2019/11/19 - 2019/11/19
16位(同エリア37件中)
worldhusiastさん
- worldhusiastさんTOP
- 旅行記299冊
- クチコミ163件
- Q&A回答16件
- 788,945アクセス
- フォロワー81人
この旅行記のスケジュール
2019/11/19
-
バスでの移動
7:50 ミンスク→9:30 ニャースヴィシュ
-
ニャースヴィシュ旧市庁舎
-
ランチ@スカルブニツァ
-
バスでの移動
14:26 ニャースヴィシュ→15:04 ミール
-
夕食@カフェ ダローガ・ザムコフ
-
バスでの移動
19:30 ミール→21:07 ミンスク
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
ベラルーシにある二つの世界遺産を、公共交通機関を使って1日で回ってきました。
ニャースヴィシュ城は、リトアニア大公国、ポーランド・リトアニア共和国の貴族ラジヴィウ(ラジヴィル)家の宮殿。外観というよりは、まばゆい豪華な内装を楽しむお城です。そのままずばり、ニャースヴィシュ(Нясвіж)という場所にあります。
ミール城(フロント写真)は、ラジヴィウ家の居所だったこともある建物。バロック様式とルネサンス様式が入り混じる不思議な外観が一番の見所です。こちらもそのままずばり、ミールという場所にあります。
歩き方にもありますが、ミンスクを起点に一日で両方回るにはニャースヴィシュを先にしないと不可能です。ミンスクからニャースヴィシュへは朝は7:50発のみ、ニャースヴィシュからミールへは14:26発のみという鬼ダイヤ(2019/11現在)。ミールからミンスクへの便は数便あるようです。一日でめぐりたい方はネットで予め調べておき、念のため前日までにミンスクのバスターミナルで時刻をきいておくとよいかも。
【2019/11 バルト三国とベラルーシ】
11/17 https://4travel.jp/travelogue/11570877
タリン旧市街散歩
11/18
TLL→MSQ (B2 806)
11/19
ニャースヴィシュ城+ミール城・・・この旅行記です
11/20
ミンスク→ヴィリニュス(鉄道)
トラカイ城
11/21 https://4travel.jp/travelogue/11570879
ヴィリニュス旧市街散歩
ヴィリニュス→カウナス(バス)
11/22 https://4travel.jp/travelogue/11570880
カウナス散歩
カウナス→シャウレイ(バス)
11/23 https://4travel.jp/travelogue/11570881
シャウレイ→十字架の丘→ルンダーレ宮殿→リガ
11/24 https://4travel.jp/travelogue/11570882
リガ散歩
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
PR
-
2019/11/19
7:36
ミンスク駅の隣のビルの1階にある中央バスターミナルから出発です。チケットは前日に買っておきました。チケット売り場ではクレカが使えます。
売場の周辺では小さなキオスクがあり、パンやコーヒーなど簡単なものが買えます。ここもクレカが使えてびっくり。
3人しか乗っていませんでしたが、旧ソ連圏にありがちな満員になってから発車スタイルではなく、ちゃんと時刻表どおり7:50に発車。まるで近代的で再びのおどろき。
7:50 ミンスク バスターミナル
→9:30 ニャースヴィシュ バスターミナル
BYN 9 -
ニャースヴィシュに到着。バス自体はピンスクというミンスクと似て非なる町へ行くようで、途中下車となるので注意です。
着いてすぐ、ニャースヴィシュから次のミールへ向かうバスチケットを買おうとチケット売り場に行きましたが、14:00に開くCASA1(切符売場の1番窓口)で購入するよう指示されました。
というわけで、とりあえずニャースヴィシュ城へ向かいます。 -
ニャースヴィシュのバスターミナルの場所はこちら↓
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%B0%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5/@53.2211168,26.674101,19z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x46d91d3b7092779b:0x61ec5afc40e0d206!8m2!3d53.2211168!4d26.6746482
お城までは、バスターミナルのビルを出て右に進んでいきます。特に看板などはでていなかったのですが、あんまり観光化が進んでいないのかな。 -
地図はあったのですが、よく見ると中国語が・・・。
ベラルーシは完全に中国の勢力を受けており、空港をはじめ、あちこちの看板などに中国語の翻訳がついていました。泊まったホテルには「中国友好」のステッカーが貼ってあるほど。
北京からミンスクまでの直行便もありますしね。そりゃそうなりますわ。 -
9:57
旧市庁舎が見えてきたら道路を渡って左に進み、教会の先を右に曲がると、ニャスヴィシュ城の切符売場の建物があります。ちなみにここもクレカ可です。
切符を買ってから、この門を通っていざ中へ!
