2019/10/29 - 2019/11/11
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鉄人29号さん
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この旅行記のスケジュール
2019/11/01
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昭和生まれのオヤジには、カサブランカは“こだわりの街”です。何故かって?、思春期に映画「カサブランカ」に感動し、社会人になって「カサブランカ・ダンディ」を歌い、「カサブランカ」の花を贈ったからです。
で……最近、テレビの旅行番組でよくモロッコを取り上げるようになり、フナ広場の喧騒やサハラ砂漠に沈む夕日を見ていると……居ても立ってもいられなくなりました。と言う事で、今回の旅行先はモロッコに決定です。シャウエン、フェズの絶景と、マラケシュ、カサブランカでのオヤジのイラッ体験をお楽しみ下さい。※ モロッコの通貨1DH=11.72円で計算。
日程
10/29(火) 23:30関西空港→
10/30(水) 05:45ドバイ空港→12:46カサブランカ空港
10/31(木) カサブランカ→車両移動→シャウエン泊
■11/01(金) シャウエン→車両移動→フェズ泊
■11/02(土) フェズ観光(泊)
11/ 03(日) フェズ→車両移動→ハシラビート(砂漠)泊
11/04(月) ハシラビート→車両移動→ワルザザート泊
11/05(火) ワルザザート→車両移動→マラケシュ泊
11/06(水) マラケシュ泊
11/07(木) マラケシュ泊
11/08(金) マラケシュ→鉄道移動→カサブランカ泊
11/09(土) カサブランカ泊
11/10(日) カサブランカ空港→15:05同空港発
11/11(月) 01:30ドバイ空港→19:05関西空港日程
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
11月1日(金) 旅行4日目。
12:00 「ホテル・パラドール」(Hotel Parador)のドアマンに見送られ、シャウエの街からフェズに向かいます。ホテル パラドール ホテル
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こ~んな一直線の道を、現地ツァーのドライバーさんがトヨタ4駆車を走らせます。
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オレンジ畑を抜けて……
-
更に走ること約4時間……
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16:00頃に、なだらかな丘に世界文化遺産の「ヴォルビリス遺跡」が見えてきました。
要は古代ローマ都市遺跡です。 -
場所はこんな所。
フェズと首都ラバトの間にあります。 -
入場料70DH(約820円)。
ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡
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ちなみに遺跡の総面積は40万㎡(東京ドーム約8.6個分)。
見学は案内板の番号(1~18)に沿って行います。 -
では、見学開始。
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何やら崩れた石がゴロゴロ。写真奥に見えるのが駐車場です。
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最初に見つけたのは「オルフェウス」の家の客間に描かれたモザイク画。
絵柄は、オルフェウスが弾く竪琴の音色に森の動物たちが集まって聞き惚れている場面とか。 -
その横の絵柄はシーフード。蛸に海老に魚です。
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次は製油所(オリーブ・オイルの圧搾施設 Restored oil mill)。
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再現したのがコレ。
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当時、既にテコの原理をしっかり応用してたんですね。
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で……左のアーチがバシリカ礼拝堂(ローマ神殿)、右側の支柱群がキャピトル(神殿)です。
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「バシリカ礼拝堂」(The Basillica)に近づいて見ると、こんな感じ。
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こうして見ると、アーチの足元がだるま落としにも見えます。
よくぞ約2.000年前の建物が、現在まで持ちこたえたものです。 -
見事なアーチです。
-
こちらは「キャピトル」(The Capitol)
ゼウスの神が祀られており、柱の殆どは修復されたものとか。 -
横から見るとこんな感じ。
-
下から見上げるとこんな感じ。
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で、見学コースが右折するところにあるのが「カラカラ帝の凱旋門」
