2019年夏 台湾一人旅 Part5 （台東市街へ）

2019/09/01 - 2019/09/07

2019年9月に台湾に行ってきました。
旅程としては成田から高雄、新幹線で台北に移動。帰りは桃園から成田の予定です。
飛行機はチャイナエアラインビジネスクラスを利用しました。
帰国後バタバタしていてアップの時期を逸してしまいましたが、写真やメモの整理をしつつのんびり続けていく予定です。

今回は3日目の後半です。

〇1日目
　　2019年夏 台湾一人旅 Part1 （チャイナエアラインビジネスクラスで高雄に＋鴨肉珍で夕食）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11564616
〇2日目前半
　　2019年夏 台湾一人旅 Part2 （岡山の航空教育展示館を見学）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11566726
〇2日目後半
　　2019年夏 台湾一人旅 Part3 （台南市内を散策→自強夜市に）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11569714
〇3日目前半
　　2019年夏 台湾一人旅 Part4 （普快車3671次に乗車して台東に）
　　　https://4travel.jp/travelogue/11572151
〇3日目後半
　　今ここ！

エリア 台東(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

台東駅です。
台東の駅自体はまあまあ賑やかなのですが。

台東駅 駅

周りはほとんど建物もなく閑散。
元々台東の駅は市街地に有ったのですが、こちらが新駅として開業したもののまだ賑やかさはなく。
まあ日本の地方都市の新幹線駅などにもあるパターンかと。

ということで、市街地までは遠いので歩ける距離ではなく、バスかタクシーで移動する必要があります。
タクシーでも良かったのですが、今回はお金をケチってバスを利用しました。
自分が下調べしていた時にあまりバスに関する情報がヒットしなかったので参考までに。

バス乗り場は駅を出て右手、タクシーが見えると思いますが、その奥になります。

バスのプラットフォーム。

市街まで行くバスはいくつかありますが、自分は鼎東客運を利用しました。
台東の駅（臺東新站または臺東火車站などと書かれています）から台東市街（現在は臺東轉運站＝台東バスターミナル）間を結んでいますが、このバスの場合それぞれが始発と終点なので途中どこでベルを押すかなど悩まなくて良いので、一番分かりやすいかと思います。

時刻表はこちらから。
http://ett333023.com.tw/page3_1.htm
8172系統（台東－台東火車站（經四維路））になります。

掲示を見る限り第4月台。

又は第5月台に来るかと。
この時は第4月台でした。

自分が乗車したバスはこんな感じ。

系統番号も出ていますので分かりやすいです。
料金は悠遊卡で払いました。
ちなみにタッチは乗車時と下車時の2回制です。
（参考ににしてくださいとか偉そうに書いていますが、実は下車時のタッチを忘れて、帰りの乗車時に「前回不完了」みたいなエラーが出て運転手さんに手間をかけたのですが）

ここで書かないと忘れそうなので書いておきますが、台北市内のバスも悠遊卡のタッチは乗車時と下車時の2回に統一されたようです。
これまでタッチするのは乗車時か下車時か、それとも両方なのか悩まされることが多かったので、統一されたのは自分のような不案内な外国人には助かります。

終点まで25分ほどで到着。
臺東轉運站＝台東バスターミナルはこの左奥になりますが、その手前で降ろされます。

この写真は実際はのちに撮影したもので、到着時はまた雨が降り出してきたので当初予定していたこの周辺の撮影を後回しにして、まずは買い物と食事を先にすることにしました。

まずやってきたのはこちらの「東昌帆布行」というかばん屋さんです。

なお、この辺に来るのであれば終点までバスに乗らず、一つ手前の「中央市場」で降りた方が近いです。

購入したのはこちら。
自分が購入したのは帆布といっても綿とかではなくビニール素材なので高級感はあまりありませんが、丈夫ですし防水性もあるのでショッピングバッグなどとして使いやすいです。
人にお土産として渡したので値段は書きませんが、結構お安くて良い買い物でした。
スポーツクラブに行くときに水着やタオルを入れるのにちょうど良いとかで、現在ヘビーユース中。

