2019/11/19 - 2019/11/28
16位(同エリア65件中)
cokemomoさん
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- 旅行記83冊
- クチコミ7件
- Q&A回答4件
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ラヴェンナからモデナに移動してきました。宿に荷物を置いたらすぐにレッジョ・エミリアに向かいます。ここの市立博物館にそれは楽しい中世のモザイクがあると知ったからには行くしかない!
今回の旅行の目的のモザイクを全て見終えて(パヴィア除く!)脱力したのか、午後からは気勢の上がらないモデナぶらぶらです。
11月
19日(火)ミラノからパヴィアへ
20日(水)パヴィア
21日(木)ラヴェンナへ
22日(金)ラヴェンナ、クラッセ
23日(土)レッジョ・エミリア、モデナ
24日(日)モデナ
25日(月)フォルノーヴォ、パルマ
26日(火)パルマ、ミラノ
27日(水)ミラノからウィーン経由で
28日(木)帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ラヴェンナから電車でモデナへ向かいます。
朝は早めに出発して7:55ラヴェンナ発の電車に乗車、ボローニャ中央駅の乗換時間は約40分。モデナには10:00到着予定。(9.85ユーロ)
今度はフレッチャやイタロなど特急列車ではなく普通列車同士の乗換、余裕ありすぎかなぁ・・とのんびり車窓を楽しみます(というほどの景色ではないか)。 -
イタリアの電車は遅れると評判です、本日のボローニャ駅の電光掲示板を見ると評判を裏切ることなく遅れてます。掲示板の右から2列め、30分35分10分と遅れていると分かりますが、さらに恐ろしいのは一番上のCAN.運行取り止めって・・・
(しかし、あまり遅れない日だってあります。おばちゃんもたまにしか迷惑を被ってはおりませんよ~~。) -
イタリア好きの先達の方から教えていただいた便利なアプリ。
Trenit!
https://trenit.app
これは任意の日の一例、モデナ~ボローニャの時刻表を表示させました。これから乗れる電車には価格表示(買ったことはないが切符を購入できるらしい)と所要時間。
もう出発した電車も表示できます。
そして便利なのは赤丸で囲んだところ、その電車が今何分の遅れを出しているかがこまめにアップデートされるのです。この電車をタップすると、その電車の始発終点や直近の駅で何分遅れだったかが表示されます。 -
<モデナ駅>
電車の中でアプリをチェックしていたら、ボローニャに遅れて到着する別の電車に間に合いそうだ。そっちに乗っちゃおう(どちらも普通列車です)!電車の遅れとアプリのおかげで予定より30分早く9:30頃にモデナに到着!
なにもそんなに早くから・・・って気もするけど。
モデナの駅舎は金色を思わせるような黄色、これモデナイエローって言うのだろうか、フェラーリにそういう名の色があるらしいがーーー縁がない、この先も絶対縁がない。 -
<モデナ駅>
駅舎の待合室には古式ゆかしい電車のモザイク 画。
モデナは裕福な街と聞くが、こんなところにも豊かさや余裕が表れていると感じる。 -
駅前にはバス乗り場が広がっています。乗り場が分かりやすく見えて(利用していないので実際のところは不明)なんだか秩序があると感じてしまうなぁ。
-
<ホテル・エウロパ>
駅から歩いて10分かからないこのホテルに2泊します。
部屋に入れてもらうには早すぎるので、とりあえず荷物を預かってもらい、共有部分のお手洗いを拝借してまたモデナ駅へ戻ります。
この日はまず2駅隣のレッジョ・エミリアにある市立博物館に行く予定。小さいとはいえスーツケースは邪魔になる、モデナ駅にもレッジョ・エミリア駅にも荷物預かりはなさそうなので駅近くで24時間フロントOKの(=いつでも荷物を預けられる)このホテルを選びました。
イタリアの地方を旅行していると「駅で荷物を預ける」なんて期待はしなくなるものだ・・ -
<レッジョ・エミリア駅>
モデナ駅から約15分(3.05ユーロ)で到着です。
レッジョ・エミリアは古代ローマから続くエミリア街道沿いの街の一つ。
パルミジャーノ・レッジャーノのレッジャーノ部分はこの街のことだそう。また街をあげて芸術教育や幼児教育に力を入れていることで有名だと、日本で教職に就いている知人から聞いた。
おばちゃんはこの街に面白いモザイクがあると知ってやって来ました。 -
レッジョ・エミリア駅前では漢字の看板が目についた。中国系の旅行社が2社並び、中華レストランもある。
数年後には、駅近くはチャイナタウンのようになるかもしれないとふと思う。
少し殺風景な駅前から市立博物館のある中心地区(チェントロという)を目指します。およそ1.4km、バスがあるかもしれないが切符売り場やバス停を探したりバスを待つことを考えると歩いてしまった方が楽で早そう。 -
だんだんと街並みがエレガントになってくるような。
