね」、「まさか北朝鮮の罠なんじゃないだろうね」……もうパニックです。
もし「盗んだだろう」と疑われたら、オヤジはフランス語もアラビア語も英語も話せないので、警察に連行されるかもしれません(まさか?)。なので震える手で財布を握りしめ、駅のインフォメーションに届けました。で……スタッフがニヤと笑って受け取り完了です。オヤジ ホッですが、本当に持ち主に返ったのかなぁ……心配です。カサ ポール駅 駅
-
でオヤジが乗るのは、9:50発の空港行き。
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案内板に従って、1番ホームで待機します。
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ホームは8番線まで。運航本数が少ないので閑散としてます。
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出発15分前に列車が入線してきました。
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オヤジ、今日は一等車のチケットを買いました。
-
なので室内はこんな感じ……ですが……
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アレ、隣の二等車も車内は同じ。残念。(・_・、)
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9:50定刻発。
こんな風景を眺めていると…… -
45分後の10:35、無事「ムハンマド5世国際空港」に到着。
空港に着くと、ホームを出たところにセキュリティーチェツクがありました。一等席は先頭車両なので、オヤジは並ばずにチェツクを受けられました。一等車に乗る利点はここだけかな?。
で帰りの飛行機は、15:05発エミレーツ航空752便です。エミレーツは4時間前からでもチェツクインできるので、オヤジ早々に手続きを済ませました。
で……出国のセキュリティーチェツク入口横に両替所がありました。オヤジ、手持ちの1.000DHをユーロに交換。免税店はユーロ対応、モロッコ通貨は使えませんでした。
ちなみに横で両替していた中国人男性は、金額が大きかったためか最初に交換した際のレシートの提示を求められ、持っていなかったので両替を断られてました。ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港
-
で……15:05 トバイに向けEK752便が定刻発です。
-
モロッコ人にイラッとし、絶景にジーンとした旅もそろそろ終わりです。
-
で……夕食を食べ、翌11月11(月)01:30ドバイ空港着。
-
乗り継ぎ時間85分で、関空行きの03:05発 EK316便に乗り換え…ドバイの夜景を眺めた後に爆睡していると……
ドバイ国際空港 (DXB) 空港
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17:05 無事 関西空港に帰ってきました。
オヤジ2週間の旅で、もうクタクタです。
モロッコはインド並みにイラッとした国でしたが、アトラス山脈越えの絶景は何処かの惑星に降り立ったようで、感動の連続でした。帰国してみると、やっぱりどんな国の旅も楽しいですね。また、何処かのイラッとする国に旅行したいと思います。終わり。
※ 最後まで読んでいただいてありがとうございました。関西国際空港第一ターミナル 空港
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この旅行記へのコメント (5)
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- mewlove2さん 2023/03/12 17:01:20
- 面白かったです
- モロッコのプラニング参考にと読み始めたら、止まらなくなって全部読みました。
モロッコ人と絡みたくないと呟きながら、あちこちで小競り合いを繰り返す道中記。
とっても面白いです。オヤジの一人旅、サイコー。
- 鉄人29号さん からの返信 2023/03/12 23:02:41
- Re: コメントありがとうございます。
- mewlove2さん、コメントありがとうございます。
先週の「日立世界・ふしぎ発見」で、モロッコを取り上げてましたね。私も「あ、ここ行った所だ」と懐かしく見ました。モロッコは本当に刺激的で楽しい街です。十分に楽しんできてください。
私もそろそろ海外旅行を再開したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。鉄人29号
- mewlove2さん からの返信 2023/03/13 11:53:34
- Re: ですよね~
- ふしぎ発見を見て、あ。やっぱモロッコ行こう、となりました。コロナスタート前に憧れのモロッコ行きを計画してたんですが、あえなく断念。もう無理かなと思ってたんですが、また気持ちが再燃したとこです。でも、前のプランは一旦捨てて再構築しようかと。。前はマラケシュフェズ間を列車移動にしてました。なぜなら砂漠を諦めたから。
でも、鉄人さんのブログ見てやっぱ行こうかなと。。
ここでお知恵を拝借してもいいでしょうか。
マラケシュからフェズに移動する際に2泊3日の砂漠ツアーに参加しようかと検討中ですが、いかんせんヘアピンカーブの車酔いが恐怖でなりません。酔いはもともとが酔うタイプかにもよりますが、やばいレベルでしたか?
- 鉄人29号さん からの返信 2023/03/14 23:35:58
- Re: 大丈夫ですよ。
- 砂漠ツァーはお薦めですよ。
車酔いが心配とのことですが……極端に車に弱くなければ大丈夫ですよ。理由としては、
① ヘアピンカーブと言っても、道もしっかり舗装され、車の通行車が少ないので、ドライバーさんもそれなりに速度を落として安定走行してくれます。
② 観光客の多くが欧米人なので、ドライバーさんも心得ていて、そんなに無茶な運転はしません(私の主観ですが)。
③ 私とツァーが一緒だった若い女性二人は、全く大丈夫でした。日本では見られない車窓の風景に夢中で、車酔いの事など脳裏になかったのでは……。
などなどです。私は全く大丈夫でした。まぁ、車の大きさにもよりますが……そんなに心配せずに、是非、砂漠ツァーに挑戦してみてくだい。
- mewlove2さん からの返信 2023/03/15 10:34:02
- Re: 嬉しいです
- 現地体験の声が、理由付きで聞けてとてもありがたいです。そうなんですね。確かにワクワクがまさって、酔ってる場合じゃないですよね!色々プラニングしてご意見聴きたい時またご相談させていただけたら助かります。鉄人さんの今後の旅もうまく進みますように、、。
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