北海道フリーパス旅行記 2019.10　～８・９日目～

2019/10/21 - 2019/10/29

2019年10月に8泊9日をかけてJRの北海道フリーパスを使い、北海道一週をしてきた旅行記です。
今回の旅行の目的は大きく下の６つでした。
　①クラウドファンディングで寄付した北斗星の客車を見てくる。【complete】
　②未到達の襟裳岬に行く。【complete】
　③厚岸で牡蠣を食べる。【complete】
　④釧路湿原を見る。【complete】
　⑤音威子府駅の「常盤軒」で蕎麦を食べる。【complete】
　⑥引退した名馬アブクマポーロを訪ねる。【complete】
鉄分多めの記事になりますが、よろしくお願いいたします。

大まかな行程は、
１日目　東京～木古内～茂辺地～函館～東室蘭～室蘭～東室蘭
２日目　東室蘭～苫小牧～鵡川～静内～浦河～様似～襟裳岬
３日目　襟裳岬～広尾～幸福～帯広
４日目　帯広～釧路～根室～納沙布岬～根室
５日目　根室～釧路～釧路湿原～網走
６日目　網走～旭川～稚内
７日目　稚内～音威子府～浜頓別～宗谷岬～稚内～旭川
８日目　旭川～富良野～美瑛～深川～留萌～札幌～新夕張～千歳←今ここ
９日目　千歳～東京

エリア 美瑛（びえい）(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道８日目は旭川発6：40の富良野線富良野行き普通列車から始まります。

旭川駅 駅

ホームには発車10分くらい前に入線してきました。
この時点で列車を待っていたのは自分と高校生の２名のみ。
まだ朝早いので通学にも使われないのでしょうか（それか逆方面なのか）。

北海道の普通列車には珍しく贅沢に２両編成なのですが、旭川発車時点ではガラガラ。
富良野線は20数年前に乗っているはずなのですが、記憶が全くないため完乗を目指し終点富良野まで乗ります。

この日は快晴で清清しい田園風景の中を疾駆していきます。

途中の駅で少しずつ乗客（ほとんどが高校生）を拾いながら列車は進んでいきます。富良野に近くなるにつれ高校生の大量乗車があり、車内は学生で溢れかえりました。
だから２両つないでいたんですね。

8：03に富良野に到着。
列車はこのまま折り返しの8：12発旭川行きになります。

富良野駅 駅

自分もそのまま折り返し列車に乗り込みます。
富良野滞在はわずか9分のため、改札外にも出れず記念の入場券なども買えずちょっと残念。

折り返しでやってきた美瑛駅。
せっかくここまで来たので美瑛で下車し観光することにします。

美瑛はさすが観光地だけあって、富良野から乗車したアジア系とおぼしき団体さんもゾロゾロ降りていきました。

天気が良かったのでレンタサイクルで周ろうかとかも考えたのですが、観光案内所のお姉さんに「若い方は」自転車で観光されますが…なんて言われてしまい、おっさんは黙ってタクシーを選択。

美瑛駅 駅

自分が乗り込んだタクシーはおばちゃんの運転手。
美瑛近辺で良さそうなところを適当に、っていうと心得たとばかりにいろいろ紹介してくれます。

一番初めに連れていかれたのがケンとメリーの木。
ははぁ、そうなんだ、有名なんだ。という感じ。
自宅近くの小学校にも似たような木が生えてるよとか言ってはいけません。

これも有名らしい木とその周辺。
何ていう木かは名前忘れました。

有名らしい木その②
紅葉終盤に行ったので、葉っぱも結構落ちてしまっています。

丘に広がる畑の風景。
作物もほぼ収穫が終わっていて、よくイメージする緑の畑がパッチワーク状に広がっているというような光景は見れませんでした。

結論。
美瑛は緑豊かな時期に行け、と。

タクシーのおばちゃんも来るなら夏か雪の積もった冬がいいよ、と。

１時間ほどタクシーで美瑛周辺を観光し、駅に戻って参りました。

美瑛駅の構造はJR北海道有人駅のスタンダードスタイル。
今回の旅で何度こんな感じの駅を見たことか。根室とか、厚岸としか、幌延とか、音威子府とか、南稚内とか。
有人駅ってだけで貴重なんですけどね。