クリスマスまで一ヶ月、ツリーやプレセピオ(イエスの誕生場面を人形などで表したもの)に使う飾りを売る屋台も数軒出ていました。 -
例えばこんな様子。
しかし今はモザイクのある市立博物館へ急ぐのだ。 -
市立博物館の近くにある広場。
この寒いのに噴水・・・・・ -
噴水の向こうにムニキパーレ劇場。
なぜ建物をまっすぐに撮れないのだろうーー。
この劇場を正面に見て広場の右側に市立博物館があります。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
地味な入り口ですが、この建物の中には先史時代から近代まで、考古学から自然史、さらに歴史や美術と多岐にわたる展示物が多数あって、正式名称のmusei civici(複数形)つまり博物館群にふさわしいものだそうだ。
しかーし、この時は二階部分の考古学、芸術、先史時代以降の歴史的展示やフォンタネージ絵画館と軒並み改修のためにキウーゾ(クローズ)であった。
2020年1月現在もキウーゾのようなのでお出かけの際にはご注意を。
https://www.musei.re.it/collezioni/collezioni-del-palazzo-dei-musei/ -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
ぶっちゃけ開店休業のようなものだが、いいのである。
このガラス扉から見える玄関ホールこそおばちゃんの目的なのだ。モザイク画たちが「おいでおいで」をしているぞ。「モザイクのアトリウム」と名付けられている。
開店休業中だからか入り口部分だからか入場無料。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
11~12世紀にかけてレッジョ・エミリアで発掘されたモザイク達が展示されている。例えばドゥオーモ、サン・トマーゾ教会、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会などの床モザイクなどと説明書きにあった。
幾何学模様の組み合わせもいいのだが、このアトリウムの真骨頂はこれから貼っていく愉快なモザイクです! -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
パーマ頭のおかんみたいなイヴ、「庭木に蛇が巻きついとるやん、あっち行き!」 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
中心にいる謎の生き物。おばちゃんはカエルかと思ったが、旅話仲間の女性は南京虫だと。なんでもギリシャの長距離列車の中で彼女の白き柔肌を刺した不届き者がこんなだったという。う~~南京虫だと愉快じゃない。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
ケンタウルスとケートスが戦っている? -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
これは説明書きにタイトルがあって「狼に襲われる鹿」だそう。狼のお腹のくびれが羨ましい。縁の蔓草模様が稚拙のあまりにいとおしい。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
これも動物(怪獣)同士の争い。首の長いヤツが「わしも噛みたい」と訴えている。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
説明書きに「見習い修道士に飲み物を与える修道士」とあった。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
上の生き物の顔が面白すぎる。こんな顔のおじさんいるよね。下の騎士とともにデザインした人の絵心のなさがイイ。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
これらのモザイクは11~12世紀のものだが、使われているテッセラ(石片)の中にはもっと古い時代のものが混ざっているという。
古代ローマ時代から神殿や邸宅など立派な建物を建てていたイタリアでは、それらが古くなったり廃墟になったり遺跡になったりしたものから石材などを再利用してきたというから不思議なことではない。小さな切片など最初から切り出していくより、部分ごと再利用した方が簡単だったろう。
この花や葉っぱを表す色石はオプス・セクティレというモザイク技法で使われていたものだと思う、今見てもとてもきれいだった。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
説明書きによると「乙女座」。長い下積みの末にやっと紅白出場を叶えた苦労人の女性歌手みたい。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
