2019/10/27 - 2019/11/07
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mirilinさん
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あはは・・・今回もやってしまいました歩き倒しの旅。
そろそろ年も年なんで、あくせくせず、のんびり滞在してゆったり観光しよう!と思っていたんです。当初の予定は。
だから、バルセロナに10泊もするという計画を立てたのに、いざ現地に行くと、なにか大きな目的地のそばには、必ずと言っていいほど、他にも見逃せないポイントがあるわけで、近くにいるのに見に行かないわけにいかない!とついついそちらにも足を向けたりするので、気が付けば北へ南へ東へ西へと、とにかく歩き倒してしまうという、旺盛な好奇心とたぐいまれな貧乏性のわたし。今年も相方から「歩きすぎだ」「欲張りだ」「苦行だ」と苦情が寄せられてしまいました。でも治りませんよ、私のあっちもこっちも行きたい病。
そんなわたしの訪れたあっちやこっち、今回も一挙放出しちゃいます。
まぁ、全編公開までには時間がかかるかと思いますが、よかったらお付き合いください。
ちなみに、今回のバルセロナ訪問の大きな目的は、アール・ヌーヴォー大好きな私ですから、もちろんスペインのアール・ヌーヴォー=モデルニズモ建築巡り。これまで、パリ、ブリュッセル、アントワープといろんな場所でアール・ヌーヴォーに浸ってきましたが、今回もバルセロナでモデルニズモを堪能してまいりました。
もちろんそれ以外にもいろいろ見てきましたので、今回は時系列ではなく、テーマ別にもまとめてみたいと思います。
その(1)は大道、モデルニスモの巨匠=ガウディ作「サグラダファミリア」と「グエル公園」編で~す。
その他のモデルニスモ建築旅行記はこちら
(2)カサ・ミラ&カサ・バトリョ
https://4travel.jp/travelogue/11622978
(3)カサ・ビセンス&グエル邸
https://4travel.jp/travelogue/11623386
(4)グエル別邸とその他のガウディ作品たち
https://4travel.jp/travelogue/11624946
(5)サン・パウ病院(モンタネール作)
https://4travel.jp/travelogue/11625773
(6)カタルーニャ音楽堂とその他のモンタネール作品
https://4travel.jp/travelogue/11626592
(7)カサ・アマトリェールとその他のプッチ作品たち
https://4travel.jp/travelogue/11627998
(8)モデルニスモ建築三大巨匠以外の作品たち 前編
https://4travel.jp/travelogue/11629209
(9)モデルニスモ建築三大巨匠以外の作品たち 後編
https://4travel.jp/travelogue/11629670
お時間あったら、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
m(_ _)m
とりあえず、旅ログもつけておきます。
10/27 13:45 羽田発 エールフランスにてパリ(シャルル・ドゴール)経由でバルセロナ 同日22:55着
(長年貯めたデルタ航空のスカイチームマイルを放出して、相方とビジネスクラス往復と洒落込みました~)
10/28 カタルーニャ音楽堂、スペイン広場、蛾の館、ゴシック地区
(スペイン広場以降は現地に住む日本人女性に案内してもらいました)
10/29 モンジェイックの丘、サグラダファミリア、グエル公園、カサ・パトリョ(みゅうミキ・ツーリストの日本語現地ツアーに参加しました)
10/30 モヌメンタル闘牛場、逆さだファミリア、サン・パウ病院、カサ・ミラ
10/31 バルセロナサンツ駅→マドリード乗換→トレド
11/1 トレド
11/2 トレド→マドリード→バルセロナサンツ駅 サグラダ・ファミリア夜景
11/3 カサ・カルベ、バルセロナ歴史博物館、バルセロナ海洋博物館、ゴシック地区、ランブラス通り
11/4 グラシア通り建物外観、アントニ・タピエス美術館、カサ・ビセンス、クアドロ男爵邸、カサ・コマラット、カサ・フステル、ラス・プンシャス集合住宅、カサ・アマトリエール、グエル別邸
11/5 グエル邸、ボケリア市場、マリーナ地区
11/6 12:45 バルセロナ発 エールフランスにてパリ(シャルル・ドゴール)経由で羽田 12:25着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まずは、なんといってもココですよね。
スペインの誇る世界遺産「サグラダ・ファミリア」は、ガウディを語る上で外せない代表的な建築物。
「サグラダ・ファミリア」とはカタルーニャの語で、訳すと「聖家族教会」
イエスと養父ヨセフ、母マリアの聖家族に捧げる教会です。
1882年から建築が始まり、今も未完成ということで有名ですが、遂に、2026年に完成予定と発表されました。
なんと、ガウディ没後100年の年だそうです。
地下鉄駅を出るとすぐ目の前にドーンと現れるこの威風堂々たる勇姿。24年前に訪れた時に比べると、塔の数も増えてるし、当時なかった聖堂もあります。
着実に工事は進んだようです。
聞く所によると、聖堂ができるまでは単なる建築現場扱いでしたが、聖堂ができたことで、世界遺産として認定されたとかサグラダ ファミリア 現代・近代建築
-
イチオシ
その聖堂の中に入る前に、まずは「逆さだ・ファミリア」を見に行きます。
聖堂の前の道を挟んだ向かい側にある「ガウディ広場」の池に、サクラダファミリアの姿がまるで鏡に映るように逆さの姿が映るんです。
そう、あの「逆さ富士」のようにね。だから「逆さダファミリア」って日本人の中では言われてます。
ただ、このように綺麗に見えるのは、風のない晴天の朝だけらしいですよ!
