2019/07/06 - 2019/07/06
5位(同エリア37件中)
まみさん
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2019/07/06土 世界遺産のミール城とネスヴィジ城一日ツアー(現地英語ツアー)
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・市庁舎前でツアーガイドと合流(09:00出発)
☆ミール城(10.10-12:00)
☆スヴャトポルク・ミールスキー家の廟
・ミール城内のレストランでランチ
☆キリスト聖体教会(ラジアヴィル家の廟)
☆ネスヴィジ城(13:20-15:15)
◎車内から旧市庁舎エリアを観察
・ミンスク駅まで送ってもらう
・駅構内散策とバスターミナル下見
・Galelioのヴァスィリキで夕食
・夜行列車に乗る(21:31発)
【夜行列車泊】
※ネスヴィジ城という日本語での表記はベラルーシ共和国観光情報サイトに倣ったものです。
http://tourismbelarus.net/
「地球の歩き方」ではニャースヴィシュ城で、こちらの方がベラルーシ語に近く、ネスヴィジ城の方が英語表記に近い気がしますが、前者でなじんでしまいました。
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ベラルーシ観光では外せない世界遺産のミール城とネスヴィジ城めぐり。
限られた旅程で効率よく回りたかったのと、その場でガイドさんの説明を聞いた方が充実した見学になるので、ベラルーシでのホテルや鉄道チケットの手配を依頼した現地旅行代理店の英語のグループツアーをあらかじめ申し込んでいました。
クループツアーなので、ツアー代金はそれほど高くつかないです。
ところが実際には、参加者は私たった1人!
つまり、通常のグループツアー代金で、私1人のためにガイドさんと車とドライバーがつくVIPツアーになったのです!
最初にミール城を回り、城のレストランでランチを取り、車で30分ほどの移動で、午後1時半頃にネスヴィジ城に到着しました。
ネスヴィジ城は華麗なバロックの宮殿でした。
バロック宮殿は、これまでの海外旅行で何ヶ所も訪れているし、城主は城を改築するにあたってイタリアから建築家を呼び寄せたので、以前はあちこちイタリアを旅行してきた私にとっては、ことさら新鮮だったわけではありませんでしたが、随所にポーランドやリトアニアなどの東欧らしさを感じることができました。
ガイドさんがいたからこそ、城にまつわる伝説も聞くことができました。
それに城は池に囲まれていて、その周辺の景色も気に入りましたし、近くにこれまでの東欧旅行で何度か見かけたことがある野外の木造彫刻群があって、そういういわばオプション的な要素もとてもよかったです。
その彫刻群の写真が撮れたのも、城に向かう時にゆっくり写真が撮れたのも、ツアー参加者が私一人だったからこそ、ガイドさんが私のペースに合わせてくれて、私の興味の引くものに寄り道してくれたおかげでした。
それにはおそらく、グループでぞろぞろ移動しながらガイドする方が時間がかかるのでしょうから、時間に余裕ができたおかげもあるでしょう。
実は、本日のツアーの申し込みは私一人しかいなかったので、旅行代理店からキャンセルさせてくれないかというメールが届いていたのを、帰国後に知りました。
さすがにグループツアーの代金で、私一人だけのためにガイドと運転手と車を手配するのはわりにあわないと思ったのでしょう。
だけどその連絡は私のベラルーシへの出発直前に出されていて、ツアー日はミンスクに到着して3日目だったので、メールチェックをしていませんでした。
なので私は何にも知らずに当日、集合場所へ向かい、私に連絡が届かなかったので、予定通りツアーが催行されたわけでした!