ニャースヴィシュ城
入場料 BYN 14 -
門の向こうは、すさまじい靄・・・。
このまままっすぐ歩いていったらあの世に行っちゃいそう。 -
10:10
そんな天国への一本道を歩いていくと・・・
見えてきました!ニャースヴィシュ城!なんだかとっても幻想的で、これはこれでありかも! -
入口正面。
誰も歩いていない奇跡w -
正面の門を通過すると、中庭になっていました。なかなか重厚感ある美しいお城です。こんなのを16世紀に造ったんですね。リトアニア大公国のミコワイ・ラジヴィウ・シェロトカによるものだそうです。
中庭はいびつな六角形をしています。 -
ちょうど入口の門の対面。写真右の看板があるのがわかるでしょうか。
-
看板の部分に来ると扉が開いています。ここが内部への入口です。わかりにくw
-
無料のコート預かりがあり、冬は便利。シューカバーをつけて中に入ります。
トイレもあるので、ここで済ませておくとよいでしょう。 -
チケットを係員に見せて、いよいよ内部へ!
最初に現れる階段。クリスマスの時期ということもあり、装飾がとてもかわいい!
でもこの階段は上れません。隣の部屋へ行きましょう。 -
ここからは豪華な部屋をみていきます。
まずはスター・ホール。金で装飾された天井は煌びやかというか金満というかw -
隣接する部屋は書斎。さらに奥に見えるのは王妃の寝室です。緑を基調にした落ち着いた部屋ですね。
-
大きな暖炉のホール(Big Fireplace Hall)。
中庭の写真の右斜めになっている建物を貫き、渡り廊下のような部屋になっています。 -
正面から見た暖炉。かなり立派ですね。
-
暖炉のホールを抜けると、小食堂。
小さいんですかこれ、と思った私は庶民。 -
その奥は「ホワイト・ボール・ホール」。
もとはゲスト用の部屋だったり、ポーランド・リトアニア共和国の最後の国王(スタニスワフ・ポニャトフスキ)が訪れた際にこの部屋に泊まったりしていたようです。
その後ボールルームになり、音楽の他演劇も披露されたようです。 -
Hetman Hallというこの部屋には肖像画が飾られていました。
-
フロリーアン・ラジヴィウ(Hieronim Florian Radziwiłł)などの肖像画がありました。
-
こちらはそのままずばり金の広間(Golden Hall)。白い壁や天井が金の装飾でとてもきれい!祝祭の際に使われたそうです。贅沢。
-
部屋の反対側。クリスマスツリーのあるスペシャルバージョン。
-
その隣は狩りの部屋。ヨーロッパの貴族の趣味と言ったら狩猟ですね。鳥などを主につかまえていたようです。
-
最後は王妃のサロン。上品にまとめられていますね。
ここまでで約1時間です。
ところでお気づきでしょうか。写真は立入禁止となっている部分もありましたが、そうでない部分でも観光客が一人も写っていないということを・・・。
そうです、訪問時はほぼ貸切状態でした。心ゆくまで部屋を楽しめて最高のお城でした。 -
戻る途中、カトリック聖体教会にも立ち寄ってみましたが、内部撮影は禁止。
ピンクを基調にした壁にフレスコ画がぎっしり描かれており、美しい内装でした。ラジヴィウ家の墓所でもあるようです。 -
12:00
まだバスまで時間があるので、旧市庁舎を覗いてみることにしました。
ニャースヴィシュ旧市庁舎
BYN 3 -
受付を済ませ、まず2階にあがるよう言われます。階段、小さいけどシンプルできれいな感じ。
-
こちらがメインホール。ここが行政を執り行う場所だったようです。
-
ニャースヴィシュ城を建築したミコワイ・ラジヴィウ・シェロトカ(1549-1616)の肖像が飾ってありました。
-
こちらはシェロトカの父、ミコワイ・ラジヴィウ・チャルヌィ(1515-1565)。そのまま、チャルヌィな(黒い)絵になっていますw