LUCKY!!
O(≧∇≦)O イエイ!!ガウディ広場 広場・公園
-
おー!作ってる作ってる。
資材をクレーンで吊り下げてますね~ -
あのクレーンの上の箱の中にいる技師の方が、一人でクレーンを操作しているそうです。
今日もお仕事ご苦労様です!
( ^ー゜)b -
さてさて、まずは外観を眺めてみましょう。
サグラダ・ファミリアに(現在)あるファサードの中で唯一ガウディ自身が手がけたものが、この写真の「生誕のファサード」です。
このファサードはイエス・キリストの誕生から初めての説教を行うまでを表現しているそうです。
塔は、左側から「ベルナベの塔」、「シモンの塔」 、真ん中に「糸杉(生命の樹)」そして「ユダの塔」「マタイの塔」と続きます。
建設には41年の歳月が費やされました。 -
この4本の塔には、1本の塔に3回ずつ、"Sanctus" という文字が繰り返し刻まれています。ラテン語で「聖なるかな」を意味するそうです。
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4つの塔の中央にある糸杉をモチーフにした「生命の樹」というオブジェは、永遠の生命や天と地の結び付きを表現しているそうで、21体の雪花石膏でつくられた鳩が止まっています。
鳩はキリストの使いであり「平和の象徴」ですよね。
この木のてっぺんの「T」みたいな赤い十字架は、ギリシャ文字で神を表す「タウ」をかたどり、神の象徴だそうです。 -
「生命の樹」の下には、白く輝くペリカン親子がいます。
なぜ、「ペリカンの親子」が、「生誕のファサード」のこんなに重要な場所にあるのかというと、「母ペリカンは、食べ物がなく、子ペリカンが飢え死にしそうになると、自分のお腹をくちばしで裂いて血を飲ませた」との聖人トーマスが残した言い伝えから、「ペリカンの親子」の像を、母子の愛情、もしくは親子の愛情のシンボルとして、ガウディは、聖母載冠や受胎告知の場面より上に置き、イエスという奇跡の存在を生み出したのが愛情の力であるということを、表現したかったのではないかとのこと。
実は、このペリカンは遠くからは見えるけれど、塔の足元に来ると見えづらくなります。近くにいると気づきにくく、遠ざかると恋しくなる母の愛、神の愛が表現されているとか…。
ちなみに、ペリカンの下の「JHS」の文字は「JESUS HOMBRE SALVADOR(救世主イエス)」の頭文字で、「サグラダ・ファミリア」のあちらこちらに見られました。 -
その下にはキリストに捧げられた中央の門「慈愛の門」があります。
一番上には、宗教画などでよく用いられる、イエスが聖母マリアに冠を授ける様子を、父ヨセフが見守るシーンの彫刻があります。 -
門の入り口に近い部分には、大天使ガブリエルがマリアに神の子を身ごもることを伝える有名なシーン「受胎告知」が描かれており、その下で輝くベツレヘムの星の光の射す下には、イエス・キリスト生誕が描かれています。
その光の周囲でイエス・キリスト誕生の音楽を奏でる6人の天使達やその音色に合わせて歌う9人の家族の「天使の聖歌隊」の15体の彫刻は、日本人彫刻家「外尾悦郎」氏が手がけたものです。
ちなみに、右側にいる天使が奏でるハープには、弦がありません。「彫刻を完成させるのは彫刻家ではなく、見る人それぞれの感受性にゆだねたい」という外尾氏の強いこだわりを持って仕上げられたこの天使像は、多くの人々の賛美を得、この天使をきっかけとして、寄付金が集まりだしたそうです。
いい仕事してますね~
d(^0^)b グッ! -
外尾氏は、建築家、彫刻家など計約200名が働くサグラダ・ファミリアの中で、最も長期間勤め続け、ガウディの意志を最も深く受け継いでいるといわれる芸術工房監督ですが、「生誕の門」にある15体の天使像は外尾氏の代表作で、「天使が西洋人という決まりはない」と考え、東洋人の顔をした天使像も盛り込んだそうです。