<2019年ベラルーシとモスクワ旅行の簡易旅程一覧(前泊を含む)>
7/03水 仕事帰りにインターナショナルガーデンホテル成田に前泊
(1) 7/04木 成田第一ターミナルからモスクワ経由でミンスク到着
(2) 7/05金 ミンスク市内観光&国立歴史博物館・国立図書館展望台の夜景ほか
(3) 7/06土 世界遺産のミール城とネスヴィジ城一日ツアー(現地英語ツアー)★
(4) 7/07日 夜行列車でヴィテプスク到着&市内観光
(5) 7/08月 ヴィテプスク2日目&夕方の列車でミンスクへ戻る
(6) 7/09火 ミンスク:民芸品村ドゥドゥトキ&国立美術館
(7) 7/10水 アエロフロートでモスクワへ&モスクワ動物園
(8) 7/11木 午後から観光開始でトレチャコフ美術館の本館のみ
(9) 7/12金 クレムリン(教会広場のみ)&アルバート通りで買い物後、出国
(10) 7/13土 帰国(成田空港第一ターミナル)
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
準備編を含む全体の感想はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」にも掲載しています。
http://mami1.cocolog-nifty.com/
全体の詳細旅程もこちらのブログに記載する予定です。
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ニャースヴィシュ(ネスヴィジ)の町の地図
ベラルーシ語と英語と中国語が併記されていました。
川のほとりにある城のマークが、めざすネスヴィジ宮殿です。 -
ニャースヴィシュ(ネスヴィジ)宮殿のある公園の地図
赤いところが宮殿で、その手前の橋の前から歩いて向かいました。
宮殿の周辺は自然の中の散策路になっているようでした。
「世界遺産のラジヴィル家の宮殿があるニャースヴィシュ
ミンスクの南西約90kmの処にある古い町。リトアニア、ポーランドで勢力を振るったラジヴィル家の本拠地となり、彼らの住んだ宮殿が周辺の建築とともに2005年にユネスコの世界遺産に登録された。宮殿は湖が広がる公園の中にあり、多くの人が訪れる風光明媚な観光地となっている。(つづく)」
(「地球の歩き方ロシア2018-2019年版」より引用) -
ニャースヴィシュ(ネスヴィジ)のキリスト聖体教会の前で車を降りる
向かって右が教会本体で、左側のれんがの建物は鐘楼。
駐車場は町の中心にあって少し距離があるというので、私とガイドさんはここで車を降りました。 -
キリスト聖体教会のファサードと背後の塔
イタリア・バロック様式チック。カトリック教会だそうです。
先にこの教会を見学しました。
ちなみにガイドさんの説明によると、ベラルーシの住民の70%が正教会の教徒で、カトリック教徒は15%ほど。カトリック教会は主にポーランド時代に増えたので、西に多いそうです。 -
聖体教会のファサード
中は撮影禁止でしたが、ぎっしりとだまし絵風のフレスコ画が描かれた壮麗な教会でした。
また、近世にリトアニアとポーランドで勢力をふるったラジヴィル家の廟がありました。 -
池にかかった堤を通って城に向かう途中
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堤から眺めた池向こうの景色
いいかんじにドラマチックな雲が浮かんだ空も、写欲をそそられました。 -
向こう岸に木造の彫刻群が見える
中東欧旅行ではよく見かけました。
私が興味を示したので、ガイドさんが、宮殿見学の後で見に行きましょうと言ってくれました。 -
紋章がある橋を渡り
宮殿に到着する前にぱちぱち撮ってしまいました。 -
木立越しに見えるネスヴィジ城と兵士の彫像
私がこの彫像に興味を示したので、先に見に行きましょうかとガイドさんが案内してくれました。 -
兵士の彫像とネスヴィジ城の鐘楼
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戦争の慰霊碑
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戦争で犠牲になったネスヴィジの住民のための慰霊碑
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常に献花がある
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池の向こうに見えてきたネスヴィジ城のゲート
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イチオシ
ネスヴィジ城のゲートブリッジとゲートと鐘楼
このアングルが一番美しいかもしれません。
「世界遺産のラジヴィル家の宮殿があるニャースヴィシュ
(つづき)ニャースヴィシュは1533年に、当時のリトアニア大公国の最高実力者ラジヴィル家の所領となった。1583年にはイタリアから建築家が招かれ、城の建設が始められた。以後、1939年にソ連の侵攻によってラジヴィル家が追放されるまで改築が繰り返され、現在の六角形の中庭をもつ宮殿アンサンブルが残された。世界遺産に登録された理由に、16世紀からの東欧、中欧の建築発展の過程が特徴的に見られることが挙げられている。(つづく)」
(「地球の歩き方ロシア2018-2019年版」より引用) -
イチオシ
ゲート屋根の上の3本の小塔にも注目
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美しいバロック風の屋根
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美しいバロック様式のゲート
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ゲートの脇に、2010年に改修、と書かれた白い札がある
ガイドさんいわく、ほんとは2010年にはまだ改修は完成しなかったらしいです。 -
ゲートをくぐると目の前に開ける、井戸のある中庭と華麗な宮殿
「世界遺産のラジヴィル家の宮殿があるニャースヴィシュ