カラカラ帝が、全属州民の州民税を廃止(アントニウス勅令)したことに感謝し、277年に建造したものとか。 -
位置的には、“You are here”のところ。
ここを右折すると、メイン通りの“デクマヌス・マクシムス通り”です。 -
でこれは凱旋門の横にある「列柱の家」
-
で、その周りがこんな感じ。
この辺に来ると、大きな石がゴロゴロしているだけですから、オヤジもう何が何だか分かりません。 -
なので分かりやすいのがココ。
凱旋門から、メイン通りの“デクマヌス・マクシムス通り”を眺めた風景です。道路の先にあるのが「タンジェ門」。ちなみに、通りの敷石の下には下水道が完備されていたとか。
左の列柱は「ゴルディアヌス帝の宮殿」(Gordian Palace)。 -
で……遠くに特徴ある風景が見えました。
ネットで調べると、聖都「ムーレイ・イドリス」(Zaouia Moulay Idriss )だそうです。
ここはモロッコ最初のイスラム王朝(イドリス朝)が開かれた場所。初代王がイスラム教の開祖ムハマンドの子孫だと言うことで、この街は神聖視されてきたそうです。「ヴォルビリス遺跡」から僅か3.5Km先です。 -
で、オヤジがウロウロしていると……遺跡管理スタッフ(中年男性)が笑顔で声を掛けてきました。「そこにモザイク画あるぞ !」「そこだ、そこだ」と手招きします。せっかくなのでパチリです。
このモザイク画は、四季を擬人化した「ディオニュソスと四季の家」とか。 -
次に案内されたのは、こんなモザイク画。
スタッフが何やら説明してくれますが、オヤジには理解できません。分かったのは、スタッフがニヤニヤしながら「ヌード、ヌード」と言っていたので、入浴場面ですかね。 -
続いてこんなモザイク画。
どんなテーマの図柄なんでしょうか? オヤジには分かりません。 -
この辺りは、石垣が残っているだけ。
ガイドなしでは、モザイク画を発見するのは至難の業です。 -
で、スタッフの案内で次はこんなモザイク画。
ヴィーナスの家にある2つのモザイク画のうちの一つです。
ヘラクレスとメリティ(Melite)の息子とされるヒラス(Hylas)が、ニンフたちに戦闘訓練をうけている場面とか。。
※ ニンフとは、ギリシア・ローマ神話の妖精のこと。 -
もう一つは、狩の女神ダイアナ(Diane)がニンフと水浴していると、偶然、人間の狩人アクタイオン(Actaeon)に見られた場面。
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で、この辺りがメイン通りの“デクマヌス・マクシムス通り”から右折し帰路に向かう所。
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案内板の“You are here”の所です。
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で、入口辺りまで帰ってきました。後を振り返るとこんな感じ。
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で……約1時間程の見学を終えて、入口ゲートに戻って来ました。
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時刻は17:00、一路フェズに向けて爆走します。
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で、途中で見たトラック。
藁、積み過ぎじゃない……と言うか、素晴らしい積載技術ですね。 -
暫く走るとダム湖に到着。
この湖は、ディズ川を堰き止めて造った「ハッサンダヘルダム」によりできた「エルラシディア湖」(人造湖)。モロッコでは二番目に大きいダム湖とか。 -
案内板がありますが、アラビア語だけなので、オヤジはチンプンカンプンです。
-
イチオシ
それにしても、まるで紅葉したかのような山肌が見事です。
-
オヤジ暫くウットリです。
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更にこんな大地を走って……
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18:00 フェズ到着。
「ホテル・ムーニア」(Hotel Mounia)にチェツクインです。Hotel Mounia ホテル
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部屋はこんな感じ。
このホテルは地球の歩き方にも載っており、日本の大手旅行社のツァー客と会いました。 -
で、早々に街に出たのですが、営業してたのは地元密着のお店だけ。しかたなくオヤジもこの店のサンドイッチで夕食を済ませました。
-
で……夜遅くまで開いているのはCafeのみ。
お酒が御法度のモロッコでは、多くの男性は夜をこうしたCafeでコーヒーを飲み、談笑をし、トランプなどのゲームで過ごすみたいです。
客の殆どがシニア男性で、若い男性、女性が全くいないのがオヤジには奇異に見えました。 -
ちなみに皆さんが飲んでいるのはこんなコーヒー。
お味は……渋ーいストロングコーヒーで、少しフルティーです。1杯10HD(約120円)程。
で、今日はほぼ移動で1日が終了。早々に閉店ガラガラです。 -
明けて11月2日 旅行5日目。
今日は終日フェズ観光です。先ずは朝食をとって…… -
7:40ホテル発。
ホテル前の通りは、ひっそりしてます。 -
開いている店はパン屋さんのみ。
さすが元フランスの植民地だけあって、レベルの高いパンが並んでます。 -
で、交差点の四隅にこんなCafeがあるのもフランス流?
