北斎の晩年作を見るために松本から小布施町まで日帰り旅行

2019/11/25 - 2019/11/25

信州松本空港まで来て、松本駅前のホテルで２泊するtripの初日は、松本城を堪能した。二日目は、前日ホテルでスマホを頼りに探した情報で、朝、８時８分発の長野駅行のＪＲに乗ることにした。長野駅からさらに乗り継いで、私鉄の長野電鉄の電車で小布施駅まで行った。目的は、もちろん、葛飾北斎の最晩年作を見ることだ。　　

小布施駅に降りると、駅前にいるタクシーで岩松院に直行してもらった。８０歳過ぎた北斎の最晩年に鳳凰を描いた巨大な天井画を見ることが目的だ。北斎の娘の葛飾応爲が晩年作を補助したのではという説もある。応為も残されたわずかの作品に、その才能を発揮していることは明らかだし、私もその可能性ありと思う。それでも、北斎が関わったことは間違いないようだから、この絵を見たことが、今回の日帰り旅のベスト点だ。星５つは、その理由による。

今回は、鳳凰を描いた天井画をこの岩松院で見て、さらに、北斎館という場所では、祭りの神輿の天板画なども次に見に行った。残念ながら、写真は一切ない。

不思議なのは、江戸からこの小布施まで、８０歳過ぎた最晩年に４度も旅行したという元気さだ。小布施の豪農高井鴻山というスポンサーの援助は素晴らしい。小布施はこの北斎の最晩年作が残されているがゆえに、海外からも北斎ファンがつめかける町になったのだ。

写真一枚目は北斎館の撮影可能の説明パネルより。
（場所の選択肢に小布施町がない。。。）

エリア 長野市(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

松本駅をＪＲの列車で出発し、長野駅に向かう。

松本駅 駅

松本駅

松本駅と長野駅の間の車窓

松本駅と長野駅の間の車窓

松本駅と長野駅の間の車窓

松本駅と長野駅の間の車窓

松本駅と長野駅の間の車窓

長野電鉄の長野線に乗り換え、小布施駅に向かう途中、千曲川を渡る。
災害の爪痕はあちこちに見えた。

千曲川の鉄橋。

長野電鉄の長野線小布施駅に到着

小布施駅 駅

小布施駅

岩松院に到着

岩松院は、福島正則の霊廟があるそうだが、武人には関心がない。特に海外から来る人は、北斎の天井画を見るためにここに来ていることは間違いない。

岩松院

岩松院

岩松院

岩松院

岩松院 寺・神社・教会

岩松院

（部屋の外だけは撮影可能）

岩松院

（部屋の外だけは撮影可能）

岩松院

（部屋の外だけは撮影可能）

岩松院を退出して、タクシーを待つ。

北斎館に到着したが、その前にあるレストランで小布施名物の栗おこわを食べる。
栗が名物とのことで、おみやげも、栗のはいったもの。。

食後は、北斎館に入場。

北斎館 美術館・博物館

入口のポスター

入場料を払うのはいいが、内部では撮影はできないし、展示作品リストももらっていない。簡単なパンフのみだ。。。しかも、このポスターに書いてある富嶽三十六景は、全作品とも近年製作した新しい複製が展示してある。。。東京国立博物館で購入できるものと多分同じだろう。（私も一点持っている）せめて数点は当時の本物かと思ったのだが。。富嶽百景のほうは、多分江戸時代に出版された版画を束ねた本を一枚づつ、ばらしたものが展示してあっただけ。。

もっとも、祭りの神輿が見られたのはよかった。北斎の本物は半分は東京のすみだ博物館に貸し出し中とあったが、ここには残り部分は見られた。もっとも、これらの半分は、大阪でも見ていたものだが。。。浮世絵画ではなく本物の絵も結構あったが、ほとんどは、他の場所で既に見た記憶のあるものだった。

結局は、岩松院の天井画を見れたのが、ここまで、わざわざ来た甲斐があったというべきものだろう。

パネルだけは撮影可能。

パネルだけは撮影可能。

次の写真は小布施駅前に戻ったところ。。

帰りは乗車賃１００円追加で、この特急電車に乗れた。

小布施駅 駅

最後尾に座る。

車内

車内から撮影

千曲川を渡る

長野駅に到着。ＪＲ長野駅は、少し歩く。

長野電鉄の行きに乗った電車。

長野駅 (長野電鉄) 駅

ＪＲ長野駅。　長野市の善光寺は既に二回来ているし、特に二回目は最悪のイメージがあるので、寄り道する気はない。

長野駅 (JR東日本) 駅

ＪＲ長野駅前

長野駅から松本駅までは、帰りは違う景色を期待して、高速バスに乗ってみた。しかし、半分は眠っていたので、評価はできない。。

川中島のあたりを通過？

後は写真なし。