(つづき)宮殿は、今も水をたたえた堀のある城郭の中に立っている。中庭の奥にあるのが宮殿本館で、バロック様式の3階建ての建築だ。美しく再現された天井パネルやタイルストーブ、床の寄木細工などは宮殿のかつての姿を彷彿とさせる。宮殿内にはホテルやカフェなども設置されている。宮殿の東側は、ラジヴィル一族の胸像などが置かれた公園となっている。(後略)」
(「地球の歩き方ロシア2018-2019年版」より引用) -
井戸の前で、中世の衣装を着た女性が笛を吹く
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紋章や化粧漆喰の装飾が美しい一番華麗なファサード
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一番華麗なファサードを見上げて
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ゲート側の鐘楼
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階段を上がって
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バロック宮殿らしい階段と化粧漆喰が美しい壁
奥の踊り場にはバロック時計。 -
美しい装飾のテラス越しに眺めた中庭と鐘楼のあるゲート側
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鷲の形をした照明
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星型の模様のある天井
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バロックらしい宮殿の主人の部屋
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絵がはめ込まれたベッドがあり
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重厚なソファと、いくつも肖像画
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デスク側
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次の部屋は木の壁が落ち着いた雰囲気を醸し出し
壁の木の枠の模様は同じものはないそうです。 -
タイルのストーブを真ん中に
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豪華な飾り暖炉と明かり
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天井のシャンデリアと
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次は家族のダイニングルーム
落ち着いた雰囲気がありました。 -
奥から料理がは運ばれてくる
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タイルのストーブもある
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ダンスホール
天井をフレームインさせて。 -
こちらにもおしゃれなストーブあり
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ドレープのきいたカーテンの向こうにテラスがある
ソファも素敵です。 -
窓の外に見えるかつての馬屋は、今はホテル
馬屋といっても、馬たちはとても大事にされていて、絨毯が敷かれているようなところだったようです。 -
ミュージックホールにて
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ミュージックホールのストーブ側
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ストーブと中庭に面した窓側
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華麗な天井
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次の部屋はゴシック調の天井
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金色の模様が華やか
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ゴーストレディが見られるという伝説のある合わせ鏡
ガイドさんいわく、ラジヴィル家の一族の娘にポーランド王が惚れて、周囲の反対を押し切って結婚したけれど、その娘はたった数日だけ王妃となったけれど、若くして亡くなって、その娘の亡霊がこの合わせ鏡の向こうに見えるという伝説があるそうです。
その娘は王家の血筋ではないため、毒殺されたという説もあるそうです。 -
リトアニア貴族の男性の腰ベルト(サッシュ)
今ではとても再現できない手織りのものです。 -
美しい文様のサッシュ
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ストーブと飾り暖炉と華麗な縁取りの鏡
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この部屋には城主の衣装も展示
ポーランド風です。 -
城主夫人の衣装はスペイン風
当時の一番最先端の宮殿の流行を取り寄せたためです。 -
金糸が豪華な軍服
ポーランド風かリトアニア風。 -
頭飾りも華やかになった近世の城主夫人の衣装
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豪華なジャケットを羽織り
ポーランド風かな。 -
金の化粧漆喰とシャンデリアが豪華な部屋
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武具の展示もあり
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美しい鉱物の展示もある
私は宝石好きが高じて、貴石となる鉱石にも興味があるのです。
このコレクションは、城主の中に鉱石好きがいたからだそうです。 -
マラカイト!