「モザイクのアトリウム」に入るガラス扉の手前にもこんな愉快なモザイク。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
中世にも野球があったのか。打撃不振に悩む君、がんばれ。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
アトリウムの他には、動物の剥製がずらりと並ぶ展示室に入れました。
しかしなぁ・・・あまり気持ち良くない。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
おばちゃんが心穏やかにながめられたのは蟹くらい。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
ひたすら石石石・・・
モザイクの切片に使ったら良さそうなものもあったりする。 -
<レッジョ・エミリア市立博物館>
山梨県は昇仙峡辺りのお土産屋さんにこういうの並んでるよね。
動物の剥製はともかく、愉快なモザイクをたくさん見ることができて大満足の市立博物館でした。遠足にやって来てよかった。 -
<ヴィットーリア広場>
えんじ色のテントが並んでいる、何かイベントをやっているようなので覗いてみる。 -
<ヴィットーリア広場>
ピエモンテ州の物産展で美味しそうなものがずらりと並んでいる。いつものおばちゃんなら丹念に見てまわり、なんなら買っちゃうところだが、この日はチーズやサラミ類の匂いがきつく感じられて早々と撤退。変だなぁ。
その後バールに入って絞りたてオレンジジュースを飲んだところで、体調がよろしくないと気づいた。ラヴェンナ以来モザイクに熱中しすぎてのぼせたのだろうか(パヴィアのことは忘れよう)。単に風邪の引きはじめって気もする。 -
賑やかな街の通りのあちこちに子供が描いたと思われる絵が飾られていた。見て歩くのも楽しそうだったが、だるいので駅に戻って電車の時間をバールで待った。速やかにモデナのホテルへ戻ったのが13:00前。少し早いが部屋に入れてくれないかなぁと期待したのだが「チェックインは2時から。なんなら隣接のレストランでお昼を食べて待ってたらどう?」とのこと。まぁ仕方ないんだがご飯を食べる元気はない。
このホテルの残念なところの一つは、ロビーがなく座っていられるソファや椅子もないこと。 -
<モデナ・ローマ広場>
仕方ないのでチェントロ(中心地)の方へぶらぶらと歩いてみることにした。
ドゥカーレ宮です、立派だ。クリスマスツリーの準備を始めるのだろう、どんなツリーか見たかったな。 -
<モデナ・ローマ広場>
小さなスケートリンクが設営されていたが、まだこの日はオープン前。クリスマスは近いが本格的にシーズンとなるのは12月8日のインマコラータの日(聖母マリアが母アンナのお腹に宿った日)からだろうか。 -
<モデナ・ローマ広場>
スケートリンクの装置を見たりしつつドゥオーモの方へ歩きます。 -
<ギルランディーナの塔>
ドゥオーモに隣接している塔。「市民の塔」という名もある。高さ86.12mの塔は1179年に完成、幹線道路のエミリア街道をはるかに見渡せるこの塔は長くモデナのシンボルとなったそうだ。
11世紀後半イタリアの中部から北部で、司教権力や伯権力から独立し市民による評議会が運営する都市共同体(コムーネ)が複数生まれた。モデナもその一つ。
ドゥオーモと同じくこの塔の建設の主役はコムーネの市民達だったそうだ。 -
<ギルランディーナの塔>
モデナのドゥオーモはイタリアロマネスクの大物物件である。見応えがありすぎるので時間も気力も必要だと感じた。今のおばちゃんには時間はあるが気力がない。寒気はするし横になって眠りたいくらい気力がない。
そこで、何故か分からんが塔に上ることにした。小規模な自暴自棄、上がって降りて来たらホテルの部屋に入るのにちょうどいい時間になるだろう。
ドゥオーモと塔の間にあるこの小道に入り口があります。 -
<ギルランディーナの塔>
料金は3ユーロ。季節と曜日によって入場時間が異なるので案内を貼っておきます。自分でも何をやっているのか分からないが、とにかく上るぜ! -
<ギルランディーナの塔>
途中に「手桶の部屋」と呼ばれる空間がある。残っているフレスコ画は15世紀のものだそう。星を置いた青い天井が印象的な空間だった。 -
<ギルランディーナの塔>
階段を見上げてみました。 -
<ギルランディーナの塔>
塔の5階部分が展望台になっている。金網の一部が写真を撮る人のために四角く切り取られていた。が、そこはチビのおばちゃんにはいささか高すぎた。むっ! -
<ジェラテリア・ブルーム>
ホテルに戻る前にジェラートを食べることにする。寒気はどーした風邪のひき始めはどーしたと自分でも思うが、お昼を食べてないし風邪をひいた時食べるアイスクリームは美味しい、OKだ。
http://bloomgelato.it -
<ジェラテリア・ブルーム>
モデナで行ってみたいジェラテリアは2軒、今日明日で1軒ずつ食べなければならない。この妙な義務感は何だ?
