2019/11/23 - 2019/11/23
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worldhusiastさん
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バルト三国とベラルーシを巡ってきました。今回は個人的に10年ほど前から行きたい場所リストに載せていた世界遺産(無形文化遺産)「十字架の丘」へ!
杉原千畝で有名なカウナスからバスでシャウレイに到着し、ホテルで一泊。Turnėというホテルにしましたが、一泊44ユーロと超破格でありがたし!シャウレイのバスターミナルから10分ちょっとと好立地です。夜は歩いても平気でしたが、暗いのでそれなりに注意が必要です。
さて、シャウレイから「十字架の丘」までの交通手段を検討。
1.バス
JoniškisまたはŽagarė行きでドマンタイ下車。
(メリット)
・シャウレイに戻ってくるかJoniškisに行く人向け。
・激安。
(デメリット)
・本数が少ないため、待っている間に冬は凍えちゃうYo!
・バス停留所から「十字架の丘」まで結構歩く。
・バスの時間を気にしながら観光しないといけない。
2.レンタサイクル
(メリット)
・健康的!
・道中の景色も楽しみながら時間を気にせずマイペースな旅が楽しめる。
(デメリット)
・シャウレイに戻らないといけない。
・疲れる。
3.タクシー
(メリット)
・バスの時間を気にせず観光が楽しめる。
・空調をつけてくれる(はず)。
(デメリット)
・料金がやや高い上、乗る前に交渉しないといけない。
・人によってはタクシーを待たせているのが気になっちゃうかも。
私は、十字架の丘の後、国境を超えてラトビアに入り、「ルンダーレ宮殿」をみて首都のリガまで一日で抜けるつもりだったので、タクシーを選択。11月下旬ですでに死ぬほど寒くてバスなんていちいち待っていられません!!
どうしてもバス旅がしたい場合は、最初タクシーを使ってよければ2019/11現在の時刻表上は次の行程で行けるようですが、実践していないので保証できませんw 国境を超える9:50 Joniškis発の便(クライペダ-リガ便)が1日1便で難所になりますのでご注意を。
7:00 タクシーでシャウレイから十字架の丘へ(7:15ごろ着)
7:25発のバスもありますが、これだと見学時間がとれません。
+++ 十字架の丘見学 +++
8:45 Domantai → 9:20 Joniškis
9:50 Joniškis → 10:10 Elėja または 10:35 Jelgava (M-2409)
Elėjaは何もない上停留所がわかりにくいので、動線は非効率ですがJelgavaまで行った方がいいかも
12:05 Jelgava または 12:33 Elėja → 13:04 Rundāles pils (7352)
+++ ルンダーレ宮殿見学 +++
15:18 Rundāles pils → 15:33 Vidusskola (6383)
+++ バウスカ城をチラ見・歩いてバウスカAOへ +++
バウスカ城に興味なければそのまま乗っていればバウスカAOに着きます。バウスカからリガへは多数便があります。
リトアニア→ https://www.autobusubilietai.lt/?lang=0
ラトビア→ https://www.1188.lv/en
旅行記の写真は半分以上がルンダーレ宮殿なんですが、個人的に十字架の丘がメインなのでリトアニア旅行記に登録ですw
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【2019/11 バルト三国とベラルーシ】
11/17 https://4travel.jp/travelogue/11570877
タリン旧市街散歩
11/18 TLL→MSQ (B2 806)
11/19 https://4travel.jp/travelogue/11570878
ニャースヴィシュ城+ミール城
11/20
ミンスク→ヴィリニュス(鉄道)
トラカイ城
11/21 https://4travel.jp/travelogue/11570879
ヴィリニュス旧市街散歩
ヴィリニュス→カウナス(バス)
11/22 https://4travel.jp/travelogue/11570880
カウナス散歩
カウナス→シャウレイ(バス)
11/23 ・・・今回はこの旅行記です
シャウレイ→十字架の丘→ルンダーレ宮殿→リガ
11/24 https://4travel.jp/travelogue/11570882
リガ散歩
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 2.5
PR
-
10:00
前日、シャウレイのホテルTurnėのフロントで、十字架の丘からルンダーレ宮殿へ行く車を手配してもらいました。
約束の10時にはスタンバイ!なんと白タクでしたw
ちなみに料金交渉も前日にしておいたのですが、1km=1ユーロという換算っぽいです。Turnė→十字架の丘→ルンダーレ宮殿はGoogle mapによると88km。閑散期ということも考慮し、ちょっと値引きしてもらって70ユーロで決着です。
白タク
EUR 70(要交渉) -
車に乗ってほどなく、こちらの分岐点にさしかかります。看板の「Kryžių kalnas」は十字架の丘という意味。
ちょっとぼけてしまっていますが、分岐の奥にバス停の看板も見えます。バスで来る方はあそこで下りて徒歩になるんですね。 -
分岐を曲がると、こんな一本道に。十字架の丘までは2km弱あります。ここをとぼとぼ歩くのは、冬は寒すぎて無理だし、夏は暑すぎて無理そうだし、とにかく無理そうだ・・・。
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10:15
出発して15分、ビジターセンターを華麗に通過して、十字架の丘に到着です。ビジターセンターでは十字架を購入して丘に置くことができるそうなのですが、今回は省略しますw
おー見えてる見えてる!しっかし寒いぃぃ!!