天使ではないですが、この家族たちの中にも、顔が平面で、東洋人風な人がいるような… -
「天使の聖歌隊」の下、「慈愛の門」上には、キリストの生誕を表す彫刻があります。(ひとつ前の写真では中央一番下)
生まれたばかりのキリストを父ヨセフと母マリア、牛、ロバが見守るシーンです。 -
「キリストの生誕を祝福する羊飼い」の像が、前の写真では切れちゃっていたので、再度アップを載せておきます。
神の子イエスの誕生を知った羊飼いたち(右)が、ベツレヘムへ向かって礼拝するシーンです。 -
「キリストの生誕を祝福する羊飼い」の反対側には、「東方の三賢人」もいます。
これは、エルサレムでイエスが誕生した際に、東方で星を見た三賢人が、その星を追って、エルサレムの「ヘロデ王」を訪れるという聖書の有名な場面ですね。 -
この「慈愛の門」にある扉「慈愛の門扉」は外尾氏作の扉で、サグラダ・ファミリアのスタッフから“ソトオズドアー”と呼ばれているそうです。
ブロンズ製の蔦とカボチャの葉が扉を覆い尽くしているそうですが、昼間は観光客の入口になっているので、全容を見ることができないのが残念です。
蔦とかぼちゃの葉の色が緑と赤になっていますが、扉が閉まると、赤の部分がヨセフの頭文字「J」とマリアの頭文字「A」になるそうですよ。
蔦とカボチャの姿は、「夫婦」の象徴で、外尾氏は「マリアのツタ」と呼ばれているトゲのない種類を彫刻にしたそうです。 -
よく見るとこの葉っぱには、様々な昆虫がいます。一部丸をつけてみました。
トンボ、蝶々、てんとう虫、蜘蛛…
子供好きのガウディの気持ちを汲んで、世界中の子供を喜ばせたいと、外尾氏が自然の中で虫を観察して作成したそうです。丸つけたところ以外にもいますので、見つけてみてください。
そして、蔦の葉っぱの中には、「ハート」の形の葉もあるんです。「愛」を表現したかった外尾氏の気持ちの表れとのことです。
(#^.^#) エヘッ -
「慈愛の門」の右側には「信仰の門」があります。
「信仰の門」は聖母マリアに捧げられたもので、一番上には幼子イエスが、司祭のシメオンの腕に抱かれ祝福を受ける場面を表現した彫刻があります。
この門では世俗時代のキリストを見ることができます。 -
これは、聖地エルサレムにて、幼いイエスが説教を唱える姿に感嘆するヨハネとマリアの姿と、大工である父ヨセフを手伝って働く、若きイエスの姿です。
イエスも働いていたんですね(笑) -
ちなみに、「慈愛の門」と「信仰の門」の間では、キリスト誕生を知らせる天使がラッパを吹いているのですが、その中のひとりのお腹をよく見ると・・・
なんと、ガウディの顔が隠し絵のように現れていると言われています。
確かに見えるような…単に煤けただけのような… -
「慈愛の門」の左側には「希望の門」があります。「希望の門」は養父ヨセフに捧げられたもので、一番上には、結婚を誓うマリアとヨセフの姿が描かれています。
右下には、ユダヤ王となる運命を持った子供の誕生(イエス・キリスト誕生)を知った「ヘロデ王」が、王の座を失うことを恐れてベツレヘム周辺の幼児を大量殺害するよう命じたため、ローマ兵が赤ちゃんを殺そうとし、母親が兵士にすがりつく悲惨なシーンも描かれています。 -
その反対側の左下には、「ヘロデ王」がイエス殺害を計画していることを知り、生まれたばかりのイエスを胸に抱いたマリアら聖家族がエジプトへ逃げる様子が描かれています。
このように、このファサードでは、33体の彫刻でイエス・キリストにまつわる出来事が表現されているので、石の聖書とも言われているとか。 -
「生誕のファサード」の柱は、海と山に囲まれたバルセロナを表す海ガメ(写真下)と陸ガメ(写真上)が支えています。亀は「不変」を表しているとか。
中国寺院などでも、重いもの支えるのが得意な亀の姿の龍の子供「贔屓」が、柱や墓標などを支えているのをよく見ますが、なにか関係あるのでしょうか?