-
隣の小さな部屋は裁判所。
ほかに、拷問具や、お金、肖像画、筆記具などの展示がありました。 -
12:30
まだバスまで時間があるので、お昼ごはんにします。市庁舎前にあるこちらに入ってみました。 -
ポーク・ペペロニを注文。豚のハーブ焼きでした。オレガノの香りがよく、ペッパーもきいててそのままでもおいしい!マスタード入りのスメタナと食べると味変してこれまた良き。
付け合わせのサラダは、塩気があって、少しおどろき。 -
調子に乗ってデザートもw
シャルロトカというアップルパイです。あまり甘くなくて、飽きずに食べられます。付け合わせのアイスは濃い目の味で、これまた美味。
おいしゅうございました!
ランチ@スカルブニツァ
ポーク・ペペロニ BYN 8.70
紅茶 BYN 2.20
シャルロトカ BYN 3.50 -
アウトスタンツィヤ・ニャースヴィシュ、ということでバスターミナルに戻ってきました。
-
事前に聞いていた通り、14:00ぴったりに開く1番窓口でチケット購入できました。ちなみに1番窓口は写真のおばちゃんが立っているところ。
-
14:26発というので電光掲示板を見てみると、ソリゴルスクからポーランド国境のグロドノまで行く便を途中乗車・途中下車する形のようです。この便がミールに行くのをよく発見したなw
14:25発とかいうのもあるので、間違えないようにしなきゃ。 -
来た来た!なんと発車8分前に到着。時間通りにCome with me出発です!
バス
14:26 ニャースヴィシュ→15:04 ミール
BYN 2.24 -
15:04
40分弱でミールに到着。ここに着く手前でミール城のすぐ脇を通るので、車窓を見ていれば下りるところを間違えないです。
左の建物はバスの切符売場のようなのですが、閉店ガラガラ。 -
窓に時刻が貼り付けてあるので、到着したらこれをみてミール城観光の時間を設定するのが良いと思います。
ただ、見てわかるように非常に不親切な書き方になっています。左の列が起点 - 終点、中央の列がミールの発車時間、右の列が運行曜日、「ежедневный」は毎日という意味です。左の列の終点がミンスクになっているもので、その日運行されるかをみて、時間をチェックします。
このときは19:30発があったので、ミールでは城観光と夕飯をとることにしました。 -
15:13
バス停から数分でミール城に到着です。
ミール城
入場料 BYN 14 -
中に入る前に、外観をまずチェック。先に言ってしまうと、ミール城は内装はあまり凝っていないので、外観と一部の部屋を楽しむような感じです。
もとは16世紀に建てられたゴシック様式の城だったのですが、これまたミコワイ・ラジヴィウ・シェロトカによってルネサンス様式に改築されたもので、ちょっと変わった外観になっています。
池がそばにあって優雅な感じ。 -
塔が建物からはみ出ているのも変わっていますね。
-
近くで見ると、レンガの積まれている向きが無茶苦茶。とにかく積んだという印象です。
-
門をくぐると中庭になっており、四角形に建物が取り囲んでいます。
-
チケットは、1.城内、2.牢獄、3.塔と渡り廊下、4.廟にそれぞれ入れるようになっています。全部ちゃんとみると1時間30分くらいはかかります。まずは城内へ。
展示室になっていました。なるほど内装はあまり凝っていない様子。 -
最初に城を建てたユーリ・イリイーニチの領土の地図。概ね現在のベラルーシと同じ感じですね。
-
一部古い壁が残っていました。
-
オルシャの戦いの絵。リトアニア・ポーランド連合がモスクワ軍に勝った戦いです。
-
かつてのミール城。だいぶ荒廃していたんですね。
-
廊下に出たら、急に内装がw
-