十字架の丘
見学自由 -
本格的な十字架の「丘」に向かうまでの通路にも十字架が置かれています。
通路の真ん中にも! -
丘に向かってずーっと続いている!!
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出迎えるかのように十字架が!
ちなみにこの十字架の丘は、もとはロシアにより処刑された人などへの追悼のモニュメントでしたが、後に反ロシアの象徴とされていました。現在は観光客が十字架をかけていったりもして、政治的なニュアンスは減りつつあるようです。 -
丘へは階段で上れるようです。両側は驚くほどの十字架が無造作に並べられています。
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十字架だけでなくキリスト像まで!
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階段を上りきっても、まだ先に小さな丘がありました。丘は2つあるんですね。
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イチオシ
本当におびただしい十字架です。
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今度はマリア様かな!?
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二つ目の丘のてっぺんに来ましたが、坂の下までつながっていました・・・。
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十字架を立てかけるだけでなく、木にもかけられていました。
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「香港人加油」(香港人がんばれ)とか、「民主与自由」(民主と自由)とか。
香港民主化についての祈りはあちこちで散見されました。日本語の十字架もいくつか見かけました。 -
ちょっと離れてみると、丘の真ん中がへこんでいて、二つあるのがわかります。
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ぐるっと一周。いやー圧巻でした!こんなのはそうそう見られない・・・。
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10:50
では次!あったかハイムならぬ、あったかクルマが待っていてくれて助かります。バスで来ていたら30分歩いて定時には来そうにないバスを待たなきゃいけないわけで、想像したくもない!w
車は幹線道路に戻って北へ。遠くに十字架の丘が見えています。 -
11:26
30分ほどで、ラトビアとの国境にさしかかりました。
Googleストリートビューでみると、2012年の時点ではちょうどこの写真の位置辺りにかつては国境施設があったようなのですが、訪問時は何もありませんでした。 -
個人的108ヶ国目 ラトビア入国ー!
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ラトビア側は国境施設の残骸が残っていました。現在はどうみても機能していません。
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Elėjaという町・・・というか集落のある交差点で右折。急に道が悪くなりますw
ダートではないからいいですが・・・。 -
11:55
ルンダーレ宮殿に到着!ここで白タクとはお別れです。
ルンダーレ宮殿は18世紀、クールラント大公のエルンスト・ヨハン・フォン・ビロンの夏の宮殿として建てられたもの。豪華なお部屋を楽しむ系のスポットです。 -
門をくぐると中庭になっていました。「バルトのヴェルサイユ」と言われるそうですが、規模を比較するとかなり小さめです。シェーンブルン宮殿を折り曲げたような、エカテリーナ宮殿を黄色くして折り曲げたような、とにかく折り曲げたような印象でした。
写真正面に向かっていくと入口があります。チケットは、夫人の部屋を含むかどうかと、冬季以外はフランス庭園を含むかどうかで変わります。また、季節によっても金額が変わります。
ルンダーレ宮殿
長いルート(11-3月期) EUR 8(クレカ可) -
ロッカーがあるので便利です。ちなみに冬季はダウンジャケットは預けず、手持ちにしましょう。館内は案外肌寒いです。
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階段を上がってお部屋へ!
順番に掲載しますので、歩き方などの見取り図を見ながらご覧になってくださいませ。 -
いきなり出てくるのは黄金の広間。ビロン公の戴冠式がここで行われたそうです。
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天井画はイタリア人画家によるもの。「支配者の功績」を描いていたものだそうです。テーマが独特・・・。
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その奥は小さな部屋が続きます。こちらは青の間。
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一番奥は白の広間。舞踏会用の部屋だったようです。
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優雅に踊る人々の服が映えそうな白一色の部屋。
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レリーフも華美にならず控えめな感じ。こちらは農村の様子のようですが、四季や火・水・土・空を表すものなどさまざまです。
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白の広間の奥に、楕円形の磁器の間という小さな部屋がありました。
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中国のが多かったのですが、日本の磁器もありました。
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青の間などの裏にある廊下を通って入口階段の方へ戻ります。
ここはグランドギャラリーなる名前ですが、彫刻や花瓶が置いてあるわけではなく、壁画になっています。影の感じから、おそらくだまし絵なのかも? -
入口階段に戻りました。ここからは住居部分になります。
階段の正面にあったのはプラトン・ズボフの部屋。ビロンは、ゴマすりと賄賂で摂政にまで上りつめる一方、意地悪で不誠実で金に汚い性格は政敵を生み、摂政開始三週間で逮捕され、シベリアに左遷されてしまいます。老いぼれになって害がなくなったビロンを呼び戻したのがズボフです。
老害にならなかったのは意外。 -
図書室。あんまり本棚がないですが、当時はどうだったんでしょうね。
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バラの間。天井画はさっきと同じイタリア人画家によるもの。壁は人工大理石です。
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バラのレリーフのアップ!