ロフト部分の椅子に座っていただく。 -
<ジェラテリア・ブルーム>
ピスタチオと無花果、小カップで2.5ユーロ。
どちらも予想と違う方向の味わいでどちらもとても美味しかった!
ピスタチオはよくあるピスタチオクリームを加工した味ではなく、ナッツをすり潰して作った自然な味わい。甘すぎず濃厚で粒々感も良かった。無花果は赤黒く熟れた果実をそのまま使ったようで時々当たる種や皮も面白かった。
もう一度食べたいなぁ。 -
<モデナ・ホテルエウロパ>
さて、やっとホテルの部屋に入れました。
「やったー!」とはならず悲しいことであった。ダブルルームのシングルユースで2泊141.7ユーロ。ケチった自分が悪いのだがね。
予約サイトの口コミでは「十分快適・コスパ良し」という評価がある一方で「変な臭いがする、壁が薄くてトイレを使うのも友人に気を使う」などとマイナス評価もあった。あったのだが他2軒の駅近ホテルは高かった。レッジョ・エミリアに行く予定もあって駅の近くにこだわったおばちゃんは「このマイナス評価をした人は神経質だな」と判断した。愚かであった。 -
<モデナ・ホテルエウロパ>
まとめて書いてしまうと、この部屋に限っては(他の部屋は知らない)マイナスの口コミ通りだった。部屋よりも廊下の方が変な臭いだったのはまだしも。壁の薄さはまさにその通りで「防音」という概念はきっとない。隣室の人の話し声がよく聞こえるし、隣室の人がトイレやシャワーを使うのもよく分かった。逆もまた真なり、おばちゃんは極力迷惑をかけないようテレビの音も小さくしてひっそりと過ごすことに。
ポットがあるのはポイント高し、しかしティーバッグや砂糖はあってもスプーンがなかったぞ。マグカップには貫入、もちろん「ほほう、これはなかなかよろしい貫入ですな」の貫入ではない。 -
<モデナ・ホテルエウロパ>
そしてシャワーブース。今時こんな古いタイプのものがあるとは。円盤にキリで穴を開けたのかしら~。水栓も古いタイプでお湯の温度調整が難しそう。風邪気味だったおばちゃんは敵前逃亡、洗面台(こちらも同タイプの水栓だった)で顔と手と洗濯物をしっかり洗って済ませた。もちろんもっと高いお部屋だったら違ったでしょう。
あ、オイルヒーティングの暖房はしっかりと効いていて暖かく過ごせたのはよかったです。
ケチって口コミを軽視した己を反省しながら、とりあえずお湯を沸かして持参の葛根湯のお湯割りと生姜葛湯を続けて飲んで横になった。スプーンがないから歯ブラシの柄でかき混ぜました。とほほ・・・ -
ひと眠りしたら、だいぶ元気が出てきたので出かけることにした。この日は土曜日、チェントロはたくさんの人で賑わっていました。
-
<アルビネッリ市場>
持ち帰る食材の購入に熱心なおばちゃんは市場にやって来ました。「美食の街として知られるモデナを支える台所」なんて聞けば訪れずにはいられない。
建物になっているので雨でも安心。月曜~土曜の朝6:30~14:30営業、日曜休みですが、土曜日だけは夕方も(16:30~19:00)開いています。
ドゥオーモから歩いて3分くらいかな、近いです。
https://mercatoalbinelli.it -
<アルビネッリ市場>
この市場のシンボルのような少女の像。
八百屋さんや惣菜屋さん、チーズやハム類、調味料、ワイン・・開いているお店の方が多いが魚屋さんなどぽつりぽつりと閉まっていて少し寂しい感じ。やっぱり市場は午前中かなぁ。 -
<アルビネッリ市場>
ワインと一緒にイートインを楽しめるお店が数軒あってその辺りは賑わっていた。飲めると楽しそう。 -
<アルビネッリ市場>
以前アンコーナのアパートに5連泊した時に自炊を試みたことがある。野菜やフレッシュチーズなど買い込む時は楽しかったが、いざ料理となると面倒で挫折した。以来旅行中に自炊はしないと決めたのだが、市場に来ると心が揺れる~。 -
<アルビネッリ市場>