遠く離れたスペインでも同じような姿なんでビックリしました。
ちなみに、この亀、雨が降ると柱の中を雨水が通り、口からその雨水が出るそうで、実は雨樋だったりするんです。ガウディおそるべし! -
ファサードの両端にあるカメレオンの彫刻は「変化」を表しているそうです。
そして、なんだか溶けて垂れ下がっているようなものは、キリストの生まれたクリスマスの象徴としての、「雪」の彫刻だそうです。 -
聖堂のとんがり屋根の上にはカラフルなフルーツのオブジェが飾られています。
ガウディの「屋根の上にかごに盛られた“フルーツ”を置き、大窓の周りは数百の“フルーツ”と“葉”をちりばめよ」という指示に従ったものだそうで、これも外尾氏の作品です。
ベネチアンガラスのモザイクで作られていて、こちらの東側には春と夏の果物である、ビワやサクランボが配置され、西側には秋と冬の果物である柿やアーモンドが配置されているそうです。
このように、ファサードの彫刻や装飾を見ているだけでも、一日が終わってしまいそうですが、聖堂の中も見たいし、塔にも登る予定ですので、そろそろ中に入ってみることにします。
中に入るには、手荷物検査があるので、少々並ぶことになります。 -
そして、中に入るやいなや、美しすぎるその光景に、息が止まりそうなほどの感動が襲いかかってきました。
そこには、煤けた石の外観からは想像だにできない、明るく、色とりどりの光にあふれた開放的な空間が広がっているのです。
(○∇○)
ヨーロッパの大聖堂の中のお約束とも言える薄暗さや少し湿っぽい空気、厳かな雰囲気などは微塵もないのです。 -
ガウディは教会内部を、木漏れ日が差し込む巨大な森を想像し設計したそうです。たしかに、聖堂の中は森の中にいるような雰囲気ですし、明るく色鮮やかな空間で、陽光が降り注いでいます。
ちなみに、大聖堂内部の総面積は4,500㎡、中央身廊と左右に2つずつの側廊を持つ5廊式で構成され、教会の形状は、十字の中心がやや上方にある「ラテン十字型」の形状をしています。 -
イチオシ
このように、森の中のような空間を表現している内部には、全部で36本の柱があり、それぞれの柱が支える重さによって「斑岩」「玄武岩」「花崗岩」「モンジュイック産の石」の4つの素材を使用しているそうです。
柱が枝分かれして、天井に近づくほど内側にカーブを描き、本当の樹木のような作りになっているところにもガウディのこだわりが感じられますが、この木は、殉教のシンボルであるシュロの木を模したそうで、高い天井に埋め込まれている飾りは、なんとガウディ考案の採光器だそうです。 -
天井の彩光器をアップにしてみました。
美しい装飾品にしか見えません。 -
イチオシ
そしてこの柱の枝分かれも、デザイン性だけではなく、機能性も併せ持つという素晴らしさ。いくつにも枝分かれすることにより、天井の重みを分散させているというから、天才はやることが違います。
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こちらは、「生誕のファサード」側のステンドグラス。寒色系で清廉な雰囲気に溢れています。
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イチオシ
「生誕のファサード」側は緑~青のグラデーションになっています。美しい!
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イチオシ
そしてこちらは「受難のファサード」側のステンドグラスです。暖色系でとにかく神々しいのです。赤~緑のグラデーションになっています。
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計算されつくした天井の窓からは、木々の枝の間から差す木漏れ日のように、間接的に光が入るようになっています。
なんでしょう、この光に包まれていると、今までに味わったことのない感動が押し寄せてくるのです。 -
一般的に教会のステンドグラスは、キリスト教の聖人や偉人、聖書の場面などをモチーフにしていますが、サグラダ・ファミリアのステンドグラスは抽象的な模様です。
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凡人の私には何がイメージされているのかトンとわかりません。不思議な世界ですよね~
いろいろ言葉が書かれているのですが、どういう意味なのでしょう? -
イチオシ
カラフルなステンドグラスからさす光は、壁や柱を神々しくも幻想的な存在に変えています。
訪問は昼間だったのですが、夕方の西日が差すときはとても美しいとのこと。この時間でも十分美しかったのですが、夕方はどんななんでしょうか?
また来なくっちゃ(笑) -
ほら、純白の大理石の床も、光の魔術師ガウディの手によれば、虹色に変化してしまいます。
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教会の縦の回廊(身廊)と交差して十字型を形成する横長の部分を「翼廊」と言いますが、この「翼廊」の左右の端では「生誕のファサード」と「受難のファサード」の内側を見ることができます。
こちら、「生誕のファサード」側の「翼廊」には、美しいバラ窓もあります。 -
バラ窓の下には、ステンドグラスを背にした、「ヨセフ像」もあります。
-
そして反対側の「受難のファサード」側です。