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オランダ画の部屋。オランダの画家の絵が並べられています。
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こちらはレンブラント。光が当たってよく見えないYo!
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支配者のポートレートの間。ピョートル大帝など有名権力者もあるのですが数少なく、神聖ローマ皇帝フランツ1世、ロシア皇帝パーヴェル1世などなかなかマニアックな人選。
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マリアテレジアの絵もありました。
ピンボケすみません! -
ビロン公の寝室。宮殿の中心に、庭園に向かって設置されています。窓は南西向きなので、ちょうど光が入りまくります。
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ここにはビロン公と妻ベニグナ・フォン・トロタの絵がありました。
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公の謁見室。赤い壁紙から、「赤の書斎」ともいわれるそうです。
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天井画はさっきから出てくるイタリア人画家によるもの。ヴィーナスとアドニスの絵だそうです。
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この部屋はこちらのクーラント公ペーテルが好んだ様式なんだとか。
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イタリアの間。イタリアの調度品が多いのかと思いきや、解説によるとドイツの方が多いような・・・。
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公のダイニングルーム。壁を覆う人工大理石から、大理石の広間ともいわれるそうです。
部屋は広いですが、思った以上にテーブルが小さいような。 -
テーブルには所狭しといろいろな食器などが置かれています。
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食堂の隣にはビリヤードルームが。
食後に一興したんですかね。 -
ここからみるフランス庭園。冬はちょっと寂しいかな。
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大理石の広間につながるのはシュヴァロフの部屋。
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日本のお皿が壁に掛けられていました。斬新。
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公のトイレ。
え、トイレ・・・? -
このあたりは小さな部屋が続きます。狩りの間。
ドアの上に見える鹿の角はドイツやオーストリアのものだそうで、ラトビアのものではないようです。 -
公の書斎。
書斎机はラトビアのものだそうです。 -
その隣は公のドレッシングルーム。
この部屋は公の寝室の裏手にあたり、隠し扉でつながっているそうです。 -
シュヴァロフの部屋に戻ると、階段が登場。短いルートの場合はここでおしまいです。
今回は長いルートを購入したので、公爵夫人の部屋も見ることができます。
こちらは公爵夫人の書斎です。 -
その奥に続くのは公爵夫人のサロン。書斎と同じような内装です。
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その奥は公爵夫人のブドゥアール。調度品の多くはフランスのものでした。
・・・装飾が独特のセンス。 -
装飾のセンスを正面から堪能。
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公爵夫人の寝室。公爵のものとは違い、北西向きで暗く、狭く、あんまり寝たくなるような部屋ではありません。
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寝室の奥にあるのは公爵夫人のトイレ。
なのですが、このときはトイレっぽいものは置いていないっぽかったです。さっきの公のトイレもトイレ的調度品は置いていなかったので、メンテ中なんですかね。
フランス製腰湯桶とか、フランス製ビデとか、見られず残念。 -
その後は展示室が続きます。
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続いてフランス庭園にも行ってみます。寒々しいですが・・・。
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庭園は何もないので、宮殿をパチリ!
ルンダーレ宮殿おしまい!観光客ほぼいなくて貸切状態でした。寒々しさと引換えですね。ラッキー。 -
ルンダーレ宮殿前のバス停に来ました。ここからまずは近くの町バウスカに行きます。
時刻表を見ると・・・え?少なっ。 -
よく見たら別ルートのがあるのでした。次は14:34みたい。
ところで、上のスカスカな時刻表は、JelgavaからElejaを通ってルンダーレ宮殿に来るバスです。十字架の丘からバスでここに来るときに使うこともできなくはないです(行程例は冒頭部に書きました)。 -
14:33
来た来た!・・・え、これバス!?
ちゃんと行き先も書いてあるし、これなのか・・・。
バス
14:34 Rundāles pils → 14:54 Bauska AO
EUR 0.75 -
雲は厚いけどいい夕焼け!
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バウスカAO(バスターミナル)に着く数分前に、史跡っぽいのを発見。バウスカ城っていうんですね。
時間と余力があって天候がよければ、これを通過してすぐのVidusskolaというバス停で下りて、写真を撮ったりしても楽しいかも。
今回は余力はあるのですが寒すぎるので車内からでサーセンw -
バウスカのバスターミナルに到着しました。
次は首都リガへ向かいます。チケットはチケット売り場のおばちゃんから購入。クレカ使えます。
ちなみにこのバスターミナル、トイレ有料です。 -
では一路リガヘ!
バス
15:10 バウスカ→16:26 リガ
EUR 3.05(クレカ可) -
道の状態もよく、快適にバスがリガへ向かいます。
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