-
で、ホテルから徒歩10分の所にあったのが新市街の「観光案内所SI」。
駐車している車はパトカーです。車体やサイレンに赤と緑が使われているのは“国旗カラー”だからでしょうね。 -
で、その横にあるのが市営バスのバス停。
9、23、23B、29番のバスが停まり、9番のバスに乗れば旧市街の「イステックラル広場」に行けます。 -
で、運行しているバスは、一般的なこんな型をしたバスの他に……
-
こんな小型バスも走ってました。
一部側面がスケルトンなので、乗客の全身が見えました。 -
で……オヤジは、街歩きが好きなのでバスに乗らず、テクテク歩いて行きます。
信号は小さめ。これは景観保護の為とか。 -
で、ハッサン2世通りを北上し、イ・ユーセフ通りに入り、
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城壁沿いに歩いて行きます。
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で視界が広がった所が王宮。
現在はモロッコ国王がフェズに滞在する時のみ使用されているとか。王宮 (フェズ) 城・宮殿
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そこを道なりに進むと「スマリン門」に出ますが、オヤジは写真右隅の路地に入ります。
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この通りは「ユダヤ人街」。
時刻が8:30なので、人通りが殆どありません。メラー (ユダヤ人街) 旧市街・古い町並み
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あっと言う間に出口に出てしまいました。
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ちなみに昼間のユダヤ人街はこんな感じ。
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名前はユダヤ人街ですが、今は普通の商店街ですね。
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で、ユダヤ人街を抜けたところが「スマリン門」
門の右上側に注目ください。 -
コウノトリの家族?がひなたぼっこです。
このコウノトリ、クチバシを“カタカタ、カタカタ”鳴らします。日本人には非日常の音なので、何か動物園の鳥の鶏舎に来た感覚になりました。 -
で、「スマリン門」の正面はこんな感じ。
スマリン門 建造物
-
では、門をくぐりフェズ・エル・ジェディド通りを歩いて行きます。
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朝が早いので、殆どのお店がまだ準備中。
でもオヤジを見た人からは、「ニーハオ」、「コンニチワ」と声が掛かり、反応すると「東京?」、「安いよ!」とつきまとわれウザいです。 -
で、昼間のこの通りはこんな感じ。
結構賑わってます。 -
で、フェズ・エル・ジェディド通りを抜けると「ダッカーキーン門」に出て、そこを右折すると……
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こんな通りに出て、
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右側に「ブー・ジュルード庭園」が見えました。
ブー ジュルード庭園 広場・公園
-
朝が早いので人影も少なく静かです。
オヤジ暫くベンチに座って汗を冷やしました。 -
で再び歩き出すとロバと遭遇。
主人を待って微動だにしません。オヤジ少し感動です。 -
やっと大きな広場に出ました。
写真奥の“ミナレット”の手前に有名な「ブー・ジュルード門」があります。 -
9:20、やっと「ブー・ジュルード門」に到着。
新市街から約100分かかりましたが、写真など撮らずにスタスタ歩けば1時間もかからないと思います。ブー ジュルード門 建造物
-
ちなみに「ブー・ジュルード門」の裏側は緑色。表と裏は色が異なります。
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で、「ブー・ジュルード門」をくぐった先に見えるのがこんな風景。
この先を直ぐに左折して…… -
観光のメイン道路の「タラア・ケビーラ通り」を進みます。
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まだ午前9時30分なので、地元民を対象とした八百屋さん程度しか店が開いてません。
野菜は全体的に小振り。写真右はオリーブ浸けした豆類です。 -
迷路のような旧市街には、写真のような道案内がありますが、オヤジには理解不能。オヤジはひたすらGoogle マップを頼りに歩いてます。
なので「お前、チャイニーズか?、チャイニーズグループはあっちに行ったぞ」とオヤジを迷い子扱いする親切な親爺が現れます。これが続いたので、オヤジ ウザくなりました。 -
で、欧米人のツァー客がゾロゾロと路地に入って行ったのでオヤジも付いて行くと……「ブー・イナニア・マドラサ」に着きました。入口が非常に分かりにくいです。
写真のような案内板がないと、ガイドなしのオヤジには「ここは何処?」状態になります。ちなみに案内板は「Complexe bou Inania」とフランス語。入場料は20DH。ブー イナニア マドラサ 史跡・遺跡
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建物内はこんな感じ。
マリーン朝時代の神学校跡です。 -
壁一面がモザイク装飾されてますが、よくよく見ると模様のように見えるのはアラビア文字。それにしても精密細工です。
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観光客の殆どは欧米人。
特に目立つのがフランス人。モロッコは元フランスの植民地で、第二母国語がフランス語ですからね。当然と言えば当然です。続いてスペイン人、フェリーでジブラルタル海峡を渡れば40分でモロッコですからね。 -
この水盤は、学生が授業やお祈りの前に身を清めるために使用したとか。
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こちらは礼拝室の煌びやかな細工。
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こちらも。
ちなみに写真下の方の茶色い扉は、アトラス杉の寄せ木でできてます。 -
柱のタイルモザイクも見事。
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こちらは、廊下に貼られたタイルモザイク。
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で、マドラサを後にして再び「タラア・ケビーラ通り」を進みます。
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こちらは壁に塗る塗料?