「生誕のファサード」側に比べると、外側の装飾同様に直線的な雰囲気になっていますね。 -
ステンドグラスも、なんだか前衛的です。
ちなみに、これらのステンドグラスは、バルセロナの画家でありガラス職人の「ジュアン・ビラ・イ・グラウ」が全て手がけたそうです。 -
ただ、そんな直線的なデザインで前衛的なステンドグラスの下でも、マリア様は柔らかな雰囲気で佇んでいらっしゃいました
生誕と受難、東と西でヨセフとマリアの夫婦が向かい合ってる構造ですね。
この「生誕のファサード」側と「受難のファサード」側を結ぶ(東西を結ぶ)「翼廊」の長さは60メートルあり、生誕側のイエスの「誕生」から「死」、そして「復活」までの「イエス・キリストの道」を表現しているそうです。 -
主祭壇近く、ラテン十字の交差部分を支える柱の上部の節目には、生き物の絵と文字が描かれています。これは四つの福音書「マルコ福音書」「ルカ福音書」「マタイ福音書」「ヨハネ福音書」を書いた4人の福音史家の印だそうです。
この福音史家の印が掲げられた柱の色だけピンクだったのですが、これは「班岩」で作られた柱で、聖堂の中で一番太く、直径は2.1メートルだそうです。 -
柱の上の4人の福音史家の印。
赤はマルコで獅子、緑はルカで牛、青はヨハネで鷲、黄はマタイで天使の姿でそれぞれ描かれています。 -
今は未完の「栄光のファサード」側から主祭壇側を見てみます。
完成後はこの「栄光のファサード」がメイン入口になるそうですから、内部に入ると最初にこんな感じで見えるわけですね。 -
教会で最も重要な中心核となるのが主祭壇(聖壇)ですが、ほかの教会に比べるとなんとも開放的です。
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主祭壇には、パラシュートのような天蓋の下に膝を曲げた1.9mのイエス・キリストの磔刑像が吊り下げられています。天蓋の縁には葡萄の飾りや、50個のランプ、屋根には小麦が立てられています。
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そして主祭壇の天井は、まるで光が降り注いでいるようなデザインで、とても神々しい感じです。
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聖堂の正面入り口の「栄光のファサード」は建設中で、完成後は一番豪華なファサードになるそうですが、これは、その聖堂内の正面入り口「栄光の門」のブロンズ製の大きな扉の内側(聖堂内部側)で、扉の上には聖体のシンボルのイエス・キリスト像が置かれています。
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扉の文字は50か国語で「主の祈り」の句が書かれており、よく見ると日本語でも書かれています。
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さてさて、東側の「生誕のファサード」の反対側、西側の「受難のファサード」を見学しましょう。
「受難のファサード」の彫刻は、スペイン人彫刻家の「ジョゼップ・マリア・スビラックス」氏が手掛けたものだそうで、「生誕のファサード」は柔らかい曲線が多いデザインでしたが、「受難のファサード」は硬い直線的なデザインとなっています。
「生誕のファサード」には装飾がびっしりと施されていましたが、こちらには装飾が一切なく、同じ建物をは思えない対照的な雰囲気です。
豪華な装飾を排除し、最後の晩餐から十字架での処刑、復活までの苦しみの受難の流れを敢えてシンプルな直線で表したのだということです。
が、私には荘厳さとか重厚さとかが伝わらず、手抜きの素人仕事に見えちゃいます。(スミマセン)
ガウディの設計案では生誕のファサードと似通ったデザインだったそうですから、さぞかし草葉の陰でビックリしていることでしょう…
!Σ( ̄ロ ̄lll) -
「生誕のファサード」はキリストの誕生という喜びを表現していたのに対し、「受難のファサード」はキリストが受けた苦難という悲しみを表現しています。
彫刻は「最後の晩餐」から「イエスの埋葬」までのエピソードになっていて、左下から右上に「S」の字を逆に描くように見ていくと分かりやすいそうです。
ま、聖書の内容を知らない仏教徒(いや、無宗教?)の私には、それでもあまりわかりません。映画や舞台で出てくる有名なシーンくらい程度でしょうか… -
中央には十字架に貼り付けにされているイエス・キリスト、その傍らにはひざまずくマグダラのマリア。聖母マリアはヨハネに慰められています。ちょっと見えにくいですが、イエス・キリストの足元にある頭蓋骨は「死」を象徴しているそうです。
あ…このキリスト様、腰に布を巻いていませんよね。完成当初は、敬虔な信者の間で物議を醸したそうです。ま、アートですからね、そこまで目くじら立てんでも(笑) -
イエスの場面かと思って撮ったんですが、後から調べたら、弟子ペテロがイエスが捕らえられた後、イエスなど知らないと護身のためにイエスを否定する場面だそうです。
聖書わからなくてすみませ~ん
o( _ _ )o ショボーン -
このシーンはわかります!
聖ヴェロニカは十字架を背負ってゴルゴタの丘へと歩くイエスに、汗を拭くようベールを差し出したところ、汗を拭き終えたベールにはイエスの顔が浮かび上がったというシーン。
