2018/12/10 - 2018/12/20
313位(同エリア698件中)
ぱせりさん
寒い時期の旅行は荷物も多くなるし、雪の中を歩きまわるのも億劫だなぁ、と敬遠していましたが、本場のクリスマスマーケットを一度は観るべきだ、という強い勧めもあり、ドイツとフランス・アルザス地方のクリスマスマーケットを巡る旅に行ってきました。
旅行の途中で、目的地でもあるストラスブールのクリスマスマーケットでのテロのニュースが入り、慌てる場面もありました。また、ホテルの備品を壊してしまったり、予定の電車に乗り遅れたりといろいろありましたが、振り返れば、本場のクリスマスマーケットは一度は訪れておくべきだ、と強くお勧めできる楽しい旅でした。
2018年12月10日 関西国際空港からフランクフルトへ
11日 ニュルンベルク
12日 ローテンブルク
13日 ヴュルツブルク
14日 フランクフルト
15日 マインツ
16日 コルマール、カイゼルベルグ、リクヴィル
17日 エギスハイム
18日 ストラスブール
19日 フランクフルト
20日 帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
コルマールからストラスブール(Strasbourg)へは電車で30分ほど。
この時期だからだろうが、以前泊まって気に入ったホテルが取れなかった。駅前という立地重視で選んだホテル、ニッド・ドゥ・シゴーニュ(Hotel Nid de Cigognes Strasbourg Centre Gare)はガッカリだった。
エレベーターが故障していたため、階段で3階の部屋までホテルのスタッフがスーツケースを持って案内してくれた。駅前広場が見える部屋は、内装は古かったが広く、よさそうに思えたのだが...傾いてる!?ビー玉を転がすまでもなく、床が傾いているのが判る。震災で傾いたマンションで暮らし船酔いのような症状で悩まされたという知人の言葉を思いだし、部屋を変えて欲しいと掛け合ったが、無理とのこと。明日は動くからと言っていたエレベーターは結局動かなかったし、備え付けのヘアドライヤーは壊れていたし、ちょっとねぇ...
気を取り直し、階段を下りて、クリスマスマーケットにでかけよう。 -
この時期、200万人が訪れるといわれるストラスブールは「フランスにおけるクリスマスの首都」と呼ばれている -誰が言っているのやら...- のだそうで、すごく期待しているのだが、6日前の銃撃事件がどう影響しているのか...再開されたクリスマスマーケットをマクロン大統領が訪れ、盛り上げようとしていたのだが、どうやら観光客は減っているようだ。
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再開されたクリスマスマーケット会場は旧市街にあり、そこに入る橋で所持品検査が行われていた。旧市街は中世の城塞都市のなごりで、周囲をぐるりとイル川に囲まれているため、橋をおさえれば人の出入りは容易に把握できる。防御面を考えた昔の都市作りがこんな形で活きている、と妙なところに感心しながら検問を通過。
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右に行けば、木組みの建物がイル川沿いに立ち並ぶプティット・フランス(Petite France)だが、まっすぐグランリュを進む。
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グランリュから脇道に少し入りカメラを構えていたら、同行者からのコーション!
背後の暗がりに佇んでいた二人組が近づいてきた、とのこと。慌ててグランリュに戻る。
クリスマスマーケットでは、「国外から流入してきた窃盗集団によるスリ被害が頻発する傾向」があると領事館発行の「安全の手引き」にもあったが、気をつけないと...
でも、「国外から流入してきた」というところは、在ストラスブール日本国総領事館の気遣いだろうね。 -
11月22日通り。
デパート(Galeries Lafayette)に続く道は、グランリュより賑やかなイルミネーションだ。まだ開いていた店で、アカシアの蜂蜜を大量に買い込んだ。フランス国内に30店舗あまりを展開するFamille maryという蜂蜜専門店だが、パリやリヨン、アヌシーなど訪れた町で店を探し、Bioのアカシアの蜂蜜をお土産にするのが、私のフランス旅行の決まりごとになっている。 -
クレベール広場(Kléber square)
前日、銃撃事件で犠牲になった方への追悼集会がここで行われ、雨の中、多くの人々が集まったそうだ。
犠牲となった5名の中には、奥さんと一緒に来ていたタイからの旅行者がいたときく。大切な人と楽しい想い出をつくるためにここを選んで来たのだろうに。。雨に濡れた石畳がなんともいえない。。。 -
このツリーは30mの高さがあるという。Wikiではドイツ発祥になっているが、ここ、アルザス地方が「クリスマスツリー発祥の地」という話もある。
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今年-2019年-は、ここクレベール広場に、アイススケートリンクが設けられるようだ。心から楽しめるクリスマスになるといいね。
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広場から出て、大聖堂に向かう。
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あ。いい感じだな。
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いい感じだな。と歩いていく先の路上に、たくさんの花束、ロウソクが置かれていた。
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銃撃事件は、この旅行で最初にクリスマスマーケットを訪れたニュルンベルクのホテルで知った。テレビのニュースで報じられていたのだが、犯人が逃走しているということもあり、ストラスブールへの旅を変更するか、悩んだ。実際、中止になったツアーもあったようだ。個人手配の旅行は、柔軟な対応ができるように思えるが、状況を的確に把握するというスタートのところからつまづいてしまう。テロ事件は論外だが、些細なことでも起こって欲しくないものだ。
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大聖堂が近いが人通りも多いとは言えず、慰霊の献花を見たせいか、さみしい感じがする。
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広角レンズを持ってくればよかった、と思う。それほど、大聖堂は大きい。
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ドイツでもそうだったけど、焼き栗を売る屋台は、汽車の形が定番なのか?