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こちらは地元商店。
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こちらはお土産屋さん。
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路地から見た「タラア・ケビーラ通り」。
で……オヤジがウロウロしていると、少年から「タンネリ、タンネリ」と声を掛けられました。タンネリとは「皮なめし工場」のこと。この近くに有名な場所がありますが、オヤジ行き方が分かりません。なので……
オヤジ: 写真はOK?
少年: OK
オヤジ: 革製品は買わないよ?
少年: うちにショツプは無い。
オヤジ: チップでOK
少年: OK
と言うことで、交渉成立です。 -
で……少年に連れられて行ったのがこの“タンネリ”。
この場所は、少年から声を掛けられた場所から何度も角を曲った先です。オヤジ途中で“拉致されているのでは”と心配になり心臓が高鳴りました。 -
で少年は、「こっちを見ろ」、「もっと写真を撮れ」と親切丁寧に説明してくれます。
なのでオヤジ「チップは40DHくらい弾むか」と気を良くしていると、出口で人相の悪い親爺が待ち構えていて、オヤジの出した40DHに対して「ここには3人いるんだ。一人20DHだ」として60DH取られました。 -
で、元の「タラア・ケビーラ通り」に戻り先に進みます。
-
で、とある路地に欧米人ツァー客がゾロゾロ入っていきます。
なのでオヤジも付いて行くと…… -
この棺桶の前でシニア男性達だけが立ち止まり、何やら爆笑してます。
オヤジは……
A : 次にこれを使うのは誰かな?
B : あんたじゃないか?
A : 俺には小さすぎるよ。
C : ペット用かも?
D : 俺はもっと豪華な棺に入りたいな。
E : あんたの奥さんはケチだからこんなもんだよ。(全員 大爆笑)
と言っているような気がしました。 -
で、更にツァー客に付いていくと、こんな広場に出ました。
Google マップで確認すると「ネジャーリン広場」でした。ネジャーリンとはアラビア語で大工を意味するとか。なので棺も作ってたんですね。 -
上から見ると、こんな三角形の小さな広場です。
-
で、写真左側の扉の中に入って行くと……
ネジャーリンの泉 建造物
-
「ネジャーリン木工芸博物館」でした(入場料20DH)。
-
館内の展示物はそれなりですが……
屋上にCafeがあり、そこからの眺めが最高です。 -
北側の風景。
丘の上に「マーリン朝の墓地」が見えます。 -
東側の風景。
高い塔は「カラウィン・モスク」のミナレットです。 -
南側の風景。
アレ、黄色と緑の建物屋上に観光客がいます。 -
UPで撮るとこんな感じ。
どうもタンネリを見学しているようです。ここにもタンネリがあったんですね。 -
でオヤジ、更にこんな路地や……
-
こんな路地を徘徊していると……
-
「アッタリーン・マドラサ」の横の路地の所で何やらパフォーマンスが始まりました。
アフリカ系音楽なのでノリがいいです。オヤジこんなリズムが大好きなのでチップを弾むと…… -
こ~んなカメラ目線をくれました。
すると……オヤジの横で立ってた地元の親爺がオヤジに話し掛けてきました。
親爺 : タバコをくれないか?
オヤジ : 1本ならいいけど。
親爺 : Japan?
オヤジ : Yes.
親爺 : 東京?
オヤジ : Yes.
親爺 : 東京はBig Cityだな。
オヤジ : Thank you.