券売機で入場券と隣の駅までの切符を記念に購入しときました。

美瑛発9：52の旭川行き普通列車。
今度は１両編成。
だいたい３割くらいの乗車率で発車して、旭川に近づくに連れて人が増えて、最後はラッシュ並みの混み具合になったのは驚きました。
これでも「当社単独では維持できない路線」になってしまうんですね。北海道の鉄道の未来が心配です。

旭川には10：26に到着。
４分の乗換え時間で10：30発札幌行特急ライラック18号に乗車し、深川を目指します。

この車両、もともと青函線を走っていたスーパー白鳥ですからね、旭川にいることに何となく違和感があります。

指定席はガランガラン。
座席の掛け心地はいいです、クッションやや固めで。
青函線といえば客車の快速海峡号には大変お世話になりました。

旅行記とは関係ないんですが、手元に保管している1996年に快速海峡で吉岡海底駅を訪れた際の切符です。
駅員さんに勧められて買った乗車記念オレンジカードと一緒に保管しています。

14系客車の全然リクライニングしない座席にゆられて青森⇔函館間が大体３時間くらいかかったでしょうか。
あれから比べたらスーパー白鳥から新幹線とどんどん便利になってますね。

さて、いきなり札幌駅に飛びます。
旭川を出たあと留萌本線に乗って留萌に行き、そこから札幌まで来たわけなんですが、この間の写真がありません。
実は深川で降りたときに携帯をライラックの車内に忘れたことに気づきまして。そのまま携帯は札幌に回送されてしまいました。

留萌本線の写真はまた必ずリベンジします！
ということで札幌で携帯を回収し気を取り直して旅を再開します。

札幌駅 駅

乗車するのは札幌発16：08のスーパーとかち5号。
新夕張に行ってできれば夕張メロンを味わいたく。

札幌から新夕張までは指定席（６回目）を利用します。

札幌からは大体70％くらいの乗車率で発車しました。
JR北海道のＵシート、枕もついていて快適。

ここまでずっと原野みたいな車窓ばかりでしたので、札幌の町並みがすごく懐かしい。

そしてやってきた新夕張駅。
有人駅なんですが、もうすでに営業窓口は終了しており、あろうことか自動券売機まで営業終了しておりました。

新夕張駅 駅

新夕張駅前に道の駅があると事前の調べではわかっていたのですが…なんとこちらも既に営業終了。夕張メロンの夢がついえました。

というか、新夕張駅前何にもない！
旧駅名の駅名標なんかはありましたが、時間を潰すには厳しすぎる。

仕方がないのでホームで列車を待つことに。
夕張支線が廃止されて半年、行き先表示も塗りつぶされていました。

ありし日の夕張駅。
このときは廃線フィーバー前でしたので夕張駅から乗り込んだのは自分含め２～３人でした。

夕張駅 駅

さて折り返し18：35千歳行きの列車がやってきました。
降りてきたのはスーパーおおぞらに乗り換える３名くらいでした。

そして乗り込んだのは自分一人。
貸切～♪
嬉しい反面、これでいいのかと複雑な気分。

結局追分まで誰も乗ってきませんでした。

千歳着は19：33。
今日はここまで。と同時に北海道フリーパスの使用はここまで。

これだけ北海道一周すれば、きっと元は取れたはず（と信じたい）。

千歳駅(北海道) 駅

夕食はお決まりの松尾ジンギスカンで。
うまい！が、（自分にとっては）高い！
お代わりしてビール一杯で4,000円近くになるんですから。
まあ、鉄道旅行を一応無事に終了できた祝杯ということで。

松尾ジンギスカン 千歳店 グルメ・レストラン

9日目はオマケということで。

千歳でレンタカーで借りて引退した競走馬アブクマポーロを見学してきました。
地方競馬の馬なのでマイナーかもしれませんが、私の中では当時日本一強いと信じて追っかけまわしていました。
いや～懐かしい。元気で安心しました。

アブクマポーロの様子についてはyoutubeにアップしてありますので興味があれば是非。
https://www.youtube.com/watch?v=UIVNoEGzxbc&t=129s

時間があるので社台スタリオンステーションに足を伸ばしました。

こちらは有名な名馬キタサンブラック。

とまあこんな感じで北海道の９日間を満喫しました。
つたない旅行記をお読みいただきありがとうございました。