さて買い物も済んでお腹もすいたので昼食に。
「榕樹下米苔目」にやってきました。
時間はすでに14時を過ぎていたのですが、結構混雑しておりレジ前には行列も。

榕樹下米苔目 地元の料理

流れは、レジに並んで口頭で注文して会計「我要米苔目湯一份。内用」「小椀嗎？」「要大椀」→空いている席についてレシートを店員さんが見えるようにテーブルに置いておく→レシートの番号をチェックして配膳してくれるので食べ物が来たら食事開始。

周りの皆さんを見るとほとんどが米苔目に卵を載せて、更にカップ入りの冷たいお茶というオーダー。

米苔目自体は台北などでも食べたことがありますが、初めて食べる前はなんとなくもっと固いものなのかと思っていたのですが、意外にふわふわとしたマシュマロのような食感に驚いた記憶があります。
こちらの米苔目はカツオの出汁が十分出た、台湾の食事としてはしっかりとした味付けですが、体にやさしい味で美味しかったです。

半分くらい食べたところでテーブルの上にあるラー油？を投入。
小さじ半分も入れていないのですが激辛。
体にやさしい食事が一変。
これは失敗でした。
ちなみにななめ前に座っていたお父さんは小さじ一杯ぶち込んで思いっきりむせてました。（笑）
舌がひりひりするので、自分も冷たいお茶を頼めば良かったです。

食事後はまた来た道を引き返し。
米苔目を待っている時に「こんなの買ったよー」と先ほどのバッグの写真を送ったところ、「これ私に？」と先制パンチを喰らってしまったので「もちろん」と返信して（大嘘。汗）急遽もう一個買いに。トホホ。

今度は先ほどの東昌帆布行の近くにあるはずのもう一つの店に。
さてどこだろう。この辺のはずなんだけど。

見つけました。
こちらは「台東帆布行」。

台東帆布行 専門店

店の看板は縦縞なのですが、実際のこちらの商品は先ほどのお店と違い横縞。
元々両店の創業者は兄弟だったそうです。

先ほど買ったものと同じものではなく、ちょっと小ぶりで口がジッパーで閉じられるものにしました。
店頭でジッパー付きのものが見つけられなかったので、メモに「拉錬」と書いて見せると奥から出してきてくれました。

買い物も済んだので、次はガイドブックに載っていた臭豆腐の店を探してブラブラと。
あれー、また見つからないよ。
開店前から行列必至と書いてあったし、スマホのマップでもこの辺のはずなのに。
よく見たら今日はお休みですと紙が。。。そりゃ行列も無いよ（泣）

トボトボと再びバスターミナルに。
ここが元の台東駅で、昔のプラットフォームや線路はそのままで公園として整備されています。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

台東の文字も消えかかっています。

こちらは国立台東大学。
台北の予備校の宣伝にも「ｘｘｘ君。国立台東大学合格！」みたいに載っているので有名校なのでしょうか。

古い車両も一編成残されています。

二度と動くことはないであろう、ボロボロのちょっと悲しい車両。

公園の端から旧台東駅全景。

まだバスの時間までは多少ありますし、もう少し市内を回りたいところですが、結構暑くて汗だらだら。
近くのKFCに避難してアイスコーヒーを飲んで一息つくと、もう外に出るのが億劫になってしまい、結局バスの時間までここで粘りました。
もう少し下調べしてから来ないとダメですね。

帰りのバスは第4月台から。

来た時と同じく鼎東客運の8172系統。
帰りは渋滞もなく、20分ほどで到着。

台東駅に戻ってきました。

帰りは自強374次で高雄に戻ります。

当初は来た時と同じく普快車（3672次）で枋寮まで行き、そこから高雄に戻ることも考えたのですが、枋寮での接続は自強374次に乗り換える一択のみ。
というか、これが枋寮から高雄方面への最終列車。