親爺 : 俺の店の屋上に上がると「カラウィン・モスク」がよく見えるぞ。
プライベートな場所だから、観光写真にないような写真が撮れる
ぞ。さあ行こう。
オヤジ : 私は貧しいからお金無いよ。
親爺 : OK、OK。
と言うことで、オヤジ 一か八か付いて行きました。 -
で、屋上から見えた風景がコレ。
確かに普通の観光客は見られない風景です。 -
お~ミナレットの向こうに「マーリン朝の墓地」が見えます。
-
で………帰ろうとすると、親爺がコッチ、コッチと手招きして、昇って来た階段とは別の階段に誘導されました。ここでオヤジピーンときました。「この筋書き、確かネットで読んだことあるなぁ」……
と言うことで、ネット通りのストーリー展開となりました。連れて行かれたのはシャンデリアが光り、高級絨毯が並び、金銀の刀剣類や皿が並んだ部屋。そこで先程の親爺と若いスタッフ3人が睨みをきかせます。
スタッフ : 何が欲しいですか?
オヤジ : 何も欲しくないです。
スタッフ : 何故 欲しくない?
オヤジ : 私には必要が無いから。
スタッフ : 何故、必要が無い?
オヤジ : 私は一人暮らしだ。欲しいのは絨毯ではなく花嫁だ。もう帰る。
スタッフ : (全員が爆笑)
親爺 : ならばタバコ1パックよこせ。
オヤジ : ハイ、ハイ、どうぞ、どうぞ(箱には残り3本しか入ってません)。
と言う事で、オヤジのイラッと体験でした。 -
では気を取り直して、「アッタリーン・マドラサ」の見学です。
入場料は20DH(約234円)ですが、オヤジは小銭が欲しかったので100DH(約1.172円)出すとスタッフから、
「100DHなんて、この辺りじゃ大金だよ。こんな大金を出すもんじゃない。お釣りがないよ。もっと少額の札を出すべきだ」
と説教されました。でもね、オヤジとしては行列のできる観光施設で「お釣りが無い」と言われてもね……オヤジ イラッとしました。アッタリーン マドラサ 史跡・遺跡
-
でも、マドラサ内はこんなに綺麗でオヤジ感激です。
-
このマドラサは上階にも上がれるので、2階から中庭がこんな風に見えました。
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こちらは入口の壁面。
-
こちらは反対側の壁面。
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室内から中庭を見るとこんな感じ。
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こちらはアラビア文字がデザインされている柱。
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これは照明器具?
昔は当然 ローソクだったんでしょうね。 -
壁の装飾は超繊細。
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2階の小部屋から中庭をみると……こんな感じ。
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窓から下を見ると、細い路地に観光客がゾロゾロです。
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階段部分の吹き抜け。階段室の明かり取りかな?
-
で……最上階から見た風景。
アレ、先程タバコ4本で上がったビルからの風景と同じだ。そりゃそうだよね。先程のビルはこのマドラサの隣だもんね。オヤジ イラッとしました。 -
で……またツァー客がゾロゾロ路地に入って行ったので付いて行くと……かがんで入る、こんな所に辿り着きました。
で、係員から「この線までだ。この先は入ってはいけない。写真はドンドン撮れ」と言われました。なのでオヤジ ピーンときました。「現役のモスクなので異教徒は入れないんだ」と。カラウィン モスク 寺院・教会
-
と言うことで、ココが「カラウィン・モスク」でした。
内部を覗くとこんな風景が見えました。 -
更にこんな風景も。
-
見上げるとミナレットはこんな感じに。
-
で、「カラウィン・モスク」は周囲が路地で囲まれているため一周できます。なので、オヤジも一周してみました。
壁の黄土色が印象的ですが、ツァーガイドが何やら指さして説明してます。 -
なのでオヤジもよく見ると、細やかなモザイクが施してありました。
-
で、こんな路地をトコトコ、トコトコ歩いて回ります。
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するとモスクには東西南北に入口があるので、その入口からこんな風景や……
-
こんな風景……
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更にはこんな風景が見えました。
-
で、最終的に「サファリーン広場」に到着。
この辺りは、真鍮などの金属を加工したお土産屋さんが多いです。鍛冶屋の広場 (サファリーン広場) 広場・公園
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ロバさんもゆっくり休憩中。