マラカイトは宝石にもなりますが、バロック建築の内装の壁などにも使われたりします。 -
狩猟で仕留めた獲物が飾られた部屋
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たくさんあるのはヘラジカの角かな
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痛々しいけれど、立派な角がこのように展示されると、たしかに内装としても美しい
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部屋の中央にはビリヤード台
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暖炉の前とヒグマの毛皮と剥製
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廊下に展示されていた劇場の模型
この宮殿にあった劇場のようです。 -
実際に使われた劇場の道具
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劇場関連の展示の様子
効果音を立てる道具とか。 -
くるくる回して波を表す
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宮廷劇場を造って演劇を振興させた城主夫人の肖像画
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教会のミサのパンに刻印をつける道具
ハサミみたいで面白いです。 -
すばらしい刺繍のガウン
司教のガウンではないかと思います。 -
レースの刺繍が美しいガウンや十字架など
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ミサの重要な場面で鳴らすベル
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シルバー製の婦人用グッズ
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日本で作られた陶器もある
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ミーハーな私好みの陶器
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宮殿内にある礼拝堂
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城主夫人の部屋
女性らしいやさしい雰囲気の部屋です。 -
夢のような天蓋付きのベッド
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家族の写真があるサイドテーブルと豪華な時計と可愛らしい丸テーブル
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着替え用の衝立が映った大きな鏡
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家紋がある化粧漆喰装飾も華やかなストーブ
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この部屋の主人の肖像画
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ラブラブチェア
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イチオシ
城内の見学を終えて、再び華麗なファサードを眺める
雲に太陽の光が遮られていて、日向と日影のコントラストがなく、撮りやすくなっていたので。 -
イチオシ
赤い衣装の女性がいてさらに絵になる
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超広角レンズでとらえた中庭
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超広角レンズでとらえた鐘楼ゲート側
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井戸の装飾と鐘楼
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宮殿を出て
自転車もフレームインさせました。
私は自転車がある景色って好きなのです。 -
すぐそばにはこのようなプレイランドがあって
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東欧らしいカラフルさ
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このセンスが楽しい
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その近くにあった木彫刻
不思議な形をしています。なんだろう。 -
笛吹き男の彫刻
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ベラルーシの民族衣装を着たおじいさんの彫刻
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バイオリン弾き
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花冠をかぶった女性
童話チックです。 -
精霊たちかな
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王冠をかぶった鷲や、女性像や
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王冠をかぶった鷲
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憧れ
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板を抱えたあごひげおじさん
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獣かな
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女性の横顔
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角笛と杖を手にしたおじいさん
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はじらいの女性
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盾を抱えた鷲
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頭にフクロウを従えた妖精のおじいさん
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イチオシ
深い瞑想にふけっているような穏やかな表情のおじいさんと
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イチオシ
知恵の女神の使いのフクロウ
なかなか味わいのある彫刻でした。
一人ツアーだからこそ、こういう寄り道ができたと思います。 -
池越しに眺めるキリスト聖体教会
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来た道を戻りながらも、池越しの景色に惹かれて
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ドラマチックな雲と共に、木立の枝で縁取りして
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こういう風景もーにも惹かれる
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車の中から撮影した町の市庁舎
町観光はもともとツアーの内容に含まれていないし、ツアー終了時間まで余裕がなかったのですが、車でざっと町の中心を寄り道してくれました。
車から降りずに撮影したのですが、写真を撮るために車を一時ストップしてもらえました。
この中は、博物館なのでしょう。
ミンスクに戻った後は、本来は集合場所のミンスク市庁舎前広場で解散ですが、ツアー参加者は私一人ということもあり、ミンスク駅前で車を下ろしてもらいました。
この日の夕方は夜行列車に乗って、ヴィテプスクに向かうことになっていました。
その夜行列車まで時間はたっぷりあったので、体力と気力さえあれば、きのう回れなかったトラエツカヤ旧市街を散策できたと思うし、机上のプランではそれも考えていました。
でも、前日とこの日の観光疲れもあったし、夕食もゆっくり取りたかったし、トラエツカヤ旧市街から中央駅に移動するのにそれなりに時間がかかるので、駅前でのんびりしていた方がよいと思ったのでした。
ミンスク2日目・城めぐりの1日編おわり。
ヴィフプスク1日目編へとつづく。
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