彫刻は聖ヴェロニカがイエスの顔の跡が残った布を掲げるシーンですね。ミュージカルで見ましたよ~(笑)
ただ、この兵士たち、スター・ウォーズのダースベイーダーにしか見えないのは私だけ?キリストは宇宙に行った? -
これは、裏切者のユダ(右)がイエス(左)に接吻をして陰に潜む兵士(左壁裏)に合図している場面です。接吻は、イエスを反イエス派に捕らえさせるための合図です。これも有名な場面なんで知ってました。
あ!イエスと兵士との間にある、ルービックキューブのような数字の表は、古来イスラム文化やユダヤのカバラに伝えられる「魔方陣」です。
16個の数字が並ぶ魔法陣は、縦横斜め4つの数字を合計すると、イエス・キリストが亡くなった年齢の33になるそうです。
この「魔法陣」は、「受難のファサード」ではいたるところに見られます。 -
「受難のファサード」の4本の塔にも、左から「小ヤコブ」「バルトロマイ」「トマス」「フィリポ」と名前がけられています。
塔と塔を結ぶ橋の部分には、金色のキリストがちょこんと座っているのが見えます。 -
この金色に輝くキリストは、キリストの復活を示す「キリストの昇天」という彫刻とのことで、希望の象徴だそうです。ま、荒削りですが…ね。
-
さて、予約時間になりましたので、塔に登ることにします。
受難側と生誕側のどちらかを選ぶことができるようでしたが、この日は受難側の塔だけがオープンでした。
ちなみに、生誕側の塔からは、あの繊細な彫刻や、糸杉の鳩が間近に見ることができ、正面にサン・パウ病院なども見えるとのことで、希望としては生誕側だったのでちょっと残念でした…。
(>_<) -
塔の上から見たバルセロナの街並みです。
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聖堂の屋根の上のフルーツオブジェが目の前に見えます。
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塔の先端には「ピクナル」と呼ばれる、ポップなデザインの飾りが付いています。色鮮やかなモザイクで装飾されており、司教冠や指輪といったモチーフが可愛らしく表現されているのがよく見えますね。
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まさに建築現場見学(笑)
真ん中の太い塔は、サグラダファミリアの全ての中心であり、最も太く高い塔になる予定の「イエスの塔」です。完成すれば、高さは172.5メートルになり、ヨーロッパで最も高い宗教建築物になるとか。最終的には塔の最頂部には全長15メートルの十字架が置かれる予定だそうですので、完成が楽しみです。 -
塔の上の方まで、こんなに美しくモザイクで装飾されています。
この塔の上の装飾素材には、ヴェネチアのムラーノ島産のガラスモザイクが使用されているそうです。なかなか補修できない塔の上の装飾には耐候性の強いガラスということで、ベネチアングラスの本場ムラーノ島のガラスを外尾氏が選んだそうです。流石です。
下からでは全く見えないと思うのですが、こだわってますね~ -
先ほど下から見上げた、キリストの復活を示す「キリストの昇天」の彫刻も、「よ!」って肩叩けそうなぐらい間近で見ることができます。
ひとり座るキリスト様、毎日こうやって下界を見下ろしているんですね~ -
塔からの帰りは、延々と螺旋階段を降りていくことになります。
この螺旋階段も、アンモナイトをイメージしているとか。 -
最後に、「受難のファサード」の右側にある地下博物館を見学しました。
博物館にはデッサンや写真などのサグラダファミリア建築に関する貴重な資料や、模型などが展示されていましたが、一番の見所はこれ。錘と糸を利用したサグラダファミリアの逆さ吊り模型「フニクラ」です。
ガウディは複雑な計算を行わず、自然な曲線を描き力学的に安定したフニクラを利用して設計をしたそうで、この模型を逆にすると、サグラダファミリアの形になるそうです。逆立ちして見てみてください(笑) -
職人さんが模型作りをするアトリエも間近に見ることができました。
左奥には、いま建設中の4本の「福音史家の塔」のてっぺんに付ける福音史家の印の彫刻模型が見えますね。真ん中の大きな「イエスの塔」を囲む様に建つ予定とのことでした。
右手前には、聖堂の屋根の上に付けるフルーツバスケットの模型がありますね。
右奥は一番大きなイエスの塔でしょうか? -
さて、サグラダ・ファミリアを語る上でこれは外せませんね。
幻想的なライトアップです。
サグラダ・ファミリアは毎日ライトアップしていますが、日によってその時間が違うので、直前に公式HPで確認することをおすすめします。
私はライトアップ開始時間の少し前に到着したのですが、暗い中、いきなりパッとライトが付くので、思わず「オー!!」と歓声あげてしまいました。 -
で、夜景も、この姿を池に映した「逆さだファミリア」を撮るぞと、朝行った「ガウディ広場」に急いだのですが…
-
がーん!! (+o+)
夜は強風だったため、こんな滲んだ写真になっちゃいました。(泣)
無風の時は、絶対ガウディ広場で池越しの「逆さだファミリア」挑戦してください。 -
気を取り直して、近くで撮影してみました。
イエスの頭文字「JHS」入りの鉄柵を敢えて入れてみたり -
ホワイトバランスを変えてみたりしていろいろ写してみましたが、どちらがお好みでしょう?