来た時と同じように、2週間前に374次の枋寮→高雄の指定席の予約を試みたのですが席が確保できず。
374次の混雑状況は読めないものの、朝方ならともかく枋寮から高雄まで夕方1時間立ちっぱなしはさすがにきついなあ。
それなら普快車は諦めてもっと早い時間の莒光708次あたりにしようか、などと考えながら台鉄の予約ページで色々試していたところ、「自強374次で枋寮→高雄」はダメですが、「自強374次で台東→高雄」であれば席が取れることに気が付きました。
おそらく「長距離乗る人」とか「始発から乗る人」（374次は台東発の台中行き）優先というロジックが入っているのだと思います。

ということで結局素直に自強374次で台東から新左営まで行くことにしました。
後でまた書きますが、結果まあこれで良かったかと。

入場して台東駅にいる車両を撮影。

青と空色のツートンカラーの懐かしい車両もまだありました。
まだ使われているのかな。

両端手動2ドアの客車もありましたが、乗ってきた32700とはまた違う車両のようです。

こちらは2300系でした。ググったところ空調付き。
あ、下の数字は手前の貨車のものです。

花蓮方面に行く自強号。
こちらは電化されているので車両そのものが違います。

非電化区間を行く自強374次はこちら。

始発から満席で、台東ですでに無座組がデッキにいる状態。
枋寮どころかその先の潮州や屏東あたりでようやく降りる人が出てくるという状態なので、普快車に乗って枋寮乗り換えにしたら間違いなくその後は立ちっぱなしだったと思います。

また、9月始めにもかかわらず結構日が落ちるのが早いので、西海岸側に出たころにはほぼ暗闇で外の景色も見られず退屈。
行きが楽しかっただけに落差が大きいです。
374次にわずかに先行する普快車の3672次に乗る場合は、時期を考えないと期待したような景色にはならないかもしれないですね。

行きは台東まで自強号と普快車を乗り継いで3時間半ほど。
帰りは新左営までとはいえ自強号で3時間以下で、こちらの方が時間的には短いものの退屈で感じた時間としては長かったです。
同じ区間でも、窓に閉ざされた乗り物ではこうも違うものかと。
やはり行きは普快車に乗って正解でした。

高雄で降車せず新左営まで来たのは翌日の新幹線の券を発券しておきたかったのと、こちらが目的。
KMRTに乗り換えて巨蛋駅近くの瑞豊夜市に。

瑞豊夜市 市場

こちらは屋台村がぎっしり密集した感じで、六合や自強の夜市と違って人口密度が高くて歩くだけで大変。
その代わり、食べ物屋以外にも衣料品店やゲームなどもあるので家族で来るにはこちらの方がポイント高いかも。

当初は昼間食べ損なったこともあって臭豆腐を食べる気満々だったのですが、入口近いこちらの店の写真を見ていてフラフラと。
相変わらず意志が弱いです。

もちろん看板メニューの蚵仔煎を注文。
こちらのものは真ん中しっとり、外周はカリッとというタイプ。
久しぶりに蚵仔煎を食べることが出来て満足満足。

一旦ホテルに帰って荷物を置くと本格的に食事に。
こちらの「王牌羊肉海産店」に。

この日はいつものお父さんも不在で、遅い時間だったせいか海産物も並んでいませんでした。
その娘さん？ らしきお姉さんに注文。

當帰羊肉湯と空心菜炒です。
"當帰"の発音が自分のそれで通じる自信がなかったのでメモにて注文。

いつもはこの後はすぐ横の「大胖豬油拌麵」で締めラーメンなのですが、空心菜炒が結構量多かったこともありちょっと無理そう。
老化現象か。

でもホテルに戻る途中、鹽埕埔の駅前にある滷味の店の横を歩いていたら結局我慢出来ず。
滷味と鹽酥雞の店が並んでいたので迷いましたが滷味を。

滷味は頼み方が分からなくて以前は指をくわえて眺めていたのですが、たいぶ慣れてきました。ググれば頼み方について教えてくれるサイトがいっぱいヒットするかと思いますので、是非チャレンジを。

自分の選択は豆皮、豬血糕、ソーセージ、インゲンに科学麺。（多分）
70か80元くらいだったかと。

明日はいよいよ台湾新幹線で台北に移動します。