2019年夏 台湾一人旅 Part3 （台南市内を散策→自強夜市に）

2019/09/01 - 2019/09/07

2019年9月に台湾に行ってきました。
旅程としては成田から高雄、新幹線で台北に移動。帰りは桃園から成田の予定です。
飛行機はチャイナエアラインビジネスクラスを利用しました。
帰国後バタバタしていてアップの時期を逸してしまいましたが、写真やメモの整理をしつつのんびり続けていく予定です。

今回は2日目の後半です。

〇1日目
　　2019年夏 台湾一人旅 Part1 （チャイナエアラインビジネスクラスで高雄に＋鴨肉珍で夕食）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11564616
〇2日目前半
　　2019年夏 台湾一人旅 Part2 （岡山の航空教育展示館を見学）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11566726
〇2日目後半
　　今ここ！

エリア 台南(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

さて、台南にやってきました。

駅舎は工事中で、シートに覆われています。（これは以前来た時の写真）
日本統治時代の古い建築物でなかなか味のある建物ですが、確かに老朽化といえば老朽化。
東京駅などと同じように現在の駅舎の特徴的な部分など、一部を残して新しくするそうです。

台南駅に着いたのはすでにお昼を回っていましたが、今朝十二分に食べたのでまだお腹は空かず。先に観光することにしましょう。

台南は赤崁楼や安平古堡くらいしか行ったことがないので、今回はそれ以外のスポットを回ろうと思います。

台南駅 駅

まずやってきたのは台湾の英雄、鄭 成功を祀った「延平郡王祠」。

延平郡王祠 寺院・教会

火、いや水を吐くドラゴン。

境内に。

ちゃんと日本語の説明もあります。

鄭成功は中国人の父と日本人の母との間に生まれた17世紀の軍人、政治家。
その後中国大陸に渡って清と戦うものの敗れ、台湾に渡る。
台湾ではそれまでの支配者であったオランダ人を駆逐して政権を樹立。
「開山王」や「開台聖王」として今も尊敬されています。

こちらが本殿。

そしてご本尊。いやお寺ではないのでご神体？と言うべきか。

鄭成功に従い、清と戦って亡くなった二人の将軍も祀られています。

日本統治時代に「開山神社」と呼ばれていたころのもの。

日本が去ったと思ったら今度は大陸から国民党がやってきて。。。
国民党の党章？

ああ、鳥居の上にありましたね。

そして次に台南孔子廟に移動。
孔子廟はどこの町にも一つくらいはある感じの台湾ですが、台南の孔子廟は台湾では最も古いものと言われています。

孔子廟 (台南) 寺院・教会

大学の道は明徳を明らかにするに在り。
で始まる有名な一説。

などともっともらしく書いていますが、すいません。
ググっただけです。

門をくぐるとそこに。。。

工事中でした。（泣）

黄色い紙が用意されていますので学問成就の願い事を書き、スタンプを押してこちらに。台湾版の絵馬とでも呼ぶべきでしょうか？
もちろん自分も一枚。
まあ今更遅い説あります。

さて次に向かって移動中ですが、台南は建築物に見るべきものが多いです。
こちらは一見洋館風ですが、実は日本人の設計。
旧台南警察署で現在は台南市の美術館。

こちらは旧山林事務所。
現在は葉石涛さんという方の文学記念館。

このモダンな建物は当然日本統治時代のものではありませんが、なんと設計者は日本人。先ほどの美術館の2号館。

街歩きを楽しみながら到着したのはこちら「林百貨店」です。

林百貨店 建造物

1932年に山口県出身の林 方一さんが創立、戦争後は製塩工場などに利用されていましたが1980年台からは空きビルに。
その後台南市が中心となってリノベーションして再開業。

もちろん塗りなおされていますが、基本的な構造は開業時のままかと。

往時の台南の街並み。

創業者、林さんご一家。
もっとも林方一さんご自身は無念にも開業前に病死されています。

店内は食べ物などの土産物、衣類、アクセサリー、食器、レストランなどがあり正に百貨店。今どきの感覚からするとセレクトショップという感じかもしれません。
見ているだけで楽しめます。
人の顔が映り込んでしまったので残念ながら店内の写真はカット。