-
イチオシ
ステンドグラスの光が聖堂の窓に映って、これもまた素敵です。
当日は美しいお月様が出ていたので、一緒に写してみました。
ま、糸のような三日月とか満月の方が「映え」たでしょうけど…ね。
で、私、急に寒くなったこともあって、これで満足して帰っちゃったんですが、「受難のファサード」のライトアップ見忘れてしまいました。
ヘ(´o`)ヘ とほほ・・・・ -
サグラダ・ファミリアは地下鉄2号線と5号線の「SAGRADA FAMILIA駅」の真上ですし、ホームにはサグラダ・ファミリア側出口はこちらと絵表示が出ているので、夜景見物も安心です。
ま、貴重品はすべてホテルに置いて、カメラと地下鉄の回数券だけ持って行けば、さらに万全ですよ。 -
さて、サグラダ・ファミリアで時間をとりすぎましたが、バルセロナのガウディ作品としてサグラダ・ファミリアについで有名なのが「グエル公園」です。
「グエル公園」は、ガウディとパトロンのグエル伯爵が1900年から1914年にかけて作り上げたガウディの夢の分譲住宅でしたが、その夢であった「自然と芸術が融合した住まい」は、2人のいきすぎた奇抜なデザインや、自然の中で生活するという価値観が、当時の人に受け入れられず大失敗。60軒が建設予定でしたが、売れたのは2軒のみで、買い手はガウディとグエル伯爵の2人だけだったという笑えない話のある場所です。
もちろん今は市の公園として寄付され、バルセロナ有数の観光スポットになっています。グエル公園 広場・公園
-
「グエル公園」の入口には、まるでグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家のような2軒のおうちがあります。
こちらは、入口右側の旧守衛小屋。
現在はインフォメーションになっていて、内部の見学ができます。 -
本当にお菓子で出来ているような、美味しそうで可愛いこの2軒の家を見て、ジョアン・ミロも「粉砂糖をかけたお菓子のようだ」と言ったそうです。
あの奇才サルバドール・ダリも「ほんとにケーキのようだ。」と感心したとのこと。
たしかに、この屋根、周りにチョコチップが付いたケーキに苺が乗ってるように見えますね~ -
そして、入口左側は、旧管理事務所。
今は、内部はお土産屋さんになってます。
青と白のタイルで装飾された長い煙突が特徴的です。 -
こちらも美味しそうですね~
クリスマスケーキの上に乗せたいなぁ。 -
アップで見ても壁の質感がクッキーのようですよね。
英語では、ジンジャーブレット(クッキー)・ハウスと呼ばれているそうです。 -
このお菓子の家に挟まれたグエル公園の入口には、大きな階段がドーンとあります。
この階段にはたくさんの装飾が施されており、オブジェもあります。
階段は45段で、人々を非日常の世界へと誘う重要な舞台装置としての役割を担っているそうです。
この写真は、入口のお菓子の家の窓から撮ったものです。 -
階段横の壁は、色とりどりのトレンカディス(破砕タイル)で装飾されています。
トレンカディス(粉砕タイル)とは、タイル工場から出た廃棄用のタイルや、食器など廃棄品を再利用したもので、ガウディはいろいろな建築物でこれを多用していました。エコですね~ -
「グエル公園」は、グエル伯爵から建築の中にギリシャ神話を入れるように指示されていたということで、この大階段もギリシャ神話がモチーフになっているそうです。
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これは、「モーゼ」を守ったと言われる「ネフシュタン」という旧約聖書に登場する守り神「青銅の蛇」がモチーフだそうです。私には、この顔がどうしても蛇には見えないんですけど…小熊さん?
小熊…いやいや、蛇の背景は、黄色に赤い縦線のカタルーニャのカラーになってますね。 -
「グエル公園」で1番有名なのが、このオオトカゲ。蛇の後側、大階段の中央にデーンといる「グエル公園」の泉の守り主です。
オオトカゲ…って私は言いましたが、一応「ドラゴンの噴水」とも言われているようです。
カラフルなトレンカディスで装飾された愛らしい姿は写真撮影の人気スポットで、人を入れずに写真を撮るのは至難の業でした。 -
そしてこれが、階段の一番上に鎮座しているオブジェ。
ギリシャ神話の中の”世界のヘソ”と言われている、ギリシャにある都市「デルフィ」を象徴した石だそうです。言われなきゃ全く意味不明…言われても??? -
階段脇の塀はトレンカディスが市松模様風にデザインされています。
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この市松模様、遠目だとよくわかりませんが、近くで見ると、一つ一つがとても繊細にモザイクで描かれているんです。
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階段を登って行くと、柱が立ち並ぶホールが見えてきます。このホールは屋根付きの「市場」にする目的で作られたそうです。ドーリア式の柱86本で屋根を支えています。
グエル伯爵から建築の中にギリシャ神話を入れるように指示されたガウディは、古代ギリシャ建築における様式のひとつであるドーリア式の柱を取り入れたわけですね。
さらに、この円柱の下は、貯水槽になっていて、この上に位置する大広場に降った雨水を広場の砂で濾過し、下の貯水槽に流す仕組みにしているのだというからびっくりです。
大階段にあった蛇?とドラゴン??の口からチョロチョロ出ている水も、この地下貯水槽から引いているそうです。
デザインだけでなく、機能性も兼ね備えている建築は、さすが天才建築家ガウディと言われる所以です。
サグラダ・ファミリアの柱を支えていた亀を思い出しました。 -
また、この「市場」の天井には、太陽と月を表すトレンカディスの装飾があり、ガウディは天体と市場で売られる(予定だった)生鮮食品によって、生命のサイクルを表現しようとしたそうです。
この装飾は、ガウディの協力者で色彩センスに優れた「ジュゼップ・マリア・ジュジョール」の作品です。 -