観光客が忙しげなく行き交いますが、地元の方はスローな時間を過ごしてます。 -
で、そこを進んで行くと……
-
真鍮製品のお土産屋が続き、
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「ルシーフ広場」に出ました。
-
青空にモスクの緑の屋根が映えます。
-
なのでもう一枚UP
で、この門を出た所にあるバス停の19番バス又は29番バスに乗ると、新市街まで行けます。 -
で、時刻は13:30。「ブ・ジュルード門」の前でティータイムです。
-
オヤジ、モロッコ名物ミントティーに挑戦です。ミントティーは砂糖とミントをタップリ入れた紅茶です。
お味は……アレ、甘いけどそれほどでもないや。暑い中で熱いものを飲んでますが、ミントの匂いが心地よくて美味しい……でした。 -
で…まだ14時すぎなので、更に街歩きを続けます。
次に向かったのは…… -
旧市内のCTM、民営バスターミナル。
CTMは国営バスで、観光客が長距離移動するための主要交通手段です。新市内にもバスターミナルが有ります。長距離バスターミナル (旧市街) バス系
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中はこんな感じ。
長距離バスのターミナルだけあって多様な飲食店が営業してます。 -
バスはこんな感じ。
-
で…その前の道を通り、「マリーン朝の墓地」を目指します。
-
ターミナル前の「Adu Bakr Ibn AI-Arabi」通りから斜面を登って行きます。
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で……斜面に動物の皮が干してありました。
タンネリで“なめした皮”を、ここで干しているんですね。 -
で……バスターミナルから徒歩30分で「マリーン朝の墓地」に着きました。この墓地にはマリーン朝のスルタンたちが埋葬されているとか。
※ マリーン朝とはモロッコに成立したイスラ教国、スルタンとは
一定地域の世俗的権力を委託された者の称号。マリーン朝の墓地 史跡・遺跡
-
以前は大理石の立派な墓碑が並んでいたそうですが、現在は風化しかかった壁の一部が残っているだけです。
-
カップルが一組。
フェズで一番高い所なので街全体が見渡せ、登ってきた甲斐がありました。 -
オヤジを気にしたのか、カップルが去ってしまいました。
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では下って行きます。
-
すると……ロバに干した皮を積んでいる地元民と遭遇。
オヤジが「ロバを撮ってもいいですか?」と聞くと、「タバコをくれるのなら俺達も撮っていいよ」とのことなのでパチリです。 -
で……道路に出たところで、馬に乗った青年から「俺を撮れ」とせがまれました。
オヤジは好意でないことは百も承知。チップとして10DH渡しました。 -
で時刻は15時。オヤジ 昼食がまだです。
なのでバスターミナルに再度立ち寄りました。 -
で、サンドイッチを注文(25DH)。
パンはモロッコで一番ポピュラーな“マハラッシュ”と言う円形の平たいパン。表面は少し固めですが、中は微妙にモチモチしてます。オヤジ既にモロッコ料理に飽きているので、結構美味しかったです。 -
で、そこからトコトコ歩いて「ブージュルード門」近くに帰ってきました。
その近くで地元民御用達の青空市場を発見。 -
その中で、オヤジ陶器屋さんの“フェズブルー”とも言える青いお皿が気に入りました。
と言うことで写真中央列の青いお皿を20DH(約234円)でお買い上げ。 -
で、そこから更にトコトコ歩いて新市街まで戻ってきました。
で、「ショツピングモール」があったので、ちょつと休憩。
この“モール”はフランス資本なので「カルフール」も入ってます。カルフール (フェズ店) スーパー・コンビニ
-
まずは入口近くにあったマクドナルドに立ち寄りましたが、店内が超満員だったので食べるのは諦めました。
で……この外観って、黄土色の壁に緑の屋根と言う事は…モスクを模しているんですね。な~るほどです。 -
で、“モール”の中で最初に目に付いたのが、この「メイソウ」。
50DH(約586円)均一商品を売ってました。 -
次に目に付いたのが「サムライ」。
メニューはフランス語です。なのでSushiは寿司、Soopeは味噌汁、wokはラーメン、Beochetteは焼き鳥と訳すことになります。写真メニューが余り美味しそうでないのが残念です。 -
でオヤジは、隣の店で両替と夕食を兼ねて、こんな写真メニユーから……
-
こんなクレープ捲きのようなものを注文(32DH)。
お味は……日本と同じように普通に美味しかったです。 -
でお店の写真を撮ると、女性店員から「もっとチャンと撮って」と注文が付きました。
-
なのでテイク2でパチリ。
さすが、外国人ってセンス良いですね。ポーズが様になってます。モニターを見せると皆さんご満悦でした。
でオヤジ、そこから更にトコトコ歩きホテルにご帰還。
で……今日は朝から8時間くらい街を彷徨っていたので、もう足がパンパン。早々に閉店ガラガラです。続く。
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