屋上まで上がってきました。

現在でも台南には高いビルは少ないので展望が楽しめます。

屋上には神社も。
もちろん二礼二拍一礼で参拝。
日本人ですから。

また、戦争中に銃撃された痕などもそのまま残っています。

こちらが全景。
平日の昼間なのになぜか若者で溢れていました。

時間も14時をとうに過ぎて、さすがにお腹が空いてきたので昼食に。
擔仔麺や粽は食べたことがあるので、今回はサバヒー粥に油條をトッピング。

こちらのサバヒーは予め骨を取ってほぐしてあるタイプですね。
骨付きの方がうまい、という説もありますがそれはまた次回に。

悦津鹹粥 アジア料理

あ、お店の写真を撮り忘れた。。。
西門のロータリーにある「悦津咸粥」です。
お父さんに口頭で注文「請給我虱目魚粥　内用」→油條乗せるかと身振りで聞いてくるので「要」→空いているテーブルに座って待つ→食べ物が来たら会計→食事開始。

高雄に帰る電車では爆睡。
高雄止まりの電車でよかった。。。

美麗島駅で地下鉄を乗り換える際にいったん改札を出てこちらに。
何回見ても素晴らしいです。

ちょっとアングルを変えると、こんな感じ。（笑）

まだ夕食には早いのと、カメラなど荷物を置いてから出かけたいので一旦ホテルに。
鹽埕埔駅の2番出口です。
ここは一見歩行者専用の道みたいですが、実際は車道でいきなり車やバイクがガンガン来ますのでご注意を。

特に高雄はモーターバイクが多いです。
エンジンではなく本当の電動バイク。
日本の電動自転車と違って形もスピードもバイク並みです。
よく見るとナンバープレートには「電動車」の文字が。
これ、ほとんど無音で来るので特に注意です。
何回かひやりとさせられました。

結構汗もかいたので、軽くシャワーを浴びてから夕食に。

そしてやってきたのはこちら、自強夜市。
高雄は午後スコールがあったようで、すごい湿気でカメラのレンズ曇りまくり。

実は自強夜市に来るのは初めて。
大抵六合夜市周辺で済ませてしまうことが多かったので。
初回なのでまずは有名なところを攻めてみたいと思います。

まずはツマミということで、こちらの「苓雅水餃大王」で水餃子をいただきます。

小菜（きゅうりとニンニクの甘酢漬け）をつまみつつ、餃子のたれを調合して水餃子を待ちます。
どうせ小菜で既に十分ニンニク臭いので、たれにもニンニクを。

なぜか箸が転がってますが。。。、来ました水餃子。
もちもちした皮、しっかり詰まった餡と大変結構でした。

流れは店先のお兄さんに「我一個人。内用」と言うと空いているテーブルに座るように言われたので着席→「我要水餃。一人份」と口頭で注文→小菜は置いてあるカウンターから勝手に取ってテーブルに（カウンターにいる小菜担当？のお父さんがすごく嬉しそうに「謝謝」と言ってくれました）→水餃子到着→食べ終わった後最後にまとめて会計。

こちらのもう一方の名物、酸辣湯も頼みたいところでしたが2軒目に。

2軒目はこちら、「南豊魯肉飯」です。
こちらも有名店。

流れは、店内の空いているテーブルに着席→注文票に記入してお店の人に渡す（テーブルの番号を書くのを忘れずに）→食べるものが運ばれて来たら会計→食事開始。

あまりにもおいしそうだったので、写真を撮るのを忘れて一口食べてしまいました。
キタナイ写真で失礼します。

こちらの魯肉飯はバラ肉のみじん切りや挽肉ではなく、角煮の塊がドーン。軟らかく煮こまれていて食べやすいですし、くせのない味付けで美味しかったです。
一緒に頼んだのは確か貢丸湯。

この日はさすがに一日歩き回って疲れたので、ホテルのラウンジにも行かず入浴の後昨日の残りの米酒を飲んで爆睡でした。

3日目は普快車に乗車して台東まで向かう予定です。