そしてこちらが、その市場の上に広がる広場「ラ・ナトゥーラ広場」です。ここはギリシャ劇場になる予定だったところだそうで、丘の上の邸宅の窓から劇場を見下ろせるといったイメージだったそうです。
で、この広場には砂が敷き詰められており、雨が降ると、雨水はその砂で濾過され、下のドーリス式列柱の中に仕込まれたパイプを通って地下の貯水槽に水がたまるってわけです。
ま、何だかんだと前置きしましたが、なんといってもこの広場で有名なのは、広場の周囲を囲む波打つベンチです。 -
このベンチは全長110mもあり、トランカディス(破砕タイル)やガラスで装飾され、カラフルでフォトジェニック。このトランカディスも「ジョセップ・マリア・ジュジョール」が手がけています。
この日は残念ながら半分くらいが修復中でした。 -
ここに座って写真を撮るためには、相当時間がかかります。
珍しく、ツアーに参加して行ったので、ガイドさんが必死に場所をキープして撮ってくれた1枚。人物写真は載せない派ですが、貴重なのでこれは載せときます(笑)
ちなみに、このベンチ、固くて座りにくそうに見えますが、ガウディが実際に人を座らせて設計したとかで、とても座り心地がいいのです。 -
波打つベンチの外側には、犬のような形をしたガーゴイル(排水溝)も付いていました。
ここからは、バルセロナの街、そしてその先に地中海も見え、展望台的な役割も果たしています。霞んでいますが、遠くにサグラダ・ファミリアも見えてます。 -
広場を出て進んでいくと、螺旋状にねじれた柱が並ぶ回廊があります。洒落たデザインですが、柱をねじることで、強度を高めているそうです。
この公園にはいたるところにこのような回廊があるのですが、分譲地にした時も、スペインのキツイ日差しを避けて移動できるようにとのガウディに実用面の配慮もあったのでしょうね。
(≧∇≦)ъ ナイス! -
そしてその先には、28年前に来た時もとても印象的だった回廊があります。
傾斜面を支えるための石壁の役割も兼ねているそうですが、垂直な柱と斜めの柱によって支えられていて、壁も斜めなので、この中に入るとなんだかトリックハウスの中にいるような不思議な感じがします。
この柱は、工事の際に出た石をそのまま利用して造られているそうで、またしてもエコですね。 -
そしてこの不思議な回廊は、「ブガデラ(洗濯女)の回廊」と呼ばれています。
柱には、この公園唯一の人型の彫像がついているのですが、その姿が、スカートを履いた女性が、頭に籠をのせているようなので、そのように呼ばれているそうです。
頭のかごにジャガイモを入れているようにも見えるので、「じゃがいも女」とも言われているようですが、カゴの中のものは洗濯物?じゃがいも?真相はいかに! -
その先には、54個もの丸い石の置かれた道があります。
ガウディが数珠にインスピレーションを受けてデザインしたそうで、「ロザリオの道」と呼ばれていますが、聞かなければ、単なる一人がけベンチですね。 -
これは1906~1913年までガウディが実際に住んでいた邸宅で、最初は分譲住宅のモデルハウスであったものを買ったのだそうです。
ただし、最晩年には、できるだけサグラダ・ファミリアの建築現場にいられるようにと、ガウディは教会作業所に住み込み、この家を離れています。
現在は「ガウディの家博物館」として一般公開されています。 -
ガウディの家ですから、門のデザインだって一筋縄ではいきません。
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ピンクの壁に緑の窓枠、壁の装飾も可愛らしく、出窓の手摺もこだわっていますね。
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この鉄塀も、シュロの葉のデザインですが、塀の上はトゲトゲのデザインで、鉄条門のような役割もしている感じですよね。デザイン性と機能性のガウディって感じです。
この鉄塀は、公園の敷地内にある市立の「バルディリ・レイシャック小学校」の塀ですが、公園入口の門も同じデザインです。
この小学校は、もともとは、グエル氏が宅地開発用に購入した土地にあった家をガウディが改修し、グエル氏が住居していたものだそうです。グエル氏の死後、公園が市に寄付されて、この家が小学校になったということです。
ガウディ改修の小学校が「市立」だなんて、羨ましい限りですね~
え?写真は門だけかって?
はい、なぜか全容の写真を撮らなかったみたいです。
(´~`ヾ) -
「ガウディの家博物館」から少し上に上ると、高架橋が見えます。
樹木がモチーフになっているそうですが、橋上が透かし網のようになっているあたりなんて、しゃれてますよね!
ガウディの作品群の一つとして世界遺産に登録されている「グエル公園」は、サグラダファミリアと並ぶバルセロナの人気観光スポット。
ユニークすぎるけれど、しっかり機能性もあって、なかなか面白い分譲地だったんじゃないのでしょうか。まぁ当時の人に理解されな買ったというのもわからないでもないですが、だからこそ今こうして公園として見て回れるのかもしれませんので、それはそれでよかったかと(笑)
このグエル公園は、ガウディ関連の建築物としては、市内からのアクセスがあまりよくないですし、入場も予約していった方がいいところなので、個人旅行派の人も現地ガイドツアーに入っていくと楽チンで、アリかなと思いますよ~。
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この旅行記へのコメント (1)
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- hiroyudai501121さん 2020/09/19 20:53:24
- 勉強になりました。
- 拝啓、はじめまして
旅行記、写真拝見させていただきました。説明細かくびっくりしました。
勉強になります。ありがとうございます。
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