荒廃したお城を修復したロシア時代の貴族スヴャトポルク=ミルスキー家の図書室。本だけでなく、一族の資料なども保管されていたようです。
-
狭くて急な階段をのぼると、最初にでてくるのが19世紀の家具。
動物の毛のものは絨毯でしょうか。狩りを趣味としていたようなので、その獲物かもしれませんね。 -
食堂。だだっ広い!ストーブも大きいですね。
-
食卓の奥に飾られていた絨毯は、今は古ぼけてしまっていますが、鮮やかだったのでしょう。
-
食器の展示。上品なデザインのものが多いように思います。これがあの食堂で使われていたのですね。
-
ポートレート・ホール。華やかで素敵なお部屋。公的な儀式や式典等を執り行ったようです。
写真では暗く映ってしまいましたが、本当は白く見えます。 -
別角度から。このように白くて美しいです。
-
こちらの絨毯はかなりきれいな状態で見応え十分。
-
続いては牢獄と塔・渡り廊下に行ってみます。
-
狭い階段を下りると、小さな部屋がありました。これが牢獄。
でもこれだけです・・・。 -
さっさと塔の方へ。
こんな階段を上っていきます。かなり急で、手すりはあるものの足元が安定しない個所もあり結構危ない印象。 -
渡り廊下にでました。
-
中庭ビュー!
-
入口ビュー!w
-
塔の中は非常にシンプル。壁からはみだしていることもあり、防御の目的ではなかったとも言われています。
-
最後は廟。さっき図書室ででてきたスヴャトポルク=ミルスキー家の墓所です。
-
中はこれだけです・・・。
-
貴重な(!?)ミール城のバックショットを見ながら、お城観光を終わりにします。
-
夕食にします。バス停のそばにいくつか食事ができるところがあるのですが、営業終了後だったり、バーのみだったりとかで、こちらのお店しかなかったYo!
バスの時間までまだ2時間以上あるのですが、そんなに時間つぶせるかな・・・。 -
まずはボルシチ!
期待してたほど熱くはなかったけど、具多め、スープ多めで食べ応えありました。味も良くていきなり満足。 -
メインはチキンカツレツにしました。
おやおや・・・薄味?塩コショウふらないと味気ないです。付け合わせのピクルスやマスタードと食べるために薄味にしてるのかな。
ごちそうさま!
思ったより時間があまり、紅茶でねばらせていただくことにw
夕食@カフェ Дорога Замков(ダローガ・ザムコフ)
ボルシチ BYN 4.50
チキンカツレツ BYN 8.00
紅茶 BYN 1.50 -
19:26
気づけば真っ暗!w
定刻ちょっと前にちゃんとバスが来ました。チケットは運転手に直接支払います。ベラルーシのバスの定時性すごいんですね。
19:30 ミール→21:07 ミンスク
BYN 6.06 -
21:07
道中真っ暗でさしてみるものもなくw
ミンスクバスターミナルに到着しました。
1日で二つの僻地世界遺産のお城をめぐれて、合計80ルーブル(食事代込、約4,000円)とかなりお安いのもありがたい。オフシーズンということもあり、お城にほとんど観光客がいなかったのもよかったです。道路はすべて舗装されており、状態も問題なかったのもいいところ。
あとは天気だけ・・・。訪れるならぜひ夏に!w
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の都市(ベラルーシ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ベラルーシで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ベラルーシ最安
775円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
75