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やはり、少しさみしいか...
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おとなしめの屋台が続く中、目立つのは?
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観光案内所だ。以前来た時に、大聖堂はライトアップしないのか?と訊いたら、クリスマスの頃に来なさいと言われたのを思い出した。
来ましたよ! -
広角レンズを...と思うが、レンズを交換する時には手元に集中するから隙だらけになり、スリから見ると格好の獲物になるんだろうなぁ、と今回も持ってこなかった。毎回、旅行の準備をする時に悩む。で、持ってこなかったのを旅先で後悔する。という繰り返し。
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白でまとめてみました、というところか。巨大なきのこが気になるが。
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おや?レストラン?肉屋?
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Googleストリートビューで見ると、こんな飾り付けはないから、これでもクリスマスデコレーションなんだろうね。
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いかにもアルザス料理の店、という看板を見つけたけど、なんか寂しい路地だなぁ...
どこか大きな通りの明るい店を探そう... -
翌朝。
フランクフルトへの列車の時間まで、旧市街を散歩。
昨日行かなかったプティット・フランスに行ってみよう。 -
木組みの家。石畳。いいなあ。
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ドイツでも木組みの家はあったけど、こっちの方がいい感じなのは何故だろう?きっと変わりはないのだろうが。ストラスブールは国境の町、電車に乗れば10分ほどでライン川対岸のドイツの町に行ける。次に来た時には行ってみようかな。
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水が加わると、木組みの家は、さらにいい感じに。
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ね。
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すっかり葉を落とした木々もいい感じ。
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コルマールの運河沿いのカラフルな木組みの街並みもよかったけど、色を抑えた、こっちの景色もいいなあ。
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撮りまくる。
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お土産を探そう...
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お菓子屋さんのウインドウ
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店のおねえさんの許可をいただいて、じっくり撮らせてもらう。
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サンタからのプレゼントは人形。
サンタに近づけない子どもの背中をちょっと押してやるおかあさん。
というストーリーなのかな? -
雪合戦。楽しそう。
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アルザスのクリスマスと言ってるだけあって、リースの真ん中にはコウノトリ
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飾り付け、昨日はブタや調理道具が使われていたのを見たけど、ここは子ども用のイスに木馬。なにを使ってもいいのがフランス流?
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さ。戻ろう。
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デパート(Galeries Lafayette)の近くの停留所、Homme de Ferでトラムに乗ろうとしたのだが、トラムは停車せず通過して行く。あれぇ?乗客はいるから回送じゃないよね?急行?と思ったのだが、次に来たトラムも減速はするが停まらない。ホームにいた西洋人のおじいさんが杖でドアをガンガン叩いて合図するが、停まらない。えーーー??
どうなっておるのだ?と、おじいさんにフランス語で訊かれるが、こっちが訊きたい。
と、おねえさんが英語で声をかけてくれた。クリスマスマーケットの開催時期は、この停留所には停まらないのだそうだ。橋を渡ったところにある停留所に停まるから、そこに行けと教えてくれた。なるほど、クリスマスマーケットに行く人はその停留所で降りて橋を渡らないと旧市街に入ってこれない。で、橋に設けられた検問所でチェックされるという訳だ。
ならば!トラムが停まらない停留所でチケットを売らないでください!
ストラスブールのクリスマスマーケットに行こうと思ってる方は、こういうこともありますから、憶えておいてください。
さて、フランクフルトへのTGVに急がなくては
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