おばちゃんは10月下旬あたりから出回るオリーブオイルの新油(ノヴェッロ)と、バルサミコ酢を買って帰りたい。
バルサミコ酢はいろいろなお店で売っていて、どのお店もちゃんと試食させてくれるようでした。おばちゃんは100ml入りで何年ものであっても50ユーロまでと固く決意しています。 -
<アルビネッリ市場>
ウンブリア州のオリーブオイル・ノヴェッロ発見。
250ml、750mlと瓶詰めで缶入りは3リットル・・・重く割れ物のガラス瓶は避けたいし、3リットル缶ではスーツケースが閉まらなくなるので買えず。 -
<アルビネッリ市場>
お惣菜屋さんで見かけたローストしたカボチャ、絶対絶対うまいやつだ!買うか迷ってカボチャの前を3往復した。しかしねぇ・・ホテルにはコーヒースプーンすらないのだよ。買わなかった。 -
<アルビネッリ市場>
自家製のトルテッリーニを売るお店で。イタリアの雲呑とでも言えばいいのだろうか。形も色も美しくて見惚れてしまう。ピンクまじりのトルテッリーニの詰め物はオレンジとアーモンド、その奥の栗色のは胡桃とリコッタチーズ、黒い筋が入ったものはトリュフとブッラータチーズ入り、どんな味だろう、全部食べてみたいぞ。
このお店の女主人がとても感じがよく、常連らしきお客さんのアドバイスも受けつつバルサミコ酢12年もの35ユーロを味見して購入。ずっと舐めていたいくらいおいしい。常連客さんが「トルテッリーニにかけてもいいしパンナコッタにも合うわよ」「賞味期限?ないわよ、ずっとずっと大丈夫」と女主人よりもずっと熱心に勧めてくれるのが可笑しかった。
女主人が15年もの65ユーロの味見を勧めてくれたが丁重に辞退した。「もし美味しすぎる、悲しい」と怪しく理由を述べたら笑われてしまったぞ。 -
アルビネッリ市場での買物を終えてホテルへ戻ります。夜空にライトアップされたドゥオーモとギルランディーナの塔がとても美しかった。
「明日ゆっくり見学させてもらいますね!」と声をかける。 -
トルテッリーニのお店で買った12年モノのバルサミコ酢35ユーロ。大きな箱はその日のうちに叩き捨てました。市場のサルメリア(生ハムやサラミなど売るお店)にあったシチリアのオリーブオイル500ml缶を2つで19.6ユーロ。日本に持ち帰るというと梱包(?)してくれました。
謎のキツネ色の食べ物は「ニョッコ・フリット」というモデナ名物の薄い揚げパン。生ハムなどと一緒に食べます。トルテッリーニの女主人がおまけに持たせてくれました。「ちょっとトースターかフライパンで温めると美味しいよ」とのことでしたがそのまま食べても美味しかったです。
ニョッコ・フリットを少しつまんで、また葛根湯と生姜葛湯を飲んでこの日は早々にひっそりと就寝です。隣室の人達も静かに過ごしてくださってありがたかったです。
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この旅行記へのコメント (10)
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- マリアンヌさん 2020/06/10 15:12:30
- Amoモザイク
- cokemomoさん 再び~
なんだかんだで落ち着かない日々だったので、今更ながらお邪魔してます。
レッジョ・エミリア市立博物館、最高だねぇ。
パーマ頭のおかんみたいなイヴ あはは 確かにあっち行きぃって言ってそう。
cokemomoさんがカエルだと思った中心にいる謎の生き物。この絵柄どこかで見たことがあるような?モモ先生の写本か?面白いねぇ。
ケンタウルスとケートスや狼に襲われる鹿は、題材としては見るけど動きがあって出来がいいよね。
これも動物(怪獣)同士の争い。首の長いヤツが「わしも噛みたい」と訴えているーこれはもう図柄がうけるぅ。
オプス・セクティレ…私がカラブリアで見損ねた教会のモザイクの技法だ!
あの山奥、再訪できる日が来るのやら。
長い下積みの末にやっと紅白出場を叶えた苦労人の女性歌手みたいな「乙女座」は何だか髪型がスサノオノミコトみたいで親しみ感じるわぁ。保存状態いいねぇ。
いい物件、教えてくれてありがとう♪
でも具合、悪くなっちゃったのね。私もたまに半日くらいホテルの部屋で休養することもあるよ。やっぱり日常と違うし気が張るもんね。
早くイタリア旅行できる日が戻るといいね。
マリアンヌ
- cokemomoさん からの返信 2020/06/11 12:46:22
- Re: Amoモザイク
- マリアンヌさん、私もまたまたこんにちは♪
そうなんです、レッジョ・エミリアの市立博物館にあんな楽しいモザイクがあるなんて、しかも入り口ロビー部分だから無料よ~!本体の方はずっと改装中だから何があるかも分からないままだけど。
あのカエルのような謎の生き物、どこでご覧になったか思い出したらぜひ教えてくださいね。
あそこにあったモザイクの生き物たちは、マリアンヌさんがおっしゃる通りどれも動きがあって引きつけられました。
カラブリア のぐるぐる蛇をご覧になれなかったのはホントに惜しかったですよね。また来てねってカラブリアからのメッセージだとしても、そんなに来て欲しいなら鉄道とバスの需実をお願いしたいかと。現地のコーディネーターも少し気をきかせて欲しかった・・と私まで悔しかったです。
でもスティーロはばっちりでしたよね。あの辺りはベルガモットの産地、いつかの時にはバスオイルとかお土産に買いたいかも。
今年はイタリア旅行はもう仕方ない無理だと思ってはいますが、せめて国内くらいは気楽に出かけたいですね。ライブやコンサートも当分難しいんだろうな・・・
-
- PuellaApuliaeさん 2020/01/20 03:50:14
- 知らなかったですー!
- cokemomoさま、こんばんは。
またまたためになる旅行記をありがとうございます。
タイトル写真にとても惹かれました。レッジョエミリアで降りたことがなく、この博物館の存在を知りませんでした。しまったー!なんて楽しいモザイクたちでしょう。見たい、絶対見たい。
春が来て暖かくなったらまた出歩きます。今年はヨーロッパも暖冬なので寒いなんて言うのは軟弱なんですが。復活祭の休みにはとりあえずプーリア行を計画中。
では続編(まだ続きますよね?)お待ちしております。
- cokemomoさん からの返信 2020/01/20 21:21:16
- Re: 知らなかったですー!
- Fiorenzaさん、こんばんは。
私もモザイク好きの方のブログでたまたま知ったのですが、その偶然に大感謝です。そうでなかったらレッジョエミリアってまず行かなかったと思うんです。Fiorenzaさんはレッジョエミリアの駅は数えきれないくらい通過してるでしょうね。
エミリア街道沿いで、ピアチェンツァにも楽しいモザイクが残っているのだからモデナやパルマにも絶対あっただろうに・・と思うのですが、聞かないですよねぇ・・?
今年のパスクァは4月12日ですよね。プーリアいいなぁ、絶対いい季節ですよねぇ!もしかしてメルフィやヴェノーザ(サ?)も候補に入っていますか?私は5月下旬頃にこの辺りとテルモリ(トレミティのサン・ニコラ島に行きたい)を考えているので先に行かれていろいろと教えていただけるとラッキーだなと虫のいいことを思ってます。
旅行記、モザイクを見終わったのでどんどん薄味になりつつ続きます♪ではでは。
- PuellaApuliaeさん からの返信 2020/01/21 02:16:54
- Re: 知らなかったですー!
- cokemomoさま、拝復です。
えへへ、そうなんです。ヴェノーサはもちろんのこと、メルフィのあの教会にいくことを計画しています。あとラーゴペーゾレ城とかこれまでに取りこぼしたところも。
トレミティ諸島って、ひょっとして日伊協会の発行物ご覧になりました?私も実はあれを見て行きたくなりルートに入れようとしたのですが、フェリーを調べたら、プーリアからの船は6月以降でした。テルモリからなら通年あるようですが、わざわざそのためにテルモリまで行くのが面倒になり没になりました。それに復活祭前後はいつにもまして交通が不便になるので困ったものです。公共交通機関利用断念の箇所もありそうです。
それではまた~。
- cokemomoさん からの返信 2020/01/21 22:14:47
- Re: 知らなかったですー!
- Fiorenzaさん、こんばんは。
メルフィもヴェノーサも計画に入っているんですね。やったー!?ラーゴペーゾレ城は知らなかったのですが姿のいい城ですね。駅から4kmを往復する覚悟をすれば行けるなど考えてしまいます。
行かれたらぜひぜひ旅行記を書いてくださいませ。大いに参考にさせていただけますもん。メルフィもヴェノーサも旅行記がほとんどなくてーー「美しいメルフィ」の連呼にびっくりな旅行記?はここで見かけたのですがーー。
トレミティ諸島のサン・ニコラ修道院のモザイクは以前モモ先生の講座のスライドで見たことがあったのですが、夏しかフェリーがないと思い込んでいました。テルモリからなら通年船があると知ったら行きたくなってしまった次第です。
日伊協会の発行物「クロナカ」ですね。チェックしたら欲しくてたまらなくなりました。会員でなくても買えるようなので申し込んでしまいそう。バックナンバーもひかれるタイトルが多くてびっくりです。こんな良いものがあったとは。ますますイタリア沼にずぶずぶ・・・
復活祭前後の移動は大変そうで、日本から遥々出かける身としては避けたい時期です・・昨年は4月20日頃が復活祭で25日が木曜で、週末が明けたらすぐメーデー・・・絶対この時期は外そうと決意したことを思い出します。
あ、また長々と書いてしまった。ではでは。
-
- Siniさん 2020/01/19 10:24:31
- 解説が楽しすぎて!
- cokemomo さま
モザイク画の解説が面白くて!
モザイクに釘付けになりました。
あの市場なかなか親しみやすいですよね。女性オーナーか、おかみさんが多いような気がしました。で、ちょっとだけおまけしてくれたり、っていうのが嬉しいですね。
いつもながら楽しく拝見しました。どの旅行記も。
- cokemomoさん からの返信 2020/01/19 19:13:14
- Re: 解説が楽しすぎて!
- Siniさん、こんにちは。
あの愉快なモザイク達を楽しんでいただけて嬉しいです。
解説ーーと仰っていただくと恥ずかしいですが、何だか間抜けな空想が頭に浮かぶんです。
表紙に選んだ乙女座のモザイク、前のmaroonさんの「女教祖さま」の発想も楽しいですよね。
Siniさんもあの市場行かれたんですね。ほんと、おかみさんが多かったように思います。オリーブオイルを売っているお店のおかみさんは、「健康にいい、オメガトレッだよ!」と勢いよく呼びかけてました。
ちょっとしたおまけって後々まで良い印象が残りますね。
Siniさん、東欧に行かれたんですね。本当にあちこちお出かけでらして旅行記や口コミを拝見するのが追いつかないです。
さっさと自分のを終わらせて、早くみなさまの旅行記を読みたいです!がんばれ私・・・。
ではでは。
-
- maroonさん 2020/01/18 16:37:39
- 乙女座!?
- トップの写真を見て、怪しげな宗教の女教祖さまかと
思っちゃいましたよ。そういえば、演歌歌手にも見える。
ともかく、どのモザイクもほほえましく、和みますね。
トルテッリーニ、美味しいそう、食べてみたいな。
この次の旅には、プラスチックのフォークや紙皿を
持参されたほうが良さそうですね。
- cokemomoさん からの返信 2020/01/19 19:04:52
- Re: 乙女座!?
- maroonさん、こんにちは。
おぉ、「怪しげな宗教の女教祖さま」、うまいです!
本当そんな感じがありますね~。胸元(首元?)の大きな丸い石が神秘の源だったりしてね。腕を広げて「さぁ、私を信じていれば大丈夫っ」と呼びかけて、広い袖口にはお布施をポイポイと入れていく・・・なんて妄想が止まらない。
あの女性には乙女感がないですよね。
世界遺産になるような立派で美しいモザイクではないけど、楽しくてとてもよかったです。
プラスチックのフォークや紙皿・・・思いつきませんでした。持っていったことたなかったのですが、嵩張るものでも重いものでもないからいいですね。
そうしたらあのカボチャも食べることができたし、、何より歯ブラシの柄で葛根湯をかき混ぜることもなかった。
次は持ち物リストに入れます。アドバイスありがとうございまーす。
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旅行記グループ 2019年晩秋、おばちゃん北伊モザイク